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三章 8歳(未発見ダンジョン探索開始?)
信用はこれまでの行動で決まってきますよ
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結局・・・私抜きで報酬が決まりました。
ふん、お金の価値なんて知らなくてもいいもん。
倉庫に一杯お金になるものあるもん。
売ったら多分生活には困らないもん。
え?相場崩壊させる気か?
・・・ア、アレッサ達が居てくれると大丈夫だもん。
結婚したりして何時まで一緒に居られるか判らない?
・・・ちょ、ちょ~っとは勉強しておこうかしら。
「これでも貰い過ぎなんだがな・・・
俺らはまだいいが、新人には行き過ぎた報酬だからどうするか。
はぁ、報酬の使い道の指示とかしたくないんだが、
破産しないように今回のが異常だという事を伝えて、
貯金と装備整えるのにだけ使わせて、報酬とか口外しないようにしとくか」
「そうですね。
それが良いかと思います。
まあ、私達との付き合いが増えた場合、こういった場面が多いでしょうから・・・
そうですね、いっそ私達専属というのもありかもしれません」
「ん?アレッサ、専属ってなると皆お金に困るんじゃないですか?
私達ってそんなに討伐していないですよ?
まあ、ダンジョン見つけたら攻略に乗り出すかもしれませんが」
「そうでしょうか?
今回のような討伐で得た金額ですと、
一般家庭なら5年は普通に暮らせると思いますが」
「え゛・・・そ、そうなのですか?」
おっちゃんを見ながら確認します。
「ん?そうだな。
節約したら7年は余裕だと思うぞ?
俺ら討伐者だと装備品の整備とか交換でかなり使うから、
2、3年が良いところではあるが」
う~ん・・・5~7年とすると・・・2000万ぐらい?
さっぱりわからない。
アレッサとおっちゃんの交渉では呪文が飛び交ってましたし。
ん~
「結婚資金ってどれ位必要なのです?」
「お?そ、そうだな。
結婚式自体にはそんなに必要ないんだが、
結婚したらやっぱりその後の生活もあるからな~。
流石に討伐者が何時までも続けられるわけじゃない。
子供が出来たりするとさらにだな。
だから家を買って生活を安定できるまでの資金を貯める必要がある。
討伐者だからギルドでの指南役とかが有力な就職先ではあるんだが・・・」
「なるほど・・・結婚後に安定した職に就くまでの資金も・・・ですか。
家と子供の育児とか色々考えるとそれなりに必要そうですね。
ん~・・・家か~」
「なんか変な事考えてねぇか?」
「あ、いえ。
ちなみにおっちゃん達は討伐者やめた後って何しようとか考えてるのですか?」
「ん~・・・まあ、俺らみたいな討伐者になるしか
道が無いような奴らを導いたり出来ればな~ぐらいでしか考えてねぇな」
「なるほどなるほど。
育成となるとやっぱり実地で出来た方が良いのですよね?」
「あぁ?まぁ・・・そうなるな」
「ふむふむ、そうですかそうですか。
実地はやはり安全な場所が良いですよね?
まあ、危険なことも教えないといけないでしょうから、
初心者には危険だけど安全に実習が出来る場所とか」
「えぇ?まあ、そんな場所があるなら確かにそうだが・・・
お嬢、さっきから何か怪しい商売人のような話し方になってるぞ?」
「な!?失敬な、怪しいなんて酷いですね。
まあいいです、ちょっとだけ時間ください」
「ん?まあいいが」
とりあえず、少し離れて皆とパーティー会話で話をします。
・・・
【ねぇ、皆。
私達のダンジョンで草原側で見つかった転移門の奥なのですけど、
初級者にぴったりな感じのフロアじゃなかったですか?】
【はぁ・・・エル様、ガルフ様達にそのフロアの管理を任せる気ですね】
【そう、アレッサの言う通り。
私達が使うにはちょっと微妙じゃない?
でも、討伐者の新人だったら良さそうな場所だと思ったのですよ。
かなりポイント使いますけど、
最近外部にダンジョンへの転移門も作れるようになりましたし、
攻略済みダンジョンで伝えれば良いと思うのですよね。
何ならそこに家を建てて貰っても良いですし、私が建ててもいいですよ】
【また奥様に何か言われそうですが・・・
ただ考えは悪くないと思います。
一度持ち帰って話し合う方が良いでしょう】
【も、もちろんよ、アレッサ脅さないでください。
流石に許可を得ずには出来ないです。
明日にでもお父様とお母様に話をして進められるなら進めたいと考えています】
【私はガルフ様方でしたら問題無いかと思います】
【わ、私も問題はありません。
凄く新人さん達のこと大切にされているようでしたし】
【私も彼らなら問題ないと思うわ】
【クラリス、ソフィア、由香さんありがとうございます。
アレッサはどうですか?】
【ふぅ・・・此処で反対したら私が悪者になりそうな感じです。
まあ、彼らなら問題はないでしょう】
【では、明日お父様とお母様が来たときに相談してみます。
とりあえず、おっちゃんに少しだけ話をしましょうか】
・・・
「すみません、もし新人育成に適した場所が提供できるとしたら、
そこで育成を行っていただくことは可能ですか?」
「あぁ?ま、まあ、それは良いが・・・
まだまだ金稼がないといけないから、暫く先になるぞ?」
「ああ、それは構いません。
此方もその場所を利用してもよいか、
お父様、お母様と相談しないといけませんので」
「ああ、辺境伯家案件ということか。
それなら安心だな。
・・・あ、いやお嬢に信用がないとかそういったことじゃなくてだな?」
・・・私が何かしましたか?自分の行動を振り返ってみろ?
