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エンタメ充実編
事の顛末
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目が覚めたら邸のいつものベッドにいたよ。
お母様がずっと付いていてくれたみたい。
「アデル、気分はどうですか?本当に無茶をして…皆、どれほど心配したと思っているのですか。母は怒っているのですよ」
「ご、ごめんなさい…あの、ジョッシュさんと…子供たちは?マカフィーさん!マカフィーさんは無事に戻って…」
「無事ですよ。それに皆には私が回復をかけておきましたから。マカフィーは傷だらけでしたが大きな欠損などもなく無事に帰ってこられました。ふふ、貴方にも母が回復をかけたのですよ。わかりますか?」
「僕にも?僕は怪我なんて」
「首に火傷が。辺境伯様も焦っていらしたのでしょう。それに、随分疲労がたまっていました。自分でわかっていましたか?」
まあ、そうだよね。怒涛の3日?4日間だった…パーバートはどうなった?
「アデル‼気がついたか!」「グラナダ様っ!ぐえっ」
抱きしめる力の強さがグラナダ様の心配を伝えてくるようだ。
「辺境伯様。力をお緩めくださいませ。お腹に障ります」
「う、うむすまぬ。どうだアデル辛いところはないか?」
「大丈夫。僕はもともと全身筋肉痛以外特に…それよりも、ごめんんさい…僕皆にいっぱい心配かけて…」
「そうだな…元気になったら皆に詫びねば。だが今は…」
グラナダ様の甘くて優しいキスが降りてきた…
パーバートは王都の第一収監所でその身柄を厳重に拘束されている。これから司法の場で過去の余罪を含め明らかにしてから処罰が決まると言う事だけど恐らく極刑は免れないらしい。巻き込まれた貴族子息がいるせいもあるけど、未来を背負う子供への罪はとりわけ厳しいのだ。
そしてソイルド商会は今回の件以外にも国の機密をマイストリー側に流出させたり、他にも収賄の余罪がボコボコ出てきてお取りつぶしが決まったよ。けど、使える販路はバーガンディで有効利用するらしい。悪食の狸親父は誘拐には関わっておらず、鉱山での強制労働が決定し…よかったね。これで健康体になれるかな?
そしてグラナダ様は…
僕を攫ったパーバートが怒りの辺境伯によって息をするだけの消し炭になったことで…辺境伯の愛妻に手を出した者は蘇生させられながら何度でも生きたまま焼かれ、最後には辺境伯の飼いならす魔獣の餌にされる、とまことしやかに噂され…あながち嘘でもないのか…?とにかく時勢を知らずに僕に余計なちょっかいをかけようとしていた貴族たちは一斉にバーガンディから逃げ帰った。
ある意味、僕の望んだ結果になったね。まぁ意図せずして囮になっちゃった感じ。結果オーライだね。
「グラナダ様、お母様と息ぴったりでしたよ。僕入る余地全然なかった…」
「義母上はまことに見どころがある。この方がいらしたからカマーフィールドは没落を免れておったのだな。卿はつくづく果報者だ」
「おほほ、辺境伯様とどちらがより果報者であられますか?」
「これはこれは、ははは、だがアデルが義母上似であることは今回よくわかった。このバーガンディもアデルによって永劫支えられていくだろう」
「僕がお支えするのはグラナダ様だけですよ。グラナダ様が居るバーガンディならちゃんと守ります」
推しあっての箱推しだからね。推しが在籍していなくては意味がないのだ。
推しが居なければ…いやきっと、可愛さ余って…いやいや…ぶるぶる…
お母様がずっと付いていてくれたみたい。
「アデル、気分はどうですか?本当に無茶をして…皆、どれほど心配したと思っているのですか。母は怒っているのですよ」
「ご、ごめんなさい…あの、ジョッシュさんと…子供たちは?マカフィーさん!マカフィーさんは無事に戻って…」
「無事ですよ。それに皆には私が回復をかけておきましたから。マカフィーは傷だらけでしたが大きな欠損などもなく無事に帰ってこられました。ふふ、貴方にも母が回復をかけたのですよ。わかりますか?」
「僕にも?僕は怪我なんて」
「首に火傷が。辺境伯様も焦っていらしたのでしょう。それに、随分疲労がたまっていました。自分でわかっていましたか?」
まあ、そうだよね。怒涛の3日?4日間だった…パーバートはどうなった?
「アデル‼気がついたか!」「グラナダ様っ!ぐえっ」
抱きしめる力の強さがグラナダ様の心配を伝えてくるようだ。
「辺境伯様。力をお緩めくださいませ。お腹に障ります」
「う、うむすまぬ。どうだアデル辛いところはないか?」
「大丈夫。僕はもともと全身筋肉痛以外特に…それよりも、ごめんんさい…僕皆にいっぱい心配かけて…」
「そうだな…元気になったら皆に詫びねば。だが今は…」
グラナダ様の甘くて優しいキスが降りてきた…
パーバートは王都の第一収監所でその身柄を厳重に拘束されている。これから司法の場で過去の余罪を含め明らかにしてから処罰が決まると言う事だけど恐らく極刑は免れないらしい。巻き込まれた貴族子息がいるせいもあるけど、未来を背負う子供への罪はとりわけ厳しいのだ。
そしてソイルド商会は今回の件以外にも国の機密をマイストリー側に流出させたり、他にも収賄の余罪がボコボコ出てきてお取りつぶしが決まったよ。けど、使える販路はバーガンディで有効利用するらしい。悪食の狸親父は誘拐には関わっておらず、鉱山での強制労働が決定し…よかったね。これで健康体になれるかな?
そしてグラナダ様は…
僕を攫ったパーバートが怒りの辺境伯によって息をするだけの消し炭になったことで…辺境伯の愛妻に手を出した者は蘇生させられながら何度でも生きたまま焼かれ、最後には辺境伯の飼いならす魔獣の餌にされる、とまことしやかに噂され…あながち嘘でもないのか…?とにかく時勢を知らずに僕に余計なちょっかいをかけようとしていた貴族たちは一斉にバーガンディから逃げ帰った。
ある意味、僕の望んだ結果になったね。まぁ意図せずして囮になっちゃった感じ。結果オーライだね。
「グラナダ様、お母様と息ぴったりでしたよ。僕入る余地全然なかった…」
「義母上はまことに見どころがある。この方がいらしたからカマーフィールドは没落を免れておったのだな。卿はつくづく果報者だ」
「おほほ、辺境伯様とどちらがより果報者であられますか?」
「これはこれは、ははは、だがアデルが義母上似であることは今回よくわかった。このバーガンディもアデルによって永劫支えられていくだろう」
「僕がお支えするのはグラナダ様だけですよ。グラナダ様が居るバーガンディならちゃんと守ります」
推しあっての箱推しだからね。推しが在籍していなくては意味がないのだ。
推しが居なければ…いやきっと、可愛さ余って…いやいや…ぶるぶる…
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