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第1章 迷いの森

010 元勇者とエルフの女 後編

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何をしているのだ、このエルフは。

今の俺には目に毒どころか猛毒だ、しかも致死性の。

マントのボタンが外れ、間から透き通るほど綺麗な肌が焚き火の明かりに照らされた。

マントの下はもちろん何も身につけていない。

俺は視線を上から下にずらして行った。

胸の綺麗な形が隙間からでもわかる。

大きくは無いが垂れていない、張りのある質感が触っていないのに分かるほどだ。

お腹もスラッとしている。

そして⋯これは⋯劇薬だ

不毛地帯だった。

綺麗な割れ目がソコにある。

俺は目が離せなかった。



見られている、私のソコを⋯

自分でも私の身体は綺麗だと思っている。

何人もの女性のモノを見てきている。

幾度となく穢された私の身体。

それでも私の身体は綺麗なままなのだ。

見られている、ただそれだけで溢れてくる。

太ももをエルフの蜜が伝うのが分かる。

見てほしい。

全てを見てもらいたい。

私はマントをゆっくりと剥いだ。



スルスルと、まるで奏でるかのように音を立てて落ちていくマント。

地面に落ちるその音すらも艶美な旋律に聞こえるようだ。

それほどまでに俺はエルフの身体に釘付けだった。

細く綺麗な肌。

胸は大きくは無い。

なのにこれほど美しいものなのか。

どこを見ても男の情欲を駆り立てるそんな身体だ。

ズボンがはち切れるのではなかろうか。

それほどまでに膨張している。

エルフもそれに気が付いた。

エルフの視線が俺のはち切れんばかりの股間に魅入っている。

お互いに唾を飲み込む。

その音が響いているようだった。



私の⋯私を見てあのようになってくれているのだろうか。

私の穢れた身体で⋯

私は足を広げて座っている御仁の足の間に入り跪いた。

この人の目を見る。

見ていたかった。

私が触ることでどのような表情を見せるのか、その瞬間を見ていたかった。

そっと手を伸ばす。

指先がその先端に触れた。



動けなかった。

魅入られた。

そして触れられた。

俺は触れられただけなのに身体を震わし、顔を醜く歪めていただろう。

それを見て愉悦の表情を浮かべたエルフ。

服の上から優しく撫でられる。

それだけで俺の堤防は決壊寸前だった。

醜く歪む顔を見られている。

俺もエルフを見ている。

頭を撫でていた。

俺のモノを嬉しそうに触るエルフが愛おしく見えた。



この気持ちはなんなのだろう⋯

もっと歪めたい。

私の400年の手練手管でこの御仁を歪めたい。

ズボンの腰帯に手を伸ばす。

腰を浮かしてくれた。

いいのだろう。

あなたのモノを私にください。

ズボンを下ろす。

押さえつけられていたモノが跳ね上がった。

更に大きさを増した。

下着を脱がしたらどうなるのだろうか。

チラリと御仁の顔を見る。

見てくれと言っているようだった。

下着に手をかける。

ゆっくりと下ろした。

顔を上げソレを見た。

そそり立つ御仁のモノは、私の視界を埋めつくした。

ソレの先端を見る。

もう蜜が⋯御仁の禁断の蜜が溢れていた。

舌を少し出し、その蜜を味わう。

いつも無理やりだった。

自分から欲したことなどなかった。

今は欲しい。

この人のモノが全て欲しい。

私の中を全てこの人のモノで満たしたい。

夢中で頬張っている。

口腔内で御仁のモノが暴れている。

私が舌を動かす度にビクンビクンと跳ね上がる。

押さえつけるように喉奥まで御仁のモノを送り込む。

嫌だった。

したいと思ったことは1度たりともなかった。

この御仁のモノを口で、喉で感じる。

それだけで満たされる。

今はしたい、むしろこのままずっと咥えていたい。



ダメだ、上手すぎるだろ。

これがエルフの秘術なのか?

それともこのエルフが長生きだから、経験値の差かなのか?

どちらにせよ限界だ。

ああ、やっとだ⋯やっと出せる。

エルフも俺のモノが限界を迎えているのが分かったのだろう。

締め付けと吸い付きを増してきた。

なんて気持ちよさなんだろう。

味わったことの無い快楽に溺れてしまう。

俺の顔は今どうなっている?



私の中に流れ込んでくる。

喉を通り、直接私の中に注ぎ込まれていく。

何度も何度も繰り返し喉に衝撃が来るほど送り込まれてくる。

その度に私は絶頂していた。

最後の力を振り絞り御仁の顔を見る。

醜く歪んでなどいなかった。

愛おしそうに見つめられていた。

それを見て私は眠るように気絶した。



どれくらい出たのか。

これほどまでに勢いよく出たのは初めてだった。

何度も何度も出てくる。

2度3度で終わることがほとんどなのに⋯

何回出たのか分からないほどエルフの口腔内でぶちまけていた。

なんていう快感なのだろうか。

味わったことの無い感覚だった。

これが本当の絶頂なのだろうか。

エルフは気絶してしまっている。

俺のはまだ⋯元気過ぎないか?

このままエルフの女を味わってみたい欲望に駆られてしまう。

俺は自分で触っていた。

何回したのだろう。

エルフの女の身体の至る所に俺の果てた証が降り注ぐ。

注ぐ度に後悔する。

だが止まらなかった。

俺の手はまだ⋯

エルフの口淫を思い出す。

あれほどの快感を求め欲を吐き出し続けた。



空が白んできた。

そこで俺は我に返りエルフを見た。

慌ててクリーンの魔法をかける。

何回してるんだ⋯

エルフにマントを羽織らせ窪みに連れて行く。

はぁ。

今夜は溜め息ばかりだな。
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