無表情な黒豹騎士に懐かれたら、元の世界に戻れなくなった私の話を切実に聞いて欲しい!

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第1章 ようこそ!獣人の国クモード王国へ

第7話 黒豹騎士と服装の件について②

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第7話 黒豹騎士と服装の件について②
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ダーク「…服装を変える。行くぞ(ブチ切れ)」


そう低い声で呟くと、彼は力強く私の手首を掴んだ。

いっ痛い…なんて凄い馬鹿力…獣人だから握力が強いの?だけど、このままだと手っ手がぁぁ…だっ誰か…

助けを求める為、令嬢ちゃん達をじっと見つめた。私に対しての侮辱や文句でもなんでも良い。ダークさんを手を離すアクションを起こして欲しい!

私の必死の形相が通じたのか、令嬢ちゃん達は助け舟を出してくれた。


令嬢1「ちょっ…ちょっとダーク様…女の子が痛がってるわよ」

令嬢2「そうよっ!泣きそうになってるじゃない。私でも同情っ……ヒッ!!」

ありがとうっ令嬢ちゃん達…お陰で手首から離してくれたよ。もし…あのまま手首を掴まれ続けていたらポッキリ折れていたよ。

でも、なんだか令嬢ちゃん達の顔が青くなってきてる様な…あっ首を横に振って後ずさってる。そっそんなぁ……逃げないで。

まだ、助けてくれたお礼を言ってないし、名前も聞いてない!


ダーク「………行くぞ」

ダークさんは、少し力を弱めて手を繋ぎ、私を引っ張って歩き出した。多分、止まってくれないだろう。

ズルズルと引っ張られる中、私は大声で令嬢ちゃん達に向かって叫んだ。


「私ー!ヨーグル・オオゾラでーす!クモード城の料理見習いしてまーす!」

ダーク「…………」ムッ

「今度、ぜひクモード城の食堂場へいらして下さい!お礼がしたいでーす!!」

…どうか令嬢ちゃん達が来てくれますように。心の中で祈りを込めて、クモード城の正門から離れていった。


ーーーー
ーーーー

ガヤ ガヤ ガヤ

それから、どれくらいの時間が経ったんだろう。私は色んなレストランやカフェが立ち並ぶ『メチル街』にいる。

美味しそうな香りがする中、私はある一点を見つめていた。

「……………」

指を絡ませて握られている手…

未だにダークさんに手を繋がれたまま歩いている。正直に言うと恥ずかしい。

男性1「おいっあのお方は精鋭騎士の1人ダーク・スカイ様だよなっ何でこの街に?」

男性2「だよなっん?あの女性は誰だ?恋人繋ぎしているし…まさかっ」

女性1「そっそんなダーク様っ彼女がいるなんてっ」

…ひえっ悪い噂が立ってるぅぅぅ。ちち違う!私は恋人じゃない!!ダークさんに失礼だよ!このままだとダークさんに傷が付く!彼はブサ専だと!!

どうしよう!どうしよう!はっ!そうかこの手を外したら、噂されずに済むかも!勇気を出して小さな声でダークさんに伺ってみる。


「あのぉ…ダークさんにそろそろ手っ…あっ失礼しました。」

ダーク「……嫌か?」

「いっいえ!そんな事ありません!!わぁぁ嬉しいなぁ」

…私のチキン野郎っもうちょっと抵抗しなさいよっ(涙)



結局…目的地に着くまで手を繋がれた。ちなみ…ダークさんが目指した目的地は高級フレンチレストランではなく……

ダーク「着いた。今すぐ服装を変えるぞ。」

「えっここは?!」

黒とゴールドで統一されたブティックのお店だった。


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