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地球
コスプレ?
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1人はソラちゃんが殺してしまったけど、他の転生者はまだ生きていた。
リュウさんで実験したわけではないけど、リヴェルティア様の力は取り除く事が出来たので全員同じ様に取ってしまう。
「ソラちゃんのも取るからね」
「ん、ミナに力が戻ったなら私の力は用済み。一思いにやって」
ソラちゃんのも、みんなと同じ様に取り去った。
「ふぅ、ありがとう。あんな気持ちの悪いもの、目的が無ければ身体の中に入れておきたくない」
「これでもうあんな目に遭わなくて済むからね」
しかし戦闘力は大幅に下がってしまっただろう。これからの戦闘はチームでの連携が重要になってくるだろう。
私の能力が完全に戻ったので、ルーティアさん達アスティアの人達と転生者達の間の言語翻訳をアウラさんを中継してお願いする事にした。
私が毎回翻訳していたら大変だからね。
『とにかく無事で良かった。あとはマサキ達一家とリオだけだな』
ルーティアさんは安堵しながら言う。
そう、まだあと4人が合流できていない。
《鑑定》で位置を特定して、《アドラステア》で飛んで行って無理矢理合流する事も可能だけど、その前に矢島さんに現状を説明しておきたい。
…いや、その前にこの昏倒している転生者達をどうするべきか。
「力を失ったらもうリヴェルティアは俺達を用済みとするだろうな。だが、態々殺しに来るとは思えない。万が一俺達を始末に来たとしても、それは俺達の自業自得だ。甘んじて処刑を受けよう」
リュウさんはショウ君を抱きかかえながら言う。
「つまり、このまま全員を見逃せと言うのだな?」
ルーティアさんがリュウさんに聞いている。その表情は険しい。
「駄目か?駄目ならお前達が俺達を始末してくれ。よくよく考えたら地球では俺達の身体能力はおかしな事になっているんだったな。それも良くはないだろう」
リュウさんはどちらでも良いという感じだ。
全員が私を見ている。
あー…私が決めなくちゃダメな感じかな?
「一時保留でいいですか?アウラさんに支援してもらって全員監視していますので、また悪さをする様なら拘束するという事で。私達がアスティアに帰る目処が付いた時に、地球に残すかアスティアに連れて帰るか、或いは他の選択をするかを判断させてください」
今の所は判断しかねるよ。他の転生者も捕まえて能力を奪ってしまいたいしね。
「分かった。だが俺達は金も持っていないし人目につかない様に生活するのは無理だ。俺はそのつもりはないが、ここの連中の何人かは略奪を行うかも知れない」
「それはマズいですね。食べ物はインベントリの中にあるものを渡せるんですけど、住む所は…せめて魔法が使えれば用意できるんですけど…」
《建設》が使えれば地下に居住スペースを作ったりして暫く住んでいてもらえるんだけどなぁ。
[インベントリにマナタブラウルが複数入っていますね。これからマナを供給すれば黒魔法、生活魔法は使用可能です]
それホント?それなら何とか出来るよ!
インベントリからマナタブラウルを取り出して魔法を試してみる。
「《建設》!」
地中に建物を建設してみた。
下りの階段の先に扉。中には広めの部屋をいくつも用意しておいた。
成功だ。これならここで待機しておく様にリュウさんを通して頼んでおく事も出来そう。
「分かった。俺が責任を持ってコイツらには伝えておく。確認だが俺達の動きは常に監視しているんだな?」
出来るよね…?
