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陽太さんは、隣に立つヤマを睨み出すし。
遥馬さんの顔は、既に心配して曇ってる。
服を着るように、絶えず近付く人間を威嚇する清人さんのフェロモンを纏っていた遥馬さん。
ある日を境に、急にそのフェロモンは消えたんだけど・・・近づかれ過ぎると身構えてしまう。
身に染み付いてしまったからかな。
それで顔が強張ったんだけど・・・わずかな変化に気付いた陽太さんの目が、勘違いして鋭く尖ってしまった。
「倭人、お前、桜宮さんを泣かしたのか?」
「いえ、あの・・・」
先に、俺が勝手に泣いたんだと話す前に。
ヤマのバカがヘラっと笑いながら答えてしまった。
「うん、めちゃくちゃ可愛かった」
バカァーーーーー・・・っっ!
おかしな誤解を自分から作りにいくな!
ボッと、遥馬さんの顔が真っ赤に染まって。
陽太さんも眉間に手を当てて溜め息。
違うんです!
そんな啼かされ方じゃありませんからっっ
遥馬さんの顔は、既に心配して曇ってる。
服を着るように、絶えず近付く人間を威嚇する清人さんのフェロモンを纏っていた遥馬さん。
ある日を境に、急にそのフェロモンは消えたんだけど・・・近づかれ過ぎると身構えてしまう。
身に染み付いてしまったからかな。
それで顔が強張ったんだけど・・・わずかな変化に気付いた陽太さんの目が、勘違いして鋭く尖ってしまった。
「倭人、お前、桜宮さんを泣かしたのか?」
「いえ、あの・・・」
先に、俺が勝手に泣いたんだと話す前に。
ヤマのバカがヘラっと笑いながら答えてしまった。
「うん、めちゃくちゃ可愛かった」
バカァーーーーー・・・っっ!
おかしな誤解を自分から作りにいくな!
ボッと、遥馬さんの顔が真っ赤に染まって。
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違うんです!
そんな啼かされ方じゃありませんからっっ
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