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10 お金を稼ぐ
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昼からは、山盛りの籠を2往復して馬車まで運び、孤児院まで戻った。
次の日、リーナさん、メリーさん、メイリーさんが気合いを入れて朝からジャムや栗のケーキ、松茸ご飯などを1日かけて作っていた。
俺達は、畑仕事をしてご飯目当てに来たコインさんとポンタさんと味見係をした。
「なんでこんなにいっぱい作るんだ?」
「明日ね、ここの前で売るのよ。」
「沢山売れたら、そのお金で畑の道具や皆んなの服なんかを買おうと思って。」
「だから、シオン達も手伝ってね。」
「わかった。」
「よし、俺達は宣伝しとく。」
「よろしくね。」
「シオン、運んでー!」
「ニーナは外の机に、これを並べて、クーンとケーンは、今日はシオンも忙しいから畑の事をお願いね。」
「任せろ!」
「まかしぇろ!」
「いらっしゃいませ。とっても美味しいジャムやケーキはいかがです?」
「松茸ご飯も美味しいですよ。」
「ポンタに聞いてきたのよ。このご飯が凄く美味しいって。3つお願い。」
「はい、栗ご飯も美味しいですよ。」
「そうねぇ、じゃあそれも3つ。」
「ありがとうございます。」
ポンタさんのお母さんが来てくれ、それを見ていた近所の人達が続々と来てくれた。
買って、その場で味見をしてまた並んで買ってくれる人も沢山いた。
昼前には全部売れてしまった。昼からは、明日も売るからと材料を買いに行き、また沢山作っていた。リーナさんの目がギラギラしてる。
「残った物を全部使って作れるだけ、作るわよー!!」
「「はい!!」」
メリーさんとメイリーさんの気合いも凄い……。
金が絡むと女の人って怖い。ニーナも女だ、一緒になって自分の出来る事を必死に手伝ってる。時々、ニヤリと笑いながら「新しいワンピース。」とか言ってる。
「シオン、他に思い出せる料理はない?」
「う、うーん。ない。」
「そう。思い出したらすぐに教えて。」
「わ、わかった。……あの……松茸とか、そのまま売ればどうかな?」
「ん?そのまま?」
「えっと、前世では野菜とかは売っていて、それを買って家で料理して食べるんだ。もちろん、料理した物も売ってたけど、料理方法とか書いて渡したら……。」
「……シ、シオン。天才ね!!」
「そうしましょう!!」
「野いちごだって、そのまま食べたい人もいるかもしれないわ。ケーキの飾りにもなるし。」
「他の料理を考えて作りたい人もいると思うわ。」
「ニーナも野いちごそのまま食べるの好き。袋に少しづつ入れて売る?」
「そうね、いいわね!!」
「男性は料理された物がいいかもしれないから、作った物とそのままの物とを売りましょう!!時間もないし作った物はこれくらいにして、袋に入れたり、籠に並べたりしましょう!!」
「よし、やるわよ!!」
「「「おーー!!!」」」
気合いが凄すぎる……。
「シオン、何してるの!早くクーンやケーンも呼んできて。袋に入れるの手伝ってもらうんだから。」
「わ、わかった。」
「あっ、父さんも呼んできて!」
「行ってくる。」
そこからは、凄いスピードで準備が進んでいった。俺達は、ひたすら袋詰めをして、メイトさんはコインさん達や近所の人に明日も販売する事を伝えに走り回った。
朝になり、机を並べたり準備していると、沢山人が集まってきた。
「ごめんなさい、まだ少し準備に時間かかるから待っていてくださいね。」
「今日も昨日のご飯はあるか?」
「ありますよ、少しですけど。今日は、材料とレシピも売りますよ。」
「そうなのか?じゃあ、嫁さん呼んでくる。」
「あっ、俺も!!奥さんが昨日の美味しかったから買ってきてって頼まれたけど、どうやって作るか聞いてこいって言われてたんだ。」
「わしも!」
「僕も!!」
「1時間後に開店する事にしますから慌てずに、奥様と買いに来てくださいね~!」
「おぉ、ありがたい!!」
それぞれ、急いで家に帰っていった。
