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第2章エクスプレス サイドB①魔窟の洋上楼閣都市/潜入編
Part3 潜入調査海上ルート/足取りは語る
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最初に切り出したのは荒真田だった。
「まず、確認しておくが――」
荒真田はアトラスとエリオットに向けて視線を向ける。
「今回の中央防波堤エリアへの潜入だが、その目的は現在逃走中のテロアンドロイド・個体名『ベルトコーネ』の足跡調査だ。俺達の面相とルックスでは潜入調査は難しいが、あの物騒な街が捜査対象では俺たち以外の一般捜査員ではヘタをすると帰ってこれないからな」
そうこぼしながら荒真田は着込んでいたレザージャケットの内側から2枚の地図を取り出した。テーブルの上で広げられたソレは、一つは、本来は中央防波堤内域と呼ばれるが、通称では〝東京アバディーン〟の呼び名の方が広く知られているエリアであった。
「これは2月頭の合同会議以降の捜査で得られた、ベルトコーネの動向情報に基づく現地調査だ。昨年の逃走以後、ベルトコーネの表立った動向は長らく途絶えていた。だが、地道な調査により幾つかの情報が得られるに至った」
荒真田は五指を畳んで右手を突き出すと、まずは人差し指を立てた。
「まず一つ目。俺達の組織犯罪対策の一斉捜査によって、まず日本国内由来の暴力団系の組織においてベルトコーネを擁護し、サポートしている連中はほとんど居ないと言うことがわかった。そもそも、昨年の南本牧での上陸作戦をディンキーが独断行動で潰した一件は、背景に特殊支援組織ガサクの支援があったとはいえ、首都圏最大派のステルスヤクザである〝緋色会〟のメンツをことごとく潰してしまった」
荒真田の言葉にアトラスが頷く。
「緋色会を信用せず、独断でガサクの助力を取り付けていたからな。二重契約は日本の裏社会では最大の御法度だ。生身の犯罪者が同じ事をやったら、緋色会から鉄砲玉が仕向けられて東京湾に沈められてるところだ」
これには荒真田もエリオットも頷いている。荒真田は更に言葉を続けた。
「その通りだ。これはディンキー自身がすでに死亡している事が判明した以後でも、状況は全く変わっていない。特に緋色会の影響下にある下部組織ではベルトコーネの動向情報を『ベルトコーネと関わらない』ために集めているくらいだ。知らない間に関わったなんてことになれば、下部組織の幹部であっても詰め腹切らされるからな。恐ろしく徹底しているよ。だがその御蔭でベルトコーネのその後の動向がある程度見えてきたのも事実なんだ。そこで2つ目の情報だが、やつの姿が〝陸上〟からすっぱり消えた理由が明確になった」
そして、荒真田は中指も立てて二つ目の情報を語り始めた。
「やつが警察職員3名を殺害して逃亡したあとだが――当時、緋色会の下部組織となる企業舎弟会社が活発にベルトコーネ逃走について調査しているとの情報もあった。だが、これはベルトコーネを懐柔し仲間に取り込むためではなく、さっきも話したがベルトコーネに間違って近づかないために行った事だ。そのためヤツは逃亡現場から自力で逃走に成功し姿を消した。その後の足跡は容易には判明しなかったが、その後の調査で東京都北区を流れる〝石神井川の堀〟を利用して逃走、その後、隅田川まで出ると水中へと身を潜めて逃走に成功した可能性が示唆されている。事実、幾つかの河川監視カメラにヤツと思しき影が写っている。画像が不鮮明なため確定した証拠には採用されていないが、推測としてはほぼ確定だろうと言われている」
エリオットがため息混じりにつぶやき、アトラスがそれに続く。
「陸上での逃走ではなかったという事ですか」
「そう言うことだ。緋色会の一次傘下団体の関連法人が動いていると言う情報に踊らされてミスディレクションしてしまったんだ。考えてみればヤツは俺達と同じマシーンだ。陸上も水中も変わりない。川の流れくらい器用に逃げ切ってみせるさ」
