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特別編3:異世界
アレクス殲滅
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お屋敷に入ると入り口には源之助さんが待っていた。
「静音…よく戻ってきてくれた」
「お祖父様、私は家に戻って来た訳ではありません。アレクスの件を話に参りました」
源之助さんはレアさんに歩み寄ろうとするけど、レアさんはそれを冷淡に断る。
「レアさん…少しはお爺さんに優しくしてあげても良いのでは…」
「いいえ、まだです。お祖父様が支援してきたアレクスはミナさん達のご家族に迷惑をかけ、一ノ瀬さんと坂口さんを誘拐しました。これだけはハッキリとさせておかなければなりません」
レアさんは真剣な眼差しで源之助さんを見る。源之助さんはレアさんに気圧されてたじろいでいた。
「分かった。部屋で話そう」
源之助さんはそう言って先に歩いていく。
何人かの家政婦さんがやって来て案内してくれたので、私達も靴を脱いで後に続く。
応接間に入って私とレアさんが源之助さんの対面側のソファに座り、他のみんなは家政婦さん達が持って来てくれた椅子に腰掛ける。
「まずはこの度は私の身勝手で迷惑をかけてしまった事を謝罪させていただきたい」
そう言って頭を下げる源之助さん。
「お祖父様、政府が支援している不確定エネルギー研究所についてはどの様にお考えですか?」
「それについては既に対応が決まっている。今回の誘拐の件が既にマスコミに嗅ぎ付けられて大騒ぎになっているのだ。支援していた政治家は全員吊し上げられておるからな」
使徒の人達が動いているんだったね。
「私は既に辞職を表明しており、組織の摘発に全面協力を約束しておる。不確定エネルギー研究所は閉鎖され、アレクスも国内から排除されるだろう」
徹底的だね。
「政府が関わっていた組織なのだから火消しに必死なのですね」
ユキさんは納得した様に頷いている。
「誘拐されたお二人への賠償はどうされるおつもりですか?」
「私の方から相応の金額を支払うつもりだ」
レアさんと源之助さんは真剣に話をしている。
「迷惑をかけてしまった君達のご家族にも謝罪に伺わせていただきたい」
「それは逆にご迷惑になるのでは?」
「何かさせて貰わなければ気が済まないのだ。必ず事前に連絡をして、確認を取った上で望まれる賠償に応じようと思う」
そこまでしなくてもいいと思うけど…。
「お祖父様の誠意は理解しました。皆さん、それでお許し頂けますか?」
「私は全然良いと思います」
「同じく」
「私も良いと思います」
ソラちゃん、ユキさんも良いと言っていた。
「こちらからも一つ聞きたい事があるのだが」
「何でしょう?」
「情報の拡散速度が尋常ではない上に機密事項まで漏洩しているのだが、君達には何か大きな組織が付いておるのかね?」
源之助さんの質問は世界の根幹に触れる内容だ。レアさんは私の方を向いて返答を任せてくれた。
「信じられないかも知れませんが事実をお伝えします。この世界の神様が従えている人達がアレクスを排除する為に動いています。その人達は世界の何処にでもいるらしく、神様の指示であらゆる事ををするそうですので」
「そうか…」
源之助さんは深く溜息を吐いて一言。
「私達は神の逆鱗に触れたと言う事なのだな」
源之助さんは後悔しているみたい。
「この世界の神様は優しいよ。基本的には地上の民は放置だし」
「だな。ミナねーちゃんみたいに地上にやって来て暴れたりしないからな」
「人を破壊神みたいに言わないでよ…」
テュケの言い方だとあちこち破壊して回ってるみたいだよ?…うん、壊したけど。
「そう、それだ。君は神だと聞いたが本当なのか?」
「ええと、はい」
自分を神様って言うのは慣れたつもりだけど、地球の日本人に言うのは何故か抵抗があるね。
私は源之助さんに自分の転生した経緯とアスティアの主神になった経緯を簡単に説明した。
「その様な世界があるのだな…信じ難いが、事実は受け入れなければならない。静音はこちらに戻ってくる事は出来ないのか?」
「はい。見ての通り私はもう一条静音ではありません。アスティアという世界のディルロード帝国皇女レアなのです」
「そうか…しかし静音がどの様な形であっても生きていてくれて良かった」
「お祖父様…ご心配をお掛けしました。静音はこの通り、元気に過ごしています」
これでようやくお爺さんと孫の関係に戻れたみたいだね。
あとはレアさんと源之助さんの2人にしてあげようかな。
「私達はリオさん達のところに行ってみようと思います。レアさんは暫くこちらに居てはどうですか?」
「良いのですか?」
「折角再会できたのですから、ゆっくりしていってください。何かあれば連絡しますので」
「…ありがとうございます」
私達は応接室から出ていく。扉の所で振り返ると、レアさんが源之助さんの元に歩み寄り抱き合っていた。
うん、良かったね。
ご両親とも会える時間を作ってあげたいから数日は連絡しないでおいてあげたいね。
さて、私達はリオさんの所に移動しよう。
所在を確認したらショウ君と香帆ちゃんの所にいるみたい。
ここは…家じゃないみたいだね。
[地球の孤児院、児童養護施設の様ですね]
ショウ君と香帆ちゃんのご両親はいない?
[検索…ショウの死亡時に両親共に死亡。香帆のみが生存した模様]
交通事故だったらしい。
お屋敷から出て人目のつかない所まで移動したら転移しようと思ったけど、何人かの人がついて来る。
「マスコミの人達みたいですね」
「入るところから見られちゃってたかな?」
「恐らくは」
ユキさんと話をしながら少しずつ歩く速度を上げる。
角を曲がってすぐに認識阻害を掛ける。
アウラさん、私達の姿を記録しているものを気付かれずに消去とか出来ないかな?
[物理破壊であれば可能。それ以外の対策ならば使徒のネットワークで各社に圧力を掛ける事を推奨します]
物理破壊を気付かれずに…?いやそれは良くないかな。
使徒さん達に頼らせてもらおう。
「静音…よく戻ってきてくれた」
「お祖父様、私は家に戻って来た訳ではありません。アレクスの件を話に参りました」
源之助さんはレアさんに歩み寄ろうとするけど、レアさんはそれを冷淡に断る。
「レアさん…少しはお爺さんに優しくしてあげても良いのでは…」
「いいえ、まだです。お祖父様が支援してきたアレクスはミナさん達のご家族に迷惑をかけ、一ノ瀬さんと坂口さんを誘拐しました。これだけはハッキリとさせておかなければなりません」
レアさんは真剣な眼差しで源之助さんを見る。源之助さんはレアさんに気圧されてたじろいでいた。
「分かった。部屋で話そう」
源之助さんはそう言って先に歩いていく。
何人かの家政婦さんがやって来て案内してくれたので、私達も靴を脱いで後に続く。
応接間に入って私とレアさんが源之助さんの対面側のソファに座り、他のみんなは家政婦さん達が持って来てくれた椅子に腰掛ける。
「まずはこの度は私の身勝手で迷惑をかけてしまった事を謝罪させていただきたい」
そう言って頭を下げる源之助さん。
「お祖父様、政府が支援している不確定エネルギー研究所についてはどの様にお考えですか?」
「それについては既に対応が決まっている。今回の誘拐の件が既にマスコミに嗅ぎ付けられて大騒ぎになっているのだ。支援していた政治家は全員吊し上げられておるからな」
使徒の人達が動いているんだったね。
「私は既に辞職を表明しており、組織の摘発に全面協力を約束しておる。不確定エネルギー研究所は閉鎖され、アレクスも国内から排除されるだろう」
徹底的だね。
「政府が関わっていた組織なのだから火消しに必死なのですね」
ユキさんは納得した様に頷いている。
「誘拐されたお二人への賠償はどうされるおつもりですか?」
「私の方から相応の金額を支払うつもりだ」
レアさんと源之助さんは真剣に話をしている。
