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第1部
(回想)フェーズ0-5
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「なにちょっと涙ぐんでんの」
花の冷めたひと言で私は現実に引き戻された。回想しているうちに気持ちまで舞い戻ってしまっていた。あのあと、涼が病室から出ていってから私は感激のあまり号泣したのだ。
「どうも大事なところが抜けてる気がする」
花が鋭く指摘した。ありのままは恥ずかしいから、かいつまんで説明した。抱きしめてのお願いや、キスしたことは話していない。そのあたりは適当にごまかした。涼と巨乳人妻がいかがわしいことをしていたなんて夢も、怖い夢を見たと置き換えた。
「手術後からいい感じになってたってことかしら。全然気がつかなかったわ」
回診は主に朝と夜で、母が面会にきてくれていたのは日中だった。涼に会う機会が少なかったから無理もない。
「それで、退院祝いと称した初デートはどこだったの?」
「彼の行きつけの小料理屋さん」
退院祝いは翌週の週末にしてもらった。涼が普段からよく訪れるという店で、彼の知り合いが営んでいるらしかった。お酒も飲める店だけど、涼は病院からの緊急の呼び出しにそなえて普段はほとんど飲まないと話してくれた。掘り炬燵のある個室でウーロン茶で乾杯をして、おまかせのコース料理をごちそうになった。そういえば、あの店にはあれから連れていってもらってない。お酒を出す店だから高校生の私を頻繁に連れていくわけにはいかないのかもしれない。いつかまた行けたらいいな。
食事のあとは涼のマンションに向かった。そのことは母と花には言わないでおく。初めてデートした日に家に行ったなんて、涼の印象を悪くしてしまいそうだから。
先生の部屋は八階建てマンションの最上階にあった。広々としたリビングダイニングは、シックで落ち着いた色味でまとめられている。シンプルでありながらも高級感があって、まるでホテルみたい。やっぱり医者はいいところに住んでるんだな。
感心している場合ではない。このあとはうちでいいかと訊かれて思わず「はい」と答えてしまった。先生の車に乗り、まっすぐここへ連れてこられたけど本当によかったのだろうか。
「適当に座って。コーヒーでいい?」
「はい」
リビングのソファに腰を下ろし、改めて部屋を見わたす。先生のイメージと同様に落ち着いた雰囲気だ。先生の匂いがする。屋上で白衣を羽織らせてもらったときに、消毒液に混じってかすかに香ったあの匂いだ。
隣は寝室のようだ。部屋を仕切る引き戸はあるようだけど、普段は閉めないのか開け放たれている。リビングからはベッドと書斎机が確認できる。じろじろと見るのは失礼だからやめておこう。
ドキドキしてきた。先生は大人で、ここは彼の一人暮らしの部屋だ。何かあってもおかしくない。付き合うのも初めてなのに、いきなり部屋にきてしまうなんて。その前に、私と先生は付き合っているのだろうか。実感がない、というより信じがたい。
緊張しながら待っていると、コーヒーを淹れてきた先生が私の隣に座った。
「先生、私の恋人になってくれるんですか?」
口にしてから気がついた。家に連れてこられたくらいで恋人かどうかの確認だなんて、勘違いも甚だしいのでは。今日は退院祝いをしてくれただけかもしれない。話が飛躍しすぎだ。大人の男性なら、人によっては恋人でなくても女の人を部屋に連れ込むこともあるだろう。先生はそんな人ではないとの願望から、思い上がってしまった。私はまだ先生のことを医者としての一面しか知らないのに。
「休みは基本的に土日だけど、土曜は術後の患者を診るためにほぼ出勤。土日でも当直が入ることがあるし、学会やら講演やらで会えないことがある。それでもよければ」
了承すれば付き合えるってこと? 全然いいです。
「高校生同士なら放課後や休みのたびにデートすることもできる。でもそれは難しい。きっと寂しい思いをさせる。乗り換えたくなったらいつでも去ってくれていい」
「去るだなんて……」
始めからそんなことを言われると悲しくなってしまう。付き合うかどうかは私次第で、先生はどちらでもかまわないような言い方だ。しゅんとしていると、先生はふっと笑った。
「ごめんごめん」
先生が立ち上がり、隣の寝室に入っていった。リビングからも見える書斎机の引き出しから何かを取り出して、ソファに戻ってきた。
「その代わり、好きなときにきていいから」
渡されたものに私は目を見張った。真新しく輝く鍵だった。この部屋の合鍵だ。遠すぎて触れることさえ叶わないと思っていた人の部屋に、私はいつでもきていいんだ。
「先生……」
感激して泣きそう。私は涙目になって先生を見つめた。
「その呼び方、もうやめない?」
と言われても、一回りも年上でしかもお医者様のこの人を、いったいなんと呼んだらいいのか。呼び捨てなんて失礼だし、だからといって「くん」や「さん」をつけるのもどうなんだろう。私なんかがそんな気軽に呼びかけていい相手ではない。いや、合鍵ももらったのだから、もう呼んでいいのか。考えあぐねていたら、また先生が笑った。
「そういえば、俺の下の名前、知ってる?」
沈黙の理由を私が先生の名前を知らないためと勘違いされたようだ。
「知ってます。診察室の扉とか同意書とか、いろんなところにフルネームが書いてあったから」
先生が微笑みながら私を見つめる。「それで?」と促すかのように。
「涼……って呼んでもいいの?」
恐れ多いような、くすぐったいような、へんな気分だ。
「いいよ」
先生の顔がゆっくりと近づいてきて、私は目を閉じた。二度目のキスだ。屋上でしたときよりも長い。すでに大好きだったのに、光速のスピードでさらに好きになっていく。すぐに振られるかもしれないのに。だってこんなに完璧な人が私なんかを好きになるはずがない。
それでも今この瞬間の私はまぎれもなく幸せなのだ。幸せすぎて怖いくらい。実は本当の私は手術のときに昏睡状態に陥っていて、ずっと眠って夢を見ているのではないだろうか。でもキスをしたことのない私が、この人の唇の感触をこんなふうにリアルに想像するのは不可能だ。突然すぎた一度目よりもいくらか落ち着いている二度目のキスが、現実味を増してくれる。
「高校生の私が先生の家に通うの、バレたらまずいですよね」
あ、また「先生」と呼んでしまった。敬語もやめないと。
「知ってる人間に見られたら厄介かもな。特に病院の関係者」
私は未成年でしかも高校生だ。まわりに知られるわけにはいかない。
「私、気をつけるから」
涼に迷惑をかけたくない。子どもっぽく見える格好はしないように。少しでも涼とつり合って見えるようになるんだ。
「今度はにやついてるんですけど。料理、そんなにおいしかった?」
花が呆れたように言った。またしてもあちらの世界へ行ってしまっていたらしい。マンションに行ったことは話していないから、二人にとっては小料理屋で食事をしたところで止まっている。
「それで今に至るってわけね。じゃあ最後に。プロポーズの言葉はなんでしたか?」
花が手でマイクを持っている真似をして私に向けた。芸能リポーターになりきっている。
「それは、別に普通だから。言うと涼も恥ずかしいだろうし」
プロポーズの言葉は、できれば心の中に秘めておきたい。
黙って聞いていた母が急に驚いた。
「あなた、先生のこと呼び捨てにしてるの? まあ、恐れ多いこと」
「だって、涼なんとかって名前だったらちゃん付けもできるかもしれないけど、一文字で終わってるから他に呼びようが……。くん付けだと逆に失礼な気がして」
「ああ、くわばらくわばら」
信じられないとでも言いたげに首を振りながら、母はキッチンへ行ってしまった。自分からいろいろ聞きたがったくせに。
「むしろ『涼様』って感じだけどねえ」
まだソファに残っていた花が無邪気に言った。
「『様』!?」
照れくさいこともあってしばらくは「先生」と呼ぶ癖が抜けなかった。それでも意識して名前で呼ぶようにしていたら、不思議なものであんなに遠くに感じていたあの人との距離が、どんどん縮んでいくような感じがした。でもまだ医者と患者なのだから、あんまり慣れすぎて今度は逆に病院でうっかり呼び捨てにしないように気をつけないとな。
花の冷めたひと言で私は現実に引き戻された。回想しているうちに気持ちまで舞い戻ってしまっていた。あのあと、涼が病室から出ていってから私は感激のあまり号泣したのだ。
「どうも大事なところが抜けてる気がする」
花が鋭く指摘した。ありのままは恥ずかしいから、かいつまんで説明した。抱きしめてのお願いや、キスしたことは話していない。そのあたりは適当にごまかした。涼と巨乳人妻がいかがわしいことをしていたなんて夢も、怖い夢を見たと置き換えた。
「手術後からいい感じになってたってことかしら。全然気がつかなかったわ」
回診は主に朝と夜で、母が面会にきてくれていたのは日中だった。涼に会う機会が少なかったから無理もない。
「それで、退院祝いと称した初デートはどこだったの?」
「彼の行きつけの小料理屋さん」
退院祝いは翌週の週末にしてもらった。涼が普段からよく訪れるという店で、彼の知り合いが営んでいるらしかった。お酒も飲める店だけど、涼は病院からの緊急の呼び出しにそなえて普段はほとんど飲まないと話してくれた。掘り炬燵のある個室でウーロン茶で乾杯をして、おまかせのコース料理をごちそうになった。そういえば、あの店にはあれから連れていってもらってない。お酒を出す店だから高校生の私を頻繁に連れていくわけにはいかないのかもしれない。いつかまた行けたらいいな。
食事のあとは涼のマンションに向かった。そのことは母と花には言わないでおく。初めてデートした日に家に行ったなんて、涼の印象を悪くしてしまいそうだから。
先生の部屋は八階建てマンションの最上階にあった。広々としたリビングダイニングは、シックで落ち着いた色味でまとめられている。シンプルでありながらも高級感があって、まるでホテルみたい。やっぱり医者はいいところに住んでるんだな。
感心している場合ではない。このあとはうちでいいかと訊かれて思わず「はい」と答えてしまった。先生の車に乗り、まっすぐここへ連れてこられたけど本当によかったのだろうか。
「適当に座って。コーヒーでいい?」
「はい」
リビングのソファに腰を下ろし、改めて部屋を見わたす。先生のイメージと同様に落ち着いた雰囲気だ。先生の匂いがする。屋上で白衣を羽織らせてもらったときに、消毒液に混じってかすかに香ったあの匂いだ。
隣は寝室のようだ。部屋を仕切る引き戸はあるようだけど、普段は閉めないのか開け放たれている。リビングからはベッドと書斎机が確認できる。じろじろと見るのは失礼だからやめておこう。
ドキドキしてきた。先生は大人で、ここは彼の一人暮らしの部屋だ。何かあってもおかしくない。付き合うのも初めてなのに、いきなり部屋にきてしまうなんて。その前に、私と先生は付き合っているのだろうか。実感がない、というより信じがたい。
緊張しながら待っていると、コーヒーを淹れてきた先生が私の隣に座った。
「先生、私の恋人になってくれるんですか?」
口にしてから気がついた。家に連れてこられたくらいで恋人かどうかの確認だなんて、勘違いも甚だしいのでは。今日は退院祝いをしてくれただけかもしれない。話が飛躍しすぎだ。大人の男性なら、人によっては恋人でなくても女の人を部屋に連れ込むこともあるだろう。先生はそんな人ではないとの願望から、思い上がってしまった。私はまだ先生のことを医者としての一面しか知らないのに。
「休みは基本的に土日だけど、土曜は術後の患者を診るためにほぼ出勤。土日でも当直が入ることがあるし、学会やら講演やらで会えないことがある。それでもよければ」
了承すれば付き合えるってこと? 全然いいです。
「高校生同士なら放課後や休みのたびにデートすることもできる。でもそれは難しい。きっと寂しい思いをさせる。乗り換えたくなったらいつでも去ってくれていい」
「去るだなんて……」
始めからそんなことを言われると悲しくなってしまう。付き合うかどうかは私次第で、先生はどちらでもかまわないような言い方だ。しゅんとしていると、先生はふっと笑った。
「ごめんごめん」
先生が立ち上がり、隣の寝室に入っていった。リビングからも見える書斎机の引き出しから何かを取り出して、ソファに戻ってきた。
「その代わり、好きなときにきていいから」
渡されたものに私は目を見張った。真新しく輝く鍵だった。この部屋の合鍵だ。遠すぎて触れることさえ叶わないと思っていた人の部屋に、私はいつでもきていいんだ。
「先生……」
感激して泣きそう。私は涙目になって先生を見つめた。
「その呼び方、もうやめない?」
と言われても、一回りも年上でしかもお医者様のこの人を、いったいなんと呼んだらいいのか。呼び捨てなんて失礼だし、だからといって「くん」や「さん」をつけるのもどうなんだろう。私なんかがそんな気軽に呼びかけていい相手ではない。いや、合鍵ももらったのだから、もう呼んでいいのか。考えあぐねていたら、また先生が笑った。
「そういえば、俺の下の名前、知ってる?」
沈黙の理由を私が先生の名前を知らないためと勘違いされたようだ。
「知ってます。診察室の扉とか同意書とか、いろんなところにフルネームが書いてあったから」
先生が微笑みながら私を見つめる。「それで?」と促すかのように。
「涼……って呼んでもいいの?」
恐れ多いような、くすぐったいような、へんな気分だ。
「いいよ」
先生の顔がゆっくりと近づいてきて、私は目を閉じた。二度目のキスだ。屋上でしたときよりも長い。すでに大好きだったのに、光速のスピードでさらに好きになっていく。すぐに振られるかもしれないのに。だってこんなに完璧な人が私なんかを好きになるはずがない。
それでも今この瞬間の私はまぎれもなく幸せなのだ。幸せすぎて怖いくらい。実は本当の私は手術のときに昏睡状態に陥っていて、ずっと眠って夢を見ているのではないだろうか。でもキスをしたことのない私が、この人の唇の感触をこんなふうにリアルに想像するのは不可能だ。突然すぎた一度目よりもいくらか落ち着いている二度目のキスが、現実味を増してくれる。
「高校生の私が先生の家に通うの、バレたらまずいですよね」
あ、また「先生」と呼んでしまった。敬語もやめないと。
「知ってる人間に見られたら厄介かもな。特に病院の関係者」
私は未成年でしかも高校生だ。まわりに知られるわけにはいかない。
「私、気をつけるから」
涼に迷惑をかけたくない。子どもっぽく見える格好はしないように。少しでも涼とつり合って見えるようになるんだ。
「今度はにやついてるんですけど。料理、そんなにおいしかった?」
花が呆れたように言った。またしてもあちらの世界へ行ってしまっていたらしい。マンションに行ったことは話していないから、二人にとっては小料理屋で食事をしたところで止まっている。
「それで今に至るってわけね。じゃあ最後に。プロポーズの言葉はなんでしたか?」
花が手でマイクを持っている真似をして私に向けた。芸能リポーターになりきっている。
「それは、別に普通だから。言うと涼も恥ずかしいだろうし」
プロポーズの言葉は、できれば心の中に秘めておきたい。
黙って聞いていた母が急に驚いた。
「あなた、先生のこと呼び捨てにしてるの? まあ、恐れ多いこと」
「だって、涼なんとかって名前だったらちゃん付けもできるかもしれないけど、一文字で終わってるから他に呼びようが……。くん付けだと逆に失礼な気がして」
「ああ、くわばらくわばら」
信じられないとでも言いたげに首を振りながら、母はキッチンへ行ってしまった。自分からいろいろ聞きたがったくせに。
「むしろ『涼様』って感じだけどねえ」
まだソファに残っていた花が無邪気に言った。
「『様』!?」
照れくさいこともあってしばらくは「先生」と呼ぶ癖が抜けなかった。それでも意識して名前で呼ぶようにしていたら、不思議なものであんなに遠くに感じていたあの人との距離が、どんどん縮んでいくような感じがした。でもまだ医者と患者なのだから、あんまり慣れすぎて今度は逆に病院でうっかり呼び捨てにしないように気をつけないとな。
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