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2話
治療開始
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私はなるほどね、と相づちを打ち、彼の体をベッドに押しつけようとした。
「朝木くん、今日は本当に動かないでね」
「でも、俺が協力を頼んでいる立場なのに何もしないっていうのは」
「もう……そうやって相手を優先しなくても良いの」
朝木くんの肩をぐっと押し、倒れた姿を見下ろす体勢になる。
もちろん朝木くんの気遣いは嬉しいし、前回は私も気持ちよくしてもらったけど……今日はこの子優先だ。
それでも、と踏ん切りのついていない彼の顔を見つめる。
「いいから、いいから。ほら、力抜いて」
彼の頬と、それからむき出しになっている腹筋を撫でながら、私はにっこりと微笑んだ。
「相手を楽しませようとか気持ちよくさせようとか、今は考えないでいいの。今日は私に任せて?」
「先輩……」
彼の瞳がじわりと濡れる。
元からこんなに泣く子だったんだろうか。
仕事をしている時とはまた違う表情を見て、なぜだか胸の奥が締めつけられた気がした。
「朝木くんって結構泣き虫なんだ。……こっちは立派なのにね」
謎の感覚に気づかない振りをして、場の空気を和ますように言う。
朝木くんはなんとも言えないような顔をしていたけれど、私が下半身をなぞると、唇から吐息を漏らした。
「あっ……」
「まだなぞってるだけだよ、そんなに気持ちいい?」
声を落として囁くと、彼の耳は見る見る赤くなった。
「可愛いね」
「っ、……先輩、いつもと性格違いません?」
「そうかな?」
言われて初めて気づく。
確かに今の私は、普段と性格が異なっているかもしれない。
迷いが吹っ切れたので乗り気になっている部分があるのは否めないし……。
「いつもだったら、そんなに意地悪なことはしてこないじゃないですか」
「ごめん、朝木くんが可愛くて、つい」
厚みのある腹筋に口づけながら笑いかけると、朝木くんは唇をわなわなと震わせた。
「可愛いって言われても嬉しくないですよ……っ」
すり、すり、と竿にそって指をなぞるように動かしていると、彼の声が上擦った。
そろそろパンツの中に収まるのは苦しいかな? と下腹部を観察する。
下着をずらしてあげると、布の向こうから元気な塊が現れた。
それを握って擦るとまた一回り大きくなって跳ね、お腹までついちゃいそうになる。
「本当に嬉しくないの? こっちはかなり反応してるけど」
「……それは……先輩が、触るからです」
語尾は小さく、説得力のないものだ。
多分可愛いって言われるの、本当は嬉しいんだろうな。
だんだん彼の真意を汲み取れるようになってきた……気がする。
「じゃあもっと触ろっか」
反り返った熱を握り、先走った汁を利用して上下にこする。
温度の上がった塊はぐんと膨れ、片手だけで簡単に包むのが難しくなった。
「く……っ」
「まだダメだよ」
焦らしている時に浮かべる表情が愛らしくて、ついつい触り続けていると、血管が浮き出ている朝木くんのものが苦しそうに揺れた。
「一回手で抜いてあげてもいいんだけど、今回はちょっと試したいことがあるから、また後でね」
「抜い……」
私の言葉を復唱しかけた彼の頬が朱色に染まる。
彼は私から目をそらし、視線を伏せた。
「先輩、言葉の選び方が、その……」
どうやら今の発言が引っかかったらしい。
前回なんてお互いに裸を晒しているのに、今更何を照れるというのだろう。ピュアなの?
