キュートなSF、悪魔な親友

月那

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キュートなSF、悪魔な親友

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 鹿倉を抱くときに一番気を遣うのは、とにかく優しく触れること。だ。
 筋肉など殆ど付いていないただただ華奢な鹿倉と、自分との体格差はあまりにも激しいから。
 田村はベッド以外でコトに及ぶ時、必ず自分の体重を鹿倉に載せないように気を遣う。
 だから、こうしてベッドで鹿倉が自分に唇を重ねてくる時は、上に乗る鹿倉と純粋に快楽だけを追うことができるので、少しだけ乱暴に抱く。
 もう数えきれない回数、鹿倉の口腔内を味わってきた田村だけど、本気でスイッチが入っている時のその内部の熱は尋常じゃない甘さを持っていて。
 水分の含まれた音が、その甘さをより一層引き立てて自分の欲望に追い打ちをかける。
 お互いの熱が昂るのを、そのキスだけでも感じる。
 だから。
 鹿倉が先に田村のものに触れると、弾けそうなくらいに上向いたソレが疼く。しかも、鹿倉はわざと下着の上からその先端をわざと軽く撫でるように擦るのだ。
「リュウ……」
 こうして名前を呼ぶ時。鹿倉の欲望にうるんだ瞳が誰よりも自分を欲していることが嬉しくて。
「よっくん、俺、先に一回出さないとヤバい」
 パンツが先走りで濡れている。そして、その布が邪魔で仕方がないくらい、ソコは張りつめていて。
「いいよ。口で出したげる」
 その声が。少し掠れていて。ただただソレが欲しいのだと、下着を剥ぎ取り、弾けるように現れた田村の猛りを口に含む。
 本当に、慣れない。何度その中に入っても、鹿倉の口の中はとにかく温かいし、ねっとりとソレを包み込むし、程よく吸い上げる圧がまた、体中を快感が突き抜けるようで。
「あ」
 声が、抑えられなくて。あっという間に、放ってしまう。
 けれど。鹿倉はそれを当然のように飲み込むと、唇の端から少し溢れてしまったそれを手の甲で拭いながら微笑む。
 その顔が。あまりにも妖艶で。
 一度の放出では猛りは全く変わらない田村だから、そのまま今度は鹿倉を押し倒した。
 鼻の奥でくふくふと笑うその声がまた、完全に田村を誘っているから。自分のモノが入っていたことなんて何も気にしないで、その唇に吸い付いた。
 少し苦くて、生臭いはずなのに、鹿倉の口腔内はやっぱり熱くて甘くて。その中をひたすらに攻め込むと、鹿倉もちょっと息苦しくなったようで声を漏らす。
 お互いの腹の間にある二本のソレを田村は纏めて握った。先走りと鹿倉の唾液で湿っているから、ねちねちとした音が卑猥で、更に昂る。
「……リュウ、くるしい」
 唇の間からそう言って、鹿倉が大きく息をして。仕方ないから、今度は鹿倉の首筋を舐める。
 跡は付けないのが暗黙のルールだけれど、滑らかな鹿倉の肌を味わうのはどこの部位でも抗わないから、筋肉なんて殆どついていない鹿倉の胸も、ピンク色の突起も、総てを舌で味わう。
「くすぐったい」
と、ちょっと笑いながら鹿倉が抵抗したので、少しだけ嗜虐な気持ちが湧いてきた田村は、突起に軽く噛みついた。
「た……あっ」
 痛い。だけじゃ、ないみたいで。鹿倉のモノが反応したのを感じて、田村は甘噛みを繰り返す。
「ん……や……」
 コリコリとそれを歯と舌で味わい、滑らかな鹿倉の肌を掌で感じる。女性のような柔らかさはないが、それでも上気して少し汗ばんでしっとりとした鹿倉の肌は、掌に吸い付くようで。
 田村が掌でそれを味わっていると、ただ触られているだけなのが物足りなくなった鹿倉が足を広げた。そして田村のモノを自分の孔へと宛がう。
「まだ、早いっしょ」
 腰を引いて、逆に鹿倉のモノを握り込む。先端から溢れている透明な先走りを使って、ぬちょぬちょと音を立てて扱くと、
「やん……んんっ……やだ、それ、気持ちイイ」
鹿倉が可愛い声で啼く。
 体を起こし、座った体勢で田村が扱いている様をうっとりと見つめる鹿倉が可愛くて、その薄い唇にキスをした。
 くちゅくちゅと扱く手はそのままに、口の中で舌を絡ませながらお互いの熱を味わう。
 鹿倉の手が伸びて、お互いのモノを擦り合う。それは、初めての性行為の時のように、ただただお互いの射精感を高めるだけの手の動きで。
「……はあっ……んっ……はっ……あ……い、イい、そこ……」
「……よっくん……俺、出そう……っ」
「ん……俺も、イく…………っ!」
 お互い、どうされるのが一番気持ちイイかわかっているだけに、これをヤってしまうとすぐにイってしまう。
「……もう、ダメだよ、これは」
「うん、わかる。これは、つまんないよね、よっくん」
 竿だけでイくのは鹿倉はあまり好きじゃないのを知っているから、ごめんと田村は鹿倉にキスして謝り。
 かといって、こんなもので収まる田村ではないわけで。
 ぽすんと上体をベッドに押し付けるように鹿倉を俯せにすると、腰を上げさせてその穴を広げた。
「こっち、とりあえず指で気持ちよくさせたげるから、もっかいヤろ」
 言って、ローションで濡らした指で孔の周囲をぬるぬると解す。
「んっ」
 その感触が絶妙に鹿倉の快感を誘い、穴をひくひくとさせながら再び自分のモノを握り込んだ。田村の既にカチカチになっているソレがこれから自分の中に埋め込まれることを想像するだけで吐息が漏れる。
「ああ、すっごい可愛い、ココ。欲しいってゆってる」
 田村が言いながらソコに指をつぷ、と差し込んだ。
「あっ……んっ」
 欲しくてたまらなかった刺激が与えられたその部分が、田村の指をより奥へと飲み込むように、鹿倉は腰を動かした。
 滑っているソコが田村の指を包み込み、ぬちゅぬちゅと音を立てる。少し広げるようにして指を増やすと、
「あんっ……イイっ……」
 鹿倉の声が高くなる。
「ココ、でしょ?」
 ピンポイントで鹿倉の一番イイ所を攻めると、
「やあんっ……はあっ……あん」
 ぐちゅぐちゅとソコを弄り、鹿倉の啼き声をより一層高める。いやらしい水音がソコからずっと聞こえてくるから、田村は空いた手で自分のモノにゴムを着け、そろそろ中に挿れる準備をする。
 ナマで挿れるのは、それは本能としては最高だけれど、そこはお互いに最低限の気遣いとして我慢している。まあ、時には余裕がなくそのまま挿れてしまうこともあるが。
 鹿倉の後孔に先端を宛がうと、ローションの滑りを使って軽く中へと入り込む。
「あっ……」
 入口の抵抗感がまた堪らなく心地よく、にゅるにゅるとその感覚を味わって出しては挿れつつ、少しずつ奥へと進める。程よく入ると、丁度先端の尖りが鹿倉のイイ所を掠めるので、今度はその感覚を味わう。
「あっ……イイっ……イイっ……ソコっ……もっと」
 ぐりぐりとソコを何度も擦り上げると、鹿倉の声がどんどん高くなる。
「ふっ……う……ああ、マジ、すげえ、気持ちイイ……締まる……」
 左手で自分のモノをやわやわと握っている鹿倉の手をわざと引く。
「やっ……」
「まだ、ダメ」
 ソレには触らせないようにして、中を突き上げる。腕を引いて唇を重ね、舌を絡ませる。鹿倉の口の中も舌で掻きまわす。
 声にならない声で喘ぐ鹿倉が愛おしくて。出したくて震えている鹿倉のソレを軽く握る。
「はんっ……」
「イきたい?」
 涙目で頷く鹿倉に微笑むと、腰の動きを早めながら鹿倉を手で扱いて射精させた。
「はっ……んっ……」
 まだまだその中を味わいたい田村は、くったりとした鹿倉を仰向けに転がせると、正面から抱きしめて動きを緩めた。
「よっくんの中、すげー気持ちイイ」
 ゆるゆると腰を動かしながら、鹿倉の柔らかな尻の肌触りを掌で感じる。
「……逃げないって何?」
 射精こそしたものの、中で感じる田村の猛りで快感は続いているから、鹿倉の声は少し掠れていて。
「ん?」
 問いの意味がわからなくて、一瞬動きが止まる。
「あ、止まんなくていいよ。きもちーから」
 つくづく、快感に貪欲な鹿倉に田村は笑いながら腰の動きを再開する。
「前、なんかそんなこと、ゆったじゃん? アレ何だった? ……んっあ、イイ、ソコ」
 田村は少し考える。しばらくゆるゆると動いていたが、ふと思い出した。と同時に一度ぐいっと中を突く。
「はんっ……あっ……」
「えっとね。よっくん、俺に彼女できるといなくなるじゃん?」
 ずくずくと突きながら言うから、鹿倉の意識がまた快感に満たされていく。そのままただただ快感に喘ぎ、話が続けられなくて。
「ま……待って……」
「ええ? やめてイイの?」
 今度は田村が少し意地悪く訊く。
「……ヤだけど……」
 鹿倉の欲望に素直な返事がたまらなく可愛くて。田村は今度は激しく中を突き上げた。
「あっ……あっ……はっ……イイ……イイ……」
 どんどん掠れていく声で喘ぐ鹿倉に、今度は田村が出したくなってしまい。
「はっ……ちょい……先、イく……あっ……出る」
 正面から鹿倉の中を抉るように何度も激しく突き上げ射精した。
「ふ……あ……やん、終わっちゃ、ヤだ」
「よっくん、可愛い。けど、ちょっと一旦抜くね」
 自分のモノを引き抜いて後処理だけすると、鹿倉の半勃ち状態のモノをゆるゆると扱いてやる。
「そっちは、今、いい。もう、何も出ない」
 掠れた声で鹿倉が言うから、手を止めてそっと抱きしめる。
「話、続きする?」
「ん」
 しぶしぶ、という風に鹿倉が頷くが、田村は笑いながら「後でまだしたげる」と額にキスして耳元に囁いた。
「あのね。かぐ、いつも俺に彼女できると俺のこと避けるでしょ?」
「別に、避けては、ない」
「でも会ってくれなくなるじゃん」
「……うん」
 珍しく、素直に頷く。
「あれ、すげー寂しいんだよねー」
「それはでも、しょーがなくない? 彼女に悪いし」
「別に友達なんだし、会うだけならよくない?」
「会うだけじゃ、すまねーじゃん」
「え?」
「おまえ、昔彼女いる時に俺のこと抱こうとしたじゃん!」
「そんなことしたっけ?」
「……も、最悪」
「え、うそうそ? 全然記憶にないけど?」
 睨みつける鹿倉の目が、冗談ではないようで。田村は記憶を辿ってみた。
 実際、彼女という存在があっても鹿倉と二人きりになることには何の背徳感もないので、いつだってフラットに会おうとしていたハズで。
「まだ俺んちに田村が来てた頃。俺も結構呑んでたからさ、結構ふざけてたけど。タコパでロシアンルーレットやった後、おまえが襲ってきたからブチ切れた」
 鹿倉に説明された過去。が。半分しか思い出せない。
 確かに、まだセックス自体覚えたてで猿のようにしたがっていた自分がいたことは否めない。が。さすがにそこまで見境なくサカっていたかどうかは覚えていない。
「別にさ、俺はいいよ? そーゆー人間だから全然誰とでもヤれるけど。でも、田村のことを好きって言ってる女の子のことを傷つけるってのは、自分的に赦せない」
「……ごめん」
「いや、ココで謝られても困るし」
「だから、俺に彼女いる時は会ってくれないってこと?」
「ん。俺、そこんトコの倫理観はあるから」
「誰とでも寝るくせに?」
 田村が言うと、ニヤリと嗤った。
 その目の奥の淫乱な輝きが。漠然とながら思い出させた。
 酒が入ってほんのりピンク色に染まった鹿倉の白い頬と酔って潤んだ瞳に、恐らく吸い寄せられた自分。
 ずるい。
 そんなのに、抗えるオトコなんているわけがないじゃないか。
 鹿倉の悪魔的な微笑みが、どんなに鉄壁の女好きさえオとしてしまうだろうことは、田村には痛いくらいにわかっていて。
 ただ、今よりもずっと理性を保てなかった若かりし頃の自分が。無意識のうちに鹿倉を押し倒したのだろうと、なんとなく想像できる。
 と。
鹿倉が唇を重ねてきた。そして。
「それで逃げない? なわけね」
 そう言って体を起こすと、今度は田村の上に乗り、深いキスをする。
「……逃げない?」
「志麻さんのモノになるまではね」
 噛みつくように、唇を貪る。
 鹿倉のそのキスが合図のようになり、田村もそれに答えた。
 ピチュピチュと水音を立てて濃厚なキスをして、鹿倉の掌が田村の厚い胸を指でたどる。突起を指先でコリコリと弄り、今度はもう片方の突起を舌で撫でた。
「リュウが志麻さんに抱かれることになったら、俺はもうココには来ないよ」
「……ちょっと待って。何で俺が抱かれるのさ?」
 快感に身をゆだねかけていた田村がふと立ち返る。
「そりゃ、志麻さんの方がソッチに向いてると思うから」
「俺、志麻さんのこと抱きたいけど」
「無理っしょ? あの人、バキバキだよ?」
「……何? よっくん、志麻さんに抱かれたことあんの?」
「ないけど?」
 くふくふと笑うと、鹿倉は今度は田村の下半身へと手を伸ばした。
「座って? 口でおっきくするから」
 言ってベッドに座らせると、鹿倉は跪いて田村のソレを口に含んだ。
 ちゅぷちゅぷと軽く先端を口の中で弄びながら、裏筋を親指でそっと辿る。
 そんな鹿倉の小さな頭を田村は両手でそっと包み込んだ。自分のソレに奉仕してくれる様が愛おしい。
「あ……ソコ……すげ、きもちい」
 袋を掌で転がしながら、ピンク色の舌を見せつけるように下から舐め上げる。その鹿倉の淫靡な目が、何よりも欲望に火を点ける。
 何度も何度も、舌で撫で上げる。指先で先走りをぐりぐりとなすりつけながら、先端を刺激する。
「ふっ……あ……イイ……」
 ぐぷぐぷと口に含み、喉の奥まで入れて飲み込むように吸い付いて。
 どんどん猛りが硬さを増し、ぴくぴくと脈打つのさえわかるくらいに大きくなったソレを、鹿倉は愛おしげに見つめる。
「口で、イく?」
「……やだ。挿れたい」
 素直に答えると、鹿倉はそのまま正面から田村を跨ぎ、対面座位で自分の孔に鹿倉のソレを宛がった。
「待って。ゴム」
「いいよ、ナマで」
「いや、中で出すわけいかないし」
「いいよ、中で出しても」
 その声が。「欲しい」という気持ちをギリギリまで抑えて掠れていて。
 ずくん、と田村のモノが反応して、そのまま鹿倉の腰を掴んで落とさせた。
「はんっ!……んあっ」
 ずぶっと鹿倉の体重そのままに中にモノを入れ込んだせいで、鹿倉が大きく仰け反った。
 そのまま下から突き上げる。何度も何度も。
 既に解されているソコは田村の欲情をしっかりと包み込んで離さなくて。纏わりつくように絡む中の感覚が、ナマで入れている田村のソレにしっかりと伝わって。
「うわ……まじ、ヤバい……よっくん……」
「きもち、い? 俺も、すごい、イイ」
 田村の動きに自分の腰を連動させ、より奥まで感じようとする鹿倉が掠れた声で言う。
 その背中を自分の方へと引き寄せると、くるりと反転して田村が上から覆い被さった。鹿倉が宙に浮いた脚を田村に巻き付けるように絡ませる。そうすることで密着した体の間で、自分のソレが擦れる。腹の間で刺激を受けた鹿倉のモノがびくびくと硬さを増した。
「はっん……イイ……リュウ、きもち、イイ」
「俺も……よっくんの中、ちょー気持ちイイ」
 もう、何も喋れなくなる。ただただ、お互いにお互いのイイ場所をぐちゅぐちゅと擦り上げて、快感だけを追う。田村の腹筋がその欲望に任せて腰を動かし、鹿倉はただただ力なく突き上げられる快感に身をゆだねるしかできなくて。
 もう喘ぐ声さえ掠れてしまい、ただただ接合部の立てるぐちゅぐちゅという水音だけが響いていて。
 鹿倉の掠れた声を塞ぎ、潤すように唇を重ねた田村が高まる射精感に負けてラストスパートのように激しく突き上げると、
「やっ……あ、……イ、イクっイクっ!」
 鹿倉が言って腹の間で白濁を吐かせた。
「俺も……イく!」
 次の瞬間辛うじて中から引き抜いて、田村もまた鹿倉の上に掌でそれを吐き出した。
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