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25話 飛びなさい
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ドオオオオオン!
「きゃあああああ!!!」
「やるならやるって言ってよー!」
「挨拶したくってー!」
「うほおおおおおおおお!!!???」
私は反動で吹き飛び、ダメージも食らってしまう。けど、奴も同じように飛んでいく。ただ、その飛び方がかなりの距離のような……。まるで空を飛ぶかのような……。
ゴロゴロゴロゴロ
ザザァ スクッ!
私は何度か転がるが、直ぐに起き上がる。
「2人とも無事!?」
「何回一緒に飛んでると思ってるの! 直ぐにいけるわ!」
「うう。こんなに激しいなんてー。サボらせてよー」
「さっき寝たんだから少し位気にしないの! トリでしょ!? 3歩歩いたら忘れるんでしょ!」
「女子高生になんてことと言ってくれるのー!?」
「それだけ元気があるなら大丈夫ね! ハル!」
「もう行くよー!」
私は走り始め、丘の上に出ると、上空ではトカゲサルが大きな角と羽を生やして待ち構えていた。
「うほおおおおおおお!!!」
ドンドンドンドン!!!
上空でもあのドラミングは出来るようになるのか。しかも、今回の色は緑色になっている。一体どんな効果があるというのだろうか。
「うほっほほほほほほほおおお!!!」
ボアアアアアアアア!!!
奴が炎のブレスを吐いてきた。
でも、それは前回見た!
「それくらい躱せるよ!」
私は走り、その炎を避ける。
「アイツ魔法も使うのー!?」
「あれって魔法だったの!?」
「多分だけどー! 緑色になってるのも魔法強化だと思うー!」
「そうなのね! アキ反撃しなさい! 攻撃を避けるのはハルがやってくれるから!」
「任せて! アキには絶対に攻撃を当てさせないから!」
「そんな……いいの? あたし、結構サボってたと思うんだけど……」
アキはこんな時に何を言っているのだろうか。
「何言ってるの! 羊を倒すのも、アイツを今から倒すのも、絶対にアキの力がいるんだよ! だからやって!」
「そうよ! やれるときにやることやってればいいのよ! 私だって普段はこの美しさを見せつけることしかしてないんだから!」
「……。ぷ。何よそれ、でも、そうなんだね。ありがとう。私も仲間でいいんだ。分かったよ。攻撃は私に任せてー! 風の槍よ×2!」
私の周りに何かが出来た気配がした。なんだろう。分からないけど、アキの魔法だと思う。
「いっけー!」
シュコオオオオ!!!
「うほほほほほおおおお!!!???」
当たった! トカゲサルが空中でふらついている。
「まだまだー! 炎の槍よ×2! 風の弾よ×6!」
アキが立て続けに魔法を唱えて奴を攻め立てる。
「すご」
「そうなの?」
「まだまだいくよー!」
と、全力で魔法を放ち続けているアキの声を聞きながら、ナツキと話す。
「うん。魔法にもそれぞれクールタイムがあって、それがまた使えるようになるまでに結構シビアな計算とかをしないといけないのよ」
「うんうん」
「それを、アキは結構その場の感じでやってるんだと思う。上級者はもうどういう感じでやっていくかとか決めてるって聞いたわ。だけど、アキはそんな事を考える時間無かったし、きっと今考えながらやってるんだと思う」
「だからすごいって言ってたんだ」
「そうよ。私でも流石に出来ないわ」
「流石アキだね!」
「ええ。本当に」
「……」
そう私とナツキで話していたら、トカゲサルの体がかなりふらついている。
「ハル! ナツキ! MPが切れたからちょっと瞑想するねー! 起きるのは300秒後くらいー!」
アキはそう言ってサッサと目を閉じてしまった。
「え?」
「どうしよう」
「………………」
私とナツキは走りながら見つめ合う。
そこに、トカゲサルからのじっと見つめてくる眼差しに気が付き、そちらを見た。
「………………」
「………………」
「うほおおおおおおおおおお!!!」
ボアアアアアアア!!!
「いやあああああ!!!」
私は全力ダッシュする。奴はアキが眠ったのをいいことに、私にさっきよりも広範囲に渡るブレスを吐いてきたのだ。
「熱い! 背中が燃えてる気がする!」
焼き豚になっちゃう!
「大丈夫よ!キノコの付け合わせがあれば美味しく頂けるわ!」
「それは負けちゃってるよナツキ!」
「は! そうだった!」
軽口を叩きながら私たちは走る。
「でもどうしよう! アキがいないと私たち攻撃出来ないよ!」
「大丈夫よ!」
「策があるの!?」
もしかしたらナツキが取った新しいスキルに何かがあるのだろうか?
「ハル! 奴に向かって飛びなさい!」
「え? でも絶対に届かないと思うんだけど」
「いいから! ほら! やって!」
「う、うん。分かった!」
ナツキの事だ。きっと何か考えがあるに違いない。
「いっくよおおおおお!!! せい!」
「うほほおおおおお!!??」
かなり高い位置にいるトカゲサルに向かった私は跳ぶ。
ピョン スタッ タタタタタタタタ
私は2秒ほど滞空した後、警戒する奴の真下を走り抜けた。
「きゃあああああ!!!」
「やるならやるって言ってよー!」
「挨拶したくってー!」
「うほおおおおおおおお!!!???」
私は反動で吹き飛び、ダメージも食らってしまう。けど、奴も同じように飛んでいく。ただ、その飛び方がかなりの距離のような……。まるで空を飛ぶかのような……。
ゴロゴロゴロゴロ
ザザァ スクッ!
