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20.ビール
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家族で分かれてもらい、家を決める。それぞれ、自分の家で服をクローゼットにかけたり、布団を敷いたりと暮らしやすいように片付けてもらう。
何人かに、家を回りながらトイレの使い方や、分からない事を教えてくれるように頼み、私達は公民館へ。
料理の勉強の成果か、沢山のご馳走が並んでいた。沢山のおにぎり、卵焼き、サラダ、唐揚げ、野菜の天ぷら、煮物、きんぴら、野菜炒め…すごいご馳走だ!
ファーナさんが、
「陽菜さんが人をいっぱい連れて帰ってくるだろうから、沢山作って皆んなに食べてもらおうと張り切って作ったんです。てれび?を見ながら頑張って作りました。」
恥ずかしそうに教えてくれた。他の人達も、
「味見をしたけど、美味しかったから、大丈夫なはずだよ!」
「ちょっと失敗したのもあるけどね。あはははは」
確かに不恰好なおにぎりが何個か並んでいるし、真っ黒な唐揚げや、どん切れのキュウリが入ってるサラダなんかもあった。でも、私達の為に一生懸命作ってくれた気持ちが伝わってくる。初めて作った物ばかりにしては、上出来だと思う。
「皆んな、ありがとう!とっても美味しそう。取り皿を並べたり、コップを出したりしてください。」
さーて、ここからは私の出番だ!魔力は相変わらず凄い数字になってる。パッと数える事なんか出来ない桁になってて、かなり贅沢しても使い切れないだろう。残りが次の日にプラスされるから、増える一方だ。
今日は、お酒を出してみようと思う。ビールだけにしよう。子ども達やビールの苦手な人用に、ジュースも沢山用意する。フレッシュジュースもミキサーを出して作る。バナナジュースも作ってみた。梅の木があったから、梅酒を作るのもいいな。スマホで検索出来るから何でも作る事ができる。材料のない物は魔力で出したらいいし、作れない物は無いんじゃないかな!人手が増えたから、色んな事に挑戦出来そう…楽しみだなぁ。
皆んなを呼んできてもらい、大人にはビールを注いで、グラスを持ち上げ乾杯をした。こんな風に乾杯をしたり、皆んなでご飯を作って皆んなで食べる事がなかったから、戸惑っていたけど、ビールを飲んだら戸惑いも消えたようだ。良く冷えたビールの最初の一口は最高だ!!おじさん達が夢中で飲んでいる。
新しく来た人達も、ご馳走に夢中だし、子ども達はジュースを飲んで目を輝かせていた。ビールが苦手な人には無理せずジュースを飲むように言い、2時間ほどで完食。残りのジュースは冷蔵庫に片付けて、また皆んなで洗い物や机の片付けなどする。
料理は、どれも美味しくて、沢山食材や調味料を用意した甲斐があった。
やはり、ビールを飲んで寝てしまう人もいた。人生初のアルコール、喜んでくれて良かった。たまーーに、こんな宴会もいいなぁ。その時限定でお酒を出そう。毎日は、やめておいた方が良さそうだ。
今日、来れなかった人の為に近いうちに宴会をしなきゃダメかも。目指せ全員参加!
寝てしまった人に布団をかけて、そのまま寝かせる事にした。朝起きたら公民館でビックリするかもね。
住宅に帰り、新しい人達の事を皆んなに任せる。明日の朝ごはんは、公民館で新しく来た人達と一緒に作って食べるそうだ。
私も家に帰ろう。今日も疲れた。あっ、飲酒運転になるな……まぁ私はビール一口しか飲んでないし、警察もいないから今日はOKにしよう……。神様も見てませんように、と思いながら軽トラで帰宅。
お風呂に入って、缶チューハイを1本出して飲む。……ぷはぁーー!美味しい!!お酒飲むの本当に久しぶりだなぁ。ここに来て、まだ7日。毎日毎日バタバタだ。本当にすごい世界だなぁ~、奴隷は人間だし、魔物もいるし、虫はデカいし…。そんな事を考えながら缶チューハイを味わっているとスマホが鳴った。
『もしもし、わしじゃよ。飲酒運転見ておったぞー!』
「一口しか飲んでないですよ~!警察もいませんしね!」
『お主も悪よノォ~。』
「いえいえ、お代官様ほどでは……。」
大爆笑!なかなかノリの良い神様だ。私もお酒でハイテンション!
『ぶぁはははは……はぁー、久しぶりに大笑いした。陽菜、人手が増えて良かったのぉ。今度は、ドワーフやエルフの奴隷になっておる人達も助けてやってほしいんじゃ。』
「……そのつもりです。奴隷にする為に、人拐いをするなんて許せない!」
『そーじゃなぁ。わしも、なぜそんな事になったのか分からんのじゃ。ただ、人間の寿命は短い。ドワーフもエルフも寿命が長いんじゃ。地球で言うと6千年ほど生きる。』
「そんなに??」
『じゃから、長生きの分知恵もあるんじゃよ。道具を作ったり家を建てたり。』
「なるほどねぇ~。人間が1番弱いのも仕方ないですね。」
『そうなんじゃ。……あっ、呼ばれたから切るぞ。奴隷の事は余裕が出来てからでいいからのぉー。』
ブツっ。あっ、切れた。神様誰に呼ばれたんだろう……。
ま、いっか~!缶チューハイを飲み干してベッドへGO!
