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進展
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足を広げ指でそこに触れる。くちゅっという水の音がした。それは倫子の耳にも届いたのだろう。一気に頬が赤くなる。
「や……。」
「こんなに濡れてる。まだそんなに触ってないのにほら。」
仰向けになって足を広げられている。春樹はそこからいったん指を離すと、その指に絡まっている液体を倫子に見せた。指の間で糸を引いている。
「こんなに濡れやすいんだね。倫子。可愛い。もっと見せて。」
「っ……ちょっと顔を近づけないで。」
腰を持ち上げられて、そこを広げる。赤く充血しているそこを広げると、液体が溢れてきた。思わずそこに舌を這わせる。
「やっ……あっ……。」
何度絶頂に達したのだろう。それなのに春樹は手をゆるめることはなく、倫子を責めあげる。頭の中が気持ちよくてどうにかなりそうだ。
「ここ?倫子のいいの。」
指を入れられて探る。指に絡み付いてくる液体が指を抜き差しさせる度に音を立てた。
「駄目……またイクから……。」
「その顔可愛い。もっと見せて。」
嘘。こんなにいじり回されて、絶対変な顔をしている。なのに春樹はイキそうになると、キスをして声を抑えさせてくれる。その舌も心地いい。
「ああっ……。」
びくびくと体を震わせて、またイってしまった。一度のセックスでここまでねちっこく愛撫をしてくることは、あまりなかった。絶頂に達する度に、好きという言葉が本当に思えてくる。
「春樹……。」
またそこに触れようと指を這わせようとした。そのとき、倫子が涙目でいう。
「ん?」
「欲しい。」
その言葉に春樹は少し笑った。
「何が?」
「言わせないでよ。」
春樹の体に軽くどんと拳をたてる。すると春樹は少し笑って、ベッドから降りる。そしてクローゼットの中から箱を取り出した。ずっと必要なかったので、この間買ったものだ。紙袋に入れられているのは、店員が気を使ってくれたから。
そしてその箱の中の一つの袋の中身を自分のに付ける。こんなに堅くなるのは久しぶりかもしれない。倫子の反応が良すぎるのだ。もっと欲しくなる。倫子が感じる度に、自分のものにしたくなった。
「イクよ。」
細い腰を持ち上げて、そこにすり付ける。入り口だけで相当具合がいいのがわかる。狭くて暖かい。
「少し入ってるの……わかる?」
「うん……。」
ゾクゾクする。自分の中に誰かが入ることなんか、何度かあったはずなのにこんなにどきどきして押さえられないことがあっただろうか。
「やばい。」
半分ほど入った時点で、春樹はいったん抜いた。入れただけでイキそうだと思った。自分がそこまで早漏だとは思わない。だがこんなに早くイキそうなのだ。
「春樹?」
「すぐイキそう。歳を取るとイクの遅くなるはずなのにな。」
何か悪いのだろうか。倫子は不思議そうに春樹をみる。
「君よりも十個も年上だからね。君の同年代のように出来ない。だから、せめて君を感じさせようと思ったんだけど……。」
具合が良すぎる。すぐ果ててしまったら面目ないと思った。
「気にしないで。春樹。私ずっと……気持ちいいから……どうにかなると思った。」
「倫子……。」
「私でそんなに気持ち良くなるの、嬉しいから。」
すると春樹は少し笑って倫子の唇にキスをする。
「おじさんだろう?」
「そうね。だからほら。もう萎えてきてる。」
ゴム越しに触れると、さっきよりも堅くなくなっていた。倫子はそれを感じて体を起こす。そして春樹を座らせると、その膝に乗りかかった。
「倫子?」
すると倫子はそのまま自分の性器を春樹の性器にすり付ける。ぐちゃ、ぐちゃと音を立てた。
「あっ……。」
「中に入ってないのに、すごい……。気持ちいいよ。倫子。」
