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トイレ
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食べ物も確保できるようになってきて、休みもしっかりと確保できるようになってきた。最近は、休みの日に公民館に集まってトランプや将棋などのゲームを楽しむ人達も増えてきて、とても楽しそうだ。
ファーナさんは、赤ちゃんの靴下や帽子、スタイなどを手作りしている。
元のハルー村の果樹園にも道路を出して時々行っている。ファーナさんが綺麗にしたと教えてくれてたけど、本当に綺麗になっていて泥が肥料になって木がグングン育っていた。
移せる木は移したけど、無理なものはそのまま育てていて、時々収穫に来たり、挿木用に枝を持ち帰ったりしている。
それぞれが、楽しそうに過ごしている姿を見られるのが、とっても嬉しいな。
私も時々は、休みをもらって家の前に家庭菜園を作ったり花壇を作ったりして楽しんでいる。
神様からは連絡がなく、かけてみたけどつながらない……。本当にどうしたんだろう。
最近、オーガの里に行ってないから、明日にでも行ってみよう。
戻って来たい人は、ハルー村に1ヶ月ほどで帰ってきていて、サーフ君も奥さんと帰ってきている。
3バカトリオは、オーガの里に残って美女オーガにアタックしまくっているが、全く相手にされてない……かわいそうに……。
ワーガは、ハルー村に住んで畑仕事を頑張っている。最近少し変態が落ち着いた。姿が見えると走ってくるが、前ほど私の周りをウロチョロしなくなった。とても良い事だ!!
久しぶりに、オーガの里に向かう事にして、朝早く出発。
ワーガと2人で行く事になった。
2時間ほど走って、トイレに行きたくなり、車を止めてもらった。
公衆トイレに入ると、そこに人が寝ていた………。
えっ?トイレだよね?
「あのぉー、起きてください。」
「…………うーん……。」
「もしもーし!ここはトイレですよぉー!起きてください!!」
「んーー、ふぁあー!あーよく寝た!」
「あのぉ~……。」
「えっ?何?誰?」
「いや、だから……。ここはトイレですよ。なんでこんな所で寝てたんですか?」
「……?トイレって何?」
ワーガも男子トイレに行ったらしく、ぅわーー!何している?と声が聞こえてきた。
公衆トイレは、自動ドアになっていて誰でも入れるようにしてあったけど、まさか人が寝ているとは思わなかった。
「ごめんなさい!あなたの家だった??勝手に入ってごめんなさい!!ちょっと一晩借りただけだから!すぐ出ていきます!」
「いえ、ここは家じゃなくて……。」
コソコソと耳打ちして、トイレの使用方法を伝えると、ポカンと口を開けたまま固まっている。
「……なんでそんな事の為に、こんな立派な建物が必要なの??」
「いや、私が外で穴を掘ってするのは嫌だから!!」
「…………。はぁ??」
理解してもらえなかった!
