学校にいる人たちの卑猥な日常

浅上秀

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音痴な学生の放課後練習

卒業式 後編

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「アッ、もう、ダメ、んあっ」

里見のナカが激しく収縮して身体が痙攣している。
ナカの快感を憶えて達せるようになってから高松は喜んで里見の体を貪った。

「さとみっ、くっっ、ああーっ」

漢らしい荒い息遣いが二人を包み込む。

「はあっ、ハッハッ」

「はっ、ふっうっん」

高松はゆっくりと里見のナカから出て行く。
奥深くまで押し込まれていたものの出された量の多さから蓋がなくなったせいで里見の後ろから高松の白い欲望が溢れ出てきた。
互いの体液がまじりあって敷物の代わりに敷いていたタオルがまるで失禁でもしたかのように濡れている。

「んっ」

事後の証拠がありありとしていて、目に見えて二人の羞恥をあおる。
入れっぱなしのままで何度お互いを求めて高めあい達しあったのか数えられなかった。
里見にとっては初めてだったにも関わらず高松は何度も奥を求めてしまった。
まるで里見を壊したいと言っているようなものだった。
里見も我慢を強いられていた分、欲望が蓄積していたのである。
二人分の欲望の解放はそれはそれは大きなものだった。
タオルで身体を拭い、帰宅しなければいけないのはわかっている。
しかしもう少しだけ余韻に浸っていたかった。

「里見…」

夕日のさす部屋の中、里見を押し倒している高松の額からポタリと垂れた汗が里見に落ちた。
それは涙のように里見の顔を滑る。
高松はその一筋の液体の行方を追いかけるように里見の肩に顔をうずめた。

「ずっと、一緒だよ、ね?せんせい」

里見は力の入らない両腕を持ち上げて高松の身体を抱きしめて囁く。
高松はハッとした様子で里見の肩から顔を上げて里見の顔をみた。
そして里見の表情を伺うと何かを察した高松は里見のその言葉に何度も頷くのだった。

しかしひとしきり里見を貪ったのにも関わらず高松は渇望していた。

「んっ、あっ、先生…」

「もう卒業したんだから先生じゃなくてもいいぞ」

愛撫を繰り返すようにしっとりと優しく里見の唇を食す。
ようやく高松は立ち上がると里見の汗ばんだ肌をタオルで撫でてその感触を刻み込みながら清めていく。

「ん、まだ、しばらくは先生って呼ばせて?それに先生って読んだ方が興奮するでしょ?」

悪戯っぽい目で笑う里見に高松は完敗だった。

「ははっ、そうだな」

獣が鳴りをひそめ、恋人として二人は見つめあう。
服を着替えて現実に戻る刻が来てしまった。
しかしこれから二人は幾度も恋人としての刻を過ごすだろう。

果たして捕まったのはどちらなのやら。


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