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第1章 迷いの森
011 元勇者とキノコ入りスープ
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夜が明けた。
なんて言えばいいのだろう。
濃厚な夜だった⋯
リーシャにエルフの女。
2人とも素敵だった。
夜が明けた今でも思い出してしまう。
タイプは違うが何も起こらなかったら朝までしていた、そんな気がする。
実際1人で何回もしてたしな⋯
そろそろみんな起きて来るだろう。
スープでも温め直すか。
昨日多めに作っていたスープ。
鍋に蓋をしていたのでそれを開ける。
俺は違和感を覚えた。
なんだあの具材は⋯入れた覚えがないんだが⋯
おたまでそれを掬う。
近づいて観察してみた。
え?これは⋯なんでこんなものを?
このキノコはダメなやつだ。
俺は考える。
このキノコが混入した理由を。
そうか、あの時か。
作っている最中にケイトに話しかけれたんだ。
その時に収納からキノコを取り出していた。
ケイトと話していたんだ、珍しい素材の話を。
その時に取り間違えてた。
そうとしか思えない。
このキノコは⋯欲を増大させるキノコだ。
精力増強ではない。
自分がしたいと思ったことを強く意識してしまうようになる作用があるキノコだ。
そうか、だから5人同時にしたり、リーシャを強く求めたり、エルフの女とあんなことをしてしまったりしたのだろう。
しかしだ、そうなってしまうのは⋯
自分がそれをしたいと思わなければならない。
俺も含め、全員がそう思っていた、そういうことだ。
なんて危険なキノコを入れてしまったのか⋯
毒性のあるキノコじゃなくて良かったがな。
もうこのスープは捨てよう。
オールクリア。
上手いこと鍋の中身が消えたな。
女達が目を覚ます前に新しいのを作っておこう。
今度は具材を間違えないようにな⋯
明るくなってきた。
日差しが女達に降り注ぐ。
リーシャから目を覚ましたようだ。
「おはよう⋯ございます⋯」
寝起きから昨夜のことを思い出したのだろう。
耳まで朱に染っている。
「おはようリーシャ。昨夜は⋯」
俺は言いかけたが、リーシャが恥ずかしそうに顔を背けたので昨夜のことを言うのをやめた。
でも、ただ一言こう言った。
「ありがとう。」
なぜ私はお礼を言われたのでしょうか。
私はこのお方から貰ってばかりだ。
お礼を言うなら私の方なのに。
「いいえ、お礼は私の方こそ⋯そして昨日は⋯その⋯」
私は何を言おうとしているのだろうか。
私が言葉に詰まっていると⋯
なんて可愛いんだ⋯
思わず抱きしめてしまったじゃないか。
あんなに1人で吐き出したのにまた俺は⋯
「昨夜はありがとう、そして⋯中途半端にしてしまって済まなかった。」
何を言ってるのだ俺は⋯
これじゃあ、またしようって言ってるみたいじゃないか。
こ、これは⋯ほ、ほ、ほ、抱擁⋯
なんて安心感に包まれているのでしょう。
なのに私の心臓は高鳴るばかりなのです。
昨夜のように顎に手を添えられた。
はぁ、ダメです、また、また、私は⋯
「ん、ん、はぁ、んん、あむ⋯」
朝からなんて濃厚な口付けなんだろうか。
サラッとして終わりになんて出来ないだろ。
こんなに可愛らしいのに⋯
唇を離しリーシャの顔を見る。
なんて顔をしているんだ。
潤んだ瞳を見た俺の脳内はまたリーシャで埋めつくされる。
脱がしたい、押し倒したい、このままリーシャの中に⋯
唇が離れてしまう。
目に見えるほど糸を⋯
こんなこと⋯王女なのに⋯なのに足りないのです。
もっとして欲しいと目を閉じ⋯
⋯⋯⋯⋯一向に来ません。
不思議に思い目を開けると、私達5人を仕切っている女性が目を覚ました。
「おはようございます。昨夜は⋯もっと話したかったのに急に寝てしまいました。でもおかげでぐっすりです。これからお休みでしょう。もう2人が目を覚ましたので、あなたも休んで頂きたいです。」
俺が魔法で強制的に眠らせたからな。
それはそれはぐっすりだろう。
「おはよう。スープを温めておいた。朝食にみんなで食べてくれ。」
作り直したって言うとおかしな話になるからな。
「日が真上に来たら起こしてくれ。」
手をヒラヒラと振り大きな木の窪みに向かう。
中でケイトが気持ちよさそうに寝ていた。
その真横が空いていたので寝そべり仮眠を取る。
なんでこんなタイミングで代表の女は起きてきたのか⋯
朝だしそりゃ起きてくるやつもいるか。
リーシャ⋯次こそは!