「これからどこか行くんですか?」
「……実は助けてくれる人を探してたんです。もぅ1人隣の部屋で寝ているんだけど、2人で助けてくれそうな人を探してて……。」
「分かりました。とりあえずトイレから出て家に行きましょう!」
もう1人は、ワーガと一緒に外で待っていた。車に乗ってもらい途中の休憩用に出したシェアハウスに向かう。
中に入ってもらって、とりあえずお風呂に入ってもらった。川も超えてきたようでドロドロの状態だった。服も着替えてもらい冷たい麦茶とおにぎりを出して話しを聞く。
2人はキョロキョロしながらシェアハウスを見ている。
「あの、何を助けてほしいんですか?」
「あっ、そうだった!あのね、私達の住んでる場所があるんだけど、嵐が来て色々と無茶苦茶になったけど、なんとか生活してたんだ!でも、急に魔物が増えてきてどんどん居場所が無くなって……。今は木の上になんとか暮らしてるけど食料がヤバくなってきて………。」
「それで、まだ若くて元気な僕らが助けを呼んでくるからって飛び出してきたんだ。」
「そうなんだ。わかった!じゃあ、助けに行くよ!」
「え?いいの?………あのね……私達の所には、人間だけじゃなくて……ドワーフとかエルフもいるんだ。それでも助けてくれる?」
不安そうに聞いてくる。
「ほら、見て!ここにいるのはオーガだよ!私の村には、ドワーフもエルフも人間も、もちろんオーガも皆んな一緒に暮らしてる!」
「ほ、本当?」
「うん、もちろん本当!」
「お、オーガって危険って聞いてたんだけど……。」
「ん??オーガは力は強いが、人間の陽菜様の方が強いぞ!」
ワーガが自慢そうに言う。
「とりあえず、おにぎり食べて!ワーガも食べていいよ!」
ワーガがおにぎりをパクパク食べるのを見て2人も食べ始める。
「美味しいーー!!」
「……初めてだ、こんな味!美味しい!!」
「まだまだあるから食べてね!」
夢中で食べ始めた。
「ワーガ、悪いんだけどハルー村まで行ってダンドンさんとライルさん、他にも事情を話して山に入る準備をしてここに集まってもらって!」
「はい!ご主人様!!ひとっ走り行ってきます!」
応援が到着するまで、2人に話しを聞く。2人とも20歳くらいだろうか、女の子の方がミイナ。男の子の方がターモ。
どうやら、里を追い出されたドワーフやエルフ、人間が集まって暮らしていたらしい。
里を追い出されたといえば、3バカトリオの親が里から追い出されている。ヒナドンの場合は、里に置き去りにされたと言ってたから、もしかしたら母親はそこから来たのかもしれない。
ミイナ達は、50人ほどで暮らしている。
他にも、そんな風に暮らしている人達がいるのか聞いてみるが、分からないけど他の場所を追い出された人もいたからあるんじゃないかな、と言っていた。
それから、ドワーフでも同じ里から来た人ばかりじゃないらしいから、まだ他に里があると思うと教えてくれる。
うーん、他にもエルフやドワーフの里があるなら早く見つけなきゃ……。多分大きな里だったエルフ、ドワーフがハルー村に移った事で、魔物が増えてウロウロしているんだろう。私にも責任がある。
ファーナさんは、赤ちゃんの靴下や帽子、スタイなどを手作りしている。
元のハルー村の果樹園にも道路を出して時々行っている。ファーナさんが綺麗にしたと教えてくれてたけど、本当に綺麗になっていて泥が肥料になって木がグングン育っていた。
移せる木は移したけど、無理なものはそのまま育てていて、時々収穫に来たり、挿木用に枝を持ち帰ったりしている。
それぞれが、楽しそうに過ごしている姿を見られるのが、とっても嬉しいな。
私も時々は、休みをもらって家の前に家庭菜園を作ったり花壇を作ったりして楽しんでいる。
神様からは連絡がなく、かけてみたけどつながらない……。本当にどうしたんだろう。
最近、オーガの里に行ってないから、明日にでも行ってみよう。
戻って来たい人は、ハルー村に1ヶ月ほどで帰ってきていて、サーフ君も奥さんと帰ってきている。
3バカトリオは、オーガの里に残って美女オーガにアタックしまくっているが、全く相手にされてない……かわいそうに……。
ワーガは、ハルー村に住んで畑仕事を頑張っている。最近少し変態が落ち着いた。姿が見えると走ってくるが、前ほど私の周りをウロチョロしなくなった。とても良い事だ!!
久しぶりに、オーガの里に向かう事にして、朝早く出発。
ワーガと2人で行く事になった。
2時間ほど走って、トイレに行きたくなり、車を止めてもらった。
公衆トイレに入ると、そこに人が寝ていた………。
えっ?トイレだよね?
