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第4章
ヒデキは憧れのセーラー服を着て野球観戦へ行き、祈るように視線を送った・・・
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ヒデキはトシオのことばかり考えていた。あの日、始めて一緒に手を繋いで歩いたトシオくんとの出来事が忘れられなかった。
トシオはといえばヒデキのことばかり考えていた。ヒデキくん、ますます可愛らしくなったなって考えていた。
ヒデキとトシオは学校は違えど頻繁にメールのやり取りをしていた。ヒデキがトシオの優しさにどんどん惹かれていった。まるで自分のことを本当の女性のように接してくれたり、いつもヒデキのことを気にかけてくれていた。ヒデキはトシオに学校内で起こった出来事を相談した。
ヒデキ「トシオくん、今日は体育の時間に凄く嫌な出来事があったんだ」
トシオ「ヒデキくん、何があったの?」
ヒデキ「体操着に白のワンポイント付きのハイソックスを履いて授業に参加したら、男子のリーダー的存在の子がお前さぁそれ女の子物の靴下じゃねぇの。前からずっと思っていたけどちょっとキモいんだよ。そんな風にいわれたから僕すごくツラくて・・・」
トシオ「そんなことがあったんだね。ヒデキくんツラいよね。ずいぶん酷い奴だよな!俺がいたらぶっ飛ばしてやりたいよ!」
ヒデキ「トシオくん、ありがとう。少し気持ちが楽になったよ。でも、体育の時間、やっぱりみんなと一緒の男物の靴下の方がいいよね」
トシオ「ヒデキくん、僕はヒデキくんがスカートと一緒に履いている白のワンポイント付きのハイソックス凄く好きだよ😚」
ヒデキ「トシオくん、ありがとう😘僕だんだん元気出てきたよ🙆」
トシオ「ヒデキくん、僕がついているから何でも相談にのってよ。今日は話してくれてありがとう」
そんな感じでヒデキはトシオに相談することが多かった。ヒデキは将棋部に入っていたが、トシオは野球部に入っていた。休日は野球部の練習で日程が埋まっていることが多く、なかなかトシオとヒデキは会えなかったが、離れていても二人の想いは変わらなかった。
トシオは野球部では1年生ながらもすでにベンチ入りするほどの実力をもっていた。ヒデキはトシオが出場する夏の大会を観戦するのを楽しみにしていた。
ヒデキはどうしてもトシオの観戦にはセーラー服を着てバッチリメイクを決めて応援したかった。そこで中古のセーラー服がお小遣いで購入できるお店などをいろいろ探してやっと自分がもとめていたセーラー服を購入することができた。中身は白と紺がベースのセーラーに赤いリボン、紺のプリーツスカートだった。ヒデキは早速、セーラー服を着てみた。後はお化粧をバッチリ決めて、靴下とロファーを購入すればバッチリかなぁって思った。
女子高生たちの間で一世を風靡したルーズソックスがやや陰りを見せ始め、紺のハイソックスへの人気が高まり、ヒデキはコギャル系のファッションよりもお嬢様系の清楚で可愛らしいファッションを好んでいたので、ヒデキは紺のラルフローレンのハイソックスとハルタの黒のロファーを購入した。
夏の大会の当日、ヒデキはお化粧をバッチリと決めてセーラー服を着た姿はまるで女子高生そのものだった。トシオの学校の応援席の後方の方でじっと祈りながら声を出さずにトシオを見守っていた。本当は「トシオくん頑張って」って声を出して応援したかったが、声を出したらすぐに男だとわかってしまいそうなので心の中で叫びながら応援していた。ヒデキとトシオは直接あってお話をすることはできなかったが、試合終了後に応援席に挨拶をする際、ヒデキの存在を確認したトシオは満面の笑みでヒデキに微笑み、ヒデキもトシオに満面の笑みを浮かべて手を振った。そんな応援の成果もあったかもしれないが、トシオの学校は順調に勝ち進んでベスト8まで進んだ。
トシオ「ヒデキくん、いつも応援に来てくれてありがとう。明日はいよいよ準々決勝だけど優勝候補だから全力で戦うよ」
ヒデキ「トシオくん、私男の声しているから声援はおくれないけどじっと応援席で見守っているから頑張ってね」
トシオ「うん、ヒデキくんありがとう。僕、キミが応援してくれるなら頑張るよ。それとこの大会が終わったら少しだけ休みがもらえるから一緒に遊ぼう」
ヒデキ「はい」
準々決勝の当日の朝が来た。ヒデキはきれいにお化粧をバッチリと決めてセーラー服に紺のハイソックス、黒のロファーを履いて出掛けた。会場へ着くとヒデキはいつものようにトシオの学校の応援席の最高方でじっと祈るようにトシオを見守っていた。下馬評では圧倒的にトシオの高校よりも相手の高校の方が有利といわれていたが、取ったら取られるといったシーソーゲームが続いた。9回表、1対2でトシオの高校は負けていたが、2アウト1、2塁からトシオの先輩が長打を放ち土壇場で3対2と逆転に成功し、ヒデキもトシオくんの学校が勝てるかもしれないと思った。でも、相手の高校は優勝候補筆頭というだけあって簡単には勝たせてくれなかった。9回の裏、2アウト2、3塁で1打逆転の場面を迎えた。
会場は歓声で熱気に包まれていたが、ヒデキはそっと祈るような感じでじっと観戦していた。トシオはサードを守っていたが、相手の打った打球が3塁線に転がっていった。ボテボテの頃だったためにトシオは必死に走ってボールを取ると1塁へ送球した。タイミング的にはアウトだと思ったが、やや送球がそれたので一塁手が捕球できず球が一塁側の応援スタンドへ・・・。1塁側からは悲鳴が上がり、ヒデキもがっくりと肩を落とした。トシオの高校は惜しくも3対4で逆転負けを喫してしまった。トシオはがっかりと肩を落とし泣き崩れた。
トシオはといえばヒデキのことばかり考えていた。ヒデキくん、ますます可愛らしくなったなって考えていた。
ヒデキとトシオは学校は違えど頻繁にメールのやり取りをしていた。ヒデキがトシオの優しさにどんどん惹かれていった。まるで自分のことを本当の女性のように接してくれたり、いつもヒデキのことを気にかけてくれていた。ヒデキはトシオに学校内で起こった出来事を相談した。
ヒデキ「トシオくん、今日は体育の時間に凄く嫌な出来事があったんだ」
トシオ「ヒデキくん、何があったの?」
ヒデキ「体操着に白のワンポイント付きのハイソックスを履いて授業に参加したら、男子のリーダー的存在の子がお前さぁそれ女の子物の靴下じゃねぇの。前からずっと思っていたけどちょっとキモいんだよ。そんな風にいわれたから僕すごくツラくて・・・」
トシオ「そんなことがあったんだね。ヒデキくんツラいよね。ずいぶん酷い奴だよな!俺がいたらぶっ飛ばしてやりたいよ!」
ヒデキ「トシオくん、ありがとう。少し気持ちが楽になったよ。でも、体育の時間、やっぱりみんなと一緒の男物の靴下の方がいいよね」
トシオ「ヒデキくん、僕はヒデキくんがスカートと一緒に履いている白のワンポイント付きのハイソックス凄く好きだよ😚」
ヒデキ「トシオくん、ありがとう😘僕だんだん元気出てきたよ🙆」
トシオ「ヒデキくん、僕がついているから何でも相談にのってよ。今日は話してくれてありがとう」
そんな感じでヒデキはトシオに相談することが多かった。ヒデキは将棋部に入っていたが、トシオは野球部に入っていた。休日は野球部の練習で日程が埋まっていることが多く、なかなかトシオとヒデキは会えなかったが、離れていても二人の想いは変わらなかった。
