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特別編2:神様はじめました
神々との戦い
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──〔god side〕──
更に近付いてくるマリージョア様。
身長は先頭でクネクネしているオネエさん達の更に倍、つまりカラフルな人型の4倍はある。身体中の筋肉は盛り上がっていて服の上からでもハッキリ分かる。
喋り方とのアンバランスさが、不気味さを一層引き立てていた。
「怖いよう…」
私の背中に隠れて怯えるソラちゃん。
ゾンビ以外にも苦手なものがあったんだね。
「マリージョア様はどなたにアスティアの事を聞いて、支援を受けているのですか?」
「それは言えないわねえ」
相手との取り決めで話せないのかも知れない。
既に主神自ら侵攻してきているのだから戦うしか道はないのかな。
「一つだけ聞かせてください。ここであなた方が死んでしまったらフリースフィアはどうなりますか?」
「今あそこには神はいないから滅んじゃうかも知れないわねぇ」
頬に手を添えて薄ら笑みを浮かべながら答えてくるマリージョア様。
…この神に世界を担うという責任感は無いのかな?
「だーいじょぶよ~私達はちゃんと帰るからぁ。あなた達を全部食べて、アスティアをいただいて帰るもの」
神様ってそんなに楽観的にやっていいものじゃないと思う。
自分が死んだら世界の生命が全て消えてしまうかも知れないんだよ?
私はマリージョア様の考え方に一切共感できない。
「どうするの?」
「戦うしかありません。フリースフィアの人達には悪いですが、アスティアを守る事が最優先です」
他の世界の事まで心配していられるほど余裕は無い。目の前の脅威を排除するのみだ。
「ようやくやる気になったみたいねぇ。私達も全力でやらせてもらうわよ!」
そう言うとマリージョア様の身体が変化していく。更に筋肉が盛り上がり、お腹の辺りが真横に裂けた。
現れたのは大きな口。ギザギザの鋭いはが何列も並んでいる。
うわぁ…そっちが本当の口かな?
食べるって言うのはそのまま私達を丸かじりするつもりだったんだ…。
ソラちゃん大丈夫かな?卒倒してなければ良いけど。
「なんだ、ただのモンスターか。それなら戦える」
ソラちゃんの感性が分からないよ。
他の4体の神達も身体が縦に真っ二つに割れたり、頭と両手足がバラバラになって飛び始めたり、顔全体に大きな穴が開いていたり、首や手足が凄く伸びて伸びてうねったりと、どれも人型ではなくなっていた。
「うわーです」
「キモいです」
「ヤベーですよ」
兎人族4姉妹がその様子を見てドン引きしている。
そう、これが普通の反応だと思うよ。
「よし、ミナ達はマリージョアと戦ってくれ。あとの4体を私、ダキア、アリソン、クロウのチームとマサキ、ウェスター、ハトゥール、兎人族4姉妹のチームと孤児院組、蒼天の翼、黒鉄の刃のチームに分かれて迎撃する。残りの雑魚は竜達に任せるぞ」
ルーティアさんが割り振ってくれた。
主神と戦う私達に戦力を大幅に割いてくれている。
孤児院の子達がいるチームがすごい数になっているけど、戦闘力を均等に割り振るとこうなるのかな。
「いくぞ!散開!」
ルーティアさんの号令でそれぞれ対応の神様目掛けて飛んでいく。
『そちらから来てくれるなんて嬉しいわぁ』
マリージョア様はそう言って両手に輝く何かを集め始める。
「気をつけて!」
リオさんが警告すると同時に《ディストーションバリア》を展開する。
その直後両手から白く光る蜘蛛の糸のようなものを放射状に放ってくる。
防御魔法で防ぐことができたけど、糸状のそれが少しずつ結界に絡み付いてきている。
[解析……魔力と神聖力の複合物です]
とりあえず防げているなら問題ないよね。…と思ったけど、《ディストーションバリア》の中に入ってきた!
「何よこれ…結界を浸透してくるなんて!」
「気持ち悪い!」
「近くに来るな!」
中に入り込んだ糸はそのまま私達に向かってくる。
ソラちゃんとテュケ君が自分の武器で斬り払おうとするけど、絡みつくだけで切ることが出来ない。
『カワイイ子達ねえ。みんなまとめて食べちゃうわよ~』
糸は次々と入ってきて包囲を狭めてくる。
私が《カタフィギオ》を使用すると、糸は消滅した。
『あらやだ、私の糸を掻消せるなんて。流石は主神だわぁ』
お腹に空いた大きな口が喋ってる。
そこで会話もできるんだ…。
『でも私は波調を合わせる事が得意なのよ~』
そう言って更に両手から糸を飛ばしてきた。今度は白じゃなくて虹色に光っている。
《カタフィギオ》を通り抜けて私の右手に絡み付いてきた!