「あのぉー、起きてください。」
「…………うーん……。」
「もしもーし!ここはトイレですよぉー!起きてください!!」
「んーー、ふぁあー!あーよく寝た!」
「あのぉ~……。」
「えっ?何?誰?」
「いや、だから……。ここはトイレですよ。なんでこんな所で寝てたんですか?」
「……?トイレって何?」
ワーガも男子トイレに行ったらしく、ぅわーー!何している?と声が聞こえてきた。
公衆トイレは、自動ドアになっていて誰でも入れるようにしてあったけど、まさか人が寝ているとは思わなかった。
「ごめんなさい!あなたの家だった??勝手に入ってごめんなさい!!ちょっと一晩借りただけだから!すぐ出ていきます!」
「いえ、ここは家じゃなくて……。」
コソコソと耳打ちして、トイレの使用方法を伝えると、ポカンと口を開けたまま固まっている。
「……なんでそんな事の為に、こんな立派な建物が必要なの??」
「いや、私が外で穴を掘ってするのは嫌だから!!」
「…………。はぁ??」
理解してもらえなかった!
「これからどこか行くんですか?」
「……実は助けてくれる人を探してたんです。もぅ1人隣の部屋で寝ているんだけど、2人で助けてくれそうな人を探してて……。」
「分かりました。とりあえずトイレから出て家に行きましょう!」
もう1人は、ワーガと一緒に外で待っていた。車に乗ってもらい途中の休憩用に出したシェアハウスに向かう。
中に入ってもらって、とりあえずお風呂に入ってもらった。川も超えてきたようでドロドロの状態だった。服も着替えてもらい冷たい麦茶とおにぎりを出して話しを聞く。
2人はキョロキョロしながらシェアハウスを見ている。
「あの、何を助けてほしいんですか?」
「あっ、そうだった!あのね、私達の住んでる場所があるんだけど、嵐が来て色々と無茶苦茶になったけど、なんとか生活してたんだ!でも、急に魔物が増えてきてどんどん居場所が無くなって……。今は木の上になんとか暮らしてるけど食料がヤバくなってきて………。」
「それで、まだ若くて元気な僕らが助けを呼んでくるからって飛び出してきたんだ。」
「そうなんだ。わかった!じゃあ、助けに行くよ!」
「え?いいの?………あのね……私達の所には、人間だけじゃなくて……ドワーフとかエルフもいるんだ。それでも助けてくれる?」
不安そうに聞いてくる。
「ほら、見て!ここにいるのはオーガだよ!私の村には、ドワーフもエルフも人間も、もちろんオーガも皆んな一緒に暮らしてる!」
「ほ、本当?」
「うん、もちろん本当!」
「お、オーガって危険って聞いてたんだけど……。」
「ん??オーガは力は強いが、人間の陽菜様の方が強いぞ!」
ワーガが自慢そうに言う。
「とりあえず、おにぎり食べて!ワーガも食べていいよ!」
ワーガがおにぎりをパクパク食べるのを見て2人も食べ始める。
「美味しいーー!!」
「……初めてだ、こんな味!美味しい!!」
「まだまだあるから食べてね!」
夢中で食べ始めた。
「ワーガ、悪いんだけどハルー村まで行ってダンドンさんとライルさん、他にも事情を話して山に入る準備をしてここに集まってもらって!」
「はい!ご主人様!!ひとっ走り行ってきます!」
応援が到着するまで、2人に話しを聞く。2人とも20歳くらいだろうか、女の子の方がミイナ。男の子の方がターモ。
どうやら、里を追い出されたドワーフやエルフ、人間が集まって暮らしていたらしい。
里を追い出されたといえば、3バカトリオの親が里から追い出されている。ヒナドンの場合は、里に置き去りにされたと言ってたから、もしかしたら母親はそこから来たのかもしれない。
ミイナ達は、50人ほどで暮らしている。
他にも、そんな風に暮らしている人達がいるのか聞いてみるが、分からないけど他の場所を追い出された人もいたからあるんじゃないかな、と言っていた。
それから、ドワーフでも同じ里から来た人ばかりじゃないらしいから、まだ他に里があると思うと教えてくれる。
うーん、他にもエルフやドワーフの里があるなら早く見つけなきゃ……。多分大きな里だったエルフ、ドワーフがハルー村に移った事で、魔物が増えてウロウロしているんだろう。私にも責任がある。
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