深刻にならないのが取り柄なオレが異世界をちょっとだけ救う物語

32：白衣で泣きボクロはやっぱりスケベですか

今日はみんなに、嬉しいお知らせだ。
こないだみたいな、悲しいお知らせじゃない。嬉しいお知らせだぞ。

オレ、今ナウで、リヴィにフェラしてもらってる。
本当に、妄想じゃないぞ。
ベッドに腰掛けたオレの股間にリヴィが顔を寄せて、チンコしゃぶってるんだ。


「……じゅる…、っん……んく…」

ぷっくりした口唇がチンコ包んでるとか、最高。
リヴィの口の中は熱くて、ネットリしてて最高。

色気ムンムンな顔立ちに相応しく、ふんわりした髪に指を潜り込ませて撫でると、リヴィは気持ち良さそうな吐息を漏らす。
それがまた色っぽくて、色っぽくて堪らん。

こんなん、何回でも滾るっつ～の。


「リヴィ……っそろ…そろ、出る…っ。」

オレの予告に反応して、リヴィの吸引力がググっと上がる。
ジュゴっジュゴって音を立てながら、窄めた口唇でオレのチンコをイイ具合に擦る。

啜り上げる気持ち良さに逆らわず、遠慮なくイカせてもらった。
オレが放った精液で、リヴィの頬っぺたがちょっと膨らむ。

ふぁあ～っ、今っ、あのオクチの中がっ。
オレのザーメンでいっぱいなんだよなぁ。
やべぇ、興奮するっ。

「リヴィっ、ぁ…あ～んして、あ～んって。」
「んぁ……。」

欲望丸出しでリクエストすれば、年下男の我儘を叶えるような大人の笑みを浮かべたリヴィは口を開いてくれた。
舌の上で、唾液と混じった白濁が鎮座してる。

ぅお～、想像してたより、なんかエロいな、おいっ。

「りっ、リヴィ…っ、ゴックンして、ゴックン…」
「ん～んっ。」

オレの願いも虚しく。
あっさりと口を閉じて首を横に振ったリヴィは、用意してた容器を口元にやる。
口唇に添えたフラスコっぱいビンに、とろとろとろ～って、精液を流しいれた。
そして素早くコルク栓みたいので入り口を閉じた。


「ちぇえ～っ、リヴィのケチぃ。」
「ナニ言ってるの。飲んじゃったら回収できないでしょぉ？」

蓋を締めたフラスコを手近なテーブルに置いて、リヴィがクスッと笑った。

確かに、しゃぶってくれる前からそう言われてる。
裸族の繁殖力っつ～か、生殖能力を調べるのに、オレの精液を回収するって話。

今、回収されたのは、リヴィの唾液と混じり合ったバージョンの精液。
この世界の住人の体液と裸族の精液が混ざると、何か変質するかも知れないからだ。

ちなみに、混じりっ気の無い完全・完璧な裸族ザーメンも提出済みだぞ。
唾液が混じらないよう、純粋な精液じゃないと駄目だから手コキで抜かれた。
射精したときのだけじゃなく、イく前のダラダラな先走りもキッチリ、な。
本当はオレの趣味で、足コキしてくれるよう頼んだんだけど、それだとオレがイッたときにすぐさま回収しづらいからって断られてる。
残念無念、恨めし……くはないけど。


「そりゃそうだけど……。」
「それにしても、続けざまに出してるのに結構濃いねぇ。裸族って、こんなにスゴイんだぁ……。」

スゴイ、の発音するとこ。
オレの期待の所為かも知れんけど、「す…ご…いぃ…」って聞こえる。
それでなくても、ただ喋ってるだけでもリヴィの声は、どっかしら喘ぎ声が混じってるように聞こえるからな。

……いや、喘いでる。リヴィの心が喘いでる。
リヴィのエロ成分が心の快楽を剥き出しにしてるに違いない。
オレにはしっかり届いてるぞっ。
……なにを言ってんだろな、よし、考えたら負けだ。


「さあっ、さぁリヴィ。続きをやろう、すぐにっ。」
「ぅ…そぉ……、まだ勃ってるぅ……。」

異世界ファンタジーのお陰で、オレのチンコはスタミナ抜群、何度もできるんだ。
リヴィの視線がオレのギンギンチンコに注がれる。
見られてるって快楽以上に、これからへの期待感でチンピクした。

だって、そうだろ。
手で抜いて、それから口で抜いて。
後はお尻で抜いてくれる番だろ。


「あぁもう我慢できない。リヴィのお尻ん中、チンコでごりごりしたい。」
「ちょっと…待って、ってばぁ……。」

ローションを掌に出して、駄々っ子をあやすようにリヴィは目を細める。
これからオレの前でアナルを解そうってわけだ。
リヴィはしどけなくベッドに乗り上がり、四つん這いでピチャピチャ…って淫らな、耳にも心地良い音を響かせる。

時間のことを考えれば、さっきオレのチンコをしゃぶりながら解しておくのが良かったんだけど、ザーメン回収するフラスコを用意してたからな。
そこまで手が回らなかったんだ。

「なぁ、リヴィ？　コッチにお尻向けてくれないか。すっごい見たい。」
「んっ……もぉ、それ以上…っふ……、興奮、し…なくても……ぁん！」

アナルを見せてくれないって焦らしプレイも嫌いじゃないけど。
リヴィが広げた足の方に移動して、ぷりっとしてるけど小振りな尻を鷲掴んだ。
百戦錬磨（勝手なイメージ）のアナルを指で弄ってる光景を、是非とも見たくて。

「ゃ、あんっ……揉んじゃっ、ぁっ、だ…めぇ……。」

ちっとも駄目っぽくない声で制止されたら、煽られてるって考えるべきだろ？

誘われるままに、オレは尻たぶを揉みまくる。
身体を戦慄かせてリヴィも気持ち良さげな声を上げた。