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千景の知らない空白の時間 ① 〜苳也Side〜
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『23日は直史先輩の家でフライングクリスマス会を行います。俺と苳也先輩は買い出し担当です! お手伝いお願いします!』
千景からきたメッセージを見て『了解~』と返事を返す。今年もそんな時期になったのか……と、大きなため息を吐く。
『一緒にクリスマス過ごさないか』
その言葉が言えずに早四年……。
自分の勇気のなさにほとほと嫌気がさす。
だが、勇気を出したところで答えは分かりきってはいる。
千景が好きなのは直史なのだから……。
千景の事を意識するようになってから、すぐに千景が直史に抱く気持ちが俺と同じなんだと気付いた。
直史に向ける視線や言葉はいつも好意に溢れていた。
それが気に食わなくて千景に意地悪な態度や言葉をぶつけてしまい、俺は千景に邪魔者扱いされ嫌われている。
何度も何度も千景のことは諦めようとしたが……ダメだった。
千景の笑顔を見るたびに惹かれ諦めようと距離を置いてみても、頭の中に浮かんでくるのは千景のことばかり。
叶う事のない恋なんだから、どうせなら千景に恋人ができるまで傍にいたいと思うようになってからは少し気持ちが楽になった。
今のところ千景はまだ直史に絶賛片思い中。
そして、千景の愛を独占している男は千景の事を可愛い後輩くらいにしか思っていない。
千景が直史の事を想い続けている限り、千景が誰かに取られることはないと思ってしまう俺は卑怯なのかもしれない……。
まぁ、そんなこんなで今年も千景と直史の三人で過ごす楽しい楽しいクリスマスの予定だったのだが……直史の爆弾発言により楽しいクリスマスは崩壊してしまう。
「あのさ~実は俺、恋人ができたんだ~」
その言葉に千景とハモるように声を上げてしまう。
直史は「報告するのが遅くなってごめん」なんて呑気な事をいっているが……。
千景の方へと視線を向ければ目を見開いたまま直史の方見つめ、下唇を噛みなんだか泣きそうな表情へと変わる。
「千景……」と、声をかけようとした時、千景は酒の入ったビニール袋を漁り500mlの缶チューハイを手にするとバッと立ち上がる。
「おめでたいので、千景、一気飲みします!!」
千景の持っていた缶チューハイはよりにもよってアルコール度数の高いやつで、あんなの酒が初めての千景が飲んだら大変なことになるのは目に見えている。
「あ、バカ! やめとけ! それアルコール度数の高いやつだぞ!」
俺の制止も虚しく、千景は腰に手をあて牛乳を一気飲みするかのように酎ハイを飲み干す。
案の定、飲み終わった後の千景はヘロヘロと床に座り込みコテンと寝転がる。
「お、おい! 千景! 大丈夫か!?」
「だいじょーぶれ~す」
エヘヘ~と、頬を赤らめアホみたいな笑顔を向けてくる千景。
あまり大丈夫そうには見えないが、千景は寝転んだままゴロゴロしたり体を丸めてみたりと猫のような仕草をとる。
そして、何を思ったか胡座をかいた俺の太ももに頭を乗せてくる……。
「お、おい! 千景、俺の太ももを枕代わりにするな!」
「ん~だって床かたい~」
「枕やるからそっちにしろ」
「いや~。これがいい~!」
「バカッ! 抱きついてくんな!」
俺の腹の方へと顔を近づけ抱きついてくる千景……。
千景の顔が俺の股間近くにある絵面だけでもヤバいのに、いやいやと顔を擦り付けてきて……
色んな意味で本当にヤバいからやめてくれっ!!泣
俺が抵抗すればするほどに千景は顔を押し付けてきて……諦めて抵抗するのをやめればご機嫌な顔して寝転んでいた。
千景が落ち着いたところで、千景が荒れる原因を作った直史をギロリと睨みつけると申し訳なさそうに苦笑いを浮かべる。
「おい……直史。なんでこのタイミングで恋人ができたなんて言ったんだよ」
「ごめん……。お酒でも飲まなきゃ言えなくて……」
「お前……千景の気持ち気付いてただろ……」
「…………うん。でも……チカは俺のことを本気で好きじゃないと思うんだ……」
「んなわけねーだろ! あんなにお前のことばっか見てる奴他にいねーよ」
「そうだよね……。俺もチカが大切だよ。でも……俺とチカは互いに嫌われないように一線を置いてるんだ……。嫌われないように……自分達の醜い部分を曝け出さないように……。本当の俺は寂しがり屋で我儘で、チカにとっての憧れの先輩像とはかけ離れてるんだよ」
直史はウトウトと眠そうなチカを愛おしそうに見つめる。
そんな事を言うならそんな目で見るなよ……。
「恋人ができたってのは本当なのか? チカと距離を置くためにとかじゃないのか?」
