185 / 222
騎士は女神の為に戦う(ゾフィー視点)
しおりを挟む
騎士祭は協議の末に再開されることとなり、ノエル様は足の怪我を抱えたまま参加を継続することを決めました。
私はノエル様を止めたかったのですわ。お怪我が酷くなってしまっては、と心配でしたもの。
「ノエル様……本当に、続けるんですの?」
医務室で椅子に座って怪我の具合を確認しているノエル様に、私は半泣きで問いかけました。
他の方々は気を遣ってくださったのか私たちは今二人きりですの。
過去に読んだロマンス小説で医務室で二人きり、なんてシチュエーションもありましたわね。そう思うと恥ずかしくなってしまいますけど……今はそれどころじゃありませんわ!
「ゾフィー、ここで止めるわけにはいかないでしょ。俺にも意地があるから。……君にプロポーズもきちんとしたいしね」
そう言って優しく笑いながらノエル様は頬を撫でてくれます。だけど視界に入る彼の右足の白い包帯を見ると私は心配で泣きそうになってしまうのです。
浮ついた数刻前までの気持ちが嘘みたいに霧散して、エイデン様の言う通りになってしまったと歯がゆさで胸が満たされてしまいます。
「ノエル様……。私にできることはありませんか?」
私がそう言うとノエル様は目を丸くしました。
「び……微力ですし、頼りになんてならないと思いますの! ですけどマッサージとか、今からでもやれることがあるかもしれませんし……! あっ、美味しい果実水をひとっ走り買ってきますわ!」
「待って、待ってゾフィー!!」
ノエル様は慌てた様子で私の手を掴みます。……やっぱり、私じゃ頼りにならないのかしら。
「じゃあ一つだけいいかな?」
ノエル様の目が悪戯っぽく輝いています。どんなお願いなのでしょう……?
「私にできることなら、なんでもしますわ!」
私、胸を張ってどん! と叩きましたの。たゆん、とみっともない脂肪の塊が揺れた気がしますけど、きっと気のせいなのです! ええ。
ノエル様はそんな私を見上げながら……椅子に座っていらっしゃるので私よりも低い位置にノエル様のお顔があるのですよね、なんだか新鮮です……可愛く首を傾げました。
「……ゾフィーからキスして。いつも俺からばっかりだから」
彼の言葉に、私は絶句してしましました。淑女から、キスをする……?
「のえるしゃま!?」
「女神のキスがあれば、頑張れるような気がするんだ」
そう言って彼は冗談っぽく、少し口を尖らせます。あああ、ノエル様、可愛い!!
しかも私を女神だなんて言ってくださるのですね! こんなにぽっちゃりなのに! ぽっちゃりなのに!
「女神、だなんて恥ずかしいですわ」
「……ゾフィー。俺の愛する女神は君だけだから」
ノエル様に手を取られ手の甲にキスをされると途端に顔が赤くなってしまいました。緑色の睫毛に縁取られた茶色の瞳に私が映っていて……ああ、ノエル様に見つめられているんだ、とさらに恥ずかしくなってしまいます。
普段ならこんな恥ずかしいこと、お断りするのです。だって、一応淑女ですもの。
でも私なんかのキスでノエル様が頑張れるのなら……!
このゾフィー・カロリーネ、ノエル様に唇の一つや二つ捧げてしまいますわ!
「じゃあ……その、目を瞑ってくださいませ」
ドキドキしながらそう言うと、ノエル様はにこにこしながら目を閉じます。
いつも彼からキスをしてくださるので、目を瞑ったノエル様のお顔を観察するのはこれが初めてですの。
新緑の色の綺麗な髪、長い睫毛、健康的に焼けた引き締まった頬、高い鼻梁……。ノエル様は私なんかの恋人なんて信じられないくらい綺麗なお顔で、思わずときめいてしまいます。
……ノエル様を見つめてばかりは、いられませんわね。
私は覚悟を決めてもちもちした手でノエル様の両頬をそっと包みました。試合の後だからか、汗で冷えて少ししっとりした彼の肌の感触が手のひらに伝わります。
「ふふ、楽しみ」
「もう……ノエル様、喋らないでくださいませ!」
ノエル様を『めっ!』と叱って私は彼の唇に……自分のそれを近づけました。ああ、キスってどうやるんでしたっけ……!
