蒼炎のカチュア

黒桐 涼風

文字の大きさ
上 下
202 / 321
第十四章 親と子

14ー?

しおりを挟む
「何とか生きているか……。しかし、なめた真似を。このままでは、終わらせない!!」

「負けたうぬに、次なんてあると思ったか?」

「え!? あなた様は! まっ! 待ってください! 妖精族らしき少女を見つけました。今から追えば、追いつけるはずです。だから……」

「それは俺がやる」

「え?」

「うぬは負けたうえで、妖精族の少女を逃がしたんだ。分かっているのか」

「ちょっと待ってください! やめてください! やめて……」

 バッシャーーーン!!!

「ギャーーーーーーー!!!」

 バタリ。

「雑魚が! ……さて、ここからだと、飛んで行かなければ、間に合わないか」
しおりを挟む
1 / 2

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!


処理中です...