引き剥がそうと引っ張るけど、ビクともしない。
『捕まえたわぁ~』
すごい力で引っ張られる。
「ミナさん!」
ユキさんが盾をぶつけて糸を引き千切ろうとするけど、ユキさんのシールドチャージでも壊れない。それどころか盾も絡み付いて外れなくなってしまった。
『美味しそうな子を2匹もげっとよぉ~』
「ユキさん離れて…」
「嫌です。必ず助けます!」
「ねーちゃん、俺に掴まれ!」
テュケ君が手を伸ばしてくるけど、彼の後ろに糸があるのに気付いて横に突き飛ばした。
ギリギリだったけどテュケ君は捕まらずに済んだ。
「このままじゃマズいわ。何とかしないと…」
「リオさんとテュケ君とソラちゃんは離脱してください。私達で何とかしてみます」
話している間にも沢山の糸が周囲を取り囲んで、狭まってくる。
マズい…このままだと全員捕まる。
そして引きずられてあの大きな口に食べられてしまう。
[解析完了。神域の力に対抗するには《シャイターン》が有効です。今のミナなら発動できます]
アウラさん!
それで助かるなら今すぐ使うよ!
《シャイターン》発動!
常時展開していた《アドラステア》が上書きされたのか、背中の翼が黒く染まっていく。
[《シャイターン》が最適化され、《エスカシャイターン》になりました。本来魔王の力は神と相反するものですが、神が使用する事で魔王の力が神化したようです]
スゴい…《シャイターン》を使っているのに《アドラステア》と同じ感覚だ。
怒りも憎しみも感じない。
《ラズルシェーニェ》を左手に纏って右手に絡み付いていた糸を切り裂いた。
《フェアレーター》を右手に纏わせて細く長く、剣の様に形を変えて周囲の糸を斬り裂いていく。
「ミナさん…その力は、まさか…」
「大丈夫だよユキさん。神様になってる状態で《シャイターン》を使ったら進化したみたい。意識はハッキリしてるよ」
『なあにそれ?普通じゃないわねぇ』
私の変貌ぶりに驚いたのか、お腹の口を閉じて人型になってこちらを見ている。
「もう一度だけ警告します。今すぐフリースフィアに帰ってください。従わなければここで撃破します」
これでダメなら全力で倒すからね。
更に近付いてくるマリージョア様。
身長は先頭でクネクネしているオネエさん達の更に倍、つまりカラフルな人型の4倍はある。身体中の筋肉は盛り上がっていて服の上からでもハッキリ分かる。
喋り方とのアンバランスさが、不気味さを一層引き立てていた。
「怖いよう…」
私の背中に隠れて怯えるソラちゃん。
ゾンビ以外にも苦手なものがあったんだね。
「マリージョア様はどなたにアスティアの事を聞いて、支援を受けているのですか?」
「それは言えないわねえ」
相手との取り決めで話せないのかも知れない。
既に主神自ら侵攻してきているのだから戦うしか道はないのかな。
「一つだけ聞かせてください。ここであなた方が死んでしまったらフリースフィアはどうなりますか?」
「今あそこには神はいないから滅んじゃうかも知れないわねぇ」
頬に手を添えて薄ら笑みを浮かべながら答えてくるマリージョア様。
…この神に世界を担うという責任感は無いのかな?
「だーいじょぶよ~私達はちゃんと帰るからぁ。あなた達を全部食べて、アスティアをいただいて帰るもの」
神様ってそんなに楽観的にやっていいものじゃないと思う。
自分が死んだら世界の生命が全て消えてしまうかも知れないんだよ?
私はマリージョア様の考え方に一切共感できない。
「どうするの?」
「戦うしかありません。フリースフィアの人達には悪いですが、アスティアを守る事が最優先です」
他の世界の事まで心配していられるほど余裕は無い。目の前の脅威を排除するのみだ。
「ようやくやる気になったみたいねぇ。私達も全力でやらせてもらうわよ!」
そう言うとマリージョア様の身体が変化していく。更に筋肉が盛り上がり、お腹の辺りが真横に裂けた。
現れたのは大きな口。ギザギザの鋭いはが何列も並んでいる。
うわぁ…そっちが本当の口かな?
