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第1部
フェーズ1-14
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数週間ぶりに正木さんが門の外で待っていた。テスト前と期間中は気を使ってくれたようだった。ドレッドヘアを解いた髪が、少し伸びた気がする。
私は正木さんを学校近くの公園に誘った。ベンチに並んで座り、婚約したことを打ち明けた。彼は驚いて、しばらく固まっていた。その数秒間が私にはとても長く感じた。
「マジ?」
正木さんが、ようやくそれだけ口にした。
「はい」
「そう、なんだ。へえ、婚約……」
「ごめんなさい」
私は深く頭を下げた。珍しく気落ちしている正木さんの姿に心が痛む。正木さんには、親からの婚約の許可を待たずに伝えるべきだったかもしれない。「彼とは結婚を前提に付き合っている」、それだけでも十分だったはずだ。もっと早く知らせていたら、傷は浅くて済んだかもしれないのに。
「あきらめるしかないかあ」
ため息をつき、正木さんは空を見上げる。私はその横顔をせつない気持ちで見つめた。私のために解いてくれたらしいドレッドヘアは、解いただけではストレートヘアにはならないようで、まだボリュームが残っている。また好きな髪型にしてくださいね。とはいえ、お金も時間もかかるだろうし髪も傷むから、すぐには難しいのかな。
「相手は、例の医大生くんだろ?」
「ええと……」
答えに困る。傷つけた上に、これ以上嘘をつきつづけるのは私も耐えられない。
「すごいね、学生結婚なんて。あ、でもとりあえず婚約なのか」
胸がチクチクしたまま、正木さんが一人で納得して話が進んでいく。言い出すタイミングをつかめずにいると、突然、正木さんが私の肩を抱いた。
「結婚しちゃう前にチューしていい?」
「え」
ちょっと待って。どうしてそうなるの。
「ダメに決まってるじゃないですか!」
「好きな子とキスもできないままお別れなんて悲しいじゃん。ほっぺに軽くでいいからさ」
お別れって、そもそも付き合ってない。私が大学に進学したらまた会うかもしれないのだから、今生の別れでもない。正木さんの顔がぐいぐいと近づいてくる。私は両手で彼の体を突っぱねた。
「待ってください! あのですね……」
「もちろん、医大生くんには内緒で」
「そうじゃなくて……」
正木さんが不思議そうに首を傾げる。本当のことを打ち明けようとした瞬間、背後から声がかかった。
「そこまで」
私と正木さんの間に涼が割って入ってきた。どうして涼がここにいるの? 正木さんもぽかんとしている。私を解放してベンチから立ち上がらせると、今度は涼が私の肩を抱いた。
「彼女に気安く触らないでくれる?」
口は笑っているけど目は全然笑っていない。
「やっぱりあの医者じゃん!」
驚いている正木さんを無視して、涼は私を連れ去った。ああ、とうとう私の口から打ち明けられないまま、涼のことがバレてしまった。正木さん、ごめんなさい。
公園の横に停められていた涼の車に乗った。正木さんにキスされそうになってるところを見られてしまうなんて、気まずいことこの上ない。運転席の涼にそろそろと視線を向けてみる。
「例の大学生に婚約のことを話すって言うから心配してきてみれば」
ため息交じりに涼が言った。やっぱり怒ってる。
「ごめん」
助手席の私は小さくなって謝った。
「でも、涼のことまでバレちゃったよ?」
「これでもう言い寄ってこないだろ。って、のん気なこと言ってる場合か。俺が行かなかったらどうなってた? あのままされてただろうが」
いつになく刺々しい口調で言われた。本当に怒ってる。
「ご、ごめんなさい」
平謝りしてから小さく付け足す。
「一応、抵抗はしたんだけど」
「当然だ」
さっきよりも大きく息を吐いてから、涼はエンジンをかけて車を走らせた。
「ところで、なんでこんな時間に?」
私の家に送ってもらう途中で、運転中の涼に訊ねた。まだ夕方だ。仕事が終わる時間にしては早すぎる。
「当直明け」
「こんなに帰り遅いの!?」
「むしろ今日は早いほう」
すごく疲れてるはずなのに、わざわざきてくれたんだ。病院と涼のマンションは目と鼻の先なんだから、まっすぐ帰れば今ごろは休めていたはずなのに。このままでは申し訳ない。私は少し考えてから提案した。
「うちでご飯食べていかない? 私、作るから。ご飯ができるまで私の部屋で仮眠したらいいよ」