そして倫子はその堅くなったそれをつかむと、ゆっくり中に入れ込んでいった。
「あっ……奥……。奥に届く……。っん……。」
奥まで入り込んでしまった。まだ動いていないのに、温かくてぬめぬめしているのがわかる。
そして倫子は奥に届いた瞬間、また絶頂に達してしまったのか春樹の体を思わず寄りかかるように抱きしめた。
「大丈夫?落ち着ける?」
首元に倫子の吐息を感じる。温かくて心地いい。
「うん……。あっ……。」
少し落ち着いたので体を離すと、そこもまた良いところに当たったのか、倫子はさらにトロンとした表情になった。
「倫子。」
春樹は感じすぎてもう意識が飛びそうになっている倫子の唇にまたキスをした。
「春樹……春樹……好き……。好きよ……。」
「俺も好きだよ。」
「もっとキスして。」
「したい。俺もしたいから。」
舌を絡ませながら、腰を打ち付ける。そのたびに倫子の腰が動く。
「倫子……。」
体勢を変えてさらに打ち付けると汗なのか、涙なのかわからないその液体が頬を伝う。
「俺だけ。今は俺だけのものだから。」
「春樹……。駄目……また……。」
そこがぐっと締まってきた。無意識なのだろうが、締まってきたそれが春樹も我慢できない。
「倫子。駄目……あっ……。イク……。くっ……。」
思わず奥で出してしまった。お互いの吐息が重なり、倫子は薄く目を開けて、春樹を見た。
「春樹……。」
「すごいな。君の中。すごい搾り取られるかと思った。」
「……。」
そんなことを言われてもよくわからない。倫子はそう思いながら、春樹をみる。春樹の頬が赤く染まり、息を切らせている。その様子に倫子からキスをした。そしてゆっくりと出ていく。
「こんなに出てるのね。」
性器の先について行るコンドームを取ると、倫子は少しそのゴムを見て笑った。
「抜いてなかったのね。」
「ずっとね。溜まってた。」
すると倫子はまたその性器に顔を近づけた。
「倫子……ちょっと……。駄目だ。またしたくなるから。」
「掃除してるだけじゃない。」
性器の中だけではなく、その口はまた春樹が欲しくなりたくなるような行動だった。
「や……。」
「こんなに濡れてる。まだそんなに触ってないのにほら。」
仰向けになって足を広げられている。春樹はそこからいったん指を離すと、その指に絡まっている液体を倫子に見せた。指の間で糸を引いている。
「こんなに濡れやすいんだね。倫子。可愛い。もっと見せて。」
「っ……ちょっと顔を近づけないで。」
腰を持ち上げられて、そこを広げる。赤く充血しているそこを広げると、液体が溢れてきた。思わずそこに舌を這わせる。
「やっ……あっ……。」
何度絶頂に達したのだろう。それなのに春樹は手をゆるめることはなく、倫子を責めあげる。頭の中が気持ちよくてどうにかなりそうだ。
「ここ?倫子のいいの。」
指を入れられて探る。指に絡み付いてくる液体が指を抜き差しさせる度に音を立てた。
「駄目……またイクから……。」
「その顔可愛い。もっと見せて。」
嘘。こんなにいじり回されて、絶対変な顔をしている。なのに春樹はイキそうになると、キスをして声を抑えさせてくれる。その舌も心地いい。
「ああっ……。」
びくびくと体を震わせて、またイってしまった。一度のセックスでここまでねちっこく愛撫をしてくることは、あまりなかった。絶頂に達する度に、好きという言葉が本当に思えてくる。
「春樹……。」
またそこに触れようと指を這わせようとした。そのとき、倫子が涙目でいう。
「ん?」
「欲しい。」
その言葉に春樹は少し笑った。
「何が?」
「言わせないでよ。」
春樹の体に軽くどんと拳をたてる。すると春樹は少し笑って、ベッドから降りる。そしてクローゼットの中から箱を取り出した。ずっと必要なかったので、この間買ったものだ。紙袋に入れられているのは、店員が気を使ってくれたから。
そしてその箱の中の一つの袋の中身を自分のに付ける。こんなに堅くなるのは久しぶりかもしれない。倫子の反応が良すぎるのだ。もっと欲しくなる。倫子が感じる度に、自分のものにしたくなった。
「イクよ。」
細い腰を持ち上げて、そこにすり付ける。入り口だけで相当具合がいいのがわかる。狭くて暖かい。
「少し入ってるの……わかる?」
「うん……。」
ゾクゾクする。自分の中に誰かが入ることなんか、何度かあったはずなのにこんなにどきどきして押さえられないことがあっただろうか。
「やばい。」
半分ほど入った時点で、春樹はいったん抜いた。入れただけでイキそうだと思った。自分がそこまで早漏だとは思わない。だがこんなに早くイキそうなのだ。
「春樹?」
「すぐイキそう。歳を取るとイクの遅くなるはずなのにな。」
何か悪いのだろうか。倫子は不思議そうに春樹をみる。
「君よりも十個も年上だからね。君の同年代のように出来ない。だから、せめて君を感じさせようと思ったんだけど……。」
具合が良すぎる。すぐ果ててしまったら面目ないと思った。
「気にしないで。春樹。私ずっと……気持ちいいから……どうにかなると思った。」
「倫子……。」
「私でそんなに気持ち良くなるの、嬉しいから。」
すると春樹は少し笑って倫子の唇にキスをする。
「おじさんだろう?」
「そうね。だからほら。もう萎えてきてる。」
ゴム越しに触れると、さっきよりも堅くなくなっていた。倫子はそれを感じて体を起こす。そして春樹を座らせると、その膝に乗りかかった。
「倫子?」
すると倫子はそのまま自分の性器を春樹の性器にすり付ける。ぐちゃ、ぐちゃと音を立てた。
「あっ……。」
「中に入ってないのに、すごい……。気持ちいいよ。倫子。」
そして倫子はその堅くなったそれをつかむと、ゆっくり中に入れ込んでいった。
「あっ……奥……。奥に届く……。っん……。」
奥まで入り込んでしまった。まだ動いていないのに、温かくてぬめぬめしているのがわかる。
そして倫子は奥に届いた瞬間、また絶頂に達してしまったのか春樹の体を思わず寄りかかるように抱きしめた。
「大丈夫?落ち着ける?」
首元に倫子の吐息を感じる。温かくて心地いい。
「うん……。あっ……。」
少し落ち着いたので体を離すと、そこもまた良いところに当たったのか、倫子はさらにトロンとした表情になった。
「倫子。」
春樹は感じすぎてもう意識が飛びそうになっている倫子の唇にまたキスをした。
「春樹……春樹……好き……。好きよ……。」
「俺も好きだよ。」
「もっとキスして。」
「したい。俺もしたいから。」
舌を絡ませながら、腰を打ち付ける。そのたびに倫子の腰が動く。
「倫子……。」
体勢を変えてさらに打ち付けると汗なのか、涙なのかわからないその液体が頬を伝う。
「俺だけ。今は俺だけのものだから。」
「春樹……。駄目……また……。」
そこがぐっと締まってきた。無意識なのだろうが、締まってきたそれが春樹も我慢できない。
「倫子。駄目……あっ……。イク……。くっ……。」
思わず奥で出してしまった。お互いの吐息が重なり、倫子は薄く目を開けて、春樹を見た。
「春樹……。」
「すごいな。君の中。すごい搾り取られるかと思った。」
「……。」
そんなことを言われてもよくわからない。倫子はそう思いながら、春樹をみる。春樹の頬が赤く染まり、息を切らせている。その様子に倫子からキスをした。そしてゆっくりと出ていく。
「こんなに出てるのね。」
性器の先について行るコンドームを取ると、倫子は少しそのゴムを見て笑った。
「抜いてなかったのね。」
「ずっとね。溜まってた。」
すると倫子はまたその性器に顔を近づけた。
「倫子……ちょっと……。駄目だ。またしたくなるから。」
「掃除してるだけじゃない。」
性器の中だけではなく、その口はまた春樹が欲しくなりたくなるような行動だった。
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