目を開けたまま顔を近づけてギリギリで目を瞑ってえいっ! と唇をくっつけると、ノエル様のいつもの柔らかな唇とちゃんと重なりました。やりました、私だってやればできるんですのよ!
得意げな気持ちで唇を離そうとするとノエル様に後頭部を押えられて唇を離してもらえなくて。
な……なにをしますの……!!
「むーっ!!」
――そのままノエル様に、長いキスをされてしまいました。
そんな不埒なことをするなんて聞いてませんわ!
「うん。女神のキス、ちゃんともらったよ」
そう言ってノエル様が嬉しそうに笑うから……私、文句の一つも言えませんでしたけど。
「ノエル様、私。ノエル様が優勝したら嬉しいです」
「そうだね、ゾフィー。それができたら俺も嬉しい」
私はノエル様の頬にそっと触れました。そしてなでなでと擦るとノエル様は少し驚いた顔をされました。
「ですけど……ノエル様の無事が、一番嬉しいですわ。絶対に、無理はしないで……」
我慢しようと思っていたのに、瞳から涙が溢れてポロポロと頬を伝ってしまいます。
私がもっと早くプロポーズを受けていたら、ノエル様は試合への参加を止めてくださったのかしら。
ううん……ノエル様は生粋の騎士だから。プロポーズの件がなくても試合の参加を継続したのだわ。
「ゾフィー、約束する。無茶はしないよ」
ノエル様が私の髪を一房取って、そっと口づけしながら約束してくださったから私は少しだけほっとしました。
「俺の可愛い将来の奥さんをあまり泣かせたくはないからね」
その後に続いたノエル様の言葉に驚いて赤面してしまいましたけど。
……お……奥さん!!
「意地があるとかさっきは格好つけて言ったけど。正直ね、この傷じゃ優勝なんか無理だろうって弱気になってたんだ。だけど、ゾフィーのキスで……この子を奥さんにするために頑張ろうって思ったんだ。もちろん、無理はしない程度だけどね」
赤面して固まっている私をノエル様は抱き寄せてそう言ったのです。
私はノエル様を止めたかったのですわ。お怪我が酷くなってしまっては、と心配でしたもの。
「ノエル様……本当に、続けるんですの?」
医務室で椅子に座って怪我の具合を確認しているノエル様に、私は半泣きで問いかけました。
他の方々は気を遣ってくださったのか私たちは今二人きりですの。
過去に読んだロマンス小説で医務室で二人きり、なんてシチュエーションもありましたわね。そう思うと恥ずかしくなってしまいますけど……今はそれどころじゃありませんわ!
「ゾフィー、ここで止めるわけにはいかないでしょ。俺にも意地があるから。……君にプロポーズもきちんとしたいしね」
そう言って優しく笑いながらノエル様は頬を撫でてくれます。だけど視界に入る彼の右足の白い包帯を見ると私は心配で泣きそうになってしまうのです。
浮ついた数刻前までの気持ちが嘘みたいに霧散して、エイデン様の言う通りになってしまったと歯がゆさで胸が満たされてしまいます。
「ノエル様……。私にできることはありませんか?」
私がそう言うとノエル様は目を丸くしました。
「び……微力ですし、頼りになんてならないと思いますの! ですけどマッサージとか、今からでもやれることがあるかもしれませんし……! あっ、美味しい果実水をひとっ走り買ってきますわ!」
「待って、待ってゾフィー!!」
ノエル様は慌てた様子で私の手を掴みます。……やっぱり、私じゃ頼りにならないのかしら。
「じゃあ一つだけいいかな?」
ノエル様の目が悪戯っぽく輝いています。どんなお願いなのでしょう……?
「私にできることなら、なんでもしますわ!」
私、胸を張ってどん! と叩きましたの。たゆん、とみっともない脂肪の塊が揺れた気がしますけど、きっと気のせいなのです! ええ。
ノエル様はそんな私を見上げながら……椅子に座っていらっしゃるので私よりも低い位置にノエル様のお顔があるのですよね、なんだか新鮮です……可愛く首を傾げました。
「……ゾフィーからキスして。いつも俺からばっかりだから」
彼の言葉に、私は絶句してしましました。淑女から、キスをする……?
