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愛するジェレミーへ
しおりを挟む愛するジェレミーへ
夢を見ました、貴方がそっと私の頬に手を添えて「ごめん」と謝ったのを。
夢の中のジェレミーは今の貴方とは違って、私もまた繋がれたまま冷たい地下に居たわ。
その中で貴方は私に愛していると何度も言いながら、身も心も全て奪ってしまったの。
あのね、ジェレミー。だから少し前から気付いてたの。
姉と弟ではできない事が多いのよ、私たちは近すぎると。
そして皇宮は元々貴方以外の家族なんて居ない場所、もっと広い世界に出て沢山のことをしてみたいの。
そしたらいつかジェレミーにもまた会いに行くわ。
私たちは同じ痛みを同じだけの時間分かち合ったわよね、
血の繋がりはなくとも、私はジェレミーを弟として愛してるわ。
だから、こうして勝手に出て行く姉様を許して欲しいの。
カシージャス王はとてもいい人よ、気の許せる友人でもあるの。
だから、心配しないで。
国を頼んだわよ。
父とは違って、貴方はきっと素晴らしい皇宮となるわ。
国を想うならばカシージャスに嫁ぐ私を追わないで。
父の私財を受け取った時点でもう貴方はもうカシージャスの慈悲を受け取っているのよ。
また、会いましょう。
貴方の姉様より
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