少し時間の余裕ができたので、栗コーナー、松茸コーナー、野いちごコーナーに机を分けて売る事にして、孤児院総動員で品物を並べいった。
次の日、リーナさん、メリーさん、メイリーさんが気合いを入れて朝からジャムや栗のケーキ、松茸ご飯などを1日かけて作っていた。
俺達は、畑仕事をしてご飯目当てに来たコインさんとポンタさんと味見係をした。
「なんでこんなにいっぱい作るんだ?」
「明日ね、ここの前で売るのよ。」
「沢山売れたら、そのお金で畑の道具や皆んなの服なんかを買おうと思って。」
「だから、シオン達も手伝ってね。」
「わかった。」
「よし、俺達は宣伝しとく。」
「よろしくね。」
「シオン、運んでー!」
「ニーナは外の机に、これを並べて、クーンとケーンは、今日はシオンも忙しいから畑の事をお願いね。」
「任せろ!」
「まかしぇろ!」
「いらっしゃいませ。とっても美味しいジャムやケーキはいかがです?」
「松茸ご飯も美味しいですよ。」
「ポンタに聞いてきたのよ。このご飯が凄く美味しいって。3つお願い。」
「はい、栗ご飯も美味しいですよ。」
「そうねぇ、じゃあそれも3つ。」
「ありがとうございます。」
ポンタさんのお母さんが来てくれ、それを見ていた近所の人達が続々と来てくれた。
買って、その場で味見をしてまた並んで買ってくれる人も沢山いた。
昼前には全部売れてしまった。昼からは、明日も売るからと材料を買いに行き、また沢山作っていた。リーナさんの目がギラギラしてる。
「残った物を全部使って作れるだけ、作るわよー!!」
「「はい!!」」
メリーさんとメイリーさんの気合いも凄い……。
金が絡むと女の人って怖い。ニーナも女だ、一緒になって自分の出来る事を必死に手伝ってる。時々、ニヤリと笑いながら「新しいワンピース。」とか言ってる。
「シオン、他に思い出せる料理はない?」
「う、うーん。ない。」
「そう。思い出したらすぐに教えて。」
「わ、わかった。……あの……松茸とか、そのまま売ればどうかな?」
「ん?そのまま?」
「えっと、前世では野菜とかは売っていて、それを買って家で料理して食べるんだ。もちろん、料理した物も売ってたけど、料理方法とか書いて渡したら……。」
「……シ、シオン。天才ね!!」
「そうしましょう!!」
「野いちごだって、そのまま食べたい人もいるかもしれないわ。ケーキの飾りにもなるし。」
「他の料理を考えて作りたい人もいると思うわ。」
「ニーナも野いちごそのまま食べるの好き。袋に少しづつ入れて売る?」
「そうね、いいわね!!」
「男性は料理された物がいいかもしれないから、作った物とそのままの物とを売りましょう!!時間もないし作った物はこれくらいにして、袋に入れたり、籠に並べたりしましょう!!」
「よし、やるわよ!!」
「「「おーー!!!」」」
気合いが凄すぎる……。
「シオン、何してるの!早くクーンやケーンも呼んできて。袋に入れるの手伝ってもらうんだから。」
「わ、わかった。」
「あっ、父さんも呼んできて!」
「行ってくる。」
そこからは、凄いスピードで準備が進んでいった。俺達は、ひたすら袋詰めをして、メイトさんはコインさん達や近所の人に明日も販売する事を伝えに走り回った。
朝になり、机を並べたり準備していると、沢山人が集まってきた。
「ごめんなさい、まだ少し準備に時間かかるから待っていてくださいね。」
「今日も昨日のご飯はあるか?」
「ありますよ、少しですけど。今日は、材料とレシピも売りますよ。」
「そうなのか?じゃあ、嫁さん呼んでくる。」
「あっ、俺も!!奥さんが昨日の美味しかったから買ってきてって頼まれたけど、どうやって作るか聞いてこいって言われてたんだ。」
「わしも!」
「僕も!!」
「1時間後に開店する事にしますから慌てずに、奥様と買いに来てくださいね~!」
「おぉ、ありがたい!!」
それぞれ、急いで家に帰っていった。
少し時間の余裕ができたので、栗コーナー、松茸コーナー、野いちごコーナーに机を分けて売る事にして、孤児院総動員で品物を並べいった。
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