「のえるしゃま!?」
「女神のキスがあれば、頑張れるような気がするんだ」
そう言って彼は冗談っぽく、少し口を尖らせます。あああ、ノエル様、可愛い!!
しかも私を女神だなんて言ってくださるのですね! こんなにぽっちゃりなのに! ぽっちゃりなのに!
「女神、だなんて恥ずかしいですわ」
「……ゾフィー。俺の愛する女神は君だけだから」
ノエル様に手を取られ手の甲にキスをされると途端に顔が赤くなってしまいました。緑色の睫毛に縁取られた茶色の瞳に私が映っていて……ああ、ノエル様に見つめられているんだ、とさらに恥ずかしくなってしまいます。
普段ならこんな恥ずかしいこと、お断りするのです。だって、一応淑女ですもの。
でも私なんかのキスでノエル様が頑張れるのなら……!
このゾフィー・カロリーネ、ノエル様に唇の一つや二つ捧げてしまいますわ!
「じゃあ……その、目を瞑ってくださいませ」
ドキドキしながらそう言うと、ノエル様はにこにこしながら目を閉じます。
いつも彼からキスをしてくださるので、目を瞑ったノエル様のお顔を観察するのはこれが初めてですの。
新緑の色の綺麗な髪、長い睫毛、健康的に焼けた引き締まった頬、高い鼻梁……。ノエル様は私なんかの恋人なんて信じられないくらい綺麗なお顔で、思わずときめいてしまいます。
……ノエル様を見つめてばかりは、いられませんわね。
私は覚悟を決めてもちもちした手でノエル様の両頬をそっと包みました。試合の後だからか、汗で冷えて少ししっとりした彼の肌の感触が手のひらに伝わります。
「ふふ、楽しみ」
「もう……ノエル様、喋らないでくださいませ!」
ノエル様を『めっ!』と叱って私は彼の唇に……自分のそれを近づけました。ああ、キスってどうやるんでしたっけ……!
目を開けたまま顔を近づけてギリギリで目を瞑ってえいっ! と唇をくっつけると、ノエル様のいつもの柔らかな唇とちゃんと重なりました。やりました、私だってやればできるんですのよ!
得意げな気持ちで唇を離そうとするとノエル様に後頭部を押えられて唇を離してもらえなくて。
な……なにをしますの……!!
「むーっ!!」
――そのままノエル様に、長いキスをされてしまいました。
そんな不埒なことをするなんて聞いてませんわ!
「うん。女神のキス、ちゃんともらったよ」
そう言ってノエル様が嬉しそうに笑うから……私、文句の一つも言えませんでしたけど。
「ノエル様、私。ノエル様が優勝したら嬉しいです」
「そうだね、ゾフィー。それができたら俺も嬉しい」
私はノエル様の頬にそっと触れました。そしてなでなでと擦るとノエル様は少し驚いた顔をされました。
「ですけど……ノエル様の無事が、一番嬉しいですわ。絶対に、無理はしないで……」
我慢しようと思っていたのに、瞳から涙が溢れてポロポロと頬を伝ってしまいます。
私がもっと早くプロポーズを受けていたら、ノエル様は試合への参加を止めてくださったのかしら。
ううん……ノエル様は生粋の騎士だから。プロポーズの件がなくても試合の参加を継続したのだわ。
「ゾフィー、約束する。無茶はしないよ」
ノエル様が私の髪を一房取って、そっと口づけしながら約束してくださったから私は少しだけほっとしました。
「俺の可愛い将来の奥さんをあまり泣かせたくはないからね」
その後に続いたノエル様の言葉に驚いて赤面してしまいましたけど。
……お……奥さん!!
