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キュートなSF、悪魔な親友
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「ほんっと、綺麗なキッチンだねえ」
珍しく鹿倉の部屋を訪れた田村が、感心して言う。
「中村さん、デキる人だから使った後はキッチリ片付けてってくれるからねー」
「……そーゆー意味じゃなくて」
恐らく、ハウスキーパーさんが使う以外、全く使用しないのであろう鹿倉の部屋のキッチンは、鹿倉の使ったペットボトルが数本置かれているだけである。
「生活感がなさすぎる」
玄関入って廊下を進むと右手に一部屋、寝室として使用している部屋がある。突き当りにLDKがあり、廊下の途中にバストイレなどがあるという一人暮らしには程よいサイズの鹿倉の部屋は、とにかく綺麗にされている。当然、鹿倉ではなく雇っているハウスキーパーのおかげである。
「そおかな? あ、ビール飲む?」
冷蔵庫には、小分けにされたお惣菜的な物も少し入っているが、とにかく飲み物が殆ど。
そして、リビングには大きなテレビとダイニングテーブルに小さ目のモニタがあり、鹿倉がテレビ放送を見るのは小さなモニタで、大きなテレビにはずっとテレビゲームが接続されている状態。というのが、ゲーム好きな鹿倉の城である。
「たまには鹿倉んちで、って思ったけど、ほんと、何もねーなー」
料理に必要なものは持ち込む主義、というハウスキーパーなので、フライパンや小鍋などのちょっとした道具こそ置いてあるものの、田村が料理をしようと思えるほどの物が何もなくて。
「中村さんが作ってくれてるきんぴらとか、入ってない?」
ビールだけ出してリビングのソファ前のラグに座った鹿倉が――ソファは枕なのか?――、キッチンを漁っていた田村に言う。
「なんか、いろいろ入ってるけど。コレつまみで呑む?」
「なんでもいいよー。俺、ビールだけでいいし」
「……ちゃんと食えよ」
「じゃあ、おまえ食べる」
わけのわからないことを、と。田村は冷蔵庫からレンコンのきんぴらが入ったタッパーを取り出すと、蓋だけ開けてそのまま鹿倉のいるリビングに持ってきた。
「箸は?」
「あ、ごめん。そっちの引き出しに入ってる」
ダイニングテーブル横の食器棚から二人分の箸を出し、鹿倉の横に座った。
今日はテレビゲームの気分ではないらしく、スマホの画面を見ながら何やらぶつぶつと言って操作している。
「おーい。俺来てんだから、ゲームやめて一緒に呑もうよー」
「んー? いいけど、何で今日、こっち?」
「たまにはいいじゃん。新鮮で」
「まあ、どっちにしろヤること一緒だけど」
「だからさー。なんでおまえ、そゆことざっくり言っちゃうわけ?」
二人きり、という空間になった瞬間から鹿倉の性に関するワードがあけすけになるので、田村は眉をしかめた。
「もちょっとこう、恥ずかしそうにとか……いや、無理か」
いつものようにくふくふとふざけた笑いでビールを飲んで。鹿倉が、
「俺いつも可愛いじゃん。これ以上可愛かったら、大変だよ?」と上目遣いにきゅるんと田村を見つめる。
「……俺にはそんなあざとさ、通用しません」
ふいっと目を逸らし、きんぴらを口に運ぶ。
「あ、旨」
「でしょ? 中村さん、ほんと優秀だから」
「可愛い女の子?」
「うん。めっちゃ可愛い五十過ぎの女の子」
それは女の子とは言わん、と発言しかけてやめる。
無意識に「失礼かも」とブレーキがかかるのが田村の田村たる所以である。
「月一回だっけ?」
「にゃ、隔週。月一回だと、風呂にカビが生えてて中村さんがブチ切れたから。ほんとは毎週来るつってんだけど、俺にも都合があるし」
「男連れ込んでるから?」
田村がニヤニヤしながら言うと、鹿倉は鼻で笑った。
田村に抱かれている期間は他にそういう相手を作っていないのは田村も知っている。
そのまましばらく二人で仕事の話やゲームの話をしながらビールを二本ほど空けた。
「さて、と。シャワー、浴びて来るかな」
「別に、そのままでもいいよ? 田村の匂い俺、好きだし」
