361 / 415
『かつてのカラオケ店』
しおりを挟む
『かつてのカラオケ店』
駅前商店街のメインストリートから少し外れた場所にあるカラオケ店。
オレの前世にもあった二階建ての古びた建物で、機種も型遅れ、だが料金もそれなりに安いという、まさにお金は無いが騒ぎたい、そんな学生向けのカラオケ店だ。
前世の親友、山田君とよく来た店でもあり、夜を徹してアニソンを絶唱した思い出の店でもある。
さて、そんな店の自動ドアを通り、カウンター前のちょっとしたロビーに入ると、うす暗い照明の下、数人のブレザーの制服姿の集団が目に入った。
お菓子やトランプ、パーティーグッズなんかが陳列されている棚の前で騒いでいるのは、全員が茶髪か金髪の、スカートがやたら短い女子高生が三人。
ふむ?
男の子がいないが、遅れてくるのだろうか?
オレは周囲を見回すが、やはりそれらしい影はない。
女の子達の中の一人で一番背の高い金髪で長髪の子、ただし頭頂部が黒い、いわゆるプリンちゃんが、店に入ってきたオレ達を見るなり手を上げた。
「カオル久しぶりー! ……って、お前、マジで男連れてきたの!?」
薫ちゃんの言葉を信じていなかったとばかりに、マジマジとオレを見るプリンちゃん。
「いや、ショーコ、お前が連れてこいって言ったんだろーが……しかも絶対に今日とか言ったから無理して来てもらったんだぞ!?」
おお、タメ語の薫ちゃん。なかなか新鮮だ。
彼女たちは薫ちゃんが本当に男(オレ)を連れてきたので驚いているようだった。
薫ちゃんから聞いた話では、どうにもいがみ合っているような雰囲気だったが仲が悪いようには見えない。
普通にお友達、というカンジだ。
今回の件は互いに友人にカッコつけたい見栄を張りたい、そんな話がエスカートしただけかな。
プリンちゃんと別の女の子二人は、オレをジっと見たままだ。
こちらは二人とも茶髪だが、一人はおさげ、一人はツインテールと、やや幼い髪型だがよく似合っている。
ただ顔がまっくた同じだ。双子ちゃんである。
「ふふ、初めまして」
双子ちゃんはオレを見たままヒソヒソと内緒話をしているので、とりあえずイケメンスマイルを飛ばしておく。
「ひゃ」
「ひゅ」
面白い悲鳴をあげて、互いに肩を寄せ合ってしまった。
不良界隈、どうにもかわいい子が多いな。
夏木さんはツンデレ猫ちゃんだし、薫ちゃんはデレデレわんこだし、この子らも小動物な雰囲気を感じる。
再び視線を薫ちゃんたちに戻すと、ショーコちゃんが自分のカバンに手を入れて何かを取り出した。
「いや、どうしても今日ってのはさ。カオル、お前、誕生日だろ?」
「は?」
ショーコちゃん手にあるのは小さく畳まれている……派手な布?
