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エルフ
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里の食堂に連れて行って、お腹いっぱい食べてもらった。皆んな大喜びだ。
ヒュールとルール家族は家に住む事になった。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、ルールとヒュールの6人家族。
皆んなエルフで、この家族が島でのリーダーになっていたらしく、特におばあちゃんからはとても感謝された。
おばあちゃんの話しでは、食料が少なくなり魚を獲りに筏のような物を作って8人で海へ出たら、海が急に荒れて、そのまま流されて島に着いたらしい。魚を獲りに出るのも、筏を作るのも夢のお告げだったようだ。またお告げ神が関わっている。
おばあちゃん達は、人間を奴隷にするのを反対していて、他のエルフに奴隷じゃなく協力して暮らすように説得して回っていた時に、食料を盗まれたり、いつも沢山実っている木が切られていたりして仕方なく海へ出たようだ。奴隷も夢のお告げだった事は知らず、お告げを信じてしまったと話してくれた。
神様とは、まだ連絡取れないし、お告げ神は何がしたかったんだろう。この世界が嫌いだったのかなぁ?こんなに良い人達ばかりなのに…。
今考えても分からないし、この世界を少しでも過ごしやすいように変えていこう!!
一晩ゆっくりと家で休んでもらい、朝ご飯もしっかり食べて仕事について話しをする。
それぞれ、したい仕事を選んで職場に行ってもらった。車の運転なども、少しづつ覚えてもらう。
ルール達のおばあちゃんは、薬草についてとても詳しく、人間とオーガとの子どもの出産も手伝った事があるらしく、オーガの里に出来た産婦人科で薬作りや、出産の手伝いなどをしてもらう事になった。とってもありがたいし、心強い!!
おじいちゃんもかなり薬に詳しく、薬屋での仕事をお願いする。
ルール達のお父さんとお母さんは、薬草畑で働いてくれる。
ルールとヒュールは、魚を獲りに行きたいと漁師希望だ。元気な2人は、やる気満々で、生け簀を見て大興奮していた!
私は、ハルー村に帰る事にする。中間の村に荷物を持って行くトラックに乗せてもらう事にした。
最近、ワーガが必ず運転してくれたから、変な感じだ。
出発しようとすると、ワーガが走ってきて、一緒に行くと言う。
「でも、ナナガさんが……」
言いかけ時に、猛スピードでナナガが走ってきた。
「ワーガ!!どこ行くの?」
「俺はご主人様と一緒に行く。悪いがナナガよりご主人様の方が大切だ!」
「そっ、そんな事ない!私とワーガはずっと一緒だったもん!ちょっと離れたから混乱してるだけだよ!」
「いや、俺はご主人様を尊敬してるし、ずっと側にいたい。ナナガは妹みたいで大切だが、ご主人様の方が大事なんだ!」
「……いやっ!!ワーガと一緒がいい!!もぅ二度と離れないもん!!」
なんだか、昼ドラのような展開になってきた。
「あの~……ワーガありがとう。そんなに思ってくれて嬉しいよ。でも、ナナガさんの気持ちも分かってあげて。私は、ここの世界の人間じゃない。いつかは、元の世界に帰りたいって思ってる。だからワーガには、ここの世界の人と仲良くしてほしい。」
「それでも、俺はご主人様と一緒にいたい!!」
「ワーガ、私は??私はどーしたらいいの?ずっとまた会えると思ってワーガの事想ってきたのに……。」
「悪い、ナナガ。俺は………俺は、あのご主人様の蔑むような目と、手加減のない攻め方が………大好きなんだーーー!!!」
……。やっぱりワーガはワーガだった。ちょっと感動したのに、私のキュンとした気持ちを返せ!!
周りで見守ってた人達も、ワーガにドン引き。ナナガは理解不能という顔のまま固まってしまった。
「ワーガ、ナナガさんとお幸せに!きっと、ナナガさんはワーガの事を理解してくれるよ!素質がある気がするし………。」
「そんなー!!ご主人様~、俺を連れてってください!」
「ナナガさん、ワーガをよろしくね!」
「はいっ!!離しません!!」
「じゃあね!では、出発しましょう!」
トラックが進みはじめると、ナナガはワーガを羽交い締めにして止めていた……。うん、やっぱりお似合いの2人だな。
2時間ほどで、中間の村に着き、荷物を降ろしたりしていたら、ルイ君がハルー村から来ていた。
「あれ?ワーガは?」
「ワーガは、幼馴染の婚約者が見つかって、オーガの里で暮らす事になったよ!」
「えっ?見つかったってどーゆー事?」
「島が見えてたでしょ?あの島に船で行ってみたら、流された人達が沢山暮らしてて、オーガの里に連れて行ったんだ~。その中に婚約者がいて、ガッチリと捕まえられてた。」
「へぇー……。陽菜、寂しくない?」
「うーん、鬱陶しいくらい周りをチョロチョロしてたから寂しいような、スッキリしたような……。でも、いつも守ってくれてたから、やっぱり寂しいかな。」
「あれだけ一緒にいたら、寂しいよな!まぁ俺達もいるから元気出せ!!」
「ありがとう。私は元気だよ?」
「そーか?落ち込んでるように見えたから…。元気ならいいんだ。」
そうかぁ、やっぱりさみしかったのかなぁ?あれだけ一緒にいれば、寂しくもなるか……。まぁすぐに慣れるだろうけどね。
荷物を降ろしていたら、ターモが走ってきた。
「あの、他の場所にいた人達が、ここの場所の事を知ったらしく、100人ほどここに向かってるって。」
100人かぁ、ここに住んでもらう事にしようかなぁ~。
中間の村も楽しくなりそうだ!
ヒュールとルール家族は家に住む事になった。おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さん、ルールとヒュールの6人家族。
皆んなエルフで、この家族が島でのリーダーになっていたらしく、特におばあちゃんからはとても感謝された。
おばあちゃんの話しでは、食料が少なくなり魚を獲りに筏のような物を作って8人で海へ出たら、海が急に荒れて、そのまま流されて島に着いたらしい。魚を獲りに出るのも、筏を作るのも夢のお告げだったようだ。またお告げ神が関わっている。
おばあちゃん達は、人間を奴隷にするのを反対していて、他のエルフに奴隷じゃなく協力して暮らすように説得して回っていた時に、食料を盗まれたり、いつも沢山実っている木が切られていたりして仕方なく海へ出たようだ。奴隷も夢のお告げだった事は知らず、お告げを信じてしまったと話してくれた。
神様とは、まだ連絡取れないし、お告げ神は何がしたかったんだろう。この世界が嫌いだったのかなぁ?こんなに良い人達ばかりなのに…。
今考えても分からないし、この世界を少しでも過ごしやすいように変えていこう!!
一晩ゆっくりと家で休んでもらい、朝ご飯もしっかり食べて仕事について話しをする。
それぞれ、したい仕事を選んで職場に行ってもらった。車の運転なども、少しづつ覚えてもらう。
ルール達のおばあちゃんは、薬草についてとても詳しく、人間とオーガとの子どもの出産も手伝った事があるらしく、オーガの里に出来た産婦人科で薬作りや、出産の手伝いなどをしてもらう事になった。とってもありがたいし、心強い!!
おじいちゃんもかなり薬に詳しく、薬屋での仕事をお願いする。
ルール達のお父さんとお母さんは、薬草畑で働いてくれる。
ルールとヒュールは、魚を獲りに行きたいと漁師希望だ。元気な2人は、やる気満々で、生け簀を見て大興奮していた!
私は、ハルー村に帰る事にする。中間の村に荷物を持って行くトラックに乗せてもらう事にした。
最近、ワーガが必ず運転してくれたから、変な感じだ。
出発しようとすると、ワーガが走ってきて、一緒に行くと言う。
「でも、ナナガさんが……」
言いかけ時に、猛スピードでナナガが走ってきた。
「ワーガ!!どこ行くの?」
「俺はご主人様と一緒に行く。悪いがナナガよりご主人様の方が大切だ!」
「そっ、そんな事ない!私とワーガはずっと一緒だったもん!ちょっと離れたから混乱してるだけだよ!」
「いや、俺はご主人様を尊敬してるし、ずっと側にいたい。ナナガは妹みたいで大切だが、ご主人様の方が大事なんだ!」
「……いやっ!!ワーガと一緒がいい!!もぅ二度と離れないもん!!」
なんだか、昼ドラのような展開になってきた。
「あの~……ワーガありがとう。そんなに思ってくれて嬉しいよ。でも、ナナガさんの気持ちも分かってあげて。私は、ここの世界の人間じゃない。いつかは、元の世界に帰りたいって思ってる。だからワーガには、ここの世界の人と仲良くしてほしい。」
「それでも、俺はご主人様と一緒にいたい!!」
「ワーガ、私は??私はどーしたらいいの?ずっとまた会えると思ってワーガの事想ってきたのに……。」
「悪い、ナナガ。俺は………俺は、あのご主人様の蔑むような目と、手加減のない攻め方が………大好きなんだーーー!!!」
……。やっぱりワーガはワーガだった。ちょっと感動したのに、私のキュンとした気持ちを返せ!!
周りで見守ってた人達も、ワーガにドン引き。ナナガは理解不能という顔のまま固まってしまった。
「ワーガ、ナナガさんとお幸せに!きっと、ナナガさんはワーガの事を理解してくれるよ!素質がある気がするし………。」
「そんなー!!ご主人様~、俺を連れてってください!」
「ナナガさん、ワーガをよろしくね!」
「はいっ!!離しません!!」
「じゃあね!では、出発しましょう!」
トラックが進みはじめると、ナナガはワーガを羽交い締めにして止めていた……。うん、やっぱりお似合いの2人だな。
2時間ほどで、中間の村に着き、荷物を降ろしたりしていたら、ルイ君がハルー村から来ていた。
「あれ?ワーガは?」
「ワーガは、幼馴染の婚約者が見つかって、オーガの里で暮らす事になったよ!」
「えっ?見つかったってどーゆー事?」
「島が見えてたでしょ?あの島に船で行ってみたら、流された人達が沢山暮らしてて、オーガの里に連れて行ったんだ~。その中に婚約者がいて、ガッチリと捕まえられてた。」
「へぇー……。陽菜、寂しくない?」
「うーん、鬱陶しいくらい周りをチョロチョロしてたから寂しいような、スッキリしたような……。でも、いつも守ってくれてたから、やっぱり寂しいかな。」
「あれだけ一緒にいたら、寂しいよな!まぁ俺達もいるから元気出せ!!」
「ありがとう。私は元気だよ?」
「そーか?落ち込んでるように見えたから…。元気ならいいんだ。」
そうかぁ、やっぱりさみしかったのかなぁ?あれだけ一緒にいれば、寂しくもなるか……。まぁすぐに慣れるだろうけどね。
荷物を降ろしていたら、ターモが走ってきた。
「あの、他の場所にいた人達が、ここの場所の事を知ったらしく、100人ほどここに向かってるって。」
100人かぁ、ここに住んでもらう事にしようかなぁ~。
中間の村も楽しくなりそうだ!
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