動くような気配を感じ、私は目を覚ます。
朧気ながらあの人のようなシルエットがうっすら見えた。
夢なのかと思い、背中を向けて寝ているあの人の背中にピッタリと張り付く。
大きい背中を感じ、私は安心感に包まれ、再び眠りに落ちた。
おいおいケイト⋯
俺は抱き枕じゃないんだぞ。
仕方ないか、俺より若そうだから寂しいんだろう。
俺も人肌を感じながらの方がぐっすりねれそうだ。
反対を向いて抱きしめてしまいたい欲に駆られながらも俺は眠りについた。
1人だけ起きてこない。
寝てていいのだけど⋯あの方の背中をあんな風に⋯
なんて羨ましいのだろう。
私はあの方に付いて行くと決めた女性達のまとめ役みたいになっている。
起こした方がいいのかもしれないのだけど、それであの方も起きたら困る。
どうしたらいいのか悩んでしまう。
むしろ変われるなら私があの方の背中を抱いていたい。
しかし私は神殿騎士の騎士団長だ。
節度を持って行動しなければならない。
祖国に戻った時に恥ずかしくない自分でいる為に。
恥ずかしく⋯
なんで昨日の夕飯後のことを思い出すのだ⋯
1人で、自分で自分のをあんな風に⋯
私は幼少の頃から神殿騎士になるために血のにじむような努力をしてきた。
同年代の男女が遊びや色恋にうつつを抜かしてる時でも、私は鍛錬に励んでいた。
そして私は神殿騎士に、更に最年少で騎士団長になった。
騎士団長と言っても少数の部隊員しかいない、騎士団の一つだったがな。
それでも私は神殿騎士として恥ずかしくない言動、行動を心掛けて生きてきた。
私は任務で、部下数人を引き連れて魔物の討伐に向かっていた。
強い魔物だった、黒いオーガなど初めて見た。
部隊員は全員殺された。
私は右腕を引きちぎられ、殺されずに森に連れ去られた。
気が付いたら魔物に⋯
私は壊れる寸前だった。
人間の男にすら触られたことがなかったのに⋯
私は右腕を引きちぎられたはずだ。
なのに治っている、右腕があるのだ。
人体の部位欠損を治せるほどの回復魔法など、伝説の聖女様しか出来ないと言われている。
あの方に聞いた。
事も無げに言われたのだ、「俺が治した。」と。
あの方は何なのだろう。
まだ名前も知らないのだ。
聖職者ではない?
確かに聖職者とは思えないほどに強い。
私も神殿騎士として強さを磨いてきた。
そんな私なんかよりも遥か高みにいる。
剣を使うところも見た。
震えるほどに美しい太刀筋だった。
魔法も私の知る誰よりも洗練されていた。
聖職者ではないのに回復魔法を?
それに15人を女神様の元へ送ったあの魔法。
見たことも聞いたこともない魔法だった。
私もあのまま16人目になってしまいそうなほど、あの光景に吸い込まれていた。
もしも死ぬ時は、あの方に送られたい。
そう思ってしまった。
日が真上に来たわ。あの方を起こしましょう。
この役は譲れない。
あの方に触れて起こす。
肩に触れ声を掛ける。
「起きてください。日が真上にきました。」
私は⋯私は⋯この方をもっと知りたい。
「む、もうそんな時間か⋯」
代表の女に起こして貰えた。
1人でやりすぎたせいかぐっすり寝てしまったな。
それにケイトの温もりが気持ちよかった。
「おはようみんな。軽く何か食べてから移動しよう。今日中にこの森を抜けられるといいんだがな。」
森を抜ける。
俺がそう言うと、女達は悲しそうな顔をした。
なぜだ?そこは喜んでいいとこだぞ?