「ボッチで寂しく泣いてんじゃねーかってさ。みんなでカラオケでもして慰めてやろーと思ったんだよ」
ショーコちゃんがその布を開くと、それは『今日の主役』と書かれたタスキだった。
……この子ら、仲いいな。前世の男子高生のノリを彷彿とさせる雰囲気がある。
「は? あ、今日、ウチ誕生日か。いや、それはいらねーからしまえって。いらねーって!」
薫ちゃんが思い出したとばかりにポンと手を打ち、ショーコちゃんもポリポリと頭をかきながら薫ちゃんにタスキをかけようとする。
タスキを拒否する薫ちゃんの抵抗が続くが、背丈も体格的にも勝るショーコちゃんが力で勝り、最終的に薫ちゃんが折れた。
「じゃあ、お前らのクラスメートの男子ってのはハナからウソか?」
めでたく『今日の主役』となった薫ちゃんが、ショーコちゃんに問いかける。
「そりゃホントの話。けど女除け目的のハッタリヤンキーで、中身はただのシャバ僧だった。とっくに全員フラれてシカトくらってる。クラスの女子もガードに入ってるし担任にもチクられてさ。あのババア、停学チラつかせてきたから、もうお手上げ」
「ナニやってんだ、お前ら」
「最初アッチも乗り気っぽくしてやがったんだし、それにイケメンだったんだよ。写真見るか? 盗撮だけど」
ふむ。どうやら男の子の話は本当だったようだ。
ただし、あまり仲よくはなれなかった様子で、この場には来ていないようだ。
そう言えばシマ先輩のお店でカオルちゃんが、女の子から声をかけられにくくするためにイカつい擬態をする男子もいると聞いていたが、そのパターンだったらしい。
すこし残念だが、薫ちゃんもきっとウソだろうと言っていたし、勝手に期待したオレが悪い。
いずれ似たような機会はあるだろうから、オレもそれまで精進するとしよう。
双子の茶髪コンビも薫ちゃんたちの話に加わる。
「イケると思った」
「アレはどう見てもハナから無理。ショーコがアホ」
三人寄れば姦しい(かしましい)というのはこの世界でも同じようだ。
久しぶりに顔を合わせた薫ちゃんも合わせて四人となればなおさらか。
しかし、こうなるとオレはお邪魔ではなかろうか。
誕生日会みたいなノリでもあるし、親しい仲だけで遊んだほうがいいだろう。
可愛い子ばかりだし仲良くなりたいが、薫ちゃんの前で、しかもその薫ちゃんの友達相手にがっつくというのもね。
というわけで、イケメンはクールに去る事にしよう。
「んー。じゃあ、ボクの役目も終わったという事で?」
「あ、京センパイ! マジですいませんッした! こんなアホな事に時間とらせちゃって!」
「いやいや。仲のいいお友達がいてうらやましいよ。じゃあ、ボクはこれで」
オレが手を振ると、ショーコちゃんがものすごい勢いで薫ちゃんの手をひっぱった。
「カオルッ!」
「おわっ! なんだよ!」
「ちょっと来い!」
そうしてオレから離れた場所で何やら内緒話を始めた。
残されたオレは、同じく何事? と思っていたおさげちゃん&ツインテちゃん達と再び目が合った。
「ふふ?」
イケメンスマイル。
「はふっ」
「ほふっ」
双子ちゃん、面白いな。
「あ、あのー、京センパイ……」
二人組をからかっていると、後ろから声がかかった。
何か言いにくそうにしている薫ちゃん。
頭一つ背の高いショーコちゃんが、薫ちゃんの小さな背を後ろから押していた。
「お呼び立てしてお礼もせずというのも失礼な話ですし、もし良ければ同席されませんか?」
「え。でもせっかく薫ちゃんの誕生日会でしょ?」
「いえ。まぁ、その、そーなんスけど」
なんとも言えない顔になる薫ちゃん。
その後ろで、ショーコちゃんが勢いよく手を挙げた。
この子もこの子で面白い。
オレはショーコちゃんを指さす。
「はい、後ろの席の人」
「え? あ、はいッ! カオルの誕生日とか、そんなの集まるための方便なんでッ!」
薫ちゃんが、そんなの? とオウム返しにしてふくれっ面になる。
「もちろん、お代はアタシらで持ちますんで! 好きなモン飲み食いしてもらってですね。気が向いたら、ちょっと歌ってもらったりなんかできたらなぁって」
オレがノリよく反応したのを見てか、ショーコちゃんがここぞとばかりに畳みかけてくる。
「あとあと! できたらデュエットとか、ですね……お願いできたらなぁ、なんてッ!」
「うーん」
オレが渋い顔をした途端、ショーコちゃんが落胆し、薫ちゃんが小声でざまぁみろと呟き悪い顔になった。
別にカラオケが嫌いというわけでもない。
さらに可愛い子にこんなにグイグイ迫られれば、二人きりのデュエットだろうが、二人きりでダイエットになる運動だろうが大歓迎なのだが。
「ボクね。あんまり歌知らないんだ。特にデュエットとか」
ネットなどで見る限り、昔からメジャーだった曲が男女逆転していたりと、異世界あるある現象になっている。
別に異性の曲を歌う事はさほど変ではないと思うが、デュエット曲そのそものをほぼ知らない。
有名な三年目の不倫、それもサビぐらいなもんだ。
「あっ、それはもう全然! もちろん座ってもらってるだけでも!」
そこまで言われれば……ねぇ?
