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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
評価はこれまでの行動が物を言います
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あの後結局お風呂に入って早いですが皆で寝ました。
え?お風呂?
皆で入って暫くしたらソフィアが鼻血を出してちょっと大変でした。
ゆっくりお風呂に浸かったりしてたので上せたのでしょうか
幸せそうな顔をしていたので大丈夫だとは思うのですが、無理させちゃいましたかね。
え?身の危険?お風呂で???
・・・
まだ日が昇り始めたばかりの時間に目が覚め・・・いえ、起こされたですね。
白ネズミさんが私達が休んでいる部屋に窓から飛び込んできたためです。
部屋の窓は何かあった時の為に、外の音が聞こえるよう開けていたのですが、
その窓から白ネズミさんが凄い勢いで入ってきたと思ったら、
壁に大の字で張り付いて(叩きつけられて)滑り落ちていきました。
白ネズミさんは大冒険をしてきたのか、
木の枝とか色々体にくっつけてボロボロになった状態です。
外から鳥の鳴き声がしたので、投げ込まれたのでしょうか。
白ネズミさんって他の式紙からの扱いがどんどん酷くなってきてますね。
何かやらかしたんでしょうか。
・・・
とりあえず用紙に周辺情報を書き込んでもらい、その内容を確認します。
この周辺でダンジョンらしき転移門が3か所存在するようです。
「こんなにダンジョンって密集しているものなのですか?」
「いえ、此処まで密集しているのは珍しいと思います。
クラリスは他でこのように密集している所を知っていますか?」
「いえ、私も初めて見ます。
ですが・・・これは今回のスタンピードだけでは済まないかもしれません。
この周辺に魔物が大量に居たのも、ダンジョンが密集しているからかもしれませんね」
「一気にスタンピード発生したりすると怖いわね」
「う、確かに・・・今回は小規模だったので運が良かったのでしょうけど、
一度に発生したら私達だけではどうにもならなかった可能性がありますね。
それこそ私が召喚したドラゴンに皆で乗って空から一度に殲滅とかでしょうか」
「今回の魔物のレベルならそれでも問題はないですが、
もっと高レベルのモンスターとなると、
ドラゴンのブレス等の攻撃はほとんど効果が無い可能性がありますね」
「うぐ・・・そ、そうなのですか・・・」
「はい、中級上位辺りの魔物となると恐らく倒しきれないと思います」
「・・・そんなのがスタンピードで大量に出てきたら怖すぎるでしょう。
過去にスタンピードで大量発生した魔物のレベルってどれ位なのです?」
「過去最悪となると、上位から最上位が発生して国が亡ぶレベルまでになったものもあります」
「国が亡ぶか・・・何というか・・・凄いところに来ちゃったなぁ」
クラリスの回答を聞いて、由香さんが伸びをしながら考えるようにつぶやきます。
確かにそうですよね・・・国が亡ぶようなスタンピードですか・・・。
「そういえば、アレッサ達って最上級とか相手にしたことあるのですか?」
「私はありませんが、過去に旦那様と奥様が討伐してきたことがありますね。
討伐して得られたものは素材だけではなく、奥様の剣もそこで得られたようですね」
「ああ、あの禍々しい・・・じゃない、
魔王の剣・・・じゃない、えとえと・・・
お母様に似合う素敵な剣ですね」
「・・・奥様にきちんとお伝えしておきますね」
「な、なんで!?素敵な剣って言ったじゃない!」
「その前の言葉が無ければ問題ありませんでしたが・・・
いい加減奥様を魔王扱いは止めた方が良いのではありませんか?」
「ぐ・・・つい口が動いてしまいました・・・」
「エルちゃんってあれよね」
「え?」
「目の前の地雷原を装備無しで全て踏み抜いていく感じよね。
もしくは口を開けてる肉食獣の口の中に頭を突っ込んでる感じ?」
「そ、そこまで酷くないですよ?
ね?そうですよね!?」
そう言って椅子から立ち上がって周りを見回すと、
アレッサとクラリスは露骨に目を逸らし、ソフィアは苦笑しています。
チビドラゴン達はうんうんと頷いていますし、
白ネズミさんが「まあ、そんなこともあるさ」みたいな感じで私の手をポンポンと叩いてきます。
「くっ、内部に味方はいませんか・・・
良いでしょう!他の人の意見を聞いて、評価を改めさせますよ!」
コンコン
「お嬢、ちょっといいか?」
「ふっ丁度いい所に来ましたね。
私の評価を聞いてみましょう。
アレッサ、おっちゃんを中に入れてあげてください」
「・・・判りました」
アレッサが一度此方を伺って、大丈夫かな?というような顔をして
扉に向かいます。
「おはようございます、ガルフ様。
どうぞ中にお入りください」
「あ、おはようございます。
いきなり訪ねて申し訳ないんだが・・・ん?なんだ?」
此方の視線が何か違う事を感じたのでしょうか、
これまでの経緯を話ます。
「あ~、なるほど。
お嬢の評価か・・・」
チラチラと此方を伺ってきますね。
「構いません、引導を渡してあげてください」
「アレッサ!?」
「判った」
「おっちゃん!?」
「お嬢を表現するとどうか、だな?
あ~・・・隠されていない落とし穴の目の前で
こんなの落ちる訳が無いと言いながら、何かあると落ちていく感じか」
・・・あれ?これまでで一番ひどい評価な気がするのは私だけかな?
