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ソファの肘掛けにクッションを何個か置いて、なだらかな山を作った上に、ドレスを脱がされ鎖で両腕を背中に縛られ、なだらかでハリのある、胸を突き刺すようにして横たわる。

胸を強調するように鎖を体に巻き付けられている。
「いっ、あぁ、・・・・んーー」
ルードヴィッヒは満開に咲いた薔薇の花冠を、夜神の耳から首筋を何度も往復する。
テーブルに生けていた奇妙な薔薇ーーーー萼も葉もない、花と茎だけの赤い薔薇だ。
「薔薇の温室で薔薇に犯される、凪ちゃんも素敵だね。こんな薔薇が肌をかすめるだけで、声を出すなんて、何処まで感じる体になってしまったんだか・・・・・最初の頃と比べると想像出来ないよね?あぁ、そんなふうにしてしまったのは私のせいなのかな?」
愉悦に満ちた表情でルードヴィッヒは夜神の痴態をみる。花冠が肌の上を伝うだけで、体を捩り、上擦った声をあげる。

すでに固くなってしまった尖りに、柔らかな花弁が音を立てて、何度も動く。カサカサと音が鳴るたびに、背中がしなり強調された胸をルードヴィッヒに向けて突き上げる。
「あ、ぁぁ、ん、ら、めて・・・あっーーー!」
顔を赤めて、必死に嬌声を抑えるため、とぎれとぎれで懇願する。
だが、ルードヴィッヒが操る薔薇の花冠が、無慈悲にも胸の中心を甚振るたびに「色の牙」で火照った体が反応してしまい、体をくねらせて声を出してしまう。自分でも歯止めが出来ず、体が感じるままに声を出す。

柔らかな花弁が胸を伝い、脇腹をかすめて、白い和毛に隠された、蜜粒や蜜口を執拗に撫で、溢れ出る蜜に濡らされる。
「薔薇にこんなところまで犯されて、嬌声を上げて、体をくねらせて・・・・・凪ちゃん気持ち良い?ふふふ、見てよ薔薇がこんなに厭らしく濡れてしまったよ?」
ルードヴィッヒは濡れてしまった薔薇を、夜神に見せつけるように見せて、夜神の羞耻を煽る。

思惑通り首を左右に降って、嗚咽混じりで否定する
「いやぁ・・・・・違うの、違うのぉ・・・」
「何が違うのかな?凪ちゃんに触れたらこんなになってしまったんだよ?じゃ、教えて?何が違うのか」
ルードヴィッヒは唇を歪めて、夜神に畳み掛けるように質問する。
頭の半分が熱で犯されている夜神は「違う、違う」と繰り返すだけで質問に答えられない。
「解らないのかぁ~残念だよ。けど、いいんだよ。凪ちゃんは凪ちゃんだから全部見逃してあげる。だからもっと良くならないと」
ルードヴィッヒは持っていた薔薇を蜜口にグッと押し込むが、花冠が大きく、柔らかいので蜜壷に入ることは難しかった。
「凪ちゃんのここは狭いから満開の薔薇では難しいか・・・。でも安心して」
ルードヴィッヒは濡れた薔薇を花瓶に戻すと、もう一つの三分咲きの薔薇を手にとって、固く張り詰めた尖りに充てて、クルクルとフェザータッチで回す。
「ぁあ、ん、ぅんーーーー」
満開の薔薇とは違う感覚が夜神を襲う。満開の薔薇の曖昧な感覚と、三分咲きの薔薇の少し固く肌に残る感覚で夜神はおかしくなりそうだった。
だが、変わらないのは「薔薇に遊ばれている」ことだけ。

同じように、胸から徐々に下に降りて蜜粒を乳首と同じように、薔薇をクルクルと回していく
「やぁ、だめっ、あぁぁぁーー」
「同じ薔薇なのに咲き方でこんなにも変わるんだね。あぁ、どんどん凪ちゃんの胎内からいやらしいものが溢れ出てくるよ。気持ち良い?ふっふふ、涎でビチャビチャだね?」
ルードヴィッヒは媚肉を、薔薇をクルクル回しながら甚振る。