私は何度か転がるが、直ぐに起き上がる。
「2人とも無事!?」
「何回一緒に飛んでると思ってるの! 直ぐにいけるわ!」
「うう。こんなに激しいなんてー。サボらせてよー」
「さっき寝たんだから少し位気にしないの! トリでしょ!? 3歩歩いたら忘れるんでしょ!」
「女子高生になんてことと言ってくれるのー!?」
「それだけ元気があるなら大丈夫ね! ハル!」
「もう行くよー!」
私は走り始め、丘の上に出ると、上空ではトカゲサルが大きな角と羽を生やして待ち構えていた。
「うほおおおおおおお!!!」
ドンドンドンドン!!!
上空でもあのドラミングは出来るようになるのか。しかも、今回の色は緑色になっている。一体どんな効果があるというのだろうか。
「うほっほほほほほほほおおお!!!」
ボアアアアアアアア!!!
奴が炎のブレスを吐いてきた。
でも、それは前回見た!
「それくらい躱せるよ!」
私は走り、その炎を避ける。
「アイツ魔法も使うのー!?」
「あれって魔法だったの!?」
「多分だけどー! 緑色になってるのも魔法強化だと思うー!」
「そうなのね! アキ反撃しなさい! 攻撃を避けるのはハルがやってくれるから!」
「任せて! アキには絶対に攻撃を当てさせないから!」
「そんな……いいの? あたし、結構サボってたと思うんだけど……」
アキはこんな時に何を言っているのだろうか。
「何言ってるの! 羊を倒すのも、アイツを今から倒すのも、絶対にアキの力がいるんだよ! だからやって!」
「そうよ! やれるときにやることやってればいいのよ! 私だって普段はこの美しさを見せつけることしかしてないんだから!」
「……。ぷ。何よそれ、でも、そうなんだね。ありがとう。私も仲間でいいんだ。分かったよ。攻撃は私に任せてー! 風の槍よ×2!」
私の周りに何かが出来た気配がした。なんだろう。分からないけど、アキの魔法だと思う。
「いっけー!」
シュコオオオオ!!!
「うほほほほほおおおお!!!???」
当たった! トカゲサルが空中でふらついている。
「まだまだー! 炎の槍よ×2! 風の弾よ×6!」
アキが立て続けに魔法を唱えて奴を攻め立てる。
「すご」
「そうなの?」
「まだまだいくよー!」
と、全力で魔法を放ち続けているアキの声を聞きながら、ナツキと話す。
「うん。魔法にもそれぞれクールタイムがあって、それがまた使えるようになるまでに結構シビアな計算とかをしないといけないのよ」
「うんうん」
「それを、アキは結構その場の感じでやってるんだと思う。上級者はもうどういう感じでやっていくかとか決めてるって聞いたわ。だけど、アキはそんな事を考える時間無かったし、きっと今考えながらやってるんだと思う」
「だからすごいって言ってたんだ」
「そうよ。私でも流石に出来ないわ」
「流石アキだね!」
「ええ。本当に」
「……」
そう私とナツキで話していたら、トカゲサルの体がかなりふらついている。
「ハル! ナツキ! MPが切れたからちょっと瞑想するねー! 起きるのは300秒後くらいー!」
アキはそう言ってサッサと目を閉じてしまった。
「え?」
「どうしよう」
「………………」
私とナツキは走りながら見つめ合う。
そこに、トカゲサルからのじっと見つめてくる眼差しに気が付き、そちらを見た。
「………………」
「………………」
「うほおおおおおおおおおお!!!」
ボアアアアアアア!!!
「いやあああああ!!!」
私は全力ダッシュする。奴はアキが眠ったのをいいことに、私にさっきよりも広範囲に渡るブレスを吐いてきたのだ。
「熱い! 背中が燃えてる気がする!」
焼き豚になっちゃう!
「大丈夫よ!キノコの付け合わせがあれば美味しく頂けるわ!」
「それは負けちゃってるよナツキ!」
「は! そうだった!」
軽口を叩きながら私たちは走る。
「でもどうしよう! アキがいないと私たち攻撃出来ないよ!」
「大丈夫よ!」
「策があるの!?」
もしかしたらナツキが取った新しいスキルに何かがあるのだろうか?
「ハル! 奴に向かって飛びなさい!」
「え? でも絶対に届かないと思うんだけど」
「いいから! ほら! やって!」
「う、うん。分かった!」
ナツキの事だ。きっと何か考えがあるに違いない。
「いっくよおおおおお!!! せい!」
「うほほおおおおお!!??」
かなり高い位置にいるトカゲサルに向かった私は跳ぶ。
ピョン スタッ タタタタタタタタ
私は2秒ほど滞空した後、警戒する奴の真下を走り抜けた。
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