おやすみなさい……。
何人かに、家を回りながらトイレの使い方や、分からない事を教えてくれるように頼み、私達は公民館へ。
料理の勉強の成果か、沢山のご馳走が並んでいた。沢山のおにぎり、卵焼き、サラダ、唐揚げ、野菜の天ぷら、煮物、きんぴら、野菜炒め…すごいご馳走だ!
ファーナさんが、
「陽菜さんが人をいっぱい連れて帰ってくるだろうから、沢山作って皆んなに食べてもらおうと張り切って作ったんです。てれび?を見ながら頑張って作りました。」
恥ずかしそうに教えてくれた。他の人達も、
「味見をしたけど、美味しかったから、大丈夫なはずだよ!」
「ちょっと失敗したのもあるけどね。あはははは」
確かに不恰好なおにぎりが何個か並んでいるし、真っ黒な唐揚げや、どん切れのキュウリが入ってるサラダなんかもあった。でも、私達の為に一生懸命作ってくれた気持ちが伝わってくる。初めて作った物ばかりにしては、上出来だと思う。
「皆んな、ありがとう!とっても美味しそう。取り皿を並べたり、コップを出したりしてください。」
さーて、ここからは私の出番だ!魔力は相変わらず凄い数字になってる。パッと数える事なんか出来ない桁になってて、かなり贅沢しても使い切れないだろう。残りが次の日にプラスされるから、増える一方だ。
今日は、お酒を出してみようと思う。ビールだけにしよう。子ども達やビールの苦手な人用に、ジュースも沢山用意する。フレッシュジュースもミキサーを出して作る。バナナジュースも作ってみた。梅の木があったから、梅酒を作るのもいいな。スマホで検索出来るから何でも作る事ができる。材料のない物は魔力で出したらいいし、作れない物は無いんじゃないかな!人手が増えたから、色んな事に挑戦出来そう…楽しみだなぁ。
皆んなを呼んできてもらい、大人にはビールを注いで、グラスを持ち上げ乾杯をした。こんな風に乾杯をしたり、皆んなでご飯を作って皆んなで食べる事がなかったから、戸惑っていたけど、ビールを飲んだら戸惑いも消えたようだ。良く冷えたビールの最初の一口は最高だ!!おじさん達が夢中で飲んでいる。
新しく来た人達も、ご馳走に夢中だし、子ども達はジュースを飲んで目を輝かせていた。ビールが苦手な人には無理せずジュースを飲むように言い、2時間ほどで完食。残りのジュースは冷蔵庫に片付けて、また皆んなで洗い物や机の片付けなどする。
料理は、どれも美味しくて、沢山食材や調味料を用意した甲斐があった。
やはり、ビールを飲んで寝てしまう人もいた。人生初のアルコール、喜んでくれて良かった。たまーーに、こんな宴会もいいなぁ。その時限定でお酒を出そう。毎日は、やめておいた方が良さそうだ。
今日、来れなかった人の為に近いうちに宴会をしなきゃダメかも。目指せ全員参加!
寝てしまった人に布団をかけて、そのまま寝かせる事にした。朝起きたら公民館でビックリするかもね。
住宅に帰り、新しい人達の事を皆んなに任せる。明日の朝ごはんは、公民館で新しく来た人達と一緒に作って食べるそうだ。
私も家に帰ろう。今日も疲れた。あっ、飲酒運転になるな……まぁ私はビール一口しか飲んでないし、警察もいないから今日はOKにしよう……。神様も見てませんように、と思いながら軽トラで帰宅。
お風呂に入って、缶チューハイを1本出して飲む。……ぷはぁーー!美味しい!!お酒飲むの本当に久しぶりだなぁ。ここに来て、まだ7日。毎日毎日バタバタだ。本当にすごい世界だなぁ~、奴隷は人間だし、魔物もいるし、虫はデカいし…。そんな事を考えながら缶チューハイを味わっているとスマホが鳴った。
『もしもし、わしじゃよ。飲酒運転見ておったぞー!』
「一口しか飲んでないですよ~!警察もいませんしね!」
『お主も悪よノォ~。』
「いえいえ、お代官様ほどでは……。」
大爆笑!なかなかノリの良い神様だ。私もお酒でハイテンション!
『ぶぁはははは……はぁー、久しぶりに大笑いした。陽菜、人手が増えて良かったのぉ。今度は、ドワーフやエルフの奴隷になっておる人達も助けてやってほしいんじゃ。』
「……そのつもりです。奴隷にする為に、人拐いをするなんて許せない!」
『そーじゃなぁ。わしも、なぜそんな事になったのか分からんのじゃ。ただ、人間の寿命は短い。ドワーフもエルフも寿命が長いんじゃ。地球で言うと6千年ほど生きる。』
「そんなに??」
『じゃから、長生きの分知恵もあるんじゃよ。道具を作ったり家を建てたり。』
「なるほどねぇ~。人間が1番弱いのも仕方ないですね。」
『そうなんじゃ。……あっ、呼ばれたから切るぞ。奴隷の事は余裕が出来てからでいいからのぉー。』
ブツっ。あっ、切れた。神様誰に呼ばれたんだろう……。
ま、いっか~!缶チューハイを飲み干してベッドへGO!
おやすみなさい……。
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