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ノエルは思い返す(ノエル視点)
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俺とリュオンが出会ったのは七歳の頃。ビアンカ嬢と知り合ったのと同じくらいの時期だったと思う。
彼の家も騎士の家系だったのでその繋がりで、ダウストリア家の訓練に混ぜて欲しいと彼の父が連れてきたのがリュオンだった。
周囲は年上ばかりで同世代の仲間が欲しかった俺は、彼の参加がとても嬉しかった。
出会った頃のリュオンは快活そのものといった好漢で、今みたいな仏頂面の思い込みが激しい男じゃなかった。……本当にいいヤツだったと思う。
当時体が小さめだった俺と違ってリュオンはすでに大きな体を持っていて。それがとても羨ましくて……ずるいな、なんて思っていた記憶がある。
体が大きいリュオンはダウストリア家の訓練を俺より難なくこなしていた。『なんてすごいヤツなんだ』って感心しながら俺は彼と訓練を共にしていた。
しかし訓練は日々苛烈さを増し、俺もリュオンも疲弊していった。
俺は何度も心が折れそうになったけれどビアンカ嬢を守るという目標があったから、なんとか瀬戸際で踏み止まることができたのだと思う。
……ビアンカ嬢には、本当に感謝している。
だけど、リュオンは……。
『俺は、ここでの訓練を止める』
ある日リュオンが、苦しげな顔でそう言った。
……どうして、一緒に頑張っていたのに。
『……俺はしょせん、一騎士家の息子なんだ。ダウストリア家の訓練は無理だったんだよ』
そう言って自嘲気味に笑うリュオンの顔は、過去の快活な彼のものと全く違っていた。
『何言ってるんだよ、リュオン。一緒に頑張ろう?』
俺はリュオンに笑顔でそう言った。せっかくここまで一緒に頑張ってきた仲間を失いたくなんてなかった。
リュオンは激しい憎悪を含んだ視線で俺を射抜き、歯ぎしりをする。
その鬼気迫る表情に俺は浮かべていた笑みをこわばりつかせた。
『――うるさい! 俺はダウストリアじゃない!! だから無理なんだ!』
そう大声で吠えて去って行った彼の背中を、今でも俺は覚えている。
裏切られたようなそんな苦い気持ちが俺の胸を満たしていく。
……だけどビアンカ嬢に会わなければ俺もリュオンのように諦めていたかもしれない。そうも思った。
それから彼とは各騎士家の子息たちが集う合同訓練などで一緒に訓練する機会はあったけれど……。
会うたびに彼の俺への当たりは強くなり、俺も彼に裏切られたような気持が燻っていたのもあって俺たちの仲はどんどん険悪なものへとなっていった。
ダウストリア家の訓練をこなす俺と止めてしまったリュオンの実力差はかなり開いていたらしく、訓練で手合わせする際に彼が俺に勝つことは一度たりとも無かった。
それもあってリュオンの心には憎しみがどんどん堆積していったのだと思う。
そして彼の家がフィリップ様の政敵であるカーウェル公爵家に与することになり、俺たちの溝はもう二度と埋まらないものとなってしまった。
騎士祭でリュオンと対峙した時。
俺には彼に勝てることを確信していて『ゾフィーが見てるんだからいいところを見せるんだ』なんて、そんな浮ついたことばかりを考えていた。
だから……油断していたんだ。
試合が終わった後、まさかリュオンがあんなことをするなんて欠片も想像していなかった。
気がついた時には魔法による爆発が起きていて、右足に激痛が走った。
爆発の衝撃で破損した甲冑が足に刺さったのか……。俺はその場に蹲り、歯を食いしばって足に刺さった破片を抜く。
傷の具合を確認するとかなり深い傷のようで、出血と痛みは激しくなるばかりだった。
……この傷では先の試合への参加は難しいかもしれない。せっかくゾフィーにプロポーズしたのにな、なんて悲しい気持ちになってしまう。
この爆発はリュオンがやったのか? そう思いながら立ち上がり、彼の方を見ると彼は何故か血塗れで倒れていた。
――憎々しげな憎悪の目を俺に向けながら。
どうしてリュオンがあんな大怪我に。彼が魔法を使ったんじゃないのか?
「ノエル!!」
「のえるしゃまぁあ!!」
フィリップ様とゾフィーが俺に駆け寄ってくる。
ああ、ゾフィー、そんなに泣いて。可哀想に……!!
