魂つなぐ転移世界 ~私の平穏は何処なのでしょう?~

蒼劉

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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)

貴族として勉強は色々必要そうです

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「あ~、いや、まあ信用してないわけじゃないぞ?
 ただ、突飛な依頼が多いってことで身構えただけで・・・
 だから・・・まあ、機嫌なおして欲しいなと思うんだが」

「うう・・・ふ、ふんだ、いいんですよ。
 私の依頼は突飛で信頼できないんでしょうから」

「いやいや、お嬢の依頼は物凄いありがたいんだ。
 ただ、お嬢の依頼料に問題があるだけだ。
 俺ら貰い過ぎなんだよ」

「うぐうぐ・・・良いじゃないですか、
 お金の価値が判ってない小娘から一杯もらえるんだから。
 それに結婚とか一杯お金いるんでしょ?」

「金が要るのは確かなんだが、必要以上に貰うのはダメだ。
 それに、見ようによってはお金の価値を判ってない子供から
 お金を巻き上げてるように見えるんだが?」

「う・・・そ、それはまずいですね・・・」

「だから、適正な依頼料が一番なんだ。
 まあ、色々俺らのことも考えてくれてるのが判るから、
 それはありがたいんだがな」

「適正な依頼料・・・そもそもの依頼とか全く見てないから私には無理です・・・
 今度ギルドで依頼とか眺めて勉強しますぅ・・・」

「そうしてくれるとありがたいな。
 お嬢も上に立つものとして、今後も討伐者に依頼したりするだろうからな。
 まあ、お嬢が依頼するとなるとスタンピードとかになるだろうから、
 依頼料とか難しくなるだろうが・・・」

「ですよね!ですよね!
 今の私なら解らなくて当然です!」

「まあ、今のお嬢ならそうかもしれんが、
 大人になった時、どうあっても貴族ではあるから知っとく必要はあると思うぞ?」

「・・・ですよねぇ・・・お父様に教えてもらいます」

「ああ、そうしてくれ。
 それで新人育成とかの場があるとありがたいから、
 もし辺境伯家の依頼じゃなくてもやらせてもらえるとありがたい。
 討伐者は孤児とか身寄りのないやつが多くなるからな・・・
 似た境遇の奴らに教えるってのと、
 そいつが親になったりして子供に同じ思いをさせたくないしな・・・」

「そう・・・ですね。
 我家も犠牲者が少なくなるよう進めていきます。
 個人的に独善的で傲慢な人はどうでも良かったりしますが、
 良い人が居なくなってしまうのは損失ですから」

「育てるにしても人を選ばないといけねぇな。
 まあ、その辺りは新人育成とかの話が進み始めてからにするか」

「そうですね。
 私の方もお父様とお母様を説得しないといけないですし。
 まあ、おっちゃんはお母様と顔を合わせてますし、
 話が進めば問題無く選ばれると思いますよ」

「そ、そうか。
 それはありがたいが、まあそこまで期待せずに待ってるよ。
 それじゃ、今晩は警戒もあるだろうから
 此処で軽く解体できるものは解体を進めておくぜ。
 何かあったら呼んでくれ」

「判りました、ただ今日は色々あったのでゆっくり休んでくださいね」

「おう、ありがとな」

そういって、おっちゃんは討伐者達の所へ移動していきました。

「さて、私達は一度休める場所に移動しましょうか。
 色々あったので少し休んで次の行動を決めましょう」

「判りました。
 では、最初の集合場所だった宿の方へ移動しましょう」

とアレッサが先頭に立ち、宿の方へ進みます。
私はついて行きながら

「ここで野営するのだと思ってましたが、宿なのですね」

「はい、私もそのつもりでいたのですが、
 我々だけでスタンピードが収まったので、
 野営ではなく宿の方で休んで欲しいと言われまして」

「気にしなくていいんですけどね。
 まあ、皆も緊張しっぱなしでしたでしょうから、
 ありがたく使わせていただきましょう」

・・・

宿について、皆でお茶を飲みながら話をします。

「さて、この後どうしましょうか。
 待機と言っても特にすることは無いのですよね」

「そうですね。
 明日に備えてゆっくり休む・・・でしょうけど、まだ早い時間ですね。
 ただ、外に出て皆さんの邪魔をしてもいけませんから、
 大人しく宿に居るのが良いでしょう」

「アレッサの言う通り、外にはあまり出ない方がいいでしょうね。
 今回我々が活躍しすぎたというのもあって、
 気を使わせてしまうでしょう」

「あ~、確かにそうね。
 一番働いた人が動いてたら他の人休めなくなるね。
 退屈でも周りに迷惑かけないようにしないと」

「そうですね。
 確かに一杯働いた人が動き続けていると、休みづらいのは判ります」

「む~ん・・・そうは言ってもやることが無いと暇ですね~」

「あ、ではお勉強し」

「あ!お風呂行きましょうか!
 そうです、ちょっと早いですけどお風呂でしっかり疲れを取りましょう!」

クラリスの言葉をさえぎって私がお風呂へ行くことを提案します。
流石にこの疲れたりした状況でお勉強は止めてください。
確実に眠ってしまいます。

「そうですね!エル様!お風呂行きましょう!」

あれ?ソフィアの食いつきが異様な気が・・・
なんか身を乗り出して目が少し血走ってるような、鼻息が荒いような?
皆の目が点になってますね。
え~と・・・どゆこと?え?どゆこと!?
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