オレはふと想像する。
いやすでにわかりきった未来事象をこの目はとらえている。
薫ちゃん含めて全員のスカートは極端に短い。
流行りのファッションというより、ヤンキースタイルの一環と思われるのだが、理由などどうでもいい。
これだけ短いスカートでイスに座るとどうなるか?
しかもカフェなどの高いテーブルではなく、カラオケ店のようなローテーブルではどうなるか?
桃源というべき光景が、ありありと目に浮かぶ。
この瞳は女の子をオトす魔眼だけではなく、未来視すらも獲得したようだ。
「薫ちゃん」
「あ、はいッス」
「ここまで言ってくれるし、ボクも同席していいかな? 折角、お友達同士での集まりみたいだけど……」
「もちろんッス! こんなやつらと一緒でよければ、ぜひ!」
こんなやつら? と言われてショーコちゃんが微妙な顔をしているが意趣返しとわかっているだけに、苦い顔はしつつも口は閉ざしたまま期待した瞳でオレを見ている。
茶髪二人組もオレを見ていた。微妙にオレと距離をとる小動物的な動きをしているが、期待されているのはわかる。
「じゃあ少しお邪魔しようかな?」
『あざッス!』
そこだけ四人の声がハモる。
そんなわけでオレはこの世界で初のカラオケを楽しむ事となった。
駅前商店街のメインストリートから少し外れた場所にあるカラオケ店。
オレの前世にもあった二階建ての古びた建物で、機種も型遅れ、だが料金もそれなりに安いという、まさにお金は無いが騒ぎたい、そんな学生向けのカラオケ店だ。
前世の親友、山田君とよく来た店でもあり、夜を徹してアニソンを絶唱した思い出の店でもある。
さて、そんな店の自動ドアを通り、カウンター前のちょっとしたロビーに入ると、うす暗い照明の下、数人のブレザーの制服姿の集団が目に入った。
お菓子やトランプ、パーティーグッズなんかが陳列されている棚の前で騒いでいるのは、全員が茶髪か金髪の、スカートがやたら短い女子高生が三人。
ふむ?
男の子がいないが、遅れてくるのだろうか?
オレは周囲を見回すが、やはりそれらしい影はない。
女の子達の中の一人で一番背の高い金髪で長髪の子、ただし頭頂部が黒い、いわゆるプリンちゃんが、店に入ってきたオレ達を見るなり手を上げた。
「カオル久しぶりー! ……って、お前、マジで男連れてきたの!?」
薫ちゃんの言葉を信じていなかったとばかりに、マジマジとオレを見るプリンちゃん。
「いや、ショーコ、お前が連れてこいって言ったんだろーが……しかも絶対に今日とか言ったから無理して来てもらったんだぞ!?」
おお、タメ語の薫ちゃん。なかなか新鮮だ。
彼女たちは薫ちゃんが本当に男(オレ)を連れてきたので驚いているようだった。
薫ちゃんから聞いた話では、どうにもいがみ合っているような雰囲気だったが仲が悪いようには見えない。
普通にお友達、というカンジだ。
今回の件は互いに友人にカッコつけたい見栄を張りたい、そんな話がエスカートしただけかな。
プリンちゃんと別の女の子二人は、オレをジっと見たままだ。
こちらは二人とも茶髪だが、一人はおさげ、一人はツインテールと、やや幼い髪型だがよく似合っている。
ただ顔がまっくた同じだ。双子ちゃんである。
「ふふ、初めまして」
双子ちゃんはオレを見たままヒソヒソと内緒話をしているので、とりあえずイケメンスマイルを飛ばしておく。
「ひゃ」
「ひゅ」
面白い悲鳴をあげて、互いに肩を寄せ合ってしまった。
不良界隈、どうにもかわいい子が多いな。
夏木さんはツンデレ猫ちゃんだし、薫ちゃんはデレデレわんこだし、この子らも小動物な雰囲気を感じる。
再び視線を薫ちゃんたちに戻すと、ショーコちゃんが自分のカバンに手を入れて何かを取り出した。
「いや、どうしても今日ってのはさ。カオル、お前、誕生日だろ?」
「は?」
ショーコちゃん手にあるのは小さく畳まれている……派手な布?