さて、腹ごしらえも済んだし北へ向かって移動だ。
「じゃあみんな行こう。」
「「「「「はい!」」」」」
うん、元気でよろしい。
なんて言えばいいのだろう。
濃厚な夜だった⋯
リーシャにエルフの女。
2人とも素敵だった。
夜が明けた今でも思い出してしまう。
タイプは違うが何も起こらなかったら朝までしていた、そんな気がする。
実際1人で何回もしてたしな⋯
そろそろみんな起きて来るだろう。
スープでも温め直すか。
昨日多めに作っていたスープ。
鍋に蓋をしていたのでそれを開ける。
俺は違和感を覚えた。
なんだあの具材は⋯入れた覚えがないんだが⋯
おたまでそれを掬う。
近づいて観察してみた。
え?これは⋯なんでこんなものを?
このキノコはダメなやつだ。
俺は考える。
このキノコが混入した理由を。
そうか、あの時か。
作っている最中にケイトに話しかけれたんだ。
その時に収納からキノコを取り出していた。
ケイトと話していたんだ、珍しい素材の話を。
その時に取り間違えてた。
そうとしか思えない。
このキノコは⋯欲を増大させるキノコだ。
精力増強ではない。
自分がしたいと思ったことを強く意識してしまうようになる作用があるキノコだ。
そうか、だから5人同時にしたり、リーシャを強く求めたり、エルフの女とあんなことをしてしまったりしたのだろう。
しかしだ、そうなってしまうのは⋯
自分がそれをしたいと思わなければならない。
俺も含め、全員がそう思っていた、そういうことだ。
なんて危険なキノコを入れてしまったのか⋯
毒性のあるキノコじゃなくて良かったがな。
もうこのスープは捨てよう。
オールクリア。
上手いこと鍋の中身が消えたな。
女達が目を覚ます前に新しいのを作っておこう。
今度は具材を間違えないようにな⋯
明るくなってきた。
日差しが女達に降り注ぐ。
リーシャから目を覚ましたようだ。
「おはよう⋯ございます⋯」
寝起きから昨夜のことを思い出したのだろう。
耳まで朱に染っている。
「おはようリーシャ。昨夜は⋯」
俺は言いかけたが、リーシャが恥ずかしそうに顔を背けたので昨夜のことを言うのをやめた。
でも、ただ一言こう言った。
「ありがとう。」
なぜ私はお礼を言われたのでしょうか。
私はこのお方から貰ってばかりだ。
お礼を言うなら私の方なのに。
「いいえ、お礼は私の方こそ⋯そして昨日は⋯その⋯」
私は何を言おうとしているのだろうか。
私が言葉に詰まっていると⋯
なんて可愛いんだ⋯
思わず抱きしめてしまったじゃないか。
あんなに1人で吐き出したのにまた俺は⋯
「昨夜はありがとう、そして⋯中途半端にしてしまって済まなかった。」
何を言ってるのだ俺は⋯
これじゃあ、またしようって言ってるみたいじゃないか。
こ、これは⋯ほ、ほ、ほ、抱擁⋯
なんて安心感に包まれているのでしょう。
なのに私の心臓は高鳴るばかりなのです。
昨夜のように顎に手を添えられた。
はぁ、ダメです、また、また、私は⋯
「ん、ん、はぁ、んん、あむ⋯」
朝からなんて濃厚な口付けなんだろうか。
サラッとして終わりになんて出来ないだろ。
こんなに可愛らしいのに⋯
唇を離しリーシャの顔を見る。
なんて顔をしているんだ。
潤んだ瞳を見た俺の脳内はまたリーシャで埋めつくされる。
脱がしたい、押し倒したい、このままリーシャの中に⋯
唇が離れてしまう。
目に見えるほど糸を⋯
こんなこと⋯王女なのに⋯なのに足りないのです。
もっとして欲しいと目を閉じ⋯
⋯⋯⋯⋯一向に来ません。
不思議に思い目を開けると、私達5人を仕切っている女性が目を覚ました。
「おはようございます。昨夜は⋯もっと話したかったのに急に寝てしまいました。でもおかげでぐっすりです。これからお休みでしょう。もう2人が目を覚ましたので、あなたも休んで頂きたいです。」
俺が魔法で強制的に眠らせたからな。
それはそれはぐっすりだろう。
「おはよう。スープを温めておいた。朝食にみんなで食べてくれ。」
作り直したって言うとおかしな話になるからな。
「日が真上に来たら起こしてくれ。」
手をヒラヒラと振り大きな木の窪みに向かう。
中でケイトが気持ちよさそうに寝ていた。
その真横が空いていたので寝そべり仮眠を取る。
なんでこんなタイミングで代表の女は起きてきたのか⋯
朝だしそりゃ起きてくるやつもいるか。
リーシャ⋯次こそは!