「迷惑をかけてしまった君達のご家族にも謝罪に伺わせていただきたい」
「それは逆にご迷惑になるのでは?」
「何かさせて貰わなければ気が済まないのだ。必ず事前に連絡をして、確認を取った上で望まれる賠償に応じようと思う」
そこまでしなくてもいいと思うけど…。
「お祖父様の誠意は理解しました。皆さん、それでお許し頂けますか?」
「私は全然良いと思います」
「同じく」
「私も良いと思います」
ソラちゃん、ユキさんも良いと言っていた。
「こちらからも一つ聞きたい事があるのだが」
「何でしょう?」
「情報の拡散速度が尋常ではない上に機密事項まで漏洩しているのだが、君達には何か大きな組織が付いておるのかね?」
源之助さんの質問は世界の根幹に触れる内容だ。レアさんは私の方を向いて返答を任せてくれた。
「信じられないかも知れませんが事実をお伝えします。この世界の神様が従えている人達がアレクスを排除する為に動いています。その人達は世界の何処にでもいるらしく、神様の指示であらゆる事ををするそうですので」
「そうか…」
源之助さんは深く溜息を吐いて一言。
「私達は神の逆鱗に触れたと言う事なのだな」
源之助さんは後悔しているみたい。
「この世界の神様は優しいよ。基本的には地上の民は放置だし」
「だな。ミナねーちゃんみたいに地上にやって来て暴れたりしないからな」
「人を破壊神みたいに言わないでよ…」
テュケの言い方だとあちこち破壊して回ってるみたいだよ?…うん、壊したけど。
「そう、それだ。君は神だと聞いたが本当なのか?」
「ええと、はい」
自分を神様って言うのは慣れたつもりだけど、地球の日本人に言うのは何故か抵抗があるね。
私は源之助さんに自分の転生した経緯とアスティアの主神になった経緯を簡単に説明した。
「その様な世界があるのだな…信じ難いが、事実は受け入れなければならない。静音はこちらに戻ってくる事は出来ないのか?」
「はい。見ての通り私はもう一条静音ではありません。アスティアという世界のディルロード帝国皇女レアなのです」
「そうか…しかし静音がどの様な形であっても生きていてくれて良かった」
「お祖父様…ご心配をお掛けしました。静音はこの通り、元気に過ごしています」
これでようやくお爺さんと孫の関係に戻れたみたいだね。
あとはレアさんと源之助さんの2人にしてあげようかな。
「私達はリオさん達のところに行ってみようと思います。レアさんは暫くこちらに居てはどうですか?」
「良いのですか?」
「折角再会できたのですから、ゆっくりしていってください。何かあれば連絡しますので」
「…ありがとうございます」
私達は応接室から出ていく。扉の所で振り返ると、レアさんが源之助さんの元に歩み寄り抱き合っていた。
うん、良かったね。
ご両親とも会える時間を作ってあげたいから数日は連絡しないでおいてあげたいね。
さて、私達はリオさんの所に移動しよう。
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ここは…家じゃないみたいだね。
[地球の孤児院、児童養護施設の様ですね]
ショウ君と香帆ちゃんのご両親はいない?
[検索…ショウの死亡時に両親共に死亡。香帆のみが生存した模様]
交通事故だったらしい。
お屋敷から出て人目のつかない所まで移動したら転移しようと思ったけど、何人かの人がついて来る。
「マスコミの人達みたいですね」
「入るところから見られちゃってたかな?」
「恐らくは」
ユキさんと話をしながら少しずつ歩く速度を上げる。
角を曲がってすぐに認識阻害を掛ける。
アウラさん、私達の姿を記録しているものを気付かれずに消去とか出来ないかな?
[物理破壊であれば可能。それ以外の対策ならば使徒のネットワークで各社に圧力を掛ける事を推奨します]
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