「ボッチで寂しく泣いてんじゃねーかってさ。みんなでカラオケでもして慰めてやろーと思ったんだよ」
ショーコちゃんがその布を開くと、それは『今日の主役』と書かれたタスキだった。
……この子ら、仲いいな。前世の男子高生のノリを彷彿とさせる雰囲気がある。
「は? あ、今日、ウチ誕生日か。いや、それはいらねーからしまえって。いらねーって!」
薫ちゃんが思い出したとばかりにポンと手を打ち、ショーコちゃんもポリポリと頭をかきながら薫ちゃんにタスキをかけようとする。
タスキを拒否する薫ちゃんの抵抗が続くが、背丈も体格的にも勝るショーコちゃんが力で勝り、最終的に薫ちゃんが折れた。
「じゃあ、お前らのクラスメートの男子ってのはハナからウソか?」
めでたく『今日の主役』となった薫ちゃんが、ショーコちゃんに問いかける。
「そりゃホントの話。けど女除け目的のハッタリヤンキーで、中身はただのシャバ僧だった。とっくに全員フラれてシカトくらってる。クラスの女子もガードに入ってるし担任にもチクられてさ。あのババア、停学チラつかせてきたから、もうお手上げ」
「ナニやってんだ、お前ら」
「最初アッチも乗り気っぽくしてやがったんだし、それにイケメンだったんだよ。写真見るか? 盗撮だけど」
ふむ。どうやら男の子の話は本当だったようだ。
ただし、あまり仲よくはなれなかった様子で、この場には来ていないようだ。
そう言えばシマ先輩のお店でカオルちゃんが、女の子から声をかけられにくくするためにイカつい擬態をする男子もいると聞いていたが、そのパターンだったらしい。
すこし残念だが、薫ちゃんもきっとウソだろうと言っていたし、勝手に期待したオレが悪い。
いずれ似たような機会はあるだろうから、オレもそれまで精進するとしよう。
双子の茶髪コンビも薫ちゃんたちの話に加わる。
「イケると思った」
「アレはどう見てもハナから無理。ショーコがアホ」
三人寄れば姦しい(かしましい)というのはこの世界でも同じようだ。
久しぶりに顔を合わせた薫ちゃんも合わせて四人となればなおさらか。
しかし、こうなるとオレはお邪魔ではなかろうか。
誕生日会みたいなノリでもあるし、親しい仲だけで遊んだほうがいいだろう。
可愛い子ばかりだし仲良くなりたいが、薫ちゃんの前で、しかもその薫ちゃんの友達相手にがっつくというのもね。
というわけで、イケメンはクールに去る事にしよう。
「んー。じゃあ、ボクの役目も終わったという事で?」
「あ、京センパイ! マジですいませんッした! こんなアホな事に時間とらせちゃって!」
「いやいや。仲のいいお友達がいてうらやましいよ。じゃあ、ボクはこれで」
オレが手を振ると、ショーコちゃんがものすごい勢いで薫ちゃんの手をひっぱった。
「カオルッ!」
「おわっ! なんだよ!」
「ちょっと来い!」
そうしてオレから離れた場所で何やら内緒話を始めた。
残されたオレは、同じく何事? と思っていたおさげちゃん&ツインテちゃん達と再び目が合った。
「ふふ?」
イケメンスマイル。
「はふっ」
「ほふっ」
双子ちゃん、面白いな。
「あ、あのー、京センパイ……」
二人組をからかっていると、後ろから声がかかった。
何か言いにくそうにしている薫ちゃん。
頭一つ背の高いショーコちゃんが、薫ちゃんの小さな背を後ろから押していた。
「お呼び立てしてお礼もせずというのも失礼な話ですし、もし良ければ同席されませんか?」
「え。でもせっかく薫ちゃんの誕生日会でしょ?」
「いえ。まぁ、その、そーなんスけど」
なんとも言えない顔になる薫ちゃん。
その後ろで、ショーコちゃんが勢いよく手を挙げた。
この子もこの子で面白い。
オレはショーコちゃんを指さす。
「はい、後ろの席の人」
「え? あ、はいッ! カオルの誕生日とか、そんなの集まるための方便なんでッ!」