・・・泣いちゃいますよ?
いいんですか?
泣いちゃいますよ?
ふん、お金の価値なんて知らなくてもいいもん。
倉庫に一杯お金になるものあるもん。
売ったら多分生活には困らないもん。
え?相場崩壊させる気か?
・・・ア、アレッサ達が居てくれると大丈夫だもん。
結婚したりして何時まで一緒に居られるか判らない?
・・・ちょ、ちょ~っとは勉強しておこうかしら。
「これでも貰い過ぎなんだがな・・・
俺らはまだいいが、新人には行き過ぎた報酬だからどうするか。
はぁ、報酬の使い道の指示とかしたくないんだが、
破産しないように今回のが異常だという事を伝えて、
貯金と装備整えるのにだけ使わせて、報酬とか口外しないようにしとくか」
「そうですね。
それが良いかと思います。
まあ、私達との付き合いが増えた場合、こういった場面が多いでしょうから・・・
そうですね、いっそ私達専属というのもありかもしれません」
「ん?アレッサ、専属ってなると皆お金に困るんじゃないですか?
私達ってそんなに討伐していないですよ?
まあ、ダンジョン見つけたら攻略に乗り出すかもしれませんが」
「そうでしょうか?
今回のような討伐で得た金額ですと、
一般家庭なら5年は普通に暮らせると思いますが」
「え゛・・・そ、そうなのですか?」
おっちゃんを見ながら確認します。
「ん?そうだな。
節約したら7年は余裕だと思うぞ?
俺ら討伐者だと装備品の整備とか交換でかなり使うから、
2、3年が良いところではあるが」
う~ん・・・5~7年とすると・・・2000万ぐらい?
さっぱりわからない。
アレッサとおっちゃんの交渉では呪文が飛び交ってましたし。
ん~
「結婚資金ってどれ位必要なのです?」
「お?そ、そうだな。
結婚式自体にはそんなに必要ないんだが、
結婚したらやっぱりその後の生活もあるからな~。
流石に討伐者が何時までも続けられるわけじゃない。
子供が出来たりするとさらにだな。
だから家を買って生活を安定できるまでの資金を貯める必要がある。
討伐者だからギルドでの指南役とかが有力な就職先ではあるんだが・・・」
「なるほど・・・結婚後に安定した職に就くまでの資金も・・・ですか。
家と子供の育児とか色々考えるとそれなりに必要そうですね。
ん~・・・家か~」
「なんか変な事考えてねぇか?」
「あ、いえ。
ちなみにおっちゃん達は討伐者やめた後って何しようとか考えてるのですか?」
「ん~・・・まあ、俺らみたいな討伐者になるしか
道が無いような奴らを導いたり出来ればな~ぐらいでしか考えてねぇな」
「なるほどなるほど。
育成となるとやっぱり実地で出来た方が良いのですよね?」
「あぁ?まぁ・・・そうなるな」
「ふむふむ、そうですかそうですか。
実地はやはり安全な場所が良いですよね?
まあ、危険なことも教えないといけないでしょうから、
初心者には危険だけど安全に実習が出来る場所とか」
「えぇ?まあ、そんな場所があるなら確かにそうだが・・・
お嬢、さっきから何か怪しい商売人のような話し方になってるぞ?」
「な!?失敬な、怪しいなんて酷いですね。
まあいいです、ちょっとだけ時間ください」
「ん?まあいいが」
とりあえず、少し離れて皆とパーティー会話で話をします。
・・・
【ねぇ、皆。
私達のダンジョンで草原側で見つかった転移門の奥なのですけど、
初級者にぴったりな感じのフロアじゃなかったですか?】
【はぁ・・・エル様、ガルフ様達にそのフロアの管理を任せる気ですね】
【そう、アレッサの言う通り。
私達が使うにはちょっと微妙じゃない?
でも、討伐者の新人だったら良さそうな場所だと思ったのですよ。
かなりポイント使いますけど、
最近外部にダンジョンへの転移門も作れるようになりましたし、
攻略済みダンジョンで伝えれば良いと思うのですよね。
何ならそこに家を建てて貰っても良いですし、私が建ててもいいですよ】
【また奥様に何か言われそうですが・・・
ただ考えは悪くないと思います。
一度持ち帰って話し合う方が良いでしょう】
【も、もちろんよ、アレッサ脅さないでください。
流石に許可を得ずには出来ないです。
明日にでもお父様とお母様に話をして進められるなら進めたいと考えています】
【私はガルフ様方でしたら問題無いかと思います】
【わ、私も問題はありません。
凄く新人さん達のこと大切にされているようでしたし】
【私も彼らなら問題ないと思うわ】
【クラリス、ソフィア、由香さんありがとうございます。
アレッサはどうですか?】
【ふぅ・・・此処で反対したら私が悪者になりそうな感じです。
まあ、彼らなら問題はないでしょう】
【では、明日お父様とお母様が来たときに相談してみます。
とりあえず、おっちゃんに少しだけ話をしましょうか】
・・・
「すみません、もし新人育成に適した場所が提供できるとしたら、
そこで育成を行っていただくことは可能ですか?」
「あぁ?ま、まあ、それは良いが・・・
まだまだ金稼がないといけないから、暫く先になるぞ?」
「ああ、それは構いません。
此方もその場所を利用してもよいか、
お父様、お母様と相談しないといけませんので」
「ああ、辺境伯家案件ということか。
それなら安心だな。
・・・あ、いやお嬢に信用がないとかそういったことじゃなくてだな?」
・・・私が何かしましたか?自分の行動を振り返ってみろ?
・・・泣いちゃいますよ?
いいんですか?
泣いちゃいますよ?
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