寵妃にすべてを奪われ下賜された先は毒薔薇の貴公子でしたが、何故か愛されてしまいました!

ユウ

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お腹の子供も順調で、何事もなかった。
私の公務は本当に楽な仕事ばかりなのに、お給料も出て本当にいいのかと思った。


現在は無理のない程度に万能薬の政策をしたり、貧民街に援助する物資の管理に、国の予算の見直しだったりする。


「エリーゼ様、先日の薬草の件についてお手紙が」

「何か問題があったのかしら?」

そういえば教皇様のご友人である方が隣国の王族だと聞いている。
薬草の不足と原因不明な病で困っていると聞いたのだけどその病というのは決して原因不明な病ではなかった。



衛生管理が原因なのと、食中毒の原因となる生肉が問題になっていた。
その原因を進言した後に、しばらくの間食中毒の原因になった牛肉、豚肉を控えてもらい、別になる肉を進めたのだけど。


「はい、お礼のお手紙です」

「では、解決したのね」


安堵した私だったけど、何故かリーチェはため息をつく。


「エリーゼ様、解っていらっしゃいませんわ」

「何がかしら?」

「エリーゼ様が進言されたおかげで、女王陛下もお元気になられたようで」

それなら良かったのではないかしら?


「その…女王陛下の崩御を狙っていた馬鹿な宰相が拘束されました」

「はい?」

「女王陛下はお元気になられて退位はなくなりました」


たしか女王陛下は既に80歳を超えていると聞いているのだけど。


「今後、エリーゼ様の後ろ盾と合ってくださるかと」

「それって…」


私は聖騎士の妻という立場なのに、何だから色々ややこしい事になってしまっている気が。


「私は他国の女王陛下の後ろ盾を得るような立場では」

「ですが、ないよりある方がいいですわ」

「そうなんだけど」


地位があれば厄介な事になる。

「わたしは静かに慎ましやかに生活できればいいのだけど」


アルバシア様の妻として、そしてお腹の子供と一緒に穏やかな生活を望む。


権力も富も私には不要だわ。


願わくばもう、戦火で命が散らされることがない事を祈るだけなのだから。



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