[可能です]
「はい。そう伝えてください」
「分かった」
リュウさんと別れて私達は矢島さんのいるコンビニまで移動する。
矢島さんはお店の前で待っていたので手を振りながら声を掛ける。
「おお!見つけられたんだな!」
「はい。こっちがアスティアの人達、ルーティアさん、ダキアさん、アリソンさん、クロウさんです。こっちは同じ転生者のソラちゃんです」
みんなにも協力者の矢島さんを紹介しておく。
「いやー、一気に賑やかになったなぁ。でも本当に良かったよ。ミナトサキ…じゃなかった、湊川さんにメールしておくよ」
と、コンビニのお客さんが何人かこちらにスマホを向けて来ている。
「君達、コスプレサミットはまだまだ先だよ?」
コンビニの店員さんが出てきて言ってきた。
「お騒がせしてごめんなさい」
「いや、別にいいけど…しかし最近の外国の人は気合はいってるねぇ」
理解のある人で助かったよ。
『ミナ、私はこちらの街の中で同じものを向けられたのだが、アレは一体何なんだ?』
ルーティアさんは特に人気で、男女問わず周りの人から「一枚撮らせて」とお願いされていた。
「ルーティアさん、あれはルーティアさん達の世界でいう所のビジョンリングです。この場で写したものを記録する事も出来ます」
『そんな便利なものをみんなが持っているのか?』
困惑しながら聞いてくるルーティアさん。その間も「カワイイ」とか「エルフのコスプレ?こっちはお母さん?美人さんだー」とか言われている。
アリソンさんがお母さんだと思われてる?それだとお父さんはダキアさんかな?
ルーティアさんの方がずっと歳上だけどね。
『ミナ、何を言っているか翻訳してくれ。どうしていいか分からん』
ダキアさんも人気だ。本人はスゴく困っているけど。
アウラさんを中継して周りの人達が何を言っているか翻訳してもらう。
『えー?私がルーティアさんのお母さんー?まだママじゃないよー』
ニコニコしながら言っているアリソンさんは嫌そうではなかった。
『やはり子供扱いされていたのか……』
ルーティアさんは少し落ち込んでいる?
『ポーズ?お、おう…こうか?こうとか…?ああ、なるほどな、剣を構えて…こうか!』
ダキアさんはノリノリでポーズとかとってる。
『なんだ…?握手?別に構わないが』
クロウさんは握手を求められたり女性の人とツーショットで写真を取らされている。
「君達も旅行者?カワイイね、1枚撮っていい?」
私達にも来た。
いや、いつの間にかコンビニの駐車場がビッシリ埋まって人だかりがすごい事に…。
えぇ…何でこうなったんだろう?
「ミナちゃん、これどうするの?」
「どうしましょう?お店の人に迷惑が掛かっちゃいます」
怒られると思ってお店の方を見たけど、さっきの店員さんが親指を立てて頷いていた。
あー、お客さんを呼び込んだ事になってるんだね。
リュウさんで実験したわけではないけど、リヴェルティア様の力は取り除く事が出来たので全員同じ様に取ってしまう。
「ソラちゃんのも取るからね」
「ん、ミナに力が戻ったなら私の力は用済み。一思いにやって」
ソラちゃんのも、みんなと同じ様に取り去った。
「ふぅ、ありがとう。あんな気持ちの悪いもの、目的が無ければ身体の中に入れておきたくない」
「これでもうあんな目に遭わなくて済むからね」
しかし戦闘力は大幅に下がってしまっただろう。これからの戦闘はチームでの連携が重要になってくるだろう。
私の能力が完全に戻ったので、ルーティアさん達アスティアの人達と転生者達の間の言語翻訳をアウラさんを中継してお願いする事にした。
私が毎回翻訳していたら大変だからね。
『とにかく無事で良かった。あとはマサキ達一家とリオだけだな』
ルーティアさんは安堵しながら言う。
そう、まだあと4人が合流できていない。
《鑑定》で位置を特定して、《アドラステア》で飛んで行って無理矢理合流する事も可能だけど、その前に矢島さんに現状を説明しておきたい。
…いや、その前にこの昏倒している転生者達をどうするべきか。
「力を失ったらもうリヴェルティアは俺達を用済みとするだろうな。だが、態々殺しに来るとは思えない。万が一俺達を始末に来たとしても、それは俺達の自業自得だ。甘んじて処刑を受けよう」
リュウさんはショウ君を抱きかかえながら言う。
「つまり、このまま全員を見逃せと言うのだな?」
ルーティアさんがリュウさんに聞いている。その表情は険しい。
「駄目か?駄目ならお前達が俺達を始末してくれ。よくよく考えたら地球では俺達の身体能力はおかしな事になっているんだったな。それも良くはないだろう」
リュウさんはどちらでも良いという感じだ。
全員が私を見ている。
あー…私が決めなくちゃダメな感じかな?
