53 / 724
1-53
しおりを挟む
そこには、先にパストリスに行ったと同様に耳や尾まで消え、完全なる「人の姿」と化し、正気を取り戻して狼狽する無数の村人たちの姿が。
周囲の森からも汚染獣の気配は消え、しおれていた草花たちは生命の輝きを取り戻して夜明けを迎えた天を仰ぎ、
(ラミィが遥か昔に「序列一位だった」と言う噂……アレはあながち、嘘、偽りの類いではないかも知れませんですわ……)
地世の導師の名前を知っていた事に対する疑心を抱きつつも、まざまざと見せつけられたチカラの差に、素直に感嘆していたが、
その一方で、
(私に、これだけのチカラがありましたら……)
自身の努力を、せせら笑う者たちの影が脳裏にチラつき、
(誰にも何も言わせずっ黙らせぇる事が出来ますのにぃ!)
強い嫉妬を覚えずにいられなかった。
しかし、彼女のその様な「内なる葛藤」など知る由もないラディッシュ。
ドロプウォートの苦悩には気付かず、敵を退けた上に、村人たちを差別から解放したラミウムの御業に、喜び、打ち震え、理由の分からぬ悲愴感に包まれるラミウムを元気づけようと満面の笑顔で、
「スゴイよぉラミィ! ラミィって、やっぱり「女神様」なんだねぇ!」
栄(は)やしたが、
「ク……」
ラミウムが突如、苦悶の表情で片膝を地に着け、
「「ラミッ!」」
慌てて支えるラディッシュと、駆け寄るドロプウォート。
不安げに見つめる二人の眼差しに、ラミウムはいつも通りの斜に構えた笑み浮かべ、
「へっ……最近ちぃ~とばっか寝不足でねぇ……立ち眩みっちまったのさぁねぇ……」
自嘲気味な軽口こそ叩いて見せたが、青白く変色した顔から窺える疲労は深刻で、強気な彼女が初めて見せた「弱り切った姿」でもあった。
不安の色を隠せない二つの顔を前に、
「なんだいなぁんだい二人してぇ、なぁんてぇ顔してんだぁい」
弱弱しくも皮肉った笑みを浮かべ、
「アタシともあろぅモンがぁ舎弟に心配されるとはぁ……まったく世話ない話さぁねぇ……」
自身をも皮肉り、無理に立ち上がろうとすると、
『僕を支えに屈んでてぇ!』
「!?」
ラディッシュが見せた「感情剥き出しの強い口調」に、少し驚くラミウム。
それ程までに彼が心配している裏返しであるとは十分理解しつつ、素直ではない性格ゆえ、厚意に気付かぬフリしてフッと小さく笑い、
「そぅかいよぉ……まぁ、今はアンタの顔を立ててやんよぉ」
弱り切った中で精一杯の憎まれ口を叩いた。
そんな彼女の変わらぬ皮肉屋ぶりに、安堵するドロプウォート。呆れを冗談交じりに、
「貴方と言う方はぁ、この様な時まで上から目線ですのぉ?」
するとラミウムも、
「ワルイかぁい?」
そんな二人にラディッシュも、
「でもぉ、なんかラミィらしい」
笑い合っていると、
『なんて事をしてくれたんじゃい!』
微笑ましい時間を引き裂く、聞き覚えのある叱責声が。
「「「?!」」」
振り向くと、屋根の上によろめきながらも上がって来る、一人の老人の姿が。
容姿こそ違えど、その声と物腰は、紛れも無く村長そのモノ。
後に続いて上がって来た、人間の姿となった村人たちも、
「今更こんな非力な姿にされて、これからどうやって生きれば良いんだ!」
「どうしてくれるんだよ!」
「どうすれば良いのよォ!」
上がった声は「賛辞」ではなく、「面罵」の数々。
止む事なく浴びせ掛けられる不平不満と悪罵の輪唱に、
「なんで?!」
「どう言う事ですの?!」