え?お風呂?
皆で入って暫くしたらソフィアが鼻血を出してちょっと大変でした。
ゆっくりお風呂に浸かったりしてたので上せたのでしょうか
幸せそうな顔をしていたので大丈夫だとは思うのですが、無理させちゃいましたかね。
え?身の危険?お風呂で???
・・・
まだ日が昇り始めたばかりの時間に目が覚め・・・いえ、起こされたですね。
白ネズミさんが私達が休んでいる部屋に窓から飛び込んできたためです。
部屋の窓は何かあった時の為に、外の音が聞こえるよう開けていたのですが、
その窓から白ネズミさんが凄い勢いで入ってきたと思ったら、
壁に大の字で張り付いて(叩きつけられて)滑り落ちていきました。
白ネズミさんは大冒険をしてきたのか、
木の枝とか色々体にくっつけてボロボロになった状態です。
外から鳥の鳴き声がしたので、投げ込まれたのでしょうか。
白ネズミさんって他の式紙からの扱いがどんどん酷くなってきてますね。
何かやらかしたんでしょうか。
・・・
とりあえず用紙に周辺情報を書き込んでもらい、その内容を確認します。
この周辺でダンジョンらしき転移門が3か所存在するようです。
「こんなにダンジョンって密集しているものなのですか?」
「いえ、此処まで密集しているのは珍しいと思います。
クラリスは他でこのように密集している所を知っていますか?」
「いえ、私も初めて見ます。
ですが・・・これは今回のスタンピードだけでは済まないかもしれません。
この周辺に魔物が大量に居たのも、ダンジョンが密集しているからかもしれませんね」
「一気にスタンピード発生したりすると怖いわね」
「う、確かに・・・今回は小規模だったので運が良かったのでしょうけど、
一度に発生したら私達だけではどうにもならなかった可能性がありますね。
それこそ私が召喚したドラゴンに皆で乗って空から一度に殲滅とかでしょうか」
「今回の魔物のレベルならそれでも問題はないですが、
もっと高レベルのモンスターとなると、
ドラゴンのブレス等の攻撃はほとんど効果が無い可能性がありますね」
「うぐ・・・そ、そうなのですか・・・」
「はい、中級上位辺りの魔物となると恐らく倒しきれないと思います」
「・・・そんなのがスタンピードで大量に出てきたら怖すぎるでしょう。
過去にスタンピードで大量発生した魔物のレベルってどれ位なのです?」
「過去最悪となると、上位から最上位が発生して国が亡ぶレベルまでになったものもあります」
「国が亡ぶか・・・何というか・・・凄いところに来ちゃったなぁ」
クラリスの回答を聞いて、由香さんが伸びをしながら考えるようにつぶやきます。
確かにそうですよね・・・国が亡ぶようなスタンピードですか・・・。
「そういえば、アレッサ達って最上級とか相手にしたことあるのですか?」
「私はありませんが、過去に旦那様と奥様が討伐してきたことがありますね。
討伐して得られたものは素材だけではなく、奥様の剣もそこで得られたようですね」
「ああ、あの禍々しい・・・じゃない、
魔王の剣・・・じゃない、えとえと・・・
お母様に似合う素敵な剣ですね」
「・・・奥様にきちんとお伝えしておきますね」
「な、なんで!?素敵な剣って言ったじゃない!」
「その前の言葉が無ければ問題ありませんでしたが・・・
いい加減奥様を魔王扱いは止めた方が良いのではありませんか?」
「ぐ・・・つい口が動いてしまいました・・・」
「エルちゃんってあれよね」
「え?」
「目の前の地雷原を装備無しで全て踏み抜いていく感じよね。
もしくは口を開けてる肉食獣の口の中に頭を突っ込んでる感じ?」
「そ、そこまで酷くないですよ?
ね?そうですよね!?」
そう言って椅子から立ち上がって周りを見回すと、
アレッサとクラリスは露骨に目を逸らし、ソフィアは苦笑しています。
チビドラゴン達はうんうんと頷いていますし、
白ネズミさんが「まあ、そんなこともあるさ」みたいな感じで私の手をポンポンと叩いてきます。
「くっ、内部に味方はいませんか・・・
良いでしょう!他の人の意見を聞いて、評価を改めさせますよ!」
コンコン
「お嬢、ちょっといいか?」
「ふっ丁度いい所に来ましたね。
私の評価を聞いてみましょう。
アレッサ、おっちゃんを中に入れてあげてください」
「・・・判りました」
アレッサが一度此方を伺って、大丈夫かな?というような顔をして
扉に向かいます。
「おはようございます、ガルフ様。
どうぞ中にお入りください」
「あ、おはようございます。
いきなり訪ねて申し訳ないんだが・・・ん?なんだ?」
此方の視線が何か違う事を感じたのでしょうか、
これまでの経緯を話ます。
「あ~、なるほど。
お嬢の評価か・・・」
チラチラと此方を伺ってきますね。
「構いません、引導を渡してあげてください」
「アレッサ!?」
「判った」
「おっちゃん!?」
「お嬢を表現するとどうか、だな?
あ~・・・隠されていない落とし穴の目の前で
こんなの落ちる訳が無いと言いながら、何かあると落ちていく感じか」
・・・あれ?これまでで一番ひどい評価な気がするのは私だけかな?
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