4 / 8
ユキの妊娠。アリシュア姫とジョシア王子の出会い
しおりを挟む
「何かかなしいことが、ありましたか?」
アリシュア姫に声をかけるものがいた。第2王子のジョシアだった。
「私は第2王子のジョシアです。何かあればおっしゃってください」
と、優しく声をかけた。
「第2王子様、失礼しました。何でもございません。大丈夫です」
アリシュアはそう言って、部屋へ戻った。部屋に戻ったアリシュアは、さきほど出会ったジョシア王子様のことを思っていた。
「お優しい方」
アリシュア姫は、ポツリつぶやいた。
それからもレイド王子は毎夜ユキのもとへ通っていた。
3ヶ月後にユキが妊娠していることが、わかった。王様は
「レイドの子供ができた。安静にさせよ」
と、命じた。
妊娠してからも、ユキを安心させるためにレイド王子は毎夜ユキのもとにいた。
かなしみにくれたのは、アリシュア姫だった。1度も自分のもとには来てくださらないのに、側室には赤ン坊ができるなんて、あんまりよ。と、中庭でさめざめ泣いていた。
「アリシュア姫?泣いておられるのですか?」
あまりにも優しい言葉に、アリシュア姫はジョシア王子の胸をかりてないた。
「レイド王子は、1度も私のもとにはいらしてくださらないの。側室ばかり。私は何をしにきたのかしら」
と話して泣いた。
「話し相手になら、いつでもなりますよ。私をご利用ください」
ジョシア王子は言った。それから毎夜ジョシア王子がアリシュア姫のもとへ通うことになった。
第2王子ジョシアは、側室の子供で王妃に嫌われていた。第1王子も側室の子供。我が子は第3王子のレイド王子だった。王妃はレイド王子の嫁には、しっかりとした血筋の姫をとのぞんだのだ。
アリシュア姫に声をかけるものがいた。第2王子のジョシアだった。
「私は第2王子のジョシアです。何かあればおっしゃってください」
と、優しく声をかけた。
「第2王子様、失礼しました。何でもございません。大丈夫です」
アリシュアはそう言って、部屋へ戻った。部屋に戻ったアリシュアは、さきほど出会ったジョシア王子様のことを思っていた。
「お優しい方」
アリシュア姫は、ポツリつぶやいた。
それからもレイド王子は毎夜ユキのもとへ通っていた。
3ヶ月後にユキが妊娠していることが、わかった。王様は
「レイドの子供ができた。安静にさせよ」
と、命じた。
妊娠してからも、ユキを安心させるためにレイド王子は毎夜ユキのもとにいた。
かなしみにくれたのは、アリシュア姫だった。1度も自分のもとには来てくださらないのに、側室には赤ン坊ができるなんて、あんまりよ。と、中庭でさめざめ泣いていた。
「アリシュア姫?泣いておられるのですか?」
あまりにも優しい言葉に、アリシュア姫はジョシア王子の胸をかりてないた。
「レイド王子は、1度も私のもとにはいらしてくださらないの。側室ばかり。私は何をしにきたのかしら」
と話して泣いた。
「話し相手になら、いつでもなりますよ。私をご利用ください」
ジョシア王子は言った。それから毎夜ジョシア王子がアリシュア姫のもとへ通うことになった。
第2王子ジョシアは、側室の子供で王妃に嫌われていた。第1王子も側室の子供。我が子は第3王子のレイド王子だった。王妃はレイド王子の嫁には、しっかりとした血筋の姫をとのぞんだのだ。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
借金完済のために惚れ薬を第二王子にかけました。そろそろ効果が切れるはずなのですが溺愛が止まりません
石田空
恋愛
王立学園に通うぽやぽや下級貴族のイルザは、ある日実家が借金で破産寸前、破産回避のために年齢差四倍の富豪に身売り同然で後妻に入らないといけない危機に直面する。
「年齢差四倍はない。そうだ、惚れ薬を適当にお金持ちな人にかけて借金肩代わりしてもらおう」
唯一の特技の魔法薬調合で惚れ薬をつくったイルザは、早速金持ちを見繕おうとしたら、それをうっかりとクールなことで有名な第二王子のクリストハルトにかけてしまった。
「私なんかが第二王子のお嫁さんなんて無理ぃー!!」
「そんなこと言わないでおくれ、私のバラ、私の小鳥」
「あなた普段のクールをどこで落としてきたんですかぁー!?」
惚れ薬の効力が切れるまでなんとか逃げ切ろうとするイルザと、クールキャラがすっかりとぶっ壊れてしまったクリストハルトが、必死で追いかけっこをする。
*カクヨム、サイトにて先行公開しております。
失恋した聖騎士に「今にも死にそうだから新しい恋がしたい」と、強力で即効性のある惚れ薬を依頼されたので作った。ら、それを私の目の前で飲んだ。
山法師
恋愛
ベルガー領アンドレアスの街に店を構える、魔法使いのメアリー。彼女は、常連客の一人である、聖騎士のディアンから、
「失恋したんだ。もう、今にも死にそうで、新たに恋に縋るしか、乗り切る道を思い描けない」
だから、自分で飲むための、惚れ薬を作ってくれないか。
そんな依頼を受け、作ったそれを渡したら、
「何やってんですか?!」
メアリーの目の前で、ディアンは惚れ薬を飲んだ。
◇◇◇◇◇
※他サイトにも投稿しています。
悪役令嬢ってこれでよかったかしら?