訳が分からず唖然とするラディッシュとドロプウォート。助けた筈の人々から投げつけられた誹謗に狼狽する中、ラディッシュに支えられたラミウムは苦笑を浮かべ、
(へぇ~そぅ来たかぁい……これだから「人間」ってヤツぁねぇ)
人が持つ業の深さに、改めて辟易していると、
『いい加減にして下さぁい!』
「「「!?」」」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
怒鳴り声の主は「人間の姿」のパストリス。
唇を真一文字に結んだ彼女は、まるで今まで抱えて来た苦悩の全てを吐き出す様に、
「妖人の姿の時には「こんな姿になったのは地世のせいだ」と嘆くだけで! 日々の暮らしが苦しいのは「中世の差別のせいだ」と言い訳しての盗賊行為ぃ! 挙句に人に成れたら成れたで今度は「弱くなった」と天世の方々を責めるんでぇすかぁ!」
「事実じゃろがぁ!」
中世の「普通の老人」となった村長は地団駄を踏み踏み、
「そもそもが「裏切り者の娘」の分際でぇ何を偉そうに語るかぁ! 今更こんな非力な姿にされたワシ等に、この先どぅやって生き行けと言うんじゃい!」
「「「「「「「「「「そうだ! そうだ!」」」」」」」」」」
同胞たちの感謝を忘れた大合唱に、
「な!」
驚きを隠せないパストリス。
この様な非常時ゆえに本音を語り、村の有りように異を唱える村人が「僅かながらも居るのでは」と心の片隅で信じていたのだが、その願いは儚くも打ち砕かれ、悔しさから唇をギュッと噛み、
「だから父さんの言った通りぃ! 地道に田畑を耕せば良かったじゃないでぇすかァ!」
怒りを爆発、
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」
熱を以っての「正論と気迫」に気圧される大人たちを前に、
「ラミウム様の姿を見て下さぁい!」
そして少女は思いの丈をぶつける様に、
「こんなボク達なんかの為に、こんなになるまで戦ってくれた方を、他人の苦労を横からかすめ取っていたダケの皆さんに責める資格があると思うんでぇすかァ!」
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
返す言葉さえ見つけられず、うつむく村人たち。
彼らとて、善悪の分別が付かないほど人として堕ちていた訳ではない。
差別により行き場が無く、貧しさ故に選んだ結果が「盗賊行為」であり、それが恥ずべき行為である事も心では分かっていた。
分かってはいたが何もしないで生きられる訳も無く、全ては生きる為、家族を養う為、良識の上に「頭で描いた理屈(言い訳)」で蓋をして、自分自身の心をも偽り、今日まで来た。
しかし、その偽りで固められた心のメッキが年端も行かぬ少女の「熱い教戒」により、剥がれ落ちてしまったのである。
曝け出された良心。
周囲の森からも汚染獣の気配は消え、しおれていた草花たちは生命の輝きを取り戻して夜明けを迎えた天を仰ぎ、
(ラミィが遥か昔に「序列一位だった」と言う噂……アレはあながち、嘘、偽りの類いではないかも知れませんですわ……)
地世の導師の名前を知っていた事に対する疑心を抱きつつも、まざまざと見せつけられたチカラの差に、素直に感嘆していたが、
その一方で、
(私に、これだけのチカラがありましたら……)
自身の努力を、せせら笑う者たちの影が脳裏にチラつき、
(誰にも何も言わせずっ黙らせぇる事が出来ますのにぃ!)
