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部屋
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涼介の特別室はバス・トイレ付きで、外に出なくても生活できるようになっている。
ほかの患者とは雲泥の差だが、外から施錠されて監禁されていることに違いはない
薬物治療に切り替えて男性看護師が検温や体調の聞き取り、食事の上げ下げをするためにやってくるが、ここに収容される患者は日が立つにつれてだんだん会話もままならなくなってくる。
自殺防止用の強化ガラスの窓からただぼんやり外を眺めて過ごす時間が増える。
涼介の場合は、むせ返る色気が空間に広がって部屋を訪れる看護師は思わず目眩がした。
今まで山中に遊ばれていた患者はだんだん生気を失っていったが、涼介はその美しさが増すような感じがする。
「おはようございます。どうですか?調子は」
会話もまだ何とかできる。
「ここ…、どこですか」
話しかけられて自分の事を何度も聞くのが、普通の人との違いといえば違いだった。
「あなたの場合、放置しておくと自分自身を傷つけてしまうので一時的に保護されています」
看護師はマニュアルどおりの返答をする。
毎日同じやりとりに、涼介は不思議そうに首をかしげる。
昼はそんな感じで部屋でひとりぼんやりとすごして、夜は山中の欲望の対象になっていた。
病院用だが大きめな質のいいベッドで毎夜犯される。
看護師たちは涼介の声が聞こえても干渉しない。
精神科の給与はかなり高い。それを失ってまで正義を貫く気はなかった。
最近は山中を篠宮湊と思い込んでいる涼介をいじめるのが楽しくなってきた。
「やめ…っ、みなと…」
白くて柔らかい裸体を撫でながら力なく反抗する涼介を野獣の目をした山中が見下ろす。
「本当は気持ちいい事が好きなんだろう?ここは?」
「あ…や……」
耳朶を軽く噛むと、逃げようとして身体をくねらす。
その仕草がますます山中の異常な支配欲を刺激した。
「嘘ばかり言って。まだまだ退院は出来ないな」
「…も…やだ…こんなの…」
閉じた瞳が濡れていく。
だが後ろを突かれはじめると反抗する言葉より甘い悲鳴のほうが多くなる。
睡眠薬を盛られて意識が朦朧としている涼介は現実と夢の境目がわからない。
「い…や…、気持ち…い…あ…あ…ん……」
振動で揺れる身体の腰を掴んで、山中は逃さない。
「篠宮湊はそんなに気持ちいいのか」
常識と良心、兄との禁忌的な行為が涼介を苦しめるが、与えられる快楽は欲しがる。
それを証拠に、涼介はだんだん刺激を求める言葉が多くなった。
「気持ちいい?涼介」
「うん…もっと…、欲し……あぁっ…!」
奥を強く突かれて涼介の身体がしなる。
山中は今までの患者より可愛らしい玩具を手に入れて機嫌がよかった。
「湊が嫌いなんだろう?そいつに犯されて気持ちよく感じるなんておかしな子」
冷たい言葉に反応して涼介が強く締めてくる。
そこ以外は力が入らないのかぐったりして、眠ってしまいそうだった。
「…っあ!…」
それを許さない山中は激しく突き上げて溢れ出す透明な液体を指に塗って上下にこすりだす。
「もっと…して」
深い眠りの底に沈む前に呟いて、後は反応がなくなり山中の欲望を受けいるだけの人形になり、翌日目が覚めると変な夢を見たと思うだけだった。
難しいことを考えると頭がぼんやりして、正確な答えがみつからない。
ほかの患者とは雲泥の差だが、外から施錠されて監禁されていることに違いはない
薬物治療に切り替えて男性看護師が検温や体調の聞き取り、食事の上げ下げをするためにやってくるが、ここに収容される患者は日が立つにつれてだんだん会話もままならなくなってくる。
自殺防止用の強化ガラスの窓からただぼんやり外を眺めて過ごす時間が増える。
涼介の場合は、むせ返る色気が空間に広がって部屋を訪れる看護師は思わず目眩がした。
今まで山中に遊ばれていた患者はだんだん生気を失っていったが、涼介はその美しさが増すような感じがする。
「おはようございます。どうですか?調子は」
会話もまだ何とかできる。
「ここ…、どこですか」
話しかけられて自分の事を何度も聞くのが、普通の人との違いといえば違いだった。
「あなたの場合、放置しておくと自分自身を傷つけてしまうので一時的に保護されています」
看護師はマニュアルどおりの返答をする。
毎日同じやりとりに、涼介は不思議そうに首をかしげる。
昼はそんな感じで部屋でひとりぼんやりとすごして、夜は山中の欲望の対象になっていた。
病院用だが大きめな質のいいベッドで毎夜犯される。
看護師たちは涼介の声が聞こえても干渉しない。
精神科の給与はかなり高い。それを失ってまで正義を貫く気はなかった。
最近は山中を篠宮湊と思い込んでいる涼介をいじめるのが楽しくなってきた。
「やめ…っ、みなと…」
白くて柔らかい裸体を撫でながら力なく反抗する涼介を野獣の目をした山中が見下ろす。
「本当は気持ちいい事が好きなんだろう?ここは?」
「あ…や……」
耳朶を軽く噛むと、逃げようとして身体をくねらす。
その仕草がますます山中の異常な支配欲を刺激した。
「嘘ばかり言って。まだまだ退院は出来ないな」
「…も…やだ…こんなの…」
閉じた瞳が濡れていく。
だが後ろを突かれはじめると反抗する言葉より甘い悲鳴のほうが多くなる。
睡眠薬を盛られて意識が朦朧としている涼介は現実と夢の境目がわからない。
「い…や…、気持ち…い…あ…あ…ん……」
振動で揺れる身体の腰を掴んで、山中は逃さない。
「篠宮湊はそんなに気持ちいいのか」
常識と良心、兄との禁忌的な行為が涼介を苦しめるが、与えられる快楽は欲しがる。
それを証拠に、涼介はだんだん刺激を求める言葉が多くなった。
「気持ちいい?涼介」
「うん…もっと…、欲し……あぁっ…!」
奥を強く突かれて涼介の身体がしなる。
山中は今までの患者より可愛らしい玩具を手に入れて機嫌がよかった。
「湊が嫌いなんだろう?そいつに犯されて気持ちよく感じるなんておかしな子」
冷たい言葉に反応して涼介が強く締めてくる。
そこ以外は力が入らないのかぐったりして、眠ってしまいそうだった。
「…っあ!…」
それを許さない山中は激しく突き上げて溢れ出す透明な液体を指に塗って上下にこすりだす。
「もっと…して」
深い眠りの底に沈む前に呟いて、後は反応がなくなり山中の欲望を受けいるだけの人形になり、翌日目が覚めると変な夢を見たと思うだけだった。
難しいことを考えると頭がぼんやりして、正確な答えがみつからない。
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