「急に行ったら迷惑じゃないか?」
「大丈夫だと思う。お母さん、涼にまた会いたがってるから」
平日だから父は不在だ。母と妹は歓迎してくれると思う。二人とも涼のことがお気に入りで、「今度ゆっくりご飯でも食べにくるように伝えて」と言っていたくらいだ。
家に着いて母に事情を話した。案の定大歓迎だった。妹の花はまだ学校から帰っていない。
二階の私の部屋に涼を案内した。部屋に入ってもらうのは初めてだ。部屋に涼がいるなんて不思議で緊張する。
「じゃあ、ご飯の用意するから、寝ててね」
涼のベッドみたいに大きくないけど、寝られるかな。
「彩の匂いがする」
すでにベッドの上でくつろいでいる。いつも秒で寝る人だから大丈夫だろう。
制服は花の部屋で着替えることにしよう。服を用意して部屋を出ようとしたら、涼に声をかけられた。
「ここで着替えれば?」
にやにやしながらこちらを見ている。私は冷ややかな視線を返した。
「婚約してるんだし、平気だろ。大丈夫大丈夫、見ないよ。俺、もう寝るから」
わざとらしく目を閉じた。見ないなんて絶対に嘘だ。でも、そうだよね。婚約してるんだし、着替えくらいなら。後ろを向けば肝心なところは見えないし、下は制服のスカートを穿いたまま着替えれば、下着が見えることもない。いや、だから婚約してるんだし、そこまでしなくてもいいのかな。
涼に背を向けて、そろそろと制服を脱ぎ始める。ボタンを外しブラウスを肩から半分ほど下ろす。ブラジャーの肩紐を露出させた状態でちらりと涼を見ると、案の定目を開けていてほくそ笑んでいた。
「ちょっとだけ触らせて?」
「ダメ」
「『嫌』じゃなくて、『ダメ』か」
なぜか喜んでいる。自分の家で家族もいるのに触らせられるわけがない。私は脱ぎかけたブラウスを元に戻した。ここで着替えるのは危険だ。やっぱり花の部屋で着替えることにした。
ほどなくして妹も帰宅した。晩ご飯の準備ができると涼を起こして、四人で食卓を囲んだ。婚約の挨拶にきた日はお茶だけだった。こうして一緒に食事をするのは初めてだ。もともと初めて会う人ではないから、母も花もすっかり打ち解けている。
「彩、先生の家でご飯作ってるの?」
食べながら母が質問した。
「うん。最近からだけど」
母は心配そうな顔になって涼を見た。
「お口に合います?」
「ええ、おいしく作ってくれてます」
料理の腕はまだまだ修行中だけど、愛情だけは込めてるつもりだ。
「何作ってんの?」
今度は花が訊ねた。
「この前は、オムライス」
「ベタすぎ~」
仕方ないでしょ。難しい料理に挑戦して失敗するわけにはいかないから、成功率の高い無難なものを作るようにしてる。
「先生、お好きなものどんどんおっしゃってくださいね。私がこの子に教えますので」
「作ってくれるだけでありがたいですから」
多少失敗しても涼はいつも「おいしい」って食べてくれるし、残さずに完食してくれる。本当はのろけたい。私は顔がにやにやしそうになるのを堪えた。
「今までは外食とかお弁当とか?」
「お母さん、ご飯作ってくれる人くらいいたに決まってるじゃん。ねえ、先生?」
花が余計なことを言う。そんなことは知りたくない。
「いえ、そういう人はなかなか」
私に気を使ってくれたのかな。深く考えずに素直にそのまま受け取っておこう。
夜の八時近くになって、帰る涼を見送るため一緒に外へ出た。食事中の会話で、朝食もいつもコンビニなどで買うとのことだったので、母が急きょ、明日の朝食用におにぎりとおかずを保存容器に詰めてくれた。
「今日はきてくれてありがとう」
「うん」
当直明けでそのまま夕方まで仕事なんて酷だ。しかもこれでも早いほうということは、いつもは普通に夜まで勤務なんだろう。どうしようもないことかもしれないけど、体は大事にしてほしい。疲れてるだろうから車の運転も心配だ。
「気をつけてね。無理しないでね。いっぱい寝てね?」
私にはそれしか言えない。
「わかってる」
涼が私の頬に触れ、キスをした。私がキスしたいのはこの人だけ。他の人とは頬でも軽くでも嫌だ。助けてもらえてよかった。私は涼だけのものでいたい。
「癒されたから大丈夫」
優しく微笑むとドアを開けて車に乗った。走り出し遠ざかっていく彼の車を、角を曲がってしまうまで見送った。
私も一緒に乗って帰りたかった。卒業したら、きっと同じ家に帰れる。それまでの辛抱だ。
小さく息をつき、家の玄関ドアを開けると花がいた。
「チューした? ねえ、今チューしたでしょ?」
見ていた、はずはないか。盗み聞きしていたのか、にやにやしながら茶化してくる。
「うるさいよ、もう」
私は逃げるようにして階段を駆け上った。
私は正木さんを学校近くの公園に誘った。ベンチに並んで座り、婚約したことを打ち明けた。彼は驚いて、しばらく固まっていた。その数秒間が私にはとても長く感じた。
「マジ?」
正木さんが、ようやくそれだけ口にした。
「はい」
「そう、なんだ。へえ、婚約……」
「ごめんなさい」
私は深く頭を下げた。珍しく気落ちしている正木さんの姿に心が痛む。正木さんには、親からの婚約の許可を待たずに伝えるべきだったかもしれない。「彼とは結婚を前提に付き合っている」、それだけでも十分だったはずだ。もっと早く知らせていたら、傷は浅くて済んだかもしれないのに。
「あきらめるしかないかあ」
ため息をつき、正木さんは空を見上げる。私はその横顔をせつない気持ちで見つめた。私のために解いてくれたらしいドレッドヘアは、解いただけではストレートヘアにはならないようで、まだボリュームが残っている。また好きな髪型にしてくださいね。とはいえ、お金も時間もかかるだろうし髪も傷むから、すぐには難しいのかな。
「相手は、例の医大生くんだろ?」
「ええと……」
答えに困る。傷つけた上に、これ以上嘘をつきつづけるのは私も耐えられない。
「すごいね、学生結婚なんて。あ、でもとりあえず婚約なのか」
胸がチクチクしたまま、正木さんが一人で納得して話が進んでいく。言い出すタイミングをつかめずにいると、突然、正木さんが私の肩を抱いた。
「結婚しちゃう前にチューしていい?」
「え」
ちょっと待って。どうしてそうなるの。
「ダメに決まってるじゃないですか!」
「好きな子とキスもできないままお別れなんて悲しいじゃん。ほっぺに軽くでいいからさ」
お別れって、そもそも付き合ってない。私が大学に進学したらまた会うかもしれないのだから、今生の別れでもない。正木さんの顔がぐいぐいと近づいてくる。私は両手で彼の体を突っぱねた。
「待ってください! あのですね……」
「もちろん、医大生くんには内緒で」
「そうじゃなくて……」
正木さんが不思議そうに首を傾げる。本当のことを打ち明けようとした瞬間、背後から声がかかった。
「そこまで」
私と正木さんの間に涼が割って入ってきた。どうして涼がここにいるの? 正木さんもぽかんとしている。私を解放してベンチから立ち上がらせると、今度は涼が私の肩を抱いた。
「彼女に気安く触らないでくれる?」
口は笑っているけど目は全然笑っていない。
「やっぱりあの医者じゃん!」
驚いている正木さんを無視して、涼は私を連れ去った。ああ、とうとう私の口から打ち明けられないまま、涼のことがバレてしまった。正木さん、ごめんなさい。
公園の横に停められていた涼の車に乗った。正木さんにキスされそうになってるところを見られてしまうなんて、気まずいことこの上ない。運転席の涼にそろそろと視線を向けてみる。
「例の大学生に婚約のことを話すって言うから心配してきてみれば」
ため息交じりに涼が言った。やっぱり怒ってる。
「ごめん」
助手席の私は小さくなって謝った。
「でも、涼のことまでバレちゃったよ?」
「これでもう言い寄ってこないだろ。って、のん気なこと言ってる場合か。俺が行かなかったらどうなってた? あのままされてただろうが」
いつになく刺々しい口調で言われた。本当に怒ってる。
「ご、ごめんなさい」
平謝りしてから小さく付け足す。
「一応、抵抗はしたんだけど」
「当然だ」
さっきよりも大きく息を吐いてから、涼はエンジンをかけて車を走らせた。
「ところで、なんでこんな時間に?」
私の家に送ってもらう途中で、運転中の涼に訊ねた。まだ夕方だ。仕事が終わる時間にしては早すぎる。
「当直明け」
「こんなに帰り遅いの!?」
「むしろ今日は早いほう」
すごく疲れてるはずなのに、わざわざきてくれたんだ。病院と涼のマンションは目と鼻の先なんだから、まっすぐ帰れば今ごろは休めていたはずなのに。このままでは申し訳ない。私は少し考えてから提案した。
「うちでご飯食べていかない? 私、作るから。ご飯ができるまで私の部屋で仮眠したらいいよ」
「急に行ったら迷惑じゃないか?」
「大丈夫だと思う。お母さん、涼にまた会いたがってるから」
平日だから父は不在だ。母と妹は歓迎してくれると思う。二人とも涼のことがお気に入りで、「今度ゆっくりご飯でも食べにくるように伝えて」と言っていたくらいだ。
家に着いて母に事情を話した。案の定大歓迎だった。妹の花はまだ学校から帰っていない。
二階の私の部屋に涼を案内した。部屋に入ってもらうのは初めてだ。部屋に涼がいるなんて不思議で緊張する。
「じゃあ、ご飯の用意するから、寝ててね」
涼のベッドみたいに大きくないけど、寝られるかな。
「彩の匂いがする」
すでにベッドの上でくつろいでいる。いつも秒で寝る人だから大丈夫だろう。
制服は花の部屋で着替えることにしよう。服を用意して部屋を出ようとしたら、涼に声をかけられた。
「ここで着替えれば?」
にやにやしながらこちらを見ている。私は冷ややかな視線を返した。
「婚約してるんだし、平気だろ。大丈夫大丈夫、見ないよ。俺、もう寝るから」
わざとらしく目を閉じた。見ないなんて絶対に嘘だ。でも、そうだよね。婚約してるんだし、着替えくらいなら。後ろを向けば肝心なところは見えないし、下は制服のスカートを穿いたまま着替えれば、下着が見えることもない。いや、だから婚約してるんだし、そこまでしなくてもいいのかな。
涼に背を向けて、そろそろと制服を脱ぎ始める。ボタンを外しブラウスを肩から半分ほど下ろす。ブラジャーの肩紐を露出させた状態でちらりと涼を見ると、案の定目を開けていてほくそ笑んでいた。
「ちょっとだけ触らせて?」
「ダメ」
「『嫌』じゃなくて、『ダメ』か」
なぜか喜んでいる。自分の家で家族もいるのに触らせられるわけがない。私は脱ぎかけたブラウスを元に戻した。ここで着替えるのは危険だ。やっぱり花の部屋で着替えることにした。
ほどなくして妹も帰宅した。晩ご飯の準備ができると涼を起こして、四人で食卓を囲んだ。婚約の挨拶にきた日はお茶だけだった。こうして一緒に食事をするのは初めてだ。もともと初めて会う人ではないから、母も花もすっかり打ち解けている。
「彩、先生の家でご飯作ってるの?」
食べながら母が質問した。
「うん。最近からだけど」
母は心配そうな顔になって涼を見た。
「お口に合います?」
「ええ、おいしく作ってくれてます」
料理の腕はまだまだ修行中だけど、愛情だけは込めてるつもりだ。
「何作ってんの?」
今度は花が訊ねた。
「この前は、オムライス」
「ベタすぎ~」
仕方ないでしょ。難しい料理に挑戦して失敗するわけにはいかないから、成功率の高い無難なものを作るようにしてる。
「先生、お好きなものどんどんおっしゃってくださいね。私がこの子に教えますので」
「作ってくれるだけでありがたいですから」
多少失敗しても涼はいつも「おいしい」って食べてくれるし、残さずに完食してくれる。本当はのろけたい。私は顔がにやにやしそうになるのを堪えた。
「今までは外食とかお弁当とか?」
「お母さん、ご飯作ってくれる人くらいいたに決まってるじゃん。ねえ、先生?」
花が余計なことを言う。そんなことは知りたくない。
「いえ、そういう人はなかなか」
私に気を使ってくれたのかな。深く考えずに素直にそのまま受け取っておこう。
夜の八時近くになって、帰る涼を見送るため一緒に外へ出た。食事中の会話で、朝食もいつもコンビニなどで買うとのことだったので、母が急きょ、明日の朝食用におにぎりとおかずを保存容器に詰めてくれた。
「今日はきてくれてありがとう」
「うん」
当直明けでそのまま夕方まで仕事なんて酷だ。しかもこれでも早いほうということは、いつもは普通に夜まで勤務なんだろう。どうしようもないことかもしれないけど、体は大事にしてほしい。疲れてるだろうから車の運転も心配だ。
「気をつけてね。無理しないでね。いっぱい寝てね?」
私にはそれしか言えない。
「わかってる」
涼が私の頬に触れ、キスをした。私がキスしたいのはこの人だけ。他の人とは頬でも軽くでも嫌だ。助けてもらえてよかった。私は涼だけのものでいたい。
「癒されたから大丈夫」
優しく微笑むとドアを開けて車に乗った。走り出し遠ざかっていく彼の車を、角を曲がってしまうまで見送った。
私も一緒に乗って帰りたかった。卒業したら、きっと同じ家に帰れる。それまでの辛抱だ。
小さく息をつき、家の玄関ドアを開けると花がいた。
「チューした? ねえ、今チューしたでしょ?」
見ていた、はずはないか。盗み聞きしていたのか、にやにやしながら茶化してくる。
「うるさいよ、もう」
私は逃げるようにして階段を駆け上った。
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