377 / 497
5章 お爺ちゃんと聖魔大戦
333.お爺ちゃんと古代獣慣らし①
しおりを挟む
「こんにちは、お久しぶりの方はお久しぶり。初めましての方ははじめまして。アキカゼ・ハヤテです」
「ギョギョギョ! 助手のスズキだよ」
【おっ】
【お久しぶりー】
【おひさー】
【ギョギョギョ!】
【ギョッギョー】
【引退したかと思いました】
【おかえりなさーい】
【いよ、待ってました】
挨拶も相変わらず賑やかだ。
視聴者さんの中に何人か魚人に鞍替えした人も居るのかな?
スズキさんの挨拶に返事をする方も見受けられた。
「私がAWOを少し離れてる間に色々葛藤があったと思いますが、今回の配信はそこら辺を考慮して色々と見て回っていこうと思います」
「ドンドンぱふぱふー」
スズキさんが大道芸よろしくラッパや太鼓を叩いている。
どこから持ってきたのそれ?
そしてそれをエラの中にしまってる姿を目撃する。
そこ、物入るんだ……
いや、自分も胸ポケットからアイテム取り出すから分からなくもないんだけど彼女はNPCだからね。ついついプレイヤーと同じ感覚で見てしまいそうになる。
「さて、世界に海の気配が漂ってだいぶ経ちますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私は久しぶりすぎて色々忘れてますが、配信を通して色々勉強しなおさせていただこうと思ってます」
【草】
【リアルで一週間だと数ヶ月規模で乗り遅れるもんな】
【しゃーない】
【アキカゼさんはシェリルさんの動向は把握してますか?】
「うん? うちの娘がどうかしたの?」
【過去改竄しに行ってるって話だね】
「ああ、好きにさせておけば良いんじゃないかな? そもそも人のプレイスタイルにあれこれ文句を言うのも違うしね。私は私がやりたい様にするし、あの子はあの子で考えて動いてるんでしょ? 親子だからってそこをどうこうは言わないよ」
【興味すら持たれてない?】
【過去改竄RTAをトップでクリアした人は言うことが違うな】
【情報まで出してくれたし】
【お陰でベルト持ちの意識がそっち向かったもんな】
【精巧超人帰ってきてー】
【シェリルが居ないだけで精巧超人は居るやろ】
【まぁトップ居ないと士気上がらんもわかるが】
「なんだい情けないね。攻略組が成果を出さないと君たちは攻略もできないのかい? 私だったら何回死んでもクリアするまで諦めないよ?」
【それは効率が悪すぎる……ってアキカゼさんに言うのも違うか】
「いや、君たちにも事情があるのだろう? 少し言い過ぎたよ。では言い過ぎたお詫びに一つ、私がお手本を見せようと思う」
【お手本?】
【またソロクリアRTAですか?】
【何を相手にするのか気になりますねぇ】
話題を投げかけるとすごい勢いで食いついてくる。
プレイヤーはこんなにも多いと言うのに、私の様に情報を与えてくれるプレイヤーはあまり居ないのか、食いつきがすごい。
「取り敢えず九尾君との絆を確認しに手合わせしに行くよ。他の子達は、そうだね。時間があれば様子を見に行こうか」
【初手九尾は草】
【勝負勘を取り戻す相手が極悪なんですがそれは……】
【レイドで挑んでも返り討ちにあう相手にソロかぁ】
【ブランクってなんだっけ?】
【多分俺たちの知ってるブランクと違う奴だよ】
【わかる】
わからないでくださいよ。
後スズキさんも同意しないでください。
私は手探りのつもりなんですから。
◇
そんな風に思っていた時期もありました。
結果だけ見れば圧勝で、物の数分で九尾君を倒してしまって私の方がポカンとしている。
[これを機に手加減を覚えたらどうだ? 昔と違い、余の影響力は世界に広まりつつある。つまりあのときの限定的な能力ではなく、今や世界の全てが余の掌の上よ]
心の中でクトゥルフさんの声が響く。
分かってはいた。
クトゥルフさんが支配した事でその能力が大きく向上したことは。
ただ理解が追いつかなかった。
あの日、娘相手にブラフを張った現象が、現実に引き起こせてしまった事実。
虚に実を混ぜて撤退に追い込んだ妄想が、現実に再現されてしまった。
『掌握領域・ルルイエ』
ただの技の一つだったそれは、今や世界中に浸透した海の気配を数百倍に強めて絡めとり、強制的に生物から酸素を奪い続ける極悪な技に変化した。
因みにこれ、発動しただけでこのデバフがつく。
効果はまた別に相手との距離を無視してクトゥルフの鷲掴みを任意発動、そして空間内にある全てのスキルや魔法効果を掌で再現する。
ここまでやって第一段階だ。
強くなりすぎじゃない?
いや、これこそが真の支配者の姿なのだろう。
九尾君の私を見る眼差しにどこか怯えが混じってきている。
参ったな。暫く変身は封印しておこうか。
「チョロかったですね」
「うーん、思ってたのと違うって言うか」
【これほどまで一方的にやられる九尾の姿を見たことがあるだろうか?】
【つまりアキカゼさん最強?】
「どうでしょう。クトゥルフさんがトップに居る限りの限定的な能力ですよ? シェリルの頑張り次第では失われてしまいますから、あまりアテにしないのが得策でしょう。逆に言えばこれだけの能力を得られると言う事です。ベルト持ちのプレイヤーさんはそれこそ死に物狂いで世界を変えようとしてくるでしょう。私ものんびりしてられませんよ」
【実際、過去ってそんな簡単に変えられんの?】
【それ気になってた】
「私もよくわかんないんですけどね、プレイヤーの気分じゃ神格は動いてくれないのは確かです。プレイヤーの行動次第で神格の性格が変わるのは確認してますが、