「そう言えばベルトコーネは南本牧では埠頭の路盤を砕いて水中から逃亡していましたね」
「あぁ、俺達はあれを目の当たりにしていたから、もしやつの逃走現場に居合わせたら、その可能性を示唆して河川関係を調査対象にしていただろう。だが、当時の担当者たちはそこまで頭が回らなかった。痛恨のミスだ」
アトラスは当時を後悔するかのように頭を掻いている。荒真田はなおも言葉を続ける。
「当時は曇天だったし、河川上流領域が大雨だったこともあり河川の水量は上昇していた。逃走ルートには最適だっただろうしな。だが、やっこさんが水中からの逃亡を行ったということは河川流域はもとより、そのまま東京湾全域に逃走可能性対象が広がった事を意味している」
「それだってえのに、当時の捜査員たちは必死になって陸上をくまなく探していたんだ。やつはまんまとノーマークで逃げおおせたというわけだ」
アトラスが言葉を吐けば、エリオットが更に問いかけてきた。
「どう逃げるのも有りと言う事ですか」
「まぁ、そう言う事になるな」
「やっかいですね」
「全くだ」
初動捜査のミスがその後の捜査全体を困難なものにする――、警察の事件捜査においては決して珍しい話ではない。ため息をつくアトラスとエリオットに荒真田は指摘した。
「とは言えそこで話は終わらない。その後の目撃情報として海上保安庁の巡視船と、東京湾内を航行するタグボート業者から複数寄せられたんだ。時折水中から頭を出す不審な〝影〟が目撃されるってな。それがこの周囲だ」
そう告げた荒真田は自分がテーブル上に広げた地図のとあるエリアを指差す。中央防波堤内域、東京アバディーンと呼ばれる〝あの街〟である。
「やつが岸壁から東京アバディーン、まさに海中から〝上陸〟したって言うわけさ。俺達の今夜の主任務は、やつがこの島にいる可能性が本物なのか確かめたことにあるってことさ」
荒真田が語る言葉にアトラスは頷きつつエリオットにも語る。
「そう言うことだ。エリオット、ここまでは理解できたな?」
兄からの問に、エリオットは無言で頷いてみせた。さらに言葉を続けたのはアトラスである。
「よし、次にうつるぞ」
今夜の主任務について確証が得られたら、次に語るのはこれから向かう場所についての情報確認と共有である。これ無くして適切なチームワークを発揮するとこはできないのだ。
「まず、確認しておくが――」
荒真田はアトラスとエリオットに向けて視線を向ける。
「今回の中央防波堤エリアへの潜入だが、その目的は現在逃走中のテロアンドロイド・個体名『ベルトコーネ』の足跡調査だ。俺達の面相とルックスでは潜入調査は難しいが、あの物騒な街が捜査対象では俺たち以外の一般捜査員ではヘタをすると帰ってこれないからな」
そうこぼしながら荒真田は着込んでいたレザージャケットの内側から2枚の地図を取り出した。テーブルの上で広げられたソレは、一つは、本来は中央防波堤内域と呼ばれるが、通称では〝東京アバディーン〟の呼び名の方が広く知られているエリアであった。
「これは2月頭の合同会議以降の捜査で得られた、ベルトコーネの動向情報に基づく現地調査だ。昨年の逃走以後、ベルトコーネの表立った動向は長らく途絶えていた。だが、地道な調査により幾つかの情報が得られるに至った」
荒真田は五指を畳んで右手を突き出すと、まずは人差し指を立てた。
「まず一つ目。俺達の組織犯罪対策の一斉捜査によって、まず日本国内由来の暴力団系の組織においてベルトコーネを擁護し、サポートしている連中はほとんど居ないと言うことがわかった。そもそも、昨年の南本牧での上陸作戦をディンキーが独断行動で潰した一件は、背景に特殊支援組織ガサクの支援があったとはいえ、首都圏最大派のステルスヤクザである〝緋色会〟のメンツをことごとく潰してしまった」
荒真田の言葉にアトラスが頷く。
「緋色会を信用せず、独断でガサクの助力を取り付けていたからな。二重契約は日本の裏社会では最大の御法度だ。生身の犯罪者が同じ事をやったら、緋色会から鉄砲玉が仕向けられて東京湾に沈められてるところだ」
これには荒真田もエリオットも頷いている。荒真田は更に言葉を続けた。
