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第2章
19話 レモンSIDE
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――幻影飛魔天 第1層――
(難易度はAランク・・・ね)
バヌーから受け取ったクエストの受注詳細が明記された用紙に目を落としながら、レモンはダンジョンの通路を進んでいく。
どうやらここは、『フルゥーヴ伝承洞』と同じ難易度を誇るダンジョンとしてギルド協会に認定されているようだ。
(最初からこんなハードなダンジョンの攻略を押しつけるなんて)
ゲントが本当に使える駒なのかどうか。
バヌーがそれを試そうとしていることにレモンは気づいていた。
(だから今回はウチに任せてスルーしたんだ)
ジョネスもアウラも余計なことには手を出したくないのだろう。
バヌーの配信を手伝うという名目で2人はこの場には来ていない。
結局、いつものようにレモン1人がダンジョンへと赴くことに。
(あいつら・・・。面倒ごとはぜんぶウチに任せるんだもん)
とは言え、レモンもゲントのことをほとんど信用していなかった。
あの時に見たステータス画面。
ジョネスが言ったように、あれはバグである可能性が十分にあり得るからだ。
ダンジョンが目の前で消失したのも、なにかの偶然ということも考えられる。
年齢差別の激しいギルドの目をなんとか搔い潜ろうとする野良が多いことをレモンは身に染みて知っていた。
見るからに鈍くさそうな中年男にものすごい力が秘められているとは、レモンにはやはり思えなかったのだ。
(あんな旧時代の道具でなにができるんだろう?)
ふとゲントが腰にぶら下げる剣に目がいく。
能天気そうにうしろからついて来る男を見て、レモンはさらに気を引き締め直す。
(やっぱりあのおじさんは信用できない。自分の身は自分で守らなくちゃ・・・)
魔弾銃をしっかりと構えると、レモンはさらに慎重に歩みを進めた。
***
それからすぐに。
「ョオ゛オ゛オ゛オ゛ョオ゛オ゛オ!!」
エビルコンドル1体が突然ダンジョンの通路から姿を現す。
(さっそくお出ましだね)
==================================
[モンスター名]
エビルコンドル
[危険度]
C-級
[タイプ]
妖鳥型
[ステータス]
Lv. 26
HP 2500/2500
==================================
照準を敵に合わせると、レモンは魔弾銃を使って素早くそれを撃ち落とす。
ずぎゅーーん!!
銃口から放たれた魔弾がエビルコンドルの脳天をあっという間に打ち砕いた。
==================================
【RESULT】
☆☆戦闘に勝利しました☆☆
[総合判定]
A
[討伐モンスター]
エビルコンドル
[タイム]
00:01:34
[獲得EXP]
1,100
[経験値ブースト]
なし
[EXP合計]
1,100
[入手アイテム]
なし
==================================
光のパネルを操作しながら、レモンはついでに自身のステータスも確認する。
==================================
【レモン・シュヴァイン】
Lv. 53
HP 4100/4100
MQ 190
魔力総量 189万9944
魔力 101万1134
魔法攻撃力 8543
魔法防御力 9100
火属性威力 71
水属性威力 54
風属性威力 23
雷属性威力 62
光属性威力 37
筋力 142
耐久 245
敏捷 107
回避 185
幸運 89
クラスB
中級魔術師
[アビリティ]
《努力の才能》
==================================
チェックを終えて光のパネルを閉じると、レモンはマジックポーチの中から弾を取り出して、それを銃に素早く装填した。
その流れるような動作を見て、ゲントが感心したように声を上げる。
「ありがとうございます。すごいですね、レモンさん」
「まぁーね。戦いは慣れてるし」
「この前から気になってたんですけど、それってどういう代物なんですか?」
「これ? これは魔弾銃っていうんだ」
ライフルを肩にかけると、レモンはマジックポーチから弾をひとつ取り出して説明した。
「まずは弾頭。この弾は『火の書』と『生成の書』を使って作り出したものなんだよ。つまり、魔法の力が宿ってるってわけ」
それを専用の薬莢に入れ、ライフルに装填してから使用する。
「あらかじめ魔法で弾頭を作ってたんですね」
「そうそう。ウチが魔弾銃使ってるのは、魔導書をいちいち呼び出して魔法を発動する手間が省けるからなんだよね。これが魔弾銃最大のメリットだよ」
もちろん、デメリットも存在した。
リロードする手間があったり、弾頭を使い切ってしまうと、そもそも魔弾銃は使えない。
ただ、さまざまな技術的要因もあって、MQが高くないと使用できない代物であることはたしかだ。
つまり、レモンにはそれ相当の魔術師としての素質が備わっているということである。
「そんなことよりもさ。おじさん、この先は自分の身は自分で守ってよね?」
「わかりました。やってみます」
鈍くさそうに頭を下げる中年男を見て、レモンはさらにため息をつく。
(はぁ・・・。この人、ホントに大丈夫なのかな・・・)
この先もこんな調子なら見限るしかない。
そんなことを考えながら、レモンは通路を歩きはじめた。
(難易度はAランク・・・ね)
バヌーから受け取ったクエストの受注詳細が明記された用紙に目を落としながら、レモンはダンジョンの通路を進んでいく。
どうやらここは、『フルゥーヴ伝承洞』と同じ難易度を誇るダンジョンとしてギルド協会に認定されているようだ。
(最初からこんなハードなダンジョンの攻略を押しつけるなんて)
ゲントが本当に使える駒なのかどうか。
バヌーがそれを試そうとしていることにレモンは気づいていた。
(だから今回はウチに任せてスルーしたんだ)
ジョネスもアウラも余計なことには手を出したくないのだろう。
バヌーの配信を手伝うという名目で2人はこの場には来ていない。
結局、いつものようにレモン1人がダンジョンへと赴くことに。
(あいつら・・・。面倒ごとはぜんぶウチに任せるんだもん)
とは言え、レモンもゲントのことをほとんど信用していなかった。
あの時に見たステータス画面。
ジョネスが言ったように、あれはバグである可能性が十分にあり得るからだ。
ダンジョンが目の前で消失したのも、なにかの偶然ということも考えられる。
年齢差別の激しいギルドの目をなんとか搔い潜ろうとする野良が多いことをレモンは身に染みて知っていた。
見るからに鈍くさそうな中年男にものすごい力が秘められているとは、レモンにはやはり思えなかったのだ。
(あんな旧時代の道具でなにができるんだろう?)