「うん。恋人ができたのは本当だよ。大学の図書館で出会った子なんだ……」
「そうか……。そいつの事は本気なんだよな?」
「うん」
「じゃあ…………俺が千景を掻っ攫ってもいいんだな」
俺の言葉に直史はタレた目を丸くして驚いた表情を浮かべる。
「もしかしてとは思ってたけど……苳也はチカのこと好きなの?」
「なんだよ……悪いかよ」
「ううん。優しい苳也ならチカを大事にしてくれるから安心だよ」
「お前何見てそんな事言ってんだよ……。今まで俺が千景に優しくしたことなんて数えるほどもないぞ」
「えぇっ!? チカが行きたいって行ってたお店はリサーチして方向音痴なチカを誘導してあげたり、バイトの時もクレーム客はほとんど自分が担当してチカの負担減らしてあげたり、買い出しの荷物なんて重たい物はいつも苳也が持ってたじゃん。あれ無意識でやってたの?」
今までの自分の行動を直史から指摘されると、なんだが恥ずかしくなる。そして、話題となっている本人は呑気に寝ている……。
「別に……そんなの大した事じゃねーだろ……」
「好きじゃなきゃそんな事、何年もできないよ」
「何言ってんだよ……」
嬉しそうに笑みを浮かべる直史に言い返す言葉が見つからずに不貞腐れていると、ピコンッと直史のスマホが鳴る。
「あ、ごめん。奏からメールだ……」
「奏って……例の恋人か?」
「うん。…………奏、熱が出て明日の予定はキャンセルしたいって……」
メールの内容を見て直史はソワソワと落ち着きを無くす。
まぁ、恋人が体調悪いと知ったらそうなるわな……
「熱出てんなら看病に行ってやれよ」
「え……。でも……チカが……」
「コイツはもう潰れてるから起きないって。今日、お前の部屋に泊まっていいよな? シャワーも服も勝手に使わせてもらうぞ」
「うん……ごめんね、苳也。俺、行ってくる」
「あぁ、後は任せとけ」
直史は簡単に着替えを済ませるとコートを羽織り寝転がるチカに声をかける。
「チカ……。今日はごめんな……。ちょっと出てくるから」
直史が千景の頭を撫でると「しぇんぱい……気をつけてぇ……」と、小さく手を振る千景。
直史はバタバタと用意をすると部屋を出て行った。
千景と二人きりなった俺はどうしたものかと大きくため息を吐く……。
俺の膝の上で小さく丸まりゴロゴロしている千景は……はっきり言って無茶苦茶可愛い!
こんな可愛い物を目の前にして手を出せないなんて……。
ハァ……。さっさとベッドに寝かせて俺はソファーで寝るか……と思っていると千景はむくりと体を起こした。
千景からきたメッセージを見て『了解~』と返事を返す。今年もそんな時期になったのか……と、大きなため息を吐く。
『一緒にクリスマス過ごさないか』
その言葉が言えずに早四年……。
自分の勇気のなさにほとほと嫌気がさす。
だが、勇気を出したところで答えは分かりきってはいる。
千景が好きなのは直史なのだから……。
千景の事を意識するようになってから、すぐに千景が直史に抱く気持ちが俺と同じなんだと気付いた。
直史に向ける視線や言葉はいつも好意に溢れていた。
それが気に食わなくて千景に意地悪な態度や言葉をぶつけてしまい、俺は千景に邪魔者扱いされ嫌われている。
何度も何度も千景のことは諦めようとしたが……ダメだった。
千景の笑顔を見るたびに惹かれ諦めようと距離を置いてみても、頭の中に浮かんでくるのは千景のことばかり。
叶う事のない恋なんだから、どうせなら千景に恋人ができるまで傍にいたいと思うようになってからは少し気持ちが楽になった。
今のところ千景はまだ直史に絶賛片思い中。
そして、千景の愛を独占している男は千景の事を可愛い後輩くらいにしか思っていない。
千景が直史の事を想い続けている限り、千景が誰かに取られることはないと思ってしまう俺は卑怯なのかもしれない……。
まぁ、そんなこんなで今年も千景と直史の三人で過ごす楽しい楽しいクリスマスの予定だったのだが……直史の爆弾発言により楽しいクリスマスは崩壊してしまう。
「あのさ~実は俺、恋人ができたんだ~」
その言葉に千景とハモるように声を上げてしまう。
直史は「報告するのが遅くなってごめん」なんて呑気な事をいっているが……。
千景の方へと視線を向ければ目を見開いたまま直史の方見つめ、下唇を噛みなんだか泣きそうな表情へと変わる。
「千景……」と、声をかけようとした時、千景は酒の入ったビニール袋を漁り500mlの缶チューハイを手にするとバッと立ち上がる。
「おめでたいので、千景、一気飲みします!!」
千景の持っていた缶チューハイはよりにもよってアルコール度数の高いやつで、あんなの酒が初めての千景が飲んだら大変なことになるのは目に見えている。
「あ、バカ! やめとけ! それアルコール度数の高いやつだぞ!」
俺の制止も虚しく、千景は腰に手をあて牛乳を一気飲みするかのように酎ハイを飲み干す。
案の定、飲み終わった後の千景はヘロヘロと床に座り込みコテンと寝転がる。
「お、おい! 千景! 大丈夫か!?」
「だいじょーぶれ~す」
エヘヘ~と、頬を赤らめアホみたいな笑顔を向けてくる千景。
あまり大丈夫そうには見えないが、千景は寝転んだままゴロゴロしたり体を丸めてみたりと猫のような仕草をとる。
そして、何を思ったか胡座をかいた俺の太ももに頭を乗せてくる……。
「お、おい! 千景、俺の太ももを枕代わりにするな!」
「ん~だって床かたい~」
「枕やるからそっちにしろ」
「いや~。これがいい~!」
「バカッ! 抱きついてくんな!」
俺の腹の方へと顔を近づけ抱きついてくる千景……。
千景の顔が俺の股間近くにある絵面だけでもヤバいのに、いやいやと顔を擦り付けてきて……
色んな意味で本当にヤバいからやめてくれっ!!泣
俺が抵抗すればするほどに千景は顔を押し付けてきて……諦めて抵抗するのをやめればご機嫌な顔して寝転んでいた。
千景が落ち着いたところで、千景が荒れる原因を作った直史をギロリと睨みつけると申し訳なさそうに苦笑いを浮かべる。
「おい……直史。なんでこのタイミングで恋人ができたなんて言ったんだよ」
「ごめん……。お酒でも飲まなきゃ言えなくて……」
「お前……千景の気持ち気付いてただろ……」
「…………うん。でも……チカは俺のことを本気で好きじゃないと思うんだ……」
「んなわけねーだろ! あんなにお前のことばっか見てる奴他にいねーよ」
「そうだよね……。俺もチカが大切だよ。でも……俺とチカは互いに嫌われないように一線を置いてるんだ……。嫌われないように……自分達の醜い部分を曝け出さないように……。本当の俺は寂しがり屋で我儘で、チカにとっての憧れの先輩像とはかけ離れてるんだよ」
直史はウトウトと眠そうなチカを愛おしそうに見つめる。
そんな事を言うならそんな目で見るなよ……。
「恋人ができたってのは本当なのか? チカと距離を置くためにとかじゃないのか?」
「うん。恋人ができたのは本当だよ。大学の図書館で出会った子なんだ……」
「そうか……。そいつの事は本気なんだよな?」
「うん」
「じゃあ…………俺が千景を掻っ攫ってもいいんだな」
俺の言葉に直史はタレた目を丸くして驚いた表情を浮かべる。
「もしかしてとは思ってたけど……苳也はチカのこと好きなの?」
「なんだよ……悪いかよ」
「ううん。優しい苳也ならチカを大事にしてくれるから安心だよ」
「お前何見てそんな事言ってんだよ……。今まで俺が千景に優しくしたことなんて数えるほどもないぞ」
「えぇっ!? チカが行きたいって行ってたお店はリサーチして方向音痴なチカを誘導してあげたり、バイトの時もクレーム客はほとんど自分が担当してチカの負担減らしてあげたり、買い出しの荷物なんて重たい物はいつも苳也が持ってたじゃん。あれ無意識でやってたの?」
今までの自分の行動を直史から指摘されると、なんだが恥ずかしくなる。そして、話題となっている本人は呑気に寝ている……。
「別に……そんなの大した事じゃねーだろ……」
「好きじゃなきゃそんな事、何年もできないよ」
「何言ってんだよ……」
嬉しそうに笑みを浮かべる直史に言い返す言葉が見つからずに不貞腐れていると、ピコンッと直史のスマホが鳴る。
「あ、ごめん。奏からメールだ……」
「奏って……例の恋人か?」
「うん。…………奏、熱が出て明日の予定はキャンセルしたいって……」
メールの内容を見て直史はソワソワと落ち着きを無くす。
まぁ、恋人が体調悪いと知ったらそうなるわな……
「熱出てんなら看病に行ってやれよ」
「え……。でも……チカが……」
「コイツはもう潰れてるから起きないって。今日、お前の部屋に泊まっていいよな? シャワーも服も勝手に使わせてもらうぞ」
「うん……ごめんね、苳也。俺、行ってくる」
「あぁ、後は任せとけ」
直史は簡単に着替えを済ませるとコートを羽織り寝転がるチカに声をかける。
「チカ……。今日はごめんな……。ちょっと出てくるから」
直史が千景の頭を撫でると「しぇんぱい……気をつけてぇ……」と、小さく手を振る千景。
直史はバタバタと用意をすると部屋を出て行った。
千景と二人きりなった俺はどうしたものかと大きくため息を吐く……。
俺の膝の上で小さく丸まりゴロゴロしている千景は……はっきり言って無茶苦茶可愛い!
こんな可愛い物を目の前にして手を出せないなんて……。
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