無表情な黒豹騎士に懐かれたら、元の世界に戻れなくなった私の話を切実に聞いて欲しい!

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第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ

第7話 黒豹騎士と服装の件について③

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第7話 黒豹騎士と服装の件について③
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 前回のあらすじ

黒豹騎士のダークさんは、
私の服装がお気に召さなかった様で、手を引っ張られ、高級ブティック店に連れてこられた。
ーーーー

高級ブティック店の内装は、黒色とゴールド基調としていて、天井は大きなシャンデリア、床は白い大理石。施設育ちの私でも「…お金持ち御用達のブランド専門店」と理解した。

あまりの内装の豪華さに思わず、キョロキョロと辺りを見渡す。時計に視線が映って、ふと思った。

食事会まで1時間切っているけど…間に合うのかな?と心の中で少し焦っていたけど、店の中では店員さんが既に待機していて…

店員「これはこれはダーク様!いらっしゃいませ!」

ダーク「…少し早くなったが、予約した衣装…今からあの青目の女に着せる事はできるか?あとヘアメイクも…お金は出す。」

店員「いつもご贔屓にありがとうございます。ええ大丈夫ですよ。ご案内しますね。ちなみに追加料金は必要ございません。」

ダーク「感謝する。」

…どうやら、段取りが決まっていたようで、滞りがなく、とんとん拍子に事が進んでいた。


「…えっ?え?」

店員「では可愛らしいお客様。今から完璧なお姫様にしますね!試着室へご案内します。」

「えぇぇぇぇ~」

ダーク「我はここで待っている。」

2人のやり取りが理解できず慌てる私を、店員さんは店の奥にある試着室へ案内をした。




…こうして…

店員「ピチピチのお肌に綺麗な髪質で裏ましいですね!痩せたら絶対、可愛くなりますよっダイエットしましょう!」

「そっそうでしょうか。じゃあ…散歩から始めてみようかな…」

軽く会話をしながら、店員さんによる衣装の着せ替え・メイクが…たった15分で全てが終わった。はっ早い…プロだからか動きに無駄がない。


店員「うんっコレでバッチリです!可愛い子ちゃんの完成!」

「わっわあ…すごいっ……」

店員さんに促され、全体に映る鏡の前に立つと見知らぬ女の子が立っていた。いやっこれは私だ!!

服装は黒を基調としたスカート丈が長いドレスだけど…レースがふんだんに使われ、全体的にふんわりしていて可愛い。元の世界で言うゴスロリみたいだ。

頭にはレースのカチューシャがついて、瞳と同じ色の空色イヤリングと胸元のブローチを身につけている。… …絶対、数百万円しそうだな…

見慣れない可愛らしい格好にドギマギしていると…


ダーク「着替えたか」

「ダークさん!!」

後ろからダークさんが声をかけてきた。いつの間に(汗)これには店員さんも驚いている。だって足音すらしなかったよ?!どう言う事?!

店員「ダッダーク様。ごっごほん!これでいかがでしょうか。ご希望の黒色のドレスでコーディネートをしました。」

ダーク「似合っている。可憐だ。」フワッ

………!!あの無表情のダークさんが微笑んでいる。初めて見た!レアな表情だ!さっきの令嬢ちゃん達ならイチコロだ。


店員「喜んでくれて良かったです!引き続き彼女さんとデートを楽しんで下さい!行ってらっしゃい」

「……?!…かっかの?…デッ?ちっ違…」

ダーク「ありがとう…これはチップだ。礼は後日持ってくる。行くぞ。青目の女。」ガシッ

私の戸惑いをよそに、ダークさんはお金を店員に手渡すと、私の手を掴み店から出た。


カラン カラン キィィ バタン

「……………………」

……あっあれっ今からの予定はフレンチレストランで【食事】する事だよね?なんでドレスを着る必要があるんだろう?

それにっ…ダークさん!指を絡ませて手を繋ぐのはヤメテ!勘違いする人が増えるって!!

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