そのたびに夜神は嬌声を上げて、体を捩り、甘い刺激から逃げようとする。時々蜜粒を掠めるたびに、体がビクッとなり、短い悲鳴が聞こえる。
「これなら凪ちゃんの奥にも行けそうだ。本当に、薔薇に犯されてしまうんだね」
ルードヴィッヒは目を細め、唇を歪ませて、持っていた薔薇の萼があったところを持つと、蜜口に押し込んでいく。
蜜で溢れ出て濡れている蜜口は抵抗なく薔薇を飲み込むでいく。
「いっ!やめて!やめて!いやぁ!そんな、ちがうの!」
薔薇が蜜壁を伝う感覚が、何か恐ろしい感覚のような気がして背中がゾワゾワと粟立つ。奥まで飲み込んだ薔薇をゆっくりと律動させる。

その、恐ろしい動きを止めたくて、力の出ない足を閉じようとしたが、片足の膝の裏から掬われたまま動かせないようにされ、更には広げさせらせて、ルードヴィッヒの面前に蜜口から伸びている薔薇の茎が出し入れされる動きが写る。
「あ、あ、もう、やめて・・・・」
牙のせいで、蜜壁を動く薔薇にさえ感じてしまい、中が痙攣してしまう。
奥からは自分の意志とは関係なく、蜜が溢れてしまい、律動によって蜜口の外に出される。それを茎が伝っていく。

ルードヴィッヒは面前で繰り広げられる光景に、知らずうちに興奮してしまう。そして薔薇を律動させながら、濡れてしまった蜜粒を、口に含み舌で押し付けるようなグリグリと刺激する。
「んっあっ、ああ・・・・っ!」
その刺激だけで、背中をのけ反らせ絶頂する。頭が、真っ白になり、キーンと耳鳴りがする。それなのにルードヴィッヒの舌は止まらない。
「ああ、んっ・・・・や、めて」
「イッてしまったのかい?焦らせ過ぎたかな?それにしても、本当に薔薇に犯されてしまったんだね?」

濡らした口元を不気味に釣り上げて、ルードヴィッヒはトラウザーズの前を寛げる。そして固くなった怒張を出すと、蜜口から伸びている茎を一気に引き抜く。
「んっーーー!!」
抜かれる動きさえも刺激になってしまう夜神は、感じる声をだしてしまう。ルードヴィッヒは蜜口に肉茎を当てると、一気に奥まで突き上げる。
「ーーーーあ、あっ!」
すでにしどしどに濡れていた、蜜壁はルードヴィッヒの肉茎を難なく受け止めて、奥まで導く。パンと音を立てて恥骨がぶつかる。
夜神の細い腰を掴むと、鎖で強調された胸が揺れるほど、激しく腰を使い抜き差しをする。蜜壁は熱くうねり、出し入れする肉茎を締め付ける。腰から甘い痺れが全身を蝕んでいく。

「あ、あ、ふああぁぁっやっーーー」
「いい子だね。そんなに締め付けて、私のものが好きなのかな?いいよ。凪ちゃんにならあげるよ。沢山あげるから、凪ちゃんの全てを頂戴・・・・くっ」
「だめ!イクの!あ、あぁぁぁぁーーーー!」
蜜壁を痙攣させながら、後ろで両腕を縛られて胸を突き刺す格好を更に強調させ、頤を反らし白い首を見せる。

同時にルードヴィッヒも夜神の喰らわんばかりの締め付けに耐えきれず、肉茎からの飛沫を蜜壁の奥に撒く。何度か律動して全ての飛沫を出し切ると、夜神の蜜壁からズルリと引き抜く。そして夜神の様子を見る。

つま先を丸めて、体の中を駆け巡る痺れを逃がす。体を虚空からクッションの上にドサッと預けて、ハァハァと肩で息をしている。
「凪ちゃんの中は本当に気持ちいいね。ギュウギュウに締め付けて離さないのだから、私も一緒にイッてしまったよ。もっと凪ちゃんを鳴かしたかったのに。残念。でも、次はそうもいかないからね」
イッた後の気だるさからか、余りにも感じ過ぎた為か、虚ろな表情でルードヴィッヒの言葉を聞いている。
「さて、そろそろ食事の時間になるから部屋に戻らないとね」
ルードヴィッヒは拘束していた鎖に触れて、跡形もなく消えさる。
「あ、あっ・・・・いた、い」
「体の下敷きになっていたからね。動かせるかい?・・・・仕方ないね。ドレスを着せてあげようね」
動くことのできない夜神に、甲斐甲斐しく世話をしていく。
夕食を一緒に過ごすのが楽しみで仕方がないのだ。
これから起こる事に笑いが止まらないルードヴィッヒは、目を細めて笑う。
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