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ショコラの接吻
06.55 ー 勃発、嫁姑問題…ではなく
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誠達が帰って行った公爵家は、妙に静かだった。
スカーレットはまた痛み出した頭を撫でながら、ロイズを睨む。
「そんな顔をしても、悪いのはご自分では?」
「そうだけど…そうだけどさぁ。お前、たまに主人である俺に対して、態度が悪いよな」
「そうですか?貴方は昔から悪ガキでしたからね。それに付き合うには、これくらいでないと」
ふふん、と笑うロイズに、スカーレットは苦笑いを浮かべた。
それにしても、全部が誤算だった。
ヴォルク家と王家は、今の国王が王太子だった頃から微妙な関係だ。向こうの親玉はそれほど深く考えていないようだが、問題はその周辺だ。
だから何かにつけてフレデリクのためだと言いながら、定期的にこちらへ要らぬ人材を寄越してくる。すぐに解雇すると家の名に傷が付くので、スカーレットをはじめ、ロイズや筆頭執事、メイド長は彼らの粗を探す毎日だ。
そこに現れたのが、誠だった。
スカーレットは、丁度良いと思った。アレクセイのツガイとしての資質、この公爵家に入っても潰れない精神力を見せてもらおうと思っていた。それだけだ。…いや、少しは誠がどう反応するか、面白がっていたかもしれない。
アレクセイはアレクセイで何か考えているようだったし、それによって本来関係の無いレビ達の参入だ。こちらの不手際を見られるのは痛かったが、あの使えぬ人材をリリースするためには、早急に決着を着けたかった。
結果的に、突けば少し面白い反応をする誠は、きっとこちらが何をしてものらりくらりとかわしてくれると思っていたが、想定していたよりも怒りを見せたのが早かったし、アレクセイは遅れてきた反抗期のように自分に威嚇をしてきた。まったくもって、全てが予想外だった。
ヴォルク家のツガイ主義は身に染みて分かっていたはずなのに、まさか親である自分に牙を剥くほどとは。
けれど誠はそれを上手く宥めすかし、コントロールしていた。なぜだか知らないが、妙に手慣れていた。
それに従うアレクセイもアレクセイだが、多分お互いの波長が合うからツガイとして魅かれたのだろう。
「それにしても、あの唐揚げ…美味しかったですね。もちろん、出していただいた料理全てが美味しかったですけど」
ロイズは思い出しているのか、うっとりとした表情を浮かべている。
それについては、全面的に同意できる。元々が入手困難な超高級肉なのに、惜しげもなく大量に調理するとは思わなかった。しかも以前食べた肉よりも、はるかに美味しかった。
あの処理劇がなければ、もっと良い食事会になってただろう。誠の腕は、本物だ。
「マコト様に泊まっていただけたら、きっと朝食も作ってもらえたと思うんですけどね。惜しいことをしました」
「…チッ。分かってんだよ、そんなことは」
自由に料理をできる場所を探していたのだ。こちらが頼めば、ロイズが言うように朝食も作ってくれただろう。
その場のノリと勢いに任せず、もう少し考えれば良かったとスカーレットが反省していると、廊下の向こうから地響きが近付いてきた。
「…何だ?」
スカーレットが音のする方を向くと、白いコックコートの集団が、カトラリーやパン籠を片手にこちらに向かっている最中だった。
「貴方達!廊下を走るんじゃありませんよ!」
ロイズの声にも負けず、料理人の集団は一心不乱に突き進んでいる。彼らはそのままスカーレット達を通り過ぎた。
「不味い料理でも食ったのか?」
スカーレットが首を傾げていると、何かに気付いたらしいロイズは彼らの後を追った。
「奥様、彼らは別館の厨房に行くつもりです。片付けを任せたのでしょう?料理は残っていなくても、ソースや何かは残っているはずですよ」
「…そうだろうな。でも、何でアイツらもお前も慌ててんだよ」
ロイズの後を追うようにスカーレットも続いた。
「思い出してみてください。マコト様もアレクセイ様も、あの料理を門外秘とされているんですよ。ソースだけでも、とても素晴らしいものでした。彼ら料理人は、それが目当てです」
「そうか!アイツらはソースの配合を、独自に暴こうとしてるのか」
「そうです。それに、あれだけ隠したがってたんです。こちらが味の配合の秘密を暴いたと知られると、アレクセイ様のお怒りはどうなるか…」
少し前のアレクセイの様子を思い出し、スカーレットは顔を青ざめさせた。
誠やフレデリクの機転であそこまで抑えられていたのだが、誠がアレクセイ側につけばアレクセイは野放し同然だ。
あれ程の腕を持つ料理人は、この国や近隣諸国でも見たことがない。ソースやドレッシングのどれか一つでも、誠が登録していないレシピを誰かが勝手に商業ギルドに登録すれば、それだけで億万長者になれるだろう。
せっかく誠が自分の暴走に目を瞑ってくれたのに、そうなれば誠とアレクセイの二人と修復不可能な溝ができてしまう。
料理人の独自のレシピは、この国や周辺諸国では財産だ。ただで教える変わり者は居ないし、教えるとしても何らかの制約や契約魔法を使うのが常識だ。
誠があの状況でもこの屋敷の厨房を使ってくれたのは、自分への信頼の証だ。
「やっべぇな…間に合うか?」
いつしか全力で走っていたスカーレットとロイズは、白装束集団の最後尾を捉えた。
蹴散らしながら別館に入ると、厨房からは雄叫びが聞こえてきた。
「クソっ…駄目だったか」
目の前の背中にドロップキックを喰らわせたスカーレットは、舌打ちをしたい気分だった。
しかし、この屋敷の責任者として、ことの顛末をしっかり見届ける義務がある。スカーレットは意を決し、厨房の中に入った。
歓喜に任せて両腕を突き上げている姿が見えると思ったが、厨房の床にはジャフをはじめとした料理人達が沈んでいた。
「…何だ、この状況は」
「さあ?…あ、奥様」
ロイズが指差す方を見る。ただのコンロだ。しかし使われた鍋もフライパンも伏せられているし、食器も食器立てに並べられていた。
「片付け済みってことか?」
「でしょうね。この魔力の残滓は、アレクセイ様ですかね」
確かにアレクセイは、誠の後を追って厨房に入って行っていた。ただ誠のケツを追いかけていただけかとその時は思ったが、誠の痕跡を消すためだったようだ。
「ははは…」
スカーレットの口からは、乾いた笑いが漏れた。とりあえず、ヴォルク家分裂の危機は脱したようだ。
作業台に手を付いて大きく息を吐き出すと、スカーレットは先程から視界に入っていた大版の布を見た。
周辺諸国では見ない花柄の布は、何かを覆っていた。その上には二つに折った紙があり、自分の名前が書かれてあった。
「何だ?マコトから…?」
自分の名前があったらか、白装束集団の魔の手からは逃れられたらしい。紙を開くと、それは誠からの手紙だった。
『お義母様へ
お会いできなかったけど、公爵様の分のご飯を分けておきました。
毒見等で出せないのなら、お義母様かロイズさんが食べてくれると嬉しいです。
また遊びに来させてください。その時は、普通にもてなしてくれることを望みます。今日出せなかったお菓子は山ほどあるので、一緒に食べましょう。
マコト』
布巾代わりに被せられている布を捲ると、最初に出てきた料理と唐揚げが用意されていた。しかもすぐに運べるようにと、トレーに乗せられている。
「…できた嫁が嫁いできますね」
それを見たロイズは、ニッコリと笑っていた。
「だな。はー…ここまで気を使ってくれるとは」
スカーレットは布を戻すと、トレーを持ち上げた。
早くしないと、沈んだままの集団に見つかってしまう。そうなれば、公爵家分裂どころか旦那の口に誠の料理が入らなくなってしまう。
それだけは、絶対に阻止しなければならない。
スカーレットは尾を振りながら軽い足取りで厨房から出て行った。
スカーレットはまた痛み出した頭を撫でながら、ロイズを睨む。
「そんな顔をしても、悪いのはご自分では?」
「そうだけど…そうだけどさぁ。お前、たまに主人である俺に対して、態度が悪いよな」
「そうですか?貴方は昔から悪ガキでしたからね。それに付き合うには、これくらいでないと」
ふふん、と笑うロイズに、スカーレットは苦笑いを浮かべた。
それにしても、全部が誤算だった。
ヴォルク家と王家は、今の国王が王太子だった頃から微妙な関係だ。向こうの親玉はそれほど深く考えていないようだが、問題はその周辺だ。
だから何かにつけてフレデリクのためだと言いながら、定期的にこちらへ要らぬ人材を寄越してくる。すぐに解雇すると家の名に傷が付くので、スカーレットをはじめ、ロイズや筆頭執事、メイド長は彼らの粗を探す毎日だ。
そこに現れたのが、誠だった。
スカーレットは、丁度良いと思った。アレクセイのツガイとしての資質、この公爵家に入っても潰れない精神力を見せてもらおうと思っていた。それだけだ。…いや、少しは誠がどう反応するか、面白がっていたかもしれない。
アレクセイはアレクセイで何か考えているようだったし、それによって本来関係の無いレビ達の参入だ。こちらの不手際を見られるのは痛かったが、あの使えぬ人材をリリースするためには、早急に決着を着けたかった。
結果的に、突けば少し面白い反応をする誠は、きっとこちらが何をしてものらりくらりとかわしてくれると思っていたが、想定していたよりも怒りを見せたのが早かったし、アレクセイは遅れてきた反抗期のように自分に威嚇をしてきた。まったくもって、全てが予想外だった。
ヴォルク家のツガイ主義は身に染みて分かっていたはずなのに、まさか親である自分に牙を剥くほどとは。
けれど誠はそれを上手く宥めすかし、コントロールしていた。なぜだか知らないが、妙に手慣れていた。
それに従うアレクセイもアレクセイだが、多分お互いの波長が合うからツガイとして魅かれたのだろう。
「それにしても、あの唐揚げ…美味しかったですね。もちろん、出していただいた料理全てが美味しかったですけど」
ロイズは思い出しているのか、うっとりとした表情を浮かべている。
それについては、全面的に同意できる。元々が入手困難な超高級肉なのに、惜しげもなく大量に調理するとは思わなかった。しかも以前食べた肉よりも、はるかに美味しかった。
あの処理劇がなければ、もっと良い食事会になってただろう。誠の腕は、本物だ。
「マコト様に泊まっていただけたら、きっと朝食も作ってもらえたと思うんですけどね。惜しいことをしました」
「…チッ。分かってんだよ、そんなことは」
自由に料理をできる場所を探していたのだ。こちらが頼めば、ロイズが言うように朝食も作ってくれただろう。
その場のノリと勢いに任せず、もう少し考えれば良かったとスカーレットが反省していると、廊下の向こうから地響きが近付いてきた。
「…何だ?」
スカーレットが音のする方を向くと、白いコックコートの集団が、カトラリーやパン籠を片手にこちらに向かっている最中だった。
「貴方達!廊下を走るんじゃありませんよ!」
ロイズの声にも負けず、料理人の集団は一心不乱に突き進んでいる。彼らはそのままスカーレット達を通り過ぎた。
「不味い料理でも食ったのか?」
スカーレットが首を傾げていると、何かに気付いたらしいロイズは彼らの後を追った。
「奥様、彼らは別館の厨房に行くつもりです。片付けを任せたのでしょう?料理は残っていなくても、ソースや何かは残っているはずですよ」
「…そうだろうな。でも、何でアイツらもお前も慌ててんだよ」
ロイズの後を追うようにスカーレットも続いた。
「思い出してみてください。マコト様もアレクセイ様も、あの料理を門外秘とされているんですよ。ソースだけでも、とても素晴らしいものでした。彼ら料理人は、それが目当てです」
「そうか!アイツらはソースの配合を、独自に暴こうとしてるのか」
「そうです。それに、あれだけ隠したがってたんです。こちらが味の配合の秘密を暴いたと知られると、アレクセイ様のお怒りはどうなるか…」
少し前のアレクセイの様子を思い出し、スカーレットは顔を青ざめさせた。
誠やフレデリクの機転であそこまで抑えられていたのだが、誠がアレクセイ側につけばアレクセイは野放し同然だ。
あれ程の腕を持つ料理人は、この国や近隣諸国でも見たことがない。ソースやドレッシングのどれか一つでも、誠が登録していないレシピを誰かが勝手に商業ギルドに登録すれば、それだけで億万長者になれるだろう。
せっかく誠が自分の暴走に目を瞑ってくれたのに、そうなれば誠とアレクセイの二人と修復不可能な溝ができてしまう。
料理人の独自のレシピは、この国や周辺諸国では財産だ。ただで教える変わり者は居ないし、教えるとしても何らかの制約や契約魔法を使うのが常識だ。
誠があの状況でもこの屋敷の厨房を使ってくれたのは、自分への信頼の証だ。
「やっべぇな…間に合うか?」
いつしか全力で走っていたスカーレットとロイズは、白装束集団の最後尾を捉えた。
蹴散らしながら別館に入ると、厨房からは雄叫びが聞こえてきた。
「クソっ…駄目だったか」
目の前の背中にドロップキックを喰らわせたスカーレットは、舌打ちをしたい気分だった。
しかし、この屋敷の責任者として、ことの顛末をしっかり見届ける義務がある。スカーレットは意を決し、厨房の中に入った。
歓喜に任せて両腕を突き上げている姿が見えると思ったが、厨房の床にはジャフをはじめとした料理人達が沈んでいた。
「…何だ、この状況は」
「さあ?…あ、奥様」
ロイズが指差す方を見る。ただのコンロだ。しかし使われた鍋もフライパンも伏せられているし、食器も食器立てに並べられていた。
「片付け済みってことか?」
「でしょうね。この魔力の残滓は、アレクセイ様ですかね」
確かにアレクセイは、誠の後を追って厨房に入って行っていた。ただ誠のケツを追いかけていただけかとその時は思ったが、誠の痕跡を消すためだったようだ。
「ははは…」
スカーレットの口からは、乾いた笑いが漏れた。とりあえず、ヴォルク家分裂の危機は脱したようだ。
作業台に手を付いて大きく息を吐き出すと、スカーレットは先程から視界に入っていた大版の布を見た。
周辺諸国では見ない花柄の布は、何かを覆っていた。その上には二つに折った紙があり、自分の名前が書かれてあった。
「何だ?マコトから…?」
自分の名前があったらか、白装束集団の魔の手からは逃れられたらしい。紙を開くと、それは誠からの手紙だった。
『お義母様へ
お会いできなかったけど、公爵様の分のご飯を分けておきました。
毒見等で出せないのなら、お義母様かロイズさんが食べてくれると嬉しいです。
また遊びに来させてください。その時は、普通にもてなしてくれることを望みます。今日出せなかったお菓子は山ほどあるので、一緒に食べましょう。
マコト』
布巾代わりに被せられている布を捲ると、最初に出てきた料理と唐揚げが用意されていた。しかもすぐに運べるようにと、トレーに乗せられている。
「…できた嫁が嫁いできますね」
それを見たロイズは、ニッコリと笑っていた。
「だな。はー…ここまで気を使ってくれるとは」
スカーレットは布を戻すと、トレーを持ち上げた。
早くしないと、沈んだままの集団に見つかってしまう。そうなれば、公爵家分裂どころか旦那の口に誠の料理が入らなくなってしまう。
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