砂山一座
恋愛
第二王子の婚約者、テレジアは、悪役令嬢役を任されたようだ。
場に合わせるのが得意な令嬢は、婚約者の王子に、場の流れに、ヒロインの要求に、流されまくっていく。
全11部 完結しました。
サクッと読める悪役令嬢(役)。
仲の良かったはずの婚約者に一年無視され続け、婚約解消を決意しましたが
ゆらゆらぎ
恋愛
エルヴィラ・ランヴァルドは第二王子アランの幼い頃からの婚約者である。仲睦まじいと評判だったふたりは、今では社交界でも有名な冷えきった仲となっていた。
定例であるはずの茶会もなく、婚約者の義務であるはずのファーストダンスも踊らない
そんな日々が一年と続いたエルヴィラは遂に解消を決意するが──
平和的に婚約破棄したい悪役令嬢 vs 絶対に婚約破棄したくない攻略対象王子
深見アキ
恋愛
乙女ゲームの悪役令嬢・シェリルに転生した主人公は平和的に婚約破棄しようと目論むものの、何故かお相手の王子はすんなり婚約破棄してくれそうになくて……?
タイトルそのままのお話。
(4/1おまけSS追加しました)
※小説家になろうにも掲載してます。
※表紙素材お借りしてます。
氷の貴公子様が私のことをどんなに好きか毎日激白してくるので辛い〜王太子殿下と中身が入れ替わったと言えない…… どうすればいいんだろう
ウマノホネ
恋愛
侯爵令嬢ティナ・レオーニは、王太子アンジェロ・ミネッティに突然の婚約破棄を通告をされる。
悲しみに沈むティナは、屋上から何者かに突き落とされ、地上にいたアンジェロ殿下に激突した。
目が覚めると自分が王太子と入れ替わっていることが分かり、そして、体が入れ替わった王太子が自分の代わりに監獄に入れられていることを知る。
周囲は誰も信じてくれず、どうしようもなく困っていたところに現れたのは王太子の親友 チェーザレ・ネスタ。
氷の貴公子と言われた姿とは全然違い彼はとても取り乱していた。そして、中身が入れ変わっていると気がつかず、彼女にティナの救出を手伝ってくれと懇願する。理由を聞くと、「俺はティナのことをずっと前から愛していたんだ」と胸の内を突然激白してきた。
自分の正体を打ち明けることができなかったティナは、戸惑いながらも彼と協力して、自分と中身が入れ替わっているアンジェロ殿下を救い出そうとするが、死刑の期日は刻一刻と迫ってきて……
もちろんハッピーエンドです。
転生した元悪役令嬢は地味な人生を望んでいる
花見 有
恋愛
前世、悪役令嬢だったカーラはその罪を償う為、処刑され人生を終えた。転生して中流貴族家の令嬢として生まれ変わったカーラは、今度は地味で穏やかな人生を過ごそうと思っているのに、そんなカーラの元に自国の王子、アーロンのお妃候補の話が来てしまった。
【完結】悪役令嬢の反撃の日々
アイアイ
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。
「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。
お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。
「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる