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第34話

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「そ、そんなこと…」

 否定するふりをしたけど、僕の思いは、獣人二人にも、当のブライトにも、伝わったようだった。

 なんせブライトは、四つん這いの裸体の下で、もぎたてのバナナそっくりのペニスをバキバキに勃たせてしまっている。

 突っ張った両の太腿の間で、つるつるに剃毛した陰部からそそり立つ肉棒のハート形の綺麗なピンク色の亀頭の先端を、あたかも流線形のおへその穴に突き刺そうとでもするかのようにー。

 そしてそれだけでなく、弄られ過ぎて肥大したふたつの乳首の勃起ぶりときたら、ほんと、傍で見ていて恥ずかしくなるほどだ。

 それは横から見ればすぐわかり、どうしたって隠しようがないのだ。

 相手は、あんなに汚らわしい獣人だというのに…。

 ブライトったら、ペニスの先っぽから、いやらしいおつゆまで、滴らせて…。

 あ、でも、もしかして。

 そこまで考え、僕はふと思い直す。

 下等で粗暴な獣人による凌辱だからこそ、ブライトの本性が顕在化してしまったのかも…。

 しかも、屈強な二体の兄弟獣人によるレイプ。

 ブライトの本性が本物の”M”、すなわち、真正マゾヒストであるならば、これほど興奮するシチュエーションは、ほかにはないのではあるまいか?

「グフグフグフググフ、気持ちいいったら、ないぜ」

 ブライトの髪をつかみ、その頭をぐいぐい股間に押しつけながら、熊男が肩を揺すって悦んでいる。

「おうら、待ってろよ! 今、ワイのとびっきり熱いの、思いっきり飲ませてやっからな!」

 ガクンガクンガクン!

「ウオオオオオオーッ!」

 雄たけびを上げながら、ブライトの貌を股間に擦りつける熊男。

 と、

「がふっ」

 そう、呻いて、ブライトが口から巨大な男根を吐き出した。

 続いて溢れ出す、卵白そっくりな多量のネバネバ。

「出すんじゃねえ! ちゃんと飲めよ、ゴラアッ!」

 怒り狂った熊男が、再び男根をブライトの口に突き入れる。

「よおし、飲んだら綺麗に舐めるんだ」

 這いつくばるブライトに股間をあずけた熊男に、後ろから覆い被さった豚男が笑いかける。

「ちぇ、おめえがあんまり揺するから、おいらまで逝っちまったじゃねえかよォ」

 見ると、ブライトのお尻の穴から抜き出した豚男のペニスは、白濁液でべっとりと汚れていた。
  
 
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