「そんなの気にしてられないでしょ」
まあ確かに、と返事をした朝木くんが唇を噛む。
言いたいことはなんとなく察したけれど、恥ずかしいとかそういうのはもう言っていられない。
「横向きで寝転がってもらえる? あ、布団抱えた方が落ち着くかも」
ふかふかの布団をまるめて持たせ、朝木くんの体をごろりと寝転ばせると、大きくて無防備な背中が現れた。
無駄のないすらりとした体を見ているうちにほんの少しの悪戯心が芽生えて、綺麗な形をした耳に息を吹きかける。
「んっ……!?」
「ふふ、くすぐったかった?」
びくっと体が跳ね動き、顔を真っ赤にした彼が私の方を見た。
その眼差しは責めるような色をしている。
「からかうのはやめてください……」
「はーい。……じゃあ気を取り直して、力を抜いてね」
朝木くんの顔を正面に戻し、前もって準備していたオイルを手に取る。
私がごそごそと動いているのを不審に思ったのか、朝木くんはほんの少し怯えたように声を潜めた。
「何をするんですか?」
「マッサージだよ」
オイルの蓋を開けて、手の平に液体を出す。
ひんやりとした液体を体温で少し温めてから、朝木くんの首から背中に広げた。
「緊張が抜けないと勃たないこともあるから、リラックスするといいんだって」
まあもう勃ってるんだけど、と付け足すと、彼は気まずそうに肩を落とした。
「う……なんだかすみません」
申し訳ないと言いたげな表情で布団を抱きしめている姿は、なんとも可愛らしい。
普段は周りからかっこいいって言われているのにね――と、一人で優越感に浸りそうになり、今はそんなことを考えている場合ではないと我に返った。
「肩、凝ってるね~。最近デスクワーク多めだったからかな?」
「一応帰ってからストレッチはしているんですけどね」
「整体通ってみたら? おすすめのところあるんだ」
雑談を交え、緊張を解きほぐすように揉んでいく。
素人なのでプロのようには出来ないけれど、それでも朝木くんは気持ちよさそうに体から力を抜いていた。
リラックスしてるね~と声をかけながら、彼の耳元に唇を寄せる。
「まあ、整体院だとこの辺りはやってくれないか」
足の付根ぎりぎりの部分を撫でながら、耳たぶに触れそうな距離まで顔を近づける。
すると、目の前にある耳が林檎みたいに色づいた。
「耳、真っ赤だよ。可愛いなあ」
「せ、先輩、やめてくださいよ……!」
本日何度目かのごめん、を口にして、オイルを足して肩や背中を撫でる。
「お客様、気持ちいいですか~?」
肩甲骨の上をなぞると、ゴツゴツとした筋肉の感触が伝わってきた。
普段は意識してなかったけど……まさに男の人の体って感じがして、ちょっとドキドキするかも。
私は心拍数が速まったのを悟られないように、軽く咳払いをした。
手の平越しに触れる体温がどんどん熱くなっていき、朝木くんの呼吸も乱れ始める。
「……っ……先輩、撫で方がやらしいですね」
凝りを解すように強弱をつけて触っていると、そんな事を言われた。
「まあ、普通のマッサージが目的じゃないから」
脇腹から下腹の際どい部分まで、少しでも気分が盛り上がるように考えながら手を這わせる。
でも、そろそろ次の行動に移ろうかな。
「朝木くん、今日は本当に動かないでね」
「でも、俺が協力を頼んでいる立場なのに何もしないっていうのは」
「もう……そうやって相手を優先しなくても良いの」
朝木くんの肩をぐっと押し、倒れた姿を見下ろす体勢になる。
もちろん朝木くんの気遣いは嬉しいし、前回は私も気持ちよくしてもらったけど……今日はこの子優先だ。
それでも、と踏ん切りのついていない彼の顔を見つめる。
「いいから、いいから。ほら、力抜いて」
彼の頬と、それからむき出しになっている腹筋を撫でながら、私はにっこりと微笑んだ。
「相手を楽しませようとか気持ちよくさせようとか、今は考えないでいいの。今日は私に任せて?」
「先輩……」
彼の瞳がじわりと濡れる。
元からこんなに泣く子だったんだろうか。
仕事をしている時とはまた違う表情を見て、なぜだか胸の奥が締めつけられた気がした。
「朝木くんって結構泣き虫なんだ。……こっちは立派なのにね」
謎の感覚に気づかない振りをして、場の空気を和ますように言う。
朝木くんはなんとも言えないような顔をしていたけれど、私が下半身をなぞると、唇から吐息を漏らした。
「あっ……」
「まだなぞってるだけだよ、そんなに気持ちいい?」
声を落として囁くと、彼の耳は見る見る赤くなった。
「可愛いね」
「っ、……先輩、いつもと性格違いません?」
「そうかな?」
言われて初めて気づく。
確かに今の私は、普段と性格が異なっているかもしれない。
迷いが吹っ切れたので乗り気になっている部分があるのは否めないし……。
「いつもだったら、そんなに意地悪なことはしてこないじゃないですか」
「ごめん、朝木くんが可愛くて、つい」
厚みのある腹筋に口づけながら笑いかけると、朝木くんは唇をわなわなと震わせた。
「可愛いって言われても嬉しくないですよ……っ」
すり、すり、と竿にそって指をなぞるように動かしていると、彼の声が上擦った。
そろそろパンツの中に収まるのは苦しいかな? と下腹部を観察する。
下着をずらしてあげると、布の向こうから元気な塊が現れた。
それを握って擦るとまた一回り大きくなって跳ね、お腹までついちゃいそうになる。
「本当に嬉しくないの? こっちはかなり反応してるけど」
「……それは……先輩が、触るからです」
語尾は小さく、説得力のないものだ。
多分可愛いって言われるの、本当は嬉しいんだろうな。
だんだん彼の真意を汲み取れるようになってきた……気がする。
「じゃあもっと触ろっか」
反り返った熱を握り、先走った汁を利用して上下にこする。
温度の上がった塊はぐんと膨れ、片手だけで簡単に包むのが難しくなった。
「く……っ」
「まだダメだよ」
焦らしている時に浮かべる表情が愛らしくて、ついつい触り続けていると、血管が浮き出ている朝木くんのものが苦しそうに揺れた。
「一回手で抜いてあげてもいいんだけど、今回はちょっと試したいことがあるから、また後でね」
「抜い……」
私の言葉を復唱しかけた彼の頬が朱色に染まる。
彼は私から目をそらし、視線を伏せた。
「先輩、言葉の選び方が、その……」
どうやら今の発言が引っかかったらしい。
前回なんてお互いに裸を晒しているのに、今更何を照れるというのだろう。ピュアなの?