「一時保留でいいですか?アウラさんに支援してもらって全員監視していますので、また悪さをする様なら拘束するという事で。私達がアスティアに帰る目処が付いた時に、地球に残すかアスティアに連れて帰るか、或いは他の選択をするかを判断させてください」
今の所は判断しかねるよ。他の転生者も捕まえて能力を奪ってしまいたいしね。
「分かった。だが俺達は金も持っていないし人目につかない様に生活するのは無理だ。俺はそのつもりはないが、ここの連中の何人かは略奪を行うかも知れない」
「それはマズいですね。食べ物はインベントリの中にあるものを渡せるんですけど、住む所は…せめて魔法が使えれば用意できるんですけど…」
《建設》が使えれば地下に居住スペースを作ったりして暫く住んでいてもらえるんだけどなぁ。
[インベントリにマナタブラウルが複数入っていますね。これからマナを供給すれば黒魔法、生活魔法は使用可能です]
それホント?それなら何とか出来るよ!
インベントリからマナタブラウルを取り出して魔法を試してみる。
「《建設》!」
地中に建物を建設してみた。
下りの階段の先に扉。中には広めの部屋をいくつも用意しておいた。
成功だ。これならここで待機しておく様にリュウさんを通して頼んでおく事も出来そう。
「分かった。俺が責任を持ってコイツらには伝えておく。確認だが俺達の動きは常に監視しているんだな?」
出来るよね…?
[可能です]
「はい。そう伝えてください」
「分かった」
リュウさんと別れて私達は矢島さんのいるコンビニまで移動する。
矢島さんはお店の前で待っていたので手を振りながら声を掛ける。
「おお!見つけられたんだな!」
「はい。こっちがアスティアの人達、ルーティアさん、ダキアさん、アリソンさん、クロウさんです。こっちは同じ転生者のソラちゃんです」
みんなにも協力者の矢島さんを紹介しておく。
「いやー、一気に賑やかになったなぁ。でも本当に良かったよ。ミナトサキ…じゃなかった、湊川さんにメールしておくよ」
と、コンビニのお客さんが何人かこちらにスマホを向けて来ている。
「君達、コスプレサミットはまだまだ先だよ?」
コンビニの店員さんが出てきて言ってきた。
「お騒がせしてごめんなさい」
「いや、別にいいけど…しかし最近の外国の人は気合はいってるねぇ」
理解のある人で助かったよ。
『ミナ、私はこちらの街の中で同じものを向けられたのだが、アレは一体何なんだ?』
ルーティアさんは特に人気で、男女問わず周りの人から「一枚撮らせて」とお願いされていた。
「ルーティアさん、あれはルーティアさん達の世界でいう所のビジョンリングです。この場で写したものを記録する事も出来ます」
『そんな便利なものをみんなが持っているのか?』
困惑しながら聞いてくるルーティアさん。その間も「カワイイ」とか「エルフのコスプレ?こっちはお母さん?美人さんだー」とか言われている。
アリソンさんがお母さんだと思われてる?それだとお父さんはダキアさんかな?
ルーティアさんの方がずっと歳上だけどね。
『ミナ、何を言っているか翻訳してくれ。どうしていいか分からん』
ダキアさんも人気だ。本人はスゴく困っているけど。
アウラさんを中継して周りの人達が何を言っているか翻訳してもらう。
『えー?私がルーティアさんのお母さんー?まだママじゃないよー』
ニコニコしながら言っているアリソンさんは嫌そうではなかった。
『やはり子供扱いされていたのか……』
ルーティアさんは少し落ち込んでいる?
『ポーズ?お、おう…こうか?こうとか…?ああ、なるほどな、剣を構えて…こうか!』
ダキアさんはノリノリでポーズとかとってる。
『なんだ…?握手?別に構わないが』
クロウさんは握手を求められたり女性の人とツーショットで写真を取らされている。
「君達も旅行者?カワイイね、1枚撮っていい?」
私達にも来た。
いや、いつの間にかコンビニの駐車場がビッシリ埋まって人だかりがすごい事に…。
えぇ…何でこうなったんだろう?
「ミナちゃん、これどうするの?」
「どうしましょう?お店の人に迷惑が掛かっちゃいます」
怒られると思ってお店の方を見たけど、さっきの店員さんが親指を立てて頷いていた。
あー、お客さんを呼び込んだ事になってるんだね。
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