薫ちゃんが、そんなの? とオウム返しにしてふくれっ面になる。
「もちろん、お代はアタシらで持ちますんで! 好きなモン飲み食いしてもらってですね。気が向いたら、ちょっと歌ってもらったりなんかできたらなぁって」
オレがノリよく反応したのを見てか、ショーコちゃんがここぞとばかりに畳みかけてくる。
「あとあと! できたらデュエットとか、ですね……お願いできたらなぁ、なんてッ!」
「うーん」
オレが渋い顔をした途端、ショーコちゃんが落胆し、薫ちゃんが小声でざまぁみろと呟き悪い顔になった。
別にカラオケが嫌いというわけでもない。
さらに可愛い子にこんなにグイグイ迫られれば、二人きりのデュエットだろうが、二人きりでダイエットになる運動だろうが大歓迎なのだが。
「ボクね。あんまり歌知らないんだ。特にデュエットとか」
ネットなどで見る限り、昔からメジャーだった曲が男女逆転していたりと、異世界あるある現象になっている。
別に異性の曲を歌う事はさほど変ではないと思うが、デュエット曲そのそものをほぼ知らない。
有名な三年目の不倫、それもサビぐらいなもんだ。
「あっ、それはもう全然! もちろん座ってもらってるだけでも!」
そこまで言われれば……ねぇ?
オレはふと想像する。
いやすでにわかりきった未来事象をこの目はとらえている。
薫ちゃん含めて全員のスカートは極端に短い。
流行りのファッションというより、ヤンキースタイルの一環と思われるのだが、理由などどうでもいい。
これだけ短いスカートでイスに座るとどうなるか?
しかもカフェなどの高いテーブルではなく、カラオケ店のようなローテーブルではどうなるか?
桃源というべき光景が、ありありと目に浮かぶ。
この瞳は女の子をオトす魔眼だけではなく、未来視すらも獲得したようだ。
「薫ちゃん」
「あ、はいッス」
「ここまで言ってくれるし、ボクも同席していいかな? 折角、お友達同士での集まりみたいだけど……」
「もちろんッス! こんなやつらと一緒でよければ、ぜひ!」
こんなやつら? と言われてショーコちゃんが微妙な顔をしているが意趣返しとわかっているだけに、苦い顔はしつつも口は閉ざしたまま期待した瞳でオレを見ている。
茶髪二人組もオレを見ていた。微妙にオレと距離をとる小動物的な動きをしているが、期待されているのはわかる。
「じゃあ少しお邪魔しようかな?」
『あざッス!』
そこだけ四人の声がハモる。
そんなわけでオレはこの世界で初のカラオケを楽しむ事となった。
32
お気に入りに追加
893
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にいますが会社員してます
neru
ファンタジー
30を過ぎた松田 茂人(まつだ しげひと )は男女比が1対100だったり貞操概念が逆転した世界にひょんなことから転移してしまう。
松本は新しい世界で会社員となり働くこととなる。
ちなみに、新しい世界の女性は全員高身長、美形だ。
PS.2月27日から4月まで投稿頻度が減ることを許して下さい。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生したら男女逆転世界
美鈴
ファンタジー
階段から落ちたら見知らぬ場所にいた僕。名前は覚えてるけど名字は分からない。年齢は多分15歳だと思うけど…。えっ…男性警護官!?って、何?男性が少ないって!?男性が襲われる危険がある!?そんな事言われても…。えっ…君が助けてくれるの?じゃあお願いします!って感じで始まっていく物語…。
※カクヨム様にも掲載しております


転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる