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二度目の砦生活
僕の勝算※
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身体が熱くて堪らない…。焦れつくこの焦燥感は以前に感じたことのあるものだと身体の疼きが教えた。
時々はっきりする意識が、目の前の赤い眼をした男が僕を凌辱しようとしているのだと分かった。
僕はこの男が僕の白の魔法を封印したことを思い出した。フーガを追いかけて地面に転がり落ちた時に、マントを着ていた男が手をかざした途端に祝詞を言えなくなって、自由を奪われた。あの男も赤い目をしていた。
今は身体は酷く疼くけれど、さっきのように動かないわけでは無い。僕はこの男から逃れるチャンスがどこかにあるのかもしれないと、男の様子を伺った。男は夜の国の人間にしてはどこか違っていた。
以前僕を攫おうとしたあの青い目の男は滲むように黒いモヤが身体を包んでいた。あれが魔の加護が強い人間なのだろう。だが、目の前の赤い眼の男からはモヤを感じなかった。その代わりに何だろう…、心臓の辺りに黒い塊がある気がする。
僕はその黒い塊に白い魔法、祝詞の力を効かせるためにどうしたらいいかと回らない頭で考え続けていた。
目の前の男は僕を自由に出来ることに悦を感じている様だった。僕を楽しむと男は言った。僕は相手の心臓にたどり着く近道を思い浮かべた。
だったら、お前に僕をじっくり楽しませてやる。
男の唇が思いの外優しく僕の唇に覆い被さった。疼く身体は僕に吸い付く男の唇を歓喜の反応で迎えた。僕は欲望にまとわりつかれる自分を必死で呼び覚まそうと喉の奥で祝詞を唱えた。
男は急に離れると自分の指で唇をなぞっていた。…何か感じたのだろうか。僕は焦れる身体の悲鳴に身体をビクつかせながら、もう一度男の唇が下りてくるのを祈るように待った。
男は僕の目を見つめながらニヤリと笑うと、もう一度僕に覆い被さった。
僕の熱い身体は、男の巧みな舌に益々煽られて渇望に震えた。男は僕を強く抱きしめると深く口づけながら、喘ぐ僕の身体を撫で回した。指先で敏感になった胸の尖りを執拗になぶって、しまいには吸い付いた。
「あああっ、あっ、いやっ、んっ!」
「口では嫌がろうと、お前の身体は私の愛撫を楽しんでいる。あぁ、お前の口の中も甘くて、なんて感じやすい身体なんだ…。」
赤い目の男は僕に見せつけるように、大きくなった昂りを撫で下ろすと僕の脚の間の濡れそぼった高まりにグニグニと押し付けた。僕はビクビクと焼けるような欲望と戦いながら、男に甘い声で懇願しながら、手を伸ばした。
「…ああっ、お願い。もっと…口づけて。」
時々はっきりする意識が、目の前の赤い眼をした男が僕を凌辱しようとしているのだと分かった。
僕はこの男が僕の白の魔法を封印したことを思い出した。フーガを追いかけて地面に転がり落ちた時に、マントを着ていた男が手をかざした途端に祝詞を言えなくなって、自由を奪われた。あの男も赤い目をしていた。
今は身体は酷く疼くけれど、さっきのように動かないわけでは無い。僕はこの男から逃れるチャンスがどこかにあるのかもしれないと、男の様子を伺った。男は夜の国の人間にしてはどこか違っていた。
以前僕を攫おうとしたあの青い目の男は滲むように黒いモヤが身体を包んでいた。あれが魔の加護が強い人間なのだろう。だが、目の前の赤い眼の男からはモヤを感じなかった。その代わりに何だろう…、心臓の辺りに黒い塊がある気がする。
僕はその黒い塊に白い魔法、祝詞の力を効かせるためにどうしたらいいかと回らない頭で考え続けていた。
目の前の男は僕を自由に出来ることに悦を感じている様だった。僕を楽しむと男は言った。僕は相手の心臓にたどり着く近道を思い浮かべた。
だったら、お前に僕をじっくり楽しませてやる。
男の唇が思いの外優しく僕の唇に覆い被さった。疼く身体は僕に吸い付く男の唇を歓喜の反応で迎えた。僕は欲望にまとわりつかれる自分を必死で呼び覚まそうと喉の奥で祝詞を唱えた。
男は急に離れると自分の指で唇をなぞっていた。…何か感じたのだろうか。僕は焦れる身体の悲鳴に身体をビクつかせながら、もう一度男の唇が下りてくるのを祈るように待った。
男は僕の目を見つめながらニヤリと笑うと、もう一度僕に覆い被さった。
僕の熱い身体は、男の巧みな舌に益々煽られて渇望に震えた。男は僕を強く抱きしめると深く口づけながら、喘ぐ僕の身体を撫で回した。指先で敏感になった胸の尖りを執拗になぶって、しまいには吸い付いた。
「あああっ、あっ、いやっ、んっ!」
「口では嫌がろうと、お前の身体は私の愛撫を楽しんでいる。あぁ、お前の口の中も甘くて、なんて感じやすい身体なんだ…。」
赤い目の男は僕に見せつけるように、大きくなった昂りを撫で下ろすと僕の脚の間の濡れそぼった高まりにグニグニと押し付けた。僕はビクビクと焼けるような欲望と戦いながら、男に甘い声で懇願しながら、手を伸ばした。
「…ああっ、お願い。もっと…口づけて。」
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