抱きついてくるゾフィーを受け止めたら激しく足が痛んだけれど、彼女にこれ以上泣いて欲しくなかったから俺は笑顔を浮かべてみせた。
「ノエル、傷を見せろ」
フィリップ様が傷を確認しながら光魔法の詠唱を始めた。傷口が少しずつ塞がっていくけれど、治癒をするフィリップ様の表情は辛そうだ。
光は六属性の中で唯一治癒の魔法を使える属性だ。だけど人体に影響を及ぼす治癒魔法には高度な制御が必要で、使う側にはかなりの負担がかかるらしい。
「フィリップ様、もう大丈夫だよ」
「いや……まだ傷の表面も塞がっていない。内側は依然断裂しているし……」
この傷を完全に塞ぐためにはフィリップ様に数時間魔法を使わせることになるだろう。
確かにまだ足は痛むのだけどフィリップ様にこれ以上の負担はかけられない。
……主君に倒れでもされたら、それこそ騎士失格だよ。
ダウストリア家に連絡して、治癒師を連れてきてもらおう。騎士家には事故や生傷が絶えないからかかりつけの治癒師が大体いる。
光魔法の使い手は貴重だから捕まるのがいつになるかわからないけど……。
「フィリップ様、後でダウストリア家かかりつけの治癒師を呼んで貰うから。とりあえずは医務室で包帯でも巻いてもらうよ」
そう言いながらフィリップ様の手をそっと傷口から外す。すると彼は少し不満そうな顔をした。
「のえるしゃまっ、医務室、医務室行きましょうっ!!」
涙でぐずぐずになった顔でゾフィーが言う。
……ごめんね、ゾフィー。かっこつけてプロポーズしたのに、こんなことになってしまって。
フィリップ様が治療をしてくれたしもう少し頑張ってみるつもりだけどね。
その時、フィリップ様が地面に落ちたなにかを拾い上げているのが目に入った。
「フィリップ様、それは?」
「ビアンカが身に着けていたものだな。……強力な守護の魔法がかかっているようだ。これをビアンカが投げたから、ノエルは助かったんだろうな。そして弾き返された魔法は、術者に返った」
――俺はまた、ビアンカ嬢に助けられたんだな。
観客席の方に目をやると、ビアンカ嬢はエイデン様となにやら視線と言葉で鍔迫り合いをしているようだ。
……後で、彼女にお礼を言わないと。そう思いながら俺はアリーナを後にした。
――背中に、リュオンの憎悪の視線と怨嗟の声を感じながら。
彼の傷は……相当深いようだった。光魔法の使い手は少なく、治療費は高額だ。彼の家の力では彼を完治へ持っていくことは難しいだろう。
元友人が騎士への道を絶たれたかもしれない。その事実は俺の心を重くした。
彼の家も騎士の家系だったのでその繋がりで、ダウストリア家の訓練に混ぜて欲しいと彼の父が連れてきたのがリュオンだった。
周囲は年上ばかりで同世代の仲間が欲しかった俺は、彼の参加がとても嬉しかった。
出会った頃のリュオンは快活そのものといった好漢で、今みたいな仏頂面の思い込みが激しい男じゃなかった。……本当にいいヤツだったと思う。
当時体が小さめだった俺と違ってリュオンはすでに大きな体を持っていて。それがとても羨ましくて……ずるいな、なんて思っていた記憶がある。
体が大きいリュオンはダウストリア家の訓練を俺より難なくこなしていた。『なんてすごいヤツなんだ』って感心しながら俺は彼と訓練を共にしていた。
しかし訓練は日々苛烈さを増し、俺もリュオンも疲弊していった。
俺は何度も心が折れそうになったけれどビアンカ嬢を守るという目標があったから、なんとか瀬戸際で踏み止まることができたのだと思う。
……ビアンカ嬢には、本当に感謝している。
だけど、リュオンは……。
『俺は、ここでの訓練を止める』
ある日リュオンが、苦しげな顔でそう言った。
……どうして、一緒に頑張っていたのに。
『……俺はしょせん、一騎士家の息子なんだ。ダウストリア家の訓練は無理だったんだよ』
そう言って自嘲気味に笑うリュオンの顔は、過去の快活な彼のものと全く違っていた。
『何言ってるんだよ、リュオン。一緒に頑張ろう?』
俺はリュオンに笑顔でそう言った。せっかくここまで一緒に頑張ってきた仲間を失いたくなんてなかった。
リュオンは激しい憎悪を含んだ視線で俺を射抜き、歯ぎしりをする。
その鬼気迫る表情に俺は浮かべていた笑みをこわばりつかせた。
『――うるさい! 俺はダウストリアじゃない!! だから無理なんだ!』
そう大声で吠えて去って行った彼の背中を、今でも俺は覚えている。
裏切られたようなそんな苦い気持ちが俺の胸を満たしていく。
……だけどビアンカ嬢に会わなければ俺もリュオンのように諦めていたかもしれない。そうも思った。
それから彼とは各騎士家の子息たちが集う合同訓練などで一緒に訓練する機会はあったけれど……。
会うたびに彼の俺への当たりは強くなり、俺も彼に裏切られたような気持が燻っていたのもあって俺たちの仲はどんどん険悪なものへとなっていった。
ダウストリア家の訓練をこなす俺と止めてしまったリュオンの実力差はかなり開いていたらしく、訓練で手合わせする際に彼が俺に勝つことは一度たりとも無かった。
それもあってリュオンの心には憎しみがどんどん堆積していったのだと思う。
そして彼の家がフィリップ様の政敵であるカーウェル公爵家に与することになり、俺たちの溝はもう二度と埋まらないものとなってしまった。
騎士祭でリュオンと対峙した時。
俺には彼に勝てることを確信していて『ゾフィーが見てるんだからいいところを見せるんだ』なんて、そんな浮ついたことばかりを考えていた。
だから……油断していたんだ。
試合が終わった後、まさかリュオンがあんなことをするなんて欠片も想像していなかった。
気がついた時には魔法による爆発が起きていて、右足に激痛が走った。
爆発の衝撃で破損した甲冑が足に刺さったのか……。俺はその場に蹲り、歯を食いしばって足に刺さった破片を抜く。
傷の具合を確認するとかなり深い傷のようで、出血と痛みは激しくなるばかりだった。
……この傷では先の試合への参加は難しいかもしれない。せっかくゾフィーにプロポーズしたのにな、なんて悲しい気持ちになってしまう。
この爆発はリュオンがやったのか? そう思いながら立ち上がり、彼の方を見ると彼は何故か血塗れで倒れていた。
――憎々しげな憎悪の目を俺に向けながら。
どうしてリュオンがあんな大怪我に。彼が魔法を使ったんじゃないのか?
「ノエル!!」
「のえるしゃまぁあ!!」
フィリップ様とゾフィーが俺に駆け寄ってくる。
ああ、ゾフィー、そんなに泣いて。可哀想に……!!
抱きついてくるゾフィーを受け止めたら激しく足が痛んだけれど、彼女にこれ以上泣いて欲しくなかったから俺は笑顔を浮かべてみせた。
「ノエル、傷を見せろ」
フィリップ様が傷を確認しながら光魔法の詠唱を始めた。傷口が少しずつ塞がっていくけれど、治癒をするフィリップ様の表情は辛そうだ。
光は六属性の中で唯一治癒の魔法を使える属性だ。だけど人体に影響を及ぼす治癒魔法には高度な制御が必要で、使う側にはかなりの負担がかかるらしい。
「フィリップ様、もう大丈夫だよ」
「いや……まだ傷の表面も塞がっていない。内側は依然断裂しているし……」
この傷を完全に塞ぐためにはフィリップ様に数時間魔法を使わせることになるだろう。
確かにまだ足は痛むのだけどフィリップ様にこれ以上の負担はかけられない。
……主君に倒れでもされたら、それこそ騎士失格だよ。
ダウストリア家に連絡して、治癒師を連れてきてもらおう。騎士家には事故や生傷が絶えないからかかりつけの治癒師が大体いる。
光魔法の使い手は貴重だから捕まるのがいつになるかわからないけど……。
「フィリップ様、後でダウストリア家かかりつけの治癒師を呼んで貰うから。とりあえずは医務室で包帯でも巻いてもらうよ」
そう言いながらフィリップ様の手をそっと傷口から外す。すると彼は少し不満そうな顔をした。
「のえるしゃまっ、医務室、医務室行きましょうっ!!」
涙でぐずぐずになった顔でゾフィーが言う。
……ごめんね、ゾフィー。かっこつけてプロポーズしたのに、こんなことになってしまって。
フィリップ様が治療をしてくれたしもう少し頑張ってみるつもりだけどね。
その時、フィリップ様が地面に落ちたなにかを拾い上げているのが目に入った。
「フィリップ様、それは?」
「ビアンカが身に着けていたものだな。……強力な守護の魔法がかかっているようだ。これをビアンカが投げたから、ノエルは助かったんだろうな。そして弾き返された魔法は、術者に返った」
――俺はまた、ビアンカ嬢に助けられたんだな。
観客席の方に目をやると、ビアンカ嬢はエイデン様となにやら視線と言葉で鍔迫り合いをしているようだ。
……後で、彼女にお礼を言わないと。そう思いながら俺はアリーナを後にした。
――背中に、リュオンの憎悪の視線と怨嗟の声を感じながら。
彼の傷は……相当深いようだった。光魔法の使い手は少なく、治療費は高額だ。彼の家の力では彼を完治へ持っていくことは難しいだろう。
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