強い嫉妬を覚えずにいられなかった。
しかし、彼女のその様な「内なる葛藤」など知る由もないラディッシュ。
ドロプウォートの苦悩には気付かず、敵を退けた上に、村人たちを差別から解放したラミウムの御業に、喜び、打ち震え、理由の分からぬ悲愴感に包まれるラミウムを元気づけようと満面の笑顔で、
「スゴイよぉラミィ! ラミィって、やっぱり「女神様」なんだねぇ!」
栄(は)やしたが、
「ク……」
ラミウムが突如、苦悶の表情で片膝を地に着け、
「「ラミッ!」」
慌てて支えるラディッシュと、駆け寄るドロプウォート。
不安げに見つめる二人の眼差しに、ラミウムはいつも通りの斜に構えた笑み浮かべ、
「へっ……最近ちぃ~とばっか寝不足でねぇ……立ち眩みっちまったのさぁねぇ……」
自嘲気味な軽口こそ叩いて見せたが、青白く変色した顔から窺える疲労は深刻で、強気な彼女が初めて見せた「弱り切った姿」でもあった。
不安の色を隠せない二つの顔を前に、
「なんだいなぁんだい二人してぇ、なぁんてぇ顔してんだぁい」
弱弱しくも皮肉った笑みを浮かべ、
「アタシともあろぅモンがぁ舎弟に心配されるとはぁ……まったく世話ない話さぁねぇ……」
自身をも皮肉り、無理に立ち上がろうとすると、
『僕を支えに屈んでてぇ!』
「!?」
ラディッシュが見せた「感情剥き出しの強い口調」に、少し驚くラミウム。
それ程までに彼が心配している裏返しであるとは十分理解しつつ、素直ではない性格ゆえ、厚意に気付かぬフリしてフッと小さく笑い、
「そぅかいよぉ……まぁ、今はアンタの顔を立ててやんよぉ」
弱り切った中で精一杯の憎まれ口を叩いた。
そんな彼女の変わらぬ皮肉屋ぶりに、安堵するドロプウォート。呆れを冗談交じりに、
「貴方と言う方はぁ、この様な時まで上から目線ですのぉ?」
するとラミウムも、
「ワルイかぁい?」
そんな二人にラディッシュも、
「でもぉ、なんかラミィらしい」
笑い合っていると、
『なんて事をしてくれたんじゃい!』
微笑ましい時間を引き裂く、聞き覚えのある叱責声が。
「「「?!」」」
振り向くと、屋根の上によろめきながらも上がって来る、一人の老人の姿が。
容姿こそ違えど、その声と物腰は、紛れも無く村長そのモノ。
後に続いて上がって来た、人間の姿となった村人たちも、
「今更こんな非力な姿にされて、これからどうやって生きれば良いんだ!」
「どうしてくれるんだよ!」
「どうすれば良いのよォ!」
上がった声は「賛辞」ではなく、「面罵」の数々。
止む事なく浴びせ掛けられる不平不満と悪罵の輪唱に、
「なんで?!」
「どう言う事ですの?!」
訳が分からず唖然とするラディッシュとドロプウォート。助けた筈の人々から投げつけられた誹謗に狼狽する中、ラディッシュに支えられたラミウムは苦笑を浮かべ、
(へぇ~そぅ来たかぁい……これだから「人間」ってヤツぁねぇ)
人が持つ業の深さに、改めて辟易していると、
『いい加減にして下さぁい!』
「「「!?」」」
「「「「「「「「「「!?」」」」」」」」」」
怒鳴り声の主は「人間の姿」のパストリス。
唇を真一文字に結んだ彼女は、まるで今まで抱えて来た苦悩の全てを吐き出す様に、
「妖人の姿の時には「こんな姿になったのは地世のせいだ」と嘆くだけで! 日々の暮らしが苦しいのは「中世の差別のせいだ」と言い訳しての盗賊行為ぃ! 挙句に人に成れたら成れたで今度は「弱くなった」と天世の方々を責めるんでぇすかぁ!」
「事実じゃろがぁ!」
中世の「普通の老人」となった村長は地団駄を踏み踏み、
「そもそもが「裏切り者の娘」の分際でぇ何を偉そうに語るかぁ! 今更こんな非力な姿にされたワシ等に、この先どぅやって生き行けと言うんじゃい!」
「「「「「「「「「「そうだ! そうだ!」」」」」」」」」」
同胞たちの感謝を忘れた大合唱に、
「な!」
驚きを隠せないパストリス。
この様な非常時ゆえに本音を語り、村の有りように異を唱える村人が「僅かながらも居るのでは」と心の片隅で信じていたのだが、その願いは儚くも打ち砕かれ、悔しさから唇をギュッと噛み、
「だから父さんの言った通りぃ! 地道に田畑を耕せば良かったじゃないでぇすかァ!」
怒りを爆発、
「「「「「「「「「!」」」」」」」」」」
熱を以っての「正論と気迫」に気圧される大人たちを前に、
「ラミウム様の姿を見て下さぁい!」
そして少女は思いの丈をぶつける様に、
「こんなボク達なんかの為に、こんなになるまで戦ってくれた方を、他人の苦労を横からかすめ取っていたダケの皆さんに責める資格があると思うんでぇすかァ!」
「「「「「「「「「「…………」」」」」」」」」」
返す言葉さえ見つけられず、うつむく村人たち。
彼らとて、善悪の分別が付かないほど人として堕ちていた訳ではない。
差別により行き場が無く、貧しさ故に選んだ結果が「盗賊行為」であり、それが恥ずべき行為である事も心では分かっていた。
分かってはいたが何もしないで生きられる訳も無く、全ては生きる為、家族を養う為、良識の上に「頭で描いた理屈(言い訳)」で蓋をして、自分自身の心をも偽り、今日まで来た。
しかし、その偽りで固められた心のメッキが年端も行かぬ少女の「熱い教戒」により、剥がれ落ちてしまったのである。
曝け出された良心。
0
お気に入りに追加
48
あなたにおすすめの小説
システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。
大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった!
でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、
他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう!
主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!?
はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!?
いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。
色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。
*** 作品について ***
この作品は、真面目なチート物ではありません。
コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております
重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、
この作品をスルーして下さい。
*カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
憧れのスローライフを異世界で?
さくらもち
ファンタジー
アラフォー独身女子 雪菜は最近ではネット小説しか楽しみが無い寂しく会社と自宅を往復するだけの生活をしていたが、仕事中に突然目眩がして気がつくと転生したようで幼女だった。
日々成長しつつネット小説テンプレキターと転生先でのんびりスローライフをするための地盤堅めに邁進する。
固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~
うみ
ファンタジー
恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。
いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。
モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。
そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。
モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。
その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。
稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。
『箱を開けるモ』
「餌は待てと言ってるだろうに」
とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。
神の宝物庫〜すごいスキルで楽しい人生を〜
月風レイ
ファンタジー
グロービル伯爵家に転生したカインは、転生後憧れの魔法を使おうとするも、魔法を発動することができなかった。そして、自分が魔法が使えないのであれば、剣を磨こうとしたところ、驚くべきことを告げられる。
それは、この世界では誰でも6歳にならないと、魔法が使えないということだ。この世界には神から与えられる、恩恵いわばギフトというものがかって、それをもらうことで初めて魔法やスキルを行使できるようになる。
と、カインは自分が無能なのだと思ってたところから、6歳で行う洗礼の儀でその運命が変わった。
洗礼の儀にて、この世界の邪神を除く、12神たちと出会い、12神全員の祝福をもらい、さらには恩恵として神をも凌ぐ、とてつもない能力を入手した。
カインはそのとてつもない能力をもって、周りの人々に支えられながらも、異世界ファンタジーという夢溢れる、憧れの世界を自由気ままに創意工夫しながら、楽しく過ごしていく。
「お前のような役立たずは不要だ」と追放された三男の前世は世界最強の賢者でした~今世ではダラダラ生きたいのでスローライフを送ります~
平山和人
ファンタジー
主人公のアベルは転生者だ。一度目の人生は剣聖、二度目は賢者として活躍していた。
三度目の人生はのんびり過ごしたいため、アベルは今までの人生で得たスキルを封印し、貴族として生きることにした。
そして、15歳の誕生日でスキル鑑定によって何のスキルも持ってないためアベルは追放されることになった。
アベルは追放された土地でスローライフを楽しもうとするが、そこは凶悪な魔物が跋扈する魔境であった。
襲い掛かってくる魔物を討伐したことでアベルの実力が明らかになると、領民たちはアベルを救世主と崇め、貴族たちはアベルを取り戻そうと追いかけてくる。
果たしてアベルは夢であるスローライフを送ることが出来るのだろうか。
転生したら死んだことにされました〜女神の使徒なんて聞いてないよ!〜
家具屋ふふみに
ファンタジー
大学生として普通の生活を送っていた望水 静香はある日、信号無視したトラックに轢かれてそうになっていた女性を助けたことで死んでしまった。が、なんか助けた人は神だったらしく、異世界転生することに。
そして、転生したら...「女には荷が重い」という父親の一言で死んだことにされました。なので、自由に生きさせてください...なのに職業が女神の使徒?!そんなの聞いてないよ?!
しっかりしているように見えてたまにミスをする女神から面倒なことを度々押し付けられ、それを与えられた力でなんとか解決していくけど、次から次に問題が起きたり、なにか不穏な動きがあったり...?
ローブ男たちの目的とは?そして、その黒幕とは一体...?
不定期なので、楽しみにお待ち頂ければ嬉しいです。
拙い文章なので、誤字脱字がありましたらすいません。報告して頂ければその都度訂正させていただきます。
小説家になろう様でも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる