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074 ありがとうプリフォー
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会場全体に照明がつき明るさが広がる、同時に社長の金一封の言葉でざわつきだす。
「王城臣」
臣は社長に名前を呼ばれ何ですか? って表情を向ける。
「君は小学一年から我が事務所に入って今まで良く貢献してくれたと思っている、弟の番組で人気が出て大手事務所に引き抜きの話があった際断って我が事務所を選んだよな、移籍していればドラマや映画、CMの話も多数あって今以上に有名になっていただろうに、内を選んだばかりにメディアには干され大きな活動の場を失った、それでもアイドル活動などしっかり取り組んでくれた事に感謝している、ありがとう」
「えっ! そんなことがあったのか?」
「移籍していればキララ達よりも有名になっていたって事?」
類とキララだけでなく肉山や近藤、その他会場内にいる人達は真実を聞かされ動揺している。
「有名になっていたかはわからないけどね、でもリル先生や還流と離れて迄芸能活動続けようとは思わなかったしプリフォーのメンバーと一緒にいるのめっちゃ楽しいから今で全然満足しているよ」
臣は社長にvサインを返す。
「許斐心」
突然名前を呼ばれて『えっ、はっはい!』そう慌てて返事をする心。
「君は芝居をしたくて入所したはずが歌や踊りと不得意なことをさせて悪かった、それでもしっかりついて来てくれてありがとう、また芝居の方もどんどん力を付けてきていい役者になったな、今日の夢十夜も素晴らしかったぞ、今後もよろしく頼む」
「・・・・こっこちらこそよろしくお願いします」
心は社長の意外な言葉に戸惑いながら頭を下げる。
「出雲伊莉愛」
ほへ? 伊莉愛は名前を呼ばれ間抜けな返事をする。
「今年初めモデルのショーに出てくれてありがとう、友人を助けることが出来た、また弟の番組を熱心に好きでいてくれて嬉しく思っているぞ、今日の彗夏とのダンスは息がぴったりで素晴らしかったよ」
「須賀彗夏」
彗夏は名前を呼ばれ『はい!』と答える。
「リーダーという事でプレッシャー等もあるだろうが上手くチームをまとめてくれてありがとう、今日の新曲の出来栄えは君の力が大きいと思っている、今だから言うが最初公園で君と伊莉愛のダンスを観たとき嬉しかったんだ、当時の事が一気に溢れてきて色んなことを思い出されたよ」
彗夏は涙を流し頭を下げる、臣、心、伊莉愛も目頭が熱くなっているのがわかる、何せ面と向かって有難う何て社長は口にしたことないからだ、基本俺に指示するだけでプリフォーには直接何かを言うことは少ない、そんな事もありメンバーそれぞれ自分達は事務所に貢献できているのか、必要とされていないんじゃないのかと思い悩んでいる時もあったからだ、そんなわけで社長の言葉に感極まってるよ、多分俺が百回褒めるよりも嬉しいんじゃないのかな? 社長はスピーチを続ける。
「弟のリルや三島氏の活躍も聞いているし他の映画や番組を蹴って迄駆けつけてくれた子供達、突然の声掛けにもかかわらず番組を盛り上げてくれた少年少女等、寛容な保護者やステージを支えてくれたスタッフ達皆に感謝している、ありがとう。」
大勢の拍手が社長に向けられる。
「それではMVPを発表する、私が指さす者がその人物だ!」
宝城キルトの人差し指が向けられた人物とは・・・・。
「うそだろ!?」
何と雨木川還流、俺自身だった。
「王城臣」
臣は社長に名前を呼ばれ何ですか? って表情を向ける。
「君は小学一年から我が事務所に入って今まで良く貢献してくれたと思っている、弟の番組で人気が出て大手事務所に引き抜きの話があった際断って我が事務所を選んだよな、移籍していればドラマや映画、CMの話も多数あって今以上に有名になっていただろうに、内を選んだばかりにメディアには干され大きな活動の場を失った、それでもアイドル活動などしっかり取り組んでくれた事に感謝している、ありがとう」
「えっ! そんなことがあったのか?」
「移籍していればキララ達よりも有名になっていたって事?」
類とキララだけでなく肉山や近藤、その他会場内にいる人達は真実を聞かされ動揺している。
「有名になっていたかはわからないけどね、でもリル先生や還流と離れて迄芸能活動続けようとは思わなかったしプリフォーのメンバーと一緒にいるのめっちゃ楽しいから今で全然満足しているよ」
臣は社長にvサインを返す。
「許斐心」
突然名前を呼ばれて『えっ、はっはい!』そう慌てて返事をする心。
「君は芝居をしたくて入所したはずが歌や踊りと不得意なことをさせて悪かった、それでもしっかりついて来てくれてありがとう、また芝居の方もどんどん力を付けてきていい役者になったな、今日の夢十夜も素晴らしかったぞ、今後もよろしく頼む」
「・・・・こっこちらこそよろしくお願いします」
心は社長の意外な言葉に戸惑いながら頭を下げる。
「出雲伊莉愛」
ほへ? 伊莉愛は名前を呼ばれ間抜けな返事をする。
「今年初めモデルのショーに出てくれてありがとう、友人を助けることが出来た、また弟の番組を熱心に好きでいてくれて嬉しく思っているぞ、今日の彗夏とのダンスは息がぴったりで素晴らしかったよ」
「須賀彗夏」
彗夏は名前を呼ばれ『はい!』と答える。
「リーダーという事でプレッシャー等もあるだろうが上手くチームをまとめてくれてありがとう、今日の新曲の出来栄えは君の力が大きいと思っている、今だから言うが最初公園で君と伊莉愛のダンスを観たとき嬉しかったんだ、当時の事が一気に溢れてきて色んなことを思い出されたよ」
彗夏は涙を流し頭を下げる、臣、心、伊莉愛も目頭が熱くなっているのがわかる、何せ面と向かって有難う何て社長は口にしたことないからだ、基本俺に指示するだけでプリフォーには直接何かを言うことは少ない、そんな事もありメンバーそれぞれ自分達は事務所に貢献できているのか、必要とされていないんじゃないのかと思い悩んでいる時もあったからだ、そんなわけで社長の言葉に感極まってるよ、多分俺が百回褒めるよりも嬉しいんじゃないのかな? 社長はスピーチを続ける。
「弟のリルや三島氏の活躍も聞いているし他の映画や番組を蹴って迄駆けつけてくれた子供達、突然の声掛けにもかかわらず番組を盛り上げてくれた少年少女等、寛容な保護者やステージを支えてくれたスタッフ達皆に感謝している、ありがとう。」
大勢の拍手が社長に向けられる。
「それではMVPを発表する、私が指さす者がその人物だ!」
宝城キルトの人差し指が向けられた人物とは・・・・。
「うそだろ!?」
何と雨木川還流、俺自身だった。
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