「いつもそゆこと言うけど、さすがに今日は朝からぶっ通しで海岸いたから磯臭いよ?」
「いんじゃない? 海のオトコ、的な?」
鹿倉が言うが、その頬に手を当ててキスだけすると、
「俺が嫌だよ。いいからゲームして待ってて」
田村はバスルームへと向かった。
と、鹿倉はふと思い出す。田村の家と違うから、ローションなんて置いてないし、多分残っているだろうゴムは寝室。さて、どうするか。
スマホを置いて寝室に向かった。
部屋の片隅にある一角にPCデスクがある。当然仕事でも使用しているが、メインでネットゲームもやっているからその周辺も整備している。
家の掃除を完全に人に任せている以上、寝室のその一角だけには手を触れないよう伝えていて。PC周辺の書棚と机の引き出しには人に見せられない物を入れているのだ。
その辺りを暫くゴソゴソと探していると、書棚の引き出しから小さな箱を掘り起こした。
その箱には、田村の家に入り浸る前に使用していたコンドームがいくつかと、自分で後ろを試していた時に使用したオイルの小瓶が入っている。
「コレ、使えるのかな?」
使用期限なんてわからないけれど、ないよりはマシか、と。その箱をベッドの宮棚に置いて寝室を出ると、バスルームから出てきた田村と出くわした。
「パンツ、引き出しに俺のが入ってたから返してもらうよ」
「も、どれがどっちのかわかんねーし」
「まあね。あとTシャツ借りたし」
「うん。入った?」
「ぱつぱつだけど?」
細い鹿倉のTシャツは、完全に田村の体に張り付いていて。乳首が浮き上がって見えたのが面白くて、鹿倉がわざとソコを指ではじいた。
「丸見え」
「うるさいなー。もう。鹿倉もシャワー浴びて来れば? 俺、台所ちょっと片付けとくし」
「ほっといていいよ」
「おまえがよくても俺が気にするの。いいから」
「ベッド行ってる? ソファでヤってもいいけど」
「……少しはムードってもんを考えろよな」
「んじゃ、寝室で裸で待っててよ。いつもの俺みたく」
「……りょーかい」
可愛いウインクという武器で田村の下半身に軽い一撃を与え、鹿倉がバスルームへと消える。
「かわいんだか、かわいくないんだか」
小さく呟いた田村は、ぱつぱつTシャツとパンツのみというちょっとどうかと思う格好でキッチンに向かった。
珍しく鹿倉の部屋を訪れた田村が、感心して言う。
「中村さん、デキる人だから使った後はキッチリ片付けてってくれるからねー」
「……そーゆー意味じゃなくて」
恐らく、ハウスキーパーさんが使う以外、全く使用しないのであろう鹿倉の部屋のキッチンは、鹿倉の使ったペットボトルが数本置かれているだけである。
「生活感がなさすぎる」
玄関入って廊下を進むと右手に一部屋、寝室として使用している部屋がある。突き当りにLDKがあり、廊下の途中にバストイレなどがあるという一人暮らしには程よいサイズの鹿倉の部屋は、とにかく綺麗にされている。当然、鹿倉ではなく雇っているハウスキーパーのおかげである。
「そおかな? あ、ビール飲む?」
冷蔵庫には、小分けにされたお惣菜的な物も少し入っているが、とにかく飲み物が殆ど。
そして、リビングには大きなテレビとダイニングテーブルに小さ目のモニタがあり、鹿倉がテレビ放送を見るのは小さなモニタで、大きなテレビにはずっとテレビゲームが接続されている状態。というのが、ゲーム好きな鹿倉の城である。
「たまには鹿倉んちで、って思ったけど、ほんと、何もねーなー」
料理に必要なものは持ち込む主義、というハウスキーパーなので、フライパンや小鍋などのちょっとした道具こそ置いてあるものの、田村が料理をしようと思えるほどの物が何もなくて。
「中村さんが作ってくれてるきんぴらとか、入ってない?」
ビールだけ出してリビングのソファ前のラグに座った鹿倉が――ソファは枕なのか?――、キッチンを漁っていた田村に言う。
「なんか、いろいろ入ってるけど。コレつまみで呑む?」
「なんでもいいよー。俺、ビールだけでいいし」
「……ちゃんと食えよ」
「じゃあ、おまえ食べる」
わけのわからないことを、と。田村は冷蔵庫からレンコンのきんぴらが入ったタッパーを取り出すと、蓋だけ開けてそのまま鹿倉のいるリビングに持ってきた。
「箸は?」
「あ、ごめん。そっちの引き出しに入ってる」
ダイニングテーブル横の食器棚から二人分の箸を出し、鹿倉の横に座った。
今日はテレビゲームの気分ではないらしく、スマホの画面を見ながら何やらぶつぶつと言って操作している。
「おーい。俺来てんだから、ゲームやめて一緒に呑もうよー」
「んー? いいけど、何で今日、こっち?」
「たまにはいいじゃん。新鮮で」
「まあ、どっちにしろヤること一緒だけど」
「だからさー。なんでおまえ、そゆことざっくり言っちゃうわけ?」
二人きり、という空間になった瞬間から鹿倉の性に関するワードがあけすけになるので、田村は眉をしかめた。
「もちょっとこう、恥ずかしそうにとか……いや、無理か」
いつものようにくふくふとふざけた笑いでビールを飲んで。鹿倉が、
「俺いつも可愛いじゃん。これ以上可愛かったら、大変だよ?」と上目遣いにきゅるんと田村を見つめる。
「……俺にはそんなあざとさ、通用しません」
ふいっと目を逸らし、きんぴらを口に運ぶ。
「あ、旨」
「でしょ? 中村さん、ほんと優秀だから」
「可愛い女の子?」
「うん。めっちゃ可愛い五十過ぎの女の子」
それは女の子とは言わん、と発言しかけてやめる。
無意識に「失礼かも」とブレーキがかかるのが田村の田村たる所以である。
「月一回だっけ?」
「にゃ、隔週。月一回だと、風呂にカビが生えてて中村さんがブチ切れたから。ほんとは毎週来るつってんだけど、俺にも都合があるし」
「男連れ込んでるから?」
田村がニヤニヤしながら言うと、鹿倉は鼻で笑った。
田村に抱かれている期間は他にそういう相手を作っていないのは田村も知っている。
そのまましばらく二人で仕事の話やゲームの話をしながらビールを二本ほど空けた。
「さて、と。シャワー、浴びて来るかな」
「別に、そのままでもいいよ? 田村の匂い俺、好きだし」
「いつもそゆこと言うけど、さすがに今日は朝からぶっ通しで海岸いたから磯臭いよ?」
「いんじゃない? 海のオトコ、的な?」
鹿倉が言うが、その頬に手を当ててキスだけすると、
「俺が嫌だよ。いいからゲームして待ってて」
田村はバスルームへと向かった。
と、鹿倉はふと思い出す。田村の家と違うから、ローションなんて置いてないし、多分残っているだろうゴムは寝室。さて、どうするか。
スマホを置いて寝室に向かった。
部屋の片隅にある一角にPCデスクがある。当然仕事でも使用しているが、メインでネットゲームもやっているからその周辺も整備している。
家の掃除を完全に人に任せている以上、寝室のその一角だけには手を触れないよう伝えていて。PC周辺の書棚と机の引き出しには人に見せられない物を入れているのだ。
その辺りを暫くゴソゴソと探していると、書棚の引き出しから小さな箱を掘り起こした。
その箱には、田村の家に入り浸る前に使用していたコンドームがいくつかと、自分で後ろを試していた時に使用したオイルの小瓶が入っている。
「コレ、使えるのかな?」
使用期限なんてわからないけれど、ないよりはマシか、と。その箱をベッドの宮棚に置いて寝室を出ると、バスルームから出てきた田村と出くわした。
「パンツ、引き出しに俺のが入ってたから返してもらうよ」
「も、どれがどっちのかわかんねーし」
「まあね。あとTシャツ借りたし」
「うん。入った?」
「ぱつぱつだけど?」
細い鹿倉のTシャツは、完全に田村の体に張り付いていて。乳首が浮き上がって見えたのが面白くて、鹿倉がわざとソコを指ではじいた。
「丸見え」
「うるさいなー。もう。鹿倉もシャワー浴びて来れば? 俺、台所ちょっと片付けとくし」
「ほっといていいよ」
「おまえがよくても俺が気にするの。いいから」
「ベッド行ってる? ソファでヤってもいいけど」
「……少しはムードってもんを考えろよな」
「んじゃ、寝室で裸で待っててよ。いつもの俺みたく」
「……りょーかい」
可愛いウインクという武器で田村の下半身に軽い一撃を与え、鹿倉がバスルームへと消える。
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