ふとゲントが腰にぶら下げる剣に目がいく。
能天気そうにうしろからついて来る男を見て、レモンはさらに気を引き締め直す。
(やっぱりあのおじさんは信用できない。自分の身は自分で守らなくちゃ・・・)
魔弾銃をしっかりと構えると、レモンはさらに慎重に歩みを進めた。
***
それからすぐに。
「ョオ゛オ゛オ゛オ゛ョオ゛オ゛オ!!」
エビルコンドル1体が突然ダンジョンの通路から姿を現す。
(さっそくお出ましだね)
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[モンスター名]
エビルコンドル
[危険度]
C-級
[タイプ]
妖鳥型
[ステータス]
Lv. 26
HP 2500/2500
==================================
照準を敵に合わせると、レモンは魔弾銃を使って素早くそれを撃ち落とす。
ずぎゅーーん!!
銃口から放たれた魔弾がエビルコンドルの脳天をあっという間に打ち砕いた。
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【RESULT】
☆☆戦闘に勝利しました☆☆
[総合判定]
A
[討伐モンスター]
エビルコンドル
[タイム]
00:01:34
[獲得EXP]
1,100
[経験値ブースト]
なし
[EXP合計]
1,100
[入手アイテム]
なし
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光のパネルを操作しながら、レモンはついでに自身のステータスも確認する。
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【レモン・シュヴァイン】
Lv. 53
HP 4100/4100
MQ 190
魔力総量 189万9944
魔力 101万1134
魔法攻撃力 8543
魔法防御力 9100
火属性威力 71
水属性威力 54
風属性威力 23
雷属性威力 62
光属性威力 37
筋力 142
耐久 245
敏捷 107
回避 185
幸運 89
クラスB
中級魔術師
[アビリティ]
《努力の才能》
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チェックを終えて光のパネルを閉じると、レモンはマジックポーチの中から弾を取り出して、それを銃に素早く装填した。
その流れるような動作を見て、ゲントが感心したように声を上げる。
「ありがとうございます。すごいですね、レモンさん」
「まぁーね。戦いは慣れてるし」
「この前から気になってたんですけど、それってどういう代物なんですか?」
「これ? これは魔弾銃っていうんだ」
ライフルを肩にかけると、レモンはマジックポーチから弾をひとつ取り出して説明した。
「まずは弾頭。この弾は『火の書』と『生成の書』を使って作り出したものなんだよ。つまり、魔法の力が宿ってるってわけ」
それを専用の薬莢に入れ、ライフルに装填してから使用する。
「あらかじめ魔法で弾頭を作ってたんですね」
「そうそう。ウチが魔弾銃使ってるのは、魔導書をいちいち呼び出して魔法を発動する手間が省けるからなんだよね。これが魔弾銃最大のメリットだよ」
もちろん、デメリットも存在した。
リロードする手間があったり、弾頭を使い切ってしまうと、そもそも魔弾銃は使えない。
ただ、さまざまな技術的要因もあって、MQが高くないと使用できない代物であることはたしかだ。
つまり、レモンにはそれ相当の魔術師としての素質が備わっているということである。
「そんなことよりもさ。おじさん、この先は自分の身は自分で守ってよね?」
「わかりました。やってみます」
鈍くさそうに頭を下げる中年男を見て、レモンはさらにため息をつく。
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そんなことを考えながら、レモンは通路を歩きはじめた。
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その後、そのカードに血を掛けるとその魔物が召喚され使役できる事が判明した。
彼らは通称カーヴァント。
カーヴァントを使役する者は探索者と呼ばれた。
カーヴァントには1から10までのランクがあり、1は最弱、6で強者、7や8は最大戦力で鬼神とも呼ばれる強さだ。
しかし9と10は報告された事がない伝説級だ。
また、カードのランクはそのカードにいるカーヴァントを召喚するのに必要なコストに比例する。
探索者は各自そのラビリンスが持っているカーヴァントの召喚コスト内分しか召喚出来ない。
つまり沢山のカーヴァントを召喚したくてもコスト制限があり、強力なカーヴァントはコストが高い為に少数精鋭となる。
数を選ぶか質を選ぶかになるのだ。
月日が流れ、最初にラビリンスに入った者達の子供達が高校生〜大学生に。
彼らは二世と呼ばれ、例外なく特別な力を持っていた。
そんな中、ラビリンスに入った自衛隊員の息子である斗枡も高校生になり探索者となる。
勿論二世だ。
斗枡が持っている最大の能力はカード合成。
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彼はその程度の認識だった。
実際は合成結果は最大でランク10の強さになるのだ。
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