トシオは野球部では1年生ながらもすでにベンチ入りするほどの実力をもっていた。ヒデキはトシオが出場する夏の大会を観戦するのを楽しみにしていた。
ヒデキはどうしてもトシオの観戦にはセーラー服を着てバッチリメイクを決めて応援したかった。そこで中古のセーラー服がお小遣いで購入できるお店などをいろいろ探してやっと自分がもとめていたセーラー服を購入することができた。中身は白と紺がベースのセーラーに赤いリボン、紺のプリーツスカートだった。ヒデキは早速、セーラー服を着てみた。後はお化粧をバッチリ決めて、靴下とロファーを購入すればバッチリかなぁって思った。
女子高生たちの間で一世を風靡したルーズソックスがやや陰りを見せ始め、紺のハイソックスへの人気が高まり、ヒデキはコギャル系のファッションよりもお嬢様系の清楚で可愛らしいファッションを好んでいたので、ヒデキは紺のラルフローレンのハイソックスとハルタの黒のロファーを購入した。
夏の大会の当日、ヒデキはお化粧をバッチリと決めてセーラー服を着た姿はまるで女子高生そのものだった。トシオの学校の応援席の後方の方でじっと祈りながら声を出さずにトシオを見守っていた。本当は「トシオくん頑張って」って声を出して応援したかったが、声を出したらすぐに男だとわかってしまいそうなので心の中で叫びながら応援していた。ヒデキとトシオは直接あってお話をすることはできなかったが、試合終了後に応援席に挨拶をする際、ヒデキの存在を確認したトシオは満面の笑みでヒデキに微笑み、ヒデキもトシオに満面の笑みを浮かべて手を振った。そんな応援の成果もあったかもしれないが、トシオの学校は順調に勝ち進んでベスト8まで進んだ。
トシオ「ヒデキくん、いつも応援に来てくれてありがとう。明日はいよいよ準々決勝だけど優勝候補だから全力で戦うよ」
ヒデキ「トシオくん、私男の声しているから声援はおくれないけどじっと応援席で見守っているから頑張ってね」
トシオ「うん、ヒデキくんありがとう。僕、キミが応援してくれるなら頑張るよ。それとこの大会が終わったら少しだけ休みがもらえるから一緒に遊ぼう」
ヒデキ「はい」
準々決勝の当日の朝が来た。ヒデキはきれいにお化粧をバッチリと決めてセーラー服に紺のハイソックス、黒のロファーを履いて出掛けた。会場へ着くとヒデキはいつものようにトシオの学校の応援席の最高方でじっと祈るようにトシオを見守っていた。下馬評では圧倒的にトシオの高校よりも相手の高校の方が有利といわれていたが、取ったら取られるといったシーソーゲームが続いた。9回表、1対2でトシオの高校は負けていたが、2アウト1、2塁からトシオの先輩が長打を放ち土壇場で3対2と逆転に成功し、ヒデキもトシオくんの学校が勝てるかもしれないと思った。でも、相手の高校は優勝候補筆頭というだけあって簡単には勝たせてくれなかった。9回の裏、2アウト2、3塁で1打逆転の場面を迎えた。
会場は歓声で熱気に包まれていたが、ヒデキはそっと祈るような感じでじっと観戦していた。トシオはサードを守っていたが、相手の打った打球が3塁線に転がっていった。ボテボテの頃だったためにトシオは必死に走ってボールを取ると1塁へ送球した。タイミング的にはアウトだと思ったが、やや送球がそれたので一塁手が捕球できず球が一塁側の応援スタンドへ・・・。1塁側からは悲鳴が上がり、ヒデキもがっくりと肩を落とした。トシオの高校は惜しくも3対4で逆転負けを喫してしまった。トシオはがっかりと肩を落とし泣き崩れた。
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