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国境についてしまった
ルイスも騎士団の一員として今はそばにいる 相手も到着しているけど 王様は少し遅れるみたい

「ソフィア様 女神様に」
カーラが靴を入れた箱を持ってきた

「そうだったわ ありがとうカーラ」
箱を受け取り

「女神様 いらっしゃいますか?」

すると
「呼ばれちゃったから 来たわよ~」
キラキラキラ 光が降り注ぐのが
昼間の外でもわかる

「あら いつもと違うところね
ここは………国境ね?なぜこんなところにいるの?ソフィア あら 人が沢山いるわね アイリーン~」

「まぁ女神様」

お祖母様も側にきて

「あら ショーンもいるし
一体どーゆーこと?」

そんな話をしてしていたら
相手の国王の一隊が到着した

「あら 何あの黒いの?」

「あれは隣国の国王陛下です」

「なんでそんなのが……」

「それより女神様 あの こちらを
受取っていただけませんか?」

おずおずと靴の入った箱を差し出す
プレゼントにするためにちゃんとラッピングもしてあり 可愛いリボンもつけた

「は!いいの?ホントに?あたしに?」

「はい!お気に召されるかわかりませんが お祖母様と私とカーラで一生懸命作りました!受取ってください!」

「本当にいいの?
プレゼントなんて貰うの初めて…!」

「女神様だから 皆にプレゼントしてばっかりですものね」

「開けても?」

「勿論ですわ!」

「きゃーウレシイ!」

そう言って 丁寧にリボンを外して
包装紙も丁寧に外して
箱を開けると

「ソフィア!あ…ありがとう…!」
靴を抱き抱え じっと見て
もう一度抱き抱えては 悶えている様子

「女神様?気に入っていただけましたか?」

「もちろんよー!!」

ほっとして
「良かったです!」

「履いてみても?」

「ぜひ!見せていただきたいです!」

カーラが履くのを手伝いながら

履いた足を見せて

「どう?似合うかしら?」

あぁ やっぱり金髪に色の白い女神様
靴の色はお似合いになった

「凄くお似合いです!
キツくは 痛いところはございませんか?」

「無いわよ 初めてのプレゼントが
靴で ソフィアやアイリーン達が作ってくれたのも 凄く嬉しい!」

「それは良かったです
これで心置きなく行けます」

「行けます?どーゆーこと?
さっきから おかしいわよね?
説明してくれる?さっき会議から帰ってきて 領土の事は把握してないんだけど」





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