「その通りだ。これはディンキー自身がすでに死亡している事が判明した以後でも、状況は全く変わっていない。特に緋色会の影響下にある下部組織ではベルトコーネの動向情報を『ベルトコーネと関わらない』ために集めているくらいだ。知らない間に関わったなんてことになれば、下部組織の幹部であっても詰め腹切らされるからな。恐ろしく徹底しているよ。だがその御蔭でベルトコーネのその後の動向がある程度見えてきたのも事実なんだ。そこで2つ目の情報だが、やつの姿が〝陸上〟からすっぱり消えた理由が明確になった」
そして、荒真田は中指も立てて二つ目の情報を語り始めた。
「やつが警察職員3名を殺害して逃亡したあとだが――当時、緋色会の下部組織となる企業舎弟会社が活発にベルトコーネ逃走について調査しているとの情報もあった。だが、これはベルトコーネを懐柔し仲間に取り込むためではなく、さっきも話したがベルトコーネに間違って近づかないために行った事だ。そのためヤツは逃亡現場から自力で逃走に成功し姿を消した。その後の足跡は容易には判明しなかったが、その後の調査で東京都北区を流れる〝石神井川の堀〟を利用して逃走、その後、隅田川まで出ると水中へと身を潜めて逃走に成功した可能性が示唆されている。事実、幾つかの河川監視カメラにヤツと思しき影が写っている。画像が不鮮明なため確定した証拠には採用されていないが、推測としてはほぼ確定だろうと言われている」
エリオットがため息混じりにつぶやき、アトラスがそれに続く。
「陸上での逃走ではなかったという事ですか」
「そう言うことだ。緋色会の一次傘下団体の関連法人が動いていると言う情報に踊らされてミスディレクションしてしまったんだ。考えてみればヤツは俺達と同じマシーンだ。陸上も水中も変わりない。川の流れくらい器用に逃げ切ってみせるさ」
「そう言えばベルトコーネは南本牧では埠頭の路盤を砕いて水中から逃亡していましたね」
「あぁ、俺達はあれを目の当たりにしていたから、もしやつの逃走現場に居合わせたら、その可能性を示唆して河川関係を調査対象にしていただろう。だが、当時の担当者たちはそこまで頭が回らなかった。痛恨のミスだ」
アトラスは当時を後悔するかのように頭を掻いている。荒真田はなおも言葉を続ける。
「当時は曇天だったし、河川上流領域が大雨だったこともあり河川の水量は上昇していた。逃走ルートには最適だっただろうしな。だが、やっこさんが水中からの逃亡を行ったということは河川流域はもとより、そのまま東京湾全域に逃走可能性対象が広がった事を意味している」
「それだってえのに、当時の捜査員たちは必死になって陸上をくまなく探していたんだ。やつはまんまとノーマークで逃げおおせたというわけだ」
アトラスが言葉を吐けば、エリオットが更に問いかけてきた。
「どう逃げるのも有りと言う事ですか」
「まぁ、そう言う事になるな」
「やっかいですね」
「全くだ」
初動捜査のミスがその後の捜査全体を困難なものにする――、警察の事件捜査においては決して珍しい話ではない。ため息をつくアトラスとエリオットに荒真田は指摘した。
「とは言えそこで話は終わらない。その後の目撃情報として海上保安庁の巡視船と、東京湾内を航行するタグボート業者から複数寄せられたんだ。時折水中から頭を出す不審な〝影〟が目撃されるってな。それがこの周囲だ」
そう告げた荒真田は自分がテーブル上に広げた地図のとあるエリアを指差す。中央防波堤内域、東京アバディーンと呼ばれる〝あの街〟である。
「やつが岸壁から東京アバディーン、まさに海中から〝上陸〟したって言うわけさ。俺達の今夜の主任務は、やつがこの島にいる可能性が本物なのか確かめたことにあるってことさ」
荒真田が語る言葉にアトラスは頷きつつエリオットにも語る。
「そう言うことだ。エリオット、ここまでは理解できたな?」
兄からの問に、エリオットは無言で頷いてみせた。さらに言葉を続けたのはアトラスである。
「よし、次にうつるぞ」
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