食べるって言うのはそのまま私達を丸かじりするつもりだったんだ…。
ソラちゃん大丈夫かな?卒倒してなければ良いけど。
「なんだ、ただのモンスターか。それなら戦える」
ソラちゃんの感性が分からないよ。
他の4体の神達も身体が縦に真っ二つに割れたり、頭と両手足がバラバラになって飛び始めたり、顔全体に大きな穴が開いていたり、首や手足が凄く伸びて伸びてうねったりと、どれも人型ではなくなっていた。
「うわーです」
「キモいです」
「ヤベーですよ」
兎人族4姉妹がその様子を見てドン引きしている。
そう、これが普通の反応だと思うよ。
「よし、ミナ達はマリージョアと戦ってくれ。あとの4体を私、ダキア、アリソン、クロウのチームとマサキ、ウェスター、ハトゥール、兎人族4姉妹のチームと孤児院組、蒼天の翼、黒鉄の刃のチームに分かれて迎撃する。残りの雑魚は竜達に任せるぞ」
ルーティアさんが割り振ってくれた。
主神と戦う私達に戦力を大幅に割いてくれている。
孤児院の子達がいるチームがすごい数になっているけど、戦闘力を均等に割り振るとこうなるのかな。
「いくぞ!散開!」
ルーティアさんの号令でそれぞれ対応の神様目掛けて飛んでいく。
『そちらから来てくれるなんて嬉しいわぁ』
マリージョア様はそう言って両手に輝く何かを集め始める。
「気をつけて!」
リオさんが警告すると同時に《ディストーションバリア》を展開する。
その直後両手から白く光る蜘蛛の糸のようなものを放射状に放ってくる。
防御魔法で防ぐことができたけど、糸状のそれが少しずつ結界に絡み付いてきている。
[解析……魔力と神聖力の複合物です]
とりあえず防げているなら問題ないよね。…と思ったけど、《ディストーションバリア》の中に入ってきた!
「何よこれ…結界を浸透してくるなんて!」
「気持ち悪い!」
「近くに来るな!」
中に入り込んだ糸はそのまま私達に向かってくる。
ソラちゃんとテュケ君が自分の武器で斬り払おうとするけど、絡みつくだけで切ることが出来ない。
『カワイイ子達ねえ。みんなまとめて食べちゃうわよ~』
糸は次々と入ってきて包囲を狭めてくる。
私が《カタフィギオ》を使用すると、糸は消滅した。
『あらやだ、私の糸を掻消せるなんて。流石は主神だわぁ』
お腹に空いた大きな口が喋ってる。
そこで会話もできるんだ…。
『でも私は波調を合わせる事が得意なのよ~』
そう言って更に両手から糸を飛ばしてきた。今度は白じゃなくて虹色に光っている。
《カタフィギオ》を通り抜けて私の右手に絡み付いてきた!
引き剥がそうと引っ張るけど、ビクともしない。
『捕まえたわぁ~』
すごい力で引っ張られる。
「ミナさん!」
ユキさんが盾をぶつけて糸を引き千切ろうとするけど、ユキさんのシールドチャージでも壊れない。それどころか盾も絡み付いて外れなくなってしまった。
『美味しそうな子を2匹もげっとよぉ~』
「ユキさん離れて…」
「嫌です。必ず助けます!」
「ねーちゃん、俺に掴まれ!」
テュケ君が手を伸ばしてくるけど、彼の後ろに糸があるのに気付いて横に突き飛ばした。
ギリギリだったけどテュケ君は捕まらずに済んだ。
「このままじゃマズいわ。何とかしないと…」
「リオさんとテュケ君とソラちゃんは離脱してください。私達で何とかしてみます」
話している間にも沢山の糸が周囲を取り囲んで、狭まってくる。
マズい…このままだと全員捕まる。
そして引きずられてあの大きな口に食べられてしまう。
[解析完了。神域の力に対抗するには《シャイターン》が有効です。今のミナなら発動できます]
アウラさん!
それで助かるなら今すぐ使うよ!
《シャイターン》発動!
常時展開していた《アドラステア》が上書きされたのか、背中の翼が黒く染まっていく。
[《シャイターン》が最適化され、《エスカシャイターン》になりました。本来魔王の力は神と相反するものですが、神が使用する事で魔王の力が神化したようです]
スゴい…《シャイターン》を使っているのに《アドラステア》と同じ感覚だ。
怒りも憎しみも感じない。
《ラズルシェーニェ》を左手に纏って右手に絡み付いていた糸を切り裂いた。
《フェアレーター》を右手に纏わせて細く長く、剣の様に形を変えて周囲の糸を斬り裂いていく。
「ミナさん…その力は、まさか…」
「大丈夫だよユキさん。神様になってる状態で《シャイターン》を使ったら進化したみたい。意識はハッキリしてるよ」
『なあにそれ?普通じゃないわねぇ』
私の変貌ぶりに驚いたのか、お腹の口を閉じて人型になってこちらを見ている。
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