動くような気配を感じ、私は目を覚ます。
朧気ながらあの人のようなシルエットがうっすら見えた。
夢なのかと思い、背中を向けて寝ているあの人の背中にピッタリと張り付く。
大きい背中を感じ、私は安心感に包まれ、再び眠りに落ちた。
おいおいケイト⋯
俺は抱き枕じゃないんだぞ。
仕方ないか、俺より若そうだから寂しいんだろう。
俺も人肌を感じながらの方がぐっすりねれそうだ。
反対を向いて抱きしめてしまいたい欲に駆られながらも俺は眠りについた。
1人だけ起きてこない。
寝てていいのだけど⋯あの方の背中をあんな風に⋯
なんて羨ましいのだろう。
私はあの方に付いて行くと決めた女性達のまとめ役みたいになっている。
起こした方がいいのかもしれないのだけど、それであの方も起きたら困る。
どうしたらいいのか悩んでしまう。
むしろ変われるなら私があの方の背中を抱いていたい。
しかし私は神殿騎士の騎士団長だ。
節度を持って行動しなければならない。
祖国に戻った時に恥ずかしくない自分でいる為に。
恥ずかしく⋯
なんで昨日の夕飯後のことを思い出すのだ⋯
1人で、自分で自分のをあんな風に⋯
私は幼少の頃から神殿騎士になるために血のにじむような努力をしてきた。
同年代の男女が遊びや色恋にうつつを抜かしてる時でも、私は鍛錬に励んでいた。
そして私は神殿騎士に、更に最年少で騎士団長になった。
騎士団長と言っても少数の部隊員しかいない、騎士団の一つだったがな。
それでも私は神殿騎士として恥ずかしくない言動、行動を心掛けて生きてきた。
私は任務で、部下数人を引き連れて魔物の討伐に向かっていた。
強い魔物だった、黒いオーガなど初めて見た。
部隊員は全員殺された。
私は右腕を引きちぎられ、殺されずに森に連れ去られた。
気が付いたら魔物に⋯
私は壊れる寸前だった。
人間の男にすら触られたことがなかったのに⋯
私は右腕を引きちぎられたはずだ。
なのに治っている、右腕があるのだ。
人体の部位欠損を治せるほどの回復魔法など、伝説の聖女様しか出来ないと言われている。
あの方に聞いた。
事も無げに言われたのだ、「俺が治した。」と。
あの方は何なのだろう。
まだ名前も知らないのだ。
聖職者ではない?
確かに聖職者とは思えないほどに強い。
私も神殿騎士として強さを磨いてきた。
そんな私なんかよりも遥か高みにいる。
剣を使うところも見た。
震えるほどに美しい太刀筋だった。
魔法も私の知る誰よりも洗練されていた。
聖職者ではないのに回復魔法を?
それに15人を女神様の元へ送ったあの魔法。
見たことも聞いたこともない魔法だった。
私もあのまま16人目になってしまいそうなほど、あの光景に吸い込まれていた。
もしも死ぬ時は、あの方に送られたい。
そう思ってしまった。
日が真上に来たわ。あの方を起こしましょう。
この役は譲れない。
あの方に触れて起こす。
肩に触れ声を掛ける。
「起きてください。日が真上にきました。」
私は⋯私は⋯この方をもっと知りたい。
「む、もうそんな時間か⋯」
代表の女に起こして貰えた。
1人でやりすぎたせいかぐっすり寝てしまったな。
それにケイトの温もりが気持ちよかった。
「おはようみんな。軽く何か食べてから移動しよう。今日中にこの森を抜けられるといいんだがな。」
森を抜ける。
俺がそう言うと、女達は悲しそうな顔をした。
なぜだ?そこは喜んでいいとこだぞ?
さて、腹ごしらえも済んだし北へ向かって移動だ。
「じゃあみんな行こう。」
「「「「「はい!」」」」」
うん、元気でよろしい。
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