5 / 7
嬉し恥ずかし恋バナターイム
しおりを挟む
拝啓、お母さん。あれから大雅くんに、女店員さんの言葉を伝えようと何度か試みました。だけど、何となーく察したのですかね。いつも、適当にはぐらかして逃げちゃうんですよ。お礼を言われる事に、慣れていないんでしょうか。
まぁ、他ならぬ僕自身も含めて…。お礼を言われる事に慣れた人間なんて、この世にいないと思うんですけどね。
みなさん、こんにちは。神崎宙斗、18歳ホモです。今日は学校帰り、やっと大雅くんに勉強を教える機会がやって参りました。しかも、彼のご実家に招待されてですよ。駅を挟んで反対方向とは言え、本当に海遊館から近くにあるんですね。これは確かに、毎日でも通えますわ。
彼のご家族は…。まぁ、テンプレ的な「大阪人の家族」のイメージをそのまま反映させたような人たちでした。
美人で、愛想のいいお母さん。お好み焼き屋の仕込みがあるので、ロクに挨拶も出来ない事をお詫びしてらっしゃいました。これから、息子さんにたっぷりと埋め合わせ(意味深)して頂くので気にしていませんけど。ちなみに店舗も少し拝見しましたが、熱狂的なタイガースファンのご様子でした。やっぱり息子さんの名前、そこから取ったんですねぇ…。
優しいけど、ちょっと痴呆の入ったお祖母さん。お孫さんが水泳部を引退した事を、未だに理解出来ないのだそうで。彼女の中で幸せな時が回り続けているなら、それはそれで悪くない事だと思うのですよ。
お父さんは、東京に単身赴任しているのだそうで。彼の職業と、出番があるかについては今のところ考えていません。でも多分、息子さんに負けないイケメンでらっしゃる予感がします。
「急いでエロ本片付けるから、ちょっと待っててな~」
と言われ、彼の部屋の前でおあずけを食らいました。何だか、のほほんとしてますねぇ。こちとら毎日、自分の部屋の薄い本を片付けるので必死だと言うのに。だけど彼にもホモバレしてたみたいだし、別にそこまで頑張らなくてもいいのかな…。
ホモと言えば、確か彼もそうなんですよね。こないだは、詳しく問い詰める時間がありませんでしたが。そんな彼が、御用達にしてるエロ本って…どう言う?さ○゛とか、薔○族とかなんですかね。詳しくありませんけど。
「お待たせー。入って、どうぞ…。って、危ない!上!」
ゴッ!
やっちゃいました。扉を抜ける際、額をしこたまぶつけちゃいました。教室とかでは気をつけていたんで、ちょっと久しぶりですね。天罰でしょうか。何のかは、分かりませんけど。
「やってもうたなー。ゴメン、オレがもっと早く注意すれば良かった。だけどホンマ、身長高くて羨ましいわ。何cmやっけ?えと、180…?」
「183…いえ、嘘です。ちょっと、サバ読んでました。本当は、186cmです」
「そこで、逆にサバ読む意味が分からんわ。えぇなー。オレも、せめて170は超えたかった」
「大雅くんは、成長期なんですから…。まだまだこれから、いくらでも伸びますよ」
「ホンマかいな。何か、親戚のオバハンみたいな事言い出しよったぞ。あ、ちょっと待ってて。ついでに今、着替えてまうわ」
え?今、着替えるの?さっき部屋片付けてた時、ついでに着替えといたらよかったんじゃ?こんなの、ホモには目の保養…。じゃなくて、目の毒じゃないですか。だからちょっと、向こうの方向を見て待っている事にしました…。
と見せかけて、バッチリと両の目に焼き付けました!いやまぁ、体育の着替えとかで見てるっちゃ見てるんですけど。流石は、元水泳部。なかなかどうして、細いながらもしっかりとした筋肉がついてらっしゃいますね…。そして、やっぱりそんな感じの動きやすそうなパンツ履いてるんですね。どうも、ご馳走さまでした。まぁこれくらいは、これから勉強教えるので役得って事で。
そうそう、勉強を教えに来たんですよ。いい加減、雑念は捨てて当初の目的に専念せねばなりませんね…。
「やっぱうちゅるんは、頭えぇよなー。教え方、めちゃくちゃ分かりやすいもん。学校の先生とか、向いてるんちゃう?」
「(うちゅるんで確定なんや)いえ、そんな。僕なんて、大した事ありません。それに豆腐メンタルなんで、みんなの前で教えるなんて無理ですよ」
「いやマジで、めっちゃ頭に入ってきて楽しいもん。何か、ゲームでもやってる感じか?言うて、そんな詳しくないんやけど」
ゲームかぁ。そうかぁ、そうだよね。勉強なんざ、ゲームみたいなもんだよね…。新しい事を覚えるのが、楽しい。前よりも高い点数を取るのが、楽しい。だけどその点数自体には何の意味も無いって事を、ずーっと長い間忘れていたような。
「うちゅるん?どうかしたんか?急に黙ってもうて、腹でも痛いんか」
「い…いえ。気がつけば、けっこうな時間勉強してましたね。ちょっとここで、休憩しませんか?」
「そうやな。そしたらここで、嬉し恥ずかし恋バナターイム!うちゅるん、ズバリ今の学校で『推し』とかいてるんか?」
は?それを今この場所で、この状況で君が聞きますか?そんなもん、いま目の前にいるお前に決まっとるやろがい。…って、アカン。どうしても彼と付き合っていると、テンパった時に関西弁になってしまいます。どうでもいいけど、今日も私服可愛いな畜生。
「言わんのか?そしたら、当てたろか。毎日、めっちゃ見てるもんな。うちゅるんの、前の席にいるオレ…」
うぅ。恥ずかしながら、その通りです。授業を受けながら、大雅くんのつむじだったりうなじだったりその他諸々を見て…。
「の、さらに前の席におる加山やろ!?体育の着替えの時とか、めっちゃガン見しとるもん。オレもなー、普通科の生徒の割にはなかなかえぇ身体しとると思ってたんや」
はぁ?知らんがな、そんな奴…。ってのは嘘で、確かにちょっと気になってはいました。ちなみに勢いで名前をつけましたが、加山くんの登場予定は今の所ありません。出るとしたら、たぶん当て馬みたいな役どころになってるんじゃないですかね。
「そ…そんな事、ありませんよ。確かにちょっと、いい身体してらっしゃるとは思ってましたが。推しって言うか、その。好き…。いえ、あの。好きって言うか。好き、大雅くん…が好き…」
「うちゅるん?どうした?『好き』が、ゲシュタルト崩壊しとるで」
「その。大雅くんが、好き…な漫画とかアニメってあるんですかァー!?見る限り、お部屋に漫画本の一冊もないじゃないですか。ちょっと意外」
「めっちゃ、話題飛ばすやんけ。ずっと、水泳漬けの生活やったからねぇ。退部してからは、バイト漬けの日々やし。一応、店舗の方には漫画置いとるからたまに見とるよ。あと深夜たまたま目が覚めた時に、何とか言うアニメ見たなぁ。えぇと、宇宙っぽい感じで。名前が、ハー…何とか言うやつ」
「ハビタブル・ゾーンですかぁ!?略称・ハビゾー!」
「お、おう。多分、それな。今のヒントで、よく分かったやん」
「分からいでか!鬼才と呼ばれた米田監督が久々に描いた、大スペクタクル宇宙戦争アニメですよね。その偏執的とまで言える戦闘シーンの描写にはファンからの太鼓判を押されたと同時に、男たちの熱い友情(意味深)を巡って世の腐女子腐男子たちの心を鷲掴みにしました」
「お、おう…。うちゅるんが、普段の3倍くらいの早さでイキイキと喋り始めたぞ…?よく分からんけど、好きな物があるのはえぇ事やね。そういやクラスの女子が、インテでオンリーイベント?が開催されるとか言っとったなぁ」
「マジですか!?って、インテ?」
「インテックス大阪な。よくイベントとかやってる、展示場?コスモスクエア駅が最寄りやから、こっから一駅やで。今度の、GWや言うとったっけ」
「イきましょう!大雅くんの動画撮影も兼ねて、イく時イカねばイきましょうですよ!」
「五段活用するんかと思ったら、凄い中途半端に終わったな」
拝啓、お母さん。せっかくのお部屋デートなのに、どうしてもオタクの本性が勝ってしまいました。手の一つくらい、握っておけば良かったんでしょうかね。
まぁでも差し当たっては、次の目標地も出来ました。オタクに取って、イベントと言えば戦場ですからね。ここは一つ、英気を養っておかねば!
まぁ、他ならぬ僕自身も含めて…。お礼を言われる事に慣れた人間なんて、この世にいないと思うんですけどね。
みなさん、こんにちは。神崎宙斗、18歳ホモです。今日は学校帰り、やっと大雅くんに勉強を教える機会がやって参りました。しかも、彼のご実家に招待されてですよ。駅を挟んで反対方向とは言え、本当に海遊館から近くにあるんですね。これは確かに、毎日でも通えますわ。
彼のご家族は…。まぁ、テンプレ的な「大阪人の家族」のイメージをそのまま反映させたような人たちでした。
美人で、愛想のいいお母さん。お好み焼き屋の仕込みがあるので、ロクに挨拶も出来ない事をお詫びしてらっしゃいました。これから、息子さんにたっぷりと埋め合わせ(意味深)して頂くので気にしていませんけど。ちなみに店舗も少し拝見しましたが、熱狂的なタイガースファンのご様子でした。やっぱり息子さんの名前、そこから取ったんですねぇ…。
優しいけど、ちょっと痴呆の入ったお祖母さん。お孫さんが水泳部を引退した事を、未だに理解出来ないのだそうで。彼女の中で幸せな時が回り続けているなら、それはそれで悪くない事だと思うのですよ。
お父さんは、東京に単身赴任しているのだそうで。彼の職業と、出番があるかについては今のところ考えていません。でも多分、息子さんに負けないイケメンでらっしゃる予感がします。
「急いでエロ本片付けるから、ちょっと待っててな~」
と言われ、彼の部屋の前でおあずけを食らいました。何だか、のほほんとしてますねぇ。こちとら毎日、自分の部屋の薄い本を片付けるので必死だと言うのに。だけど彼にもホモバレしてたみたいだし、別にそこまで頑張らなくてもいいのかな…。
ホモと言えば、確か彼もそうなんですよね。こないだは、詳しく問い詰める時間がありませんでしたが。そんな彼が、御用達にしてるエロ本って…どう言う?さ○゛とか、薔○族とかなんですかね。詳しくありませんけど。
「お待たせー。入って、どうぞ…。って、危ない!上!」
ゴッ!
やっちゃいました。扉を抜ける際、額をしこたまぶつけちゃいました。教室とかでは気をつけていたんで、ちょっと久しぶりですね。天罰でしょうか。何のかは、分かりませんけど。
「やってもうたなー。ゴメン、オレがもっと早く注意すれば良かった。だけどホンマ、身長高くて羨ましいわ。何cmやっけ?えと、180…?」
「183…いえ、嘘です。ちょっと、サバ読んでました。本当は、186cmです」
「そこで、逆にサバ読む意味が分からんわ。えぇなー。オレも、せめて170は超えたかった」
「大雅くんは、成長期なんですから…。まだまだこれから、いくらでも伸びますよ」
「ホンマかいな。何か、親戚のオバハンみたいな事言い出しよったぞ。あ、ちょっと待ってて。ついでに今、着替えてまうわ」
え?今、着替えるの?さっき部屋片付けてた時、ついでに着替えといたらよかったんじゃ?こんなの、ホモには目の保養…。じゃなくて、目の毒じゃないですか。だからちょっと、向こうの方向を見て待っている事にしました…。
と見せかけて、バッチリと両の目に焼き付けました!いやまぁ、体育の着替えとかで見てるっちゃ見てるんですけど。流石は、元水泳部。なかなかどうして、細いながらもしっかりとした筋肉がついてらっしゃいますね…。そして、やっぱりそんな感じの動きやすそうなパンツ履いてるんですね。どうも、ご馳走さまでした。まぁこれくらいは、これから勉強教えるので役得って事で。
そうそう、勉強を教えに来たんですよ。いい加減、雑念は捨てて当初の目的に専念せねばなりませんね…。
「やっぱうちゅるんは、頭えぇよなー。教え方、めちゃくちゃ分かりやすいもん。学校の先生とか、向いてるんちゃう?」
「(うちゅるんで確定なんや)いえ、そんな。僕なんて、大した事ありません。それに豆腐メンタルなんで、みんなの前で教えるなんて無理ですよ」
「いやマジで、めっちゃ頭に入ってきて楽しいもん。何か、ゲームでもやってる感じか?言うて、そんな詳しくないんやけど」
ゲームかぁ。そうかぁ、そうだよね。勉強なんざ、ゲームみたいなもんだよね…。新しい事を覚えるのが、楽しい。前よりも高い点数を取るのが、楽しい。だけどその点数自体には何の意味も無いって事を、ずーっと長い間忘れていたような。
「うちゅるん?どうかしたんか?急に黙ってもうて、腹でも痛いんか」
「い…いえ。気がつけば、けっこうな時間勉強してましたね。ちょっとここで、休憩しませんか?」
「そうやな。そしたらここで、嬉し恥ずかし恋バナターイム!うちゅるん、ズバリ今の学校で『推し』とかいてるんか?」
は?それを今この場所で、この状況で君が聞きますか?そんなもん、いま目の前にいるお前に決まっとるやろがい。…って、アカン。どうしても彼と付き合っていると、テンパった時に関西弁になってしまいます。どうでもいいけど、今日も私服可愛いな畜生。
「言わんのか?そしたら、当てたろか。毎日、めっちゃ見てるもんな。うちゅるんの、前の席にいるオレ…」
うぅ。恥ずかしながら、その通りです。授業を受けながら、大雅くんのつむじだったりうなじだったりその他諸々を見て…。
「の、さらに前の席におる加山やろ!?体育の着替えの時とか、めっちゃガン見しとるもん。オレもなー、普通科の生徒の割にはなかなかえぇ身体しとると思ってたんや」
はぁ?知らんがな、そんな奴…。ってのは嘘で、確かにちょっと気になってはいました。ちなみに勢いで名前をつけましたが、加山くんの登場予定は今の所ありません。出るとしたら、たぶん当て馬みたいな役どころになってるんじゃないですかね。
「そ…そんな事、ありませんよ。確かにちょっと、いい身体してらっしゃるとは思ってましたが。推しって言うか、その。好き…。いえ、あの。好きって言うか。好き、大雅くん…が好き…」
「うちゅるん?どうした?『好き』が、ゲシュタルト崩壊しとるで」
「その。大雅くんが、好き…な漫画とかアニメってあるんですかァー!?見る限り、お部屋に漫画本の一冊もないじゃないですか。ちょっと意外」
「めっちゃ、話題飛ばすやんけ。ずっと、水泳漬けの生活やったからねぇ。退部してからは、バイト漬けの日々やし。一応、店舗の方には漫画置いとるからたまに見とるよ。あと深夜たまたま目が覚めた時に、何とか言うアニメ見たなぁ。えぇと、宇宙っぽい感じで。名前が、ハー…何とか言うやつ」
「ハビタブル・ゾーンですかぁ!?略称・ハビゾー!」
「お、おう。多分、それな。今のヒントで、よく分かったやん」
「分からいでか!鬼才と呼ばれた米田監督が久々に描いた、大スペクタクル宇宙戦争アニメですよね。その偏執的とまで言える戦闘シーンの描写にはファンからの太鼓判を押されたと同時に、男たちの熱い友情(意味深)を巡って世の腐女子腐男子たちの心を鷲掴みにしました」
「お、おう…。うちゅるんが、普段の3倍くらいの早さでイキイキと喋り始めたぞ…?よく分からんけど、好きな物があるのはえぇ事やね。そういやクラスの女子が、インテでオンリーイベント?が開催されるとか言っとったなぁ」
「マジですか!?って、インテ?」
「インテックス大阪な。よくイベントとかやってる、展示場?コスモスクエア駅が最寄りやから、こっから一駅やで。今度の、GWや言うとったっけ」
「イきましょう!大雅くんの動画撮影も兼ねて、イく時イカねばイきましょうですよ!」
「五段活用するんかと思ったら、凄い中途半端に終わったな」
拝啓、お母さん。せっかくのお部屋デートなのに、どうしてもオタクの本性が勝ってしまいました。手の一つくらい、握っておけば良かったんでしょうかね。
まぁでも差し当たっては、次の目標地も出来ました。オタクに取って、イベントと言えば戦場ですからね。ここは一つ、英気を養っておかねば!
0
あなたにおすすめの小説
劣等アルファは最強王子から逃げられない
東
BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。
ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。
男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
天使から美形へと成長した幼馴染から、放課後の美術室に呼ばれたら
たけむら
BL
美形で天才肌の幼馴染✕ちょっと鈍感な高校生
海野想は、保育園の頃からの幼馴染である、朝川唯斗と同じ高校に進学した。かつて天使のような可愛さを持っていた唯斗は、立派な美形へと変貌し、今は絵の勉強を進めている。
そんなある日、数学の補習を終えた想が唯斗を美術室へと迎えに行くと、唯斗はひどく驚いた顔をしていて…?
※1話から4話までは別タイトルでpixivに掲載しております。続きも書きたくなったので、ゆっくりではありますが更新していきますね。
※第4話の冒頭が消えておりましたので直しました。
学院のモブ役だったはずの青年溺愛物語
紅林
BL
『桜田門学院高等学校』
日本中の超金持ちの子息子女が通うこの学校は東京都内に位置する幼少中高大院までの一貫校だ。しかし学校の規模に見合わず生徒数は一学年300人程の少人数の学院で、他とは少し違う校風の学院でもある。
そんな学院でモブとして役割を果たすはずだった青年の物語
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とBL営業をして腐女子のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
お兄ちゃんができた!!
くものらくえん
BL
ある日お兄ちゃんができた悠は、そのかっこよさに胸を撃ち抜かれた。
お兄ちゃんは律といい、悠を過剰にかわいがる。
「悠くんはえらい子だね。」
「よしよ〜し。悠くん、いい子いい子♡」
「ふふ、かわいいね。」
律のお兄ちゃんな甘さに逃げたり、逃げられなかったりするあまあま義兄弟ラブコメ♡
「お兄ちゃん以外、見ないでね…♡」
ヤンデレ一途兄 律×人見知り純粋弟 悠の純愛ヤンデレラブ。
平凡なぼくが男子校でイケメンたちに囲まれています
七瀬
BL
あらすじ
春の空の下、名門私立蒼嶺(そうれい)学園に入学した柊凛音(ひいらぎ りおん)。全寮制男子校という新しい環境で、彼の無自覚な美しさと天然な魅力が、周囲の男たちを次々と虜にしていく——。
政治家や実業家の子息が通う格式高い学園で、凛音は完璧な兄・蒼真(そうま)への憧れを胸に、新たな青春を歩み始める。しかし、彼の純粋で愛らしい存在は、学園の秩序を静かに揺るがしていく。
****
初投稿なので優しい目で見守ってくださると助かります‼️ご指摘などございましたら、気軽にコメントよろしくお願いしますm(_ _)m
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