「意地があるとかさっきは格好つけて言ったけど。正直ね、この傷じゃ優勝なんか無理だろうって弱気になってたんだ。だけど、ゾフィーのキスで……この子を奥さんにするために頑張ろうって思ったんだ。もちろん、無理はしない程度だけどね」
赤面して固まっている私をノエル様は抱き寄せてそう言ったのです。
0
お気に入りに追加
7,030
あなたにおすすめの小説
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
処刑された王女は隣国に転生して聖女となる
空飛ぶひよこ
恋愛
旧題:魔女として処刑された王女は、隣国に転生し聖女となる
生まれ持った「癒し」の力を、民の為に惜しみなく使って来た王女アシュリナ。
しかし、その人気を妬む腹違いの兄ルイスに疎まれ、彼が連れてきたアシュリナと同じ「癒し」の力を持つ聖女ユーリアの謀略により、魔女のレッテルを貼られ処刑されてしまう。
同じ力を持ったまま、隣国にディアナという名で転生した彼女は、6歳の頃に全てを思い出す。
「ーーこの力を、誰にも知られてはいけない」
しかし、森で倒れている王子を見過ごせずに、力を使って助けたことにより、ディアナの人生は一変する。
「どうか、この国で聖女になってくれませんか。貴女の力が必要なんです」
これは、理不尽に生涯を終わらされた一人の少女が、生まれ変わって幸福を掴む物語。
義弟の為に悪役令嬢になったけど何故か義弟がヒロインに会う前にヤンデレ化している件。
あの
恋愛
交通事故で死んだら、大好きな乙女ゲームの世界に転生してしまった。けど、、ヒロインじゃなくて攻略対象の義姉の悪役令嬢!?
ゲームで推しキャラだったヤンデレ義弟に嫌われるのは胸が痛いけど幸せになってもらうために悪役になろう!と思ったのだけれど
ヒロインに会う前にヤンデレ化してしまったのです。
※初めて書くので設定などごちゃごちゃかもしれませんが暖かく見守ってください。
ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか〜
ひろのひまり
恋愛
生まれ変わったらそこは異世界だった。
沢山の魔力に助けられ生まれてこれた主人公リリィ。彼女がこれから生きる世界は所謂乙女ゲームと呼ばれるファンタジーな世界である。
だが、彼女はそんな情報を知るよしもなく、ただ普通に過ごしているだけだった。が、何故か無関係なはずなのに乙女ゲーム関係者達、攻略対象者、悪役令嬢等を無自覚に誑かせて関わってしまうというお話です。
モブなのに魔法チート。
転生者なのにモブのド素人。
ゲームの始まりまでに時間がかかると思います。
異世界転生書いてみたくて書いてみました。
投稿はゆっくりになると思います。
本当のタイトルは
乙女ゲームに転生したらしい私の人生は全くの無関係な筈なのに何故か無自覚に巻き込まれる運命らしい〜乙女ゲーやった事ないんですが大丈夫でしょうか?〜
文字数オーバーで少しだけ変えています。
なろう様、ツギクル様にも掲載しています。
執着系逆ハー乙女ゲームに転生したみたいだけど強ヒロインなら問題ない、よね?
陽海
恋愛
乙女ゲームのヒロインに転生したと気が付いたローズ・アメリア。
この乙女ゲームは攻略対象たちの執着がすごい逆ハーレムものの乙女ゲームだったはず。だけど肝心の執着の度合いが分からない。
執着逆ハーから身を守るために剣術や魔法を学ぶことにしたローズだったが、乙女ゲーム開始前からどんどん攻略対象たちに会ってしまう。最初こそ普通だけど少しずつ執着の兆しが見え始め......
剣術や魔法も最強、筋トレもする、そんな強ヒロインなら逆ハーにはならないと思っているローズは自分の行動がシナリオを変えてますます執着の度合いを釣り上げていることに気がつかない。
本編完結。マルチエンディング、おまけ話更新中です。
小説家になろう様でも掲載中です。
村娘になった悪役令嬢
枝豆@敦騎
恋愛
父が連れてきた妹を名乗る少女に出会った時、公爵令嬢スザンナは自分の前世と妹がヒロインの乙女ゲームの存在を思い出す。
ゲームの知識を得たスザンナは自分が将来妹の殺害を企てる事や自分が父の実子でない事を知り、身分を捨て母の故郷で平民として暮らすことにした。
村娘になった少女が行き倒れを拾ったり、ヒロインに連れ戻されそうになったり、悪役として利用されそうになったりしながら最後には幸せになるお話です。
※他サイトにも掲載しています。(他サイトに投稿したものと異なっている部分があります)
アルファポリスのみ後日談投稿しております。
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる