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第8話 鏡の中で起きること アルマ視点(5)
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《アルマっ、アルマ様っ! 申し訳ございません!! どうかお助けください!! どうかわたくしの異変にお気づきください!!》
《日頃全国民を護ってくださっている貴方様ならばっ、この異変に気付いていただけるはずっ!! もう二度とあのような真似は致しませんのでっ! 改めてマイユールに――マイユール様達にも誠意を持って謝罪をさせていただきますので!! なにとぞ――ぁ、ぎだぁ!?》
呪いをかけていた相手にお願いをする。そんな更に愚かな振る舞いを見せていた殿下に、ついに異変が訪れた。
《いっ、いだぃぃぃぃぃぃ!? われるぅぅぅぅぅぅぅう!? いやだぁ!! いやだぁああああああ!! とまれぇえ!! どまっでくれぇえ!!》
どんなに嘆いても、それも無駄。呪いによる反動が消えてくれることはなくて――
《ぎぃあぁあぁぃあぁいぃぃああああぁ!? ぎべいぇええええええええあああ!! あんぎぁあああああああああああああああああああああ――…………》
――家族と同じように絨毯の上を転げ回り、やがて失禁。あっという間に黄色い水溜まりができてしまい、タデウス殿下はその中心にて意識を失ったのだった。
《日頃全国民を護ってくださっている貴方様ならばっ、この異変に気付いていただけるはずっ!! もう二度とあのような真似は致しませんのでっ! 改めてマイユールに――マイユール様達にも誠意を持って謝罪をさせていただきますので!! なにとぞ――ぁ、ぎだぁ!?》
呪いをかけていた相手にお願いをする。そんな更に愚かな振る舞いを見せていた殿下に、ついに異変が訪れた。
《いっ、いだぃぃぃぃぃぃ!? われるぅぅぅぅぅぅぅう!? いやだぁ!! いやだぁああああああ!! とまれぇえ!! どまっでくれぇえ!!》
どんなに嘆いても、それも無駄。呪いによる反動が消えてくれることはなくて――
《ぎぃあぁあぁぃあぁいぃぃああああぁ!? ぎべいぇええええええええあああ!! あんぎぁあああああああああああああああああああああ――…………》
――家族と同じように絨毯の上を転げ回り、やがて失禁。あっという間に黄色い水溜まりができてしまい、タデウス殿下はその中心にて意識を失ったのだった。
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