「そんなの気にしてられないでしょ」
まあ確かに、と返事をした朝木くんが唇を噛む。
言いたいことはなんとなく察したけれど、恥ずかしいとかそういうのはもう言っていられない。
「横向きで寝転がってもらえる? あ、布団抱えた方が落ち着くかも」
ふかふかの布団をまるめて持たせ、朝木くんの体をごろりと寝転ばせると、大きくて無防備な背中が現れた。
無駄のないすらりとした体を見ているうちにほんの少しの悪戯心が芽生えて、綺麗な形をした耳に息を吹きかける。
「んっ……!?」
「ふふ、くすぐったかった?」
びくっと体が跳ね動き、顔を真っ赤にした彼が私の方を見た。
その眼差しは責めるような色をしている。
「からかうのはやめてください……」
「はーい。……じゃあ気を取り直して、力を抜いてね」
朝木くんの顔を正面に戻し、前もって準備していたオイルを手に取る。
私がごそごそと動いているのを不審に思ったのか、朝木くんはほんの少し怯えたように声を潜めた。
「何をするんですか?」
「マッサージだよ」
オイルの蓋を開けて、手の平に液体を出す。
ひんやりとした液体を体温で少し温めてから、朝木くんの首から背中に広げた。
「緊張が抜けないと勃たないこともあるから、リラックスするといいんだって」
まあもう勃ってるんだけど、と付け足すと、彼は気まずそうに肩を落とした。
「う……なんだかすみません」
申し訳ないと言いたげな表情で布団を抱きしめている姿は、なんとも可愛らしい。
普段は周りからかっこいいって言われているのにね――と、一人で優越感に浸りそうになり、今はそんなことを考えている場合ではないと我に返った。
「肩、凝ってるね~。最近デスクワーク多めだったからかな?」
「一応帰ってからストレッチはしているんですけどね」
「整体通ってみたら? おすすめのところあるんだ」
雑談を交え、緊張を解きほぐすように揉んでいく。
素人なのでプロのようには出来ないけれど、それでも朝木くんは気持ちよさそうに体から力を抜いていた。
リラックスしてるね~と声をかけながら、彼の耳元に唇を寄せる。
「まあ、整体院だとこの辺りはやってくれないか」
足の付根ぎりぎりの部分を撫でながら、耳たぶに触れそうな距離まで顔を近づける。
すると、目の前にある耳が林檎みたいに色づいた。
「耳、真っ赤だよ。可愛いなあ」
「せ、先輩、やめてくださいよ……!」
本日何度目かのごめん、を口にして、オイルを足して肩や背中を撫でる。
「お客様、気持ちいいですか~?」
肩甲骨の上をなぞると、ゴツゴツとした筋肉の感触が伝わってきた。
普段は意識してなかったけど……まさに男の人の体って感じがして、ちょっとドキドキするかも。
私は心拍数が速まったのを悟られないように、軽く咳払いをした。
手の平越しに触れる体温がどんどん熱くなっていき、朝木くんの呼吸も乱れ始める。
「……っ……先輩、撫で方がやらしいですね」
凝りを解すように強弱をつけて触っていると、そんな事を言われた。
「まあ、普通のマッサージが目的じゃないから」
脇腹から下腹の際どい部分まで、少しでも気分が盛り上がるように考えながら手を這わせる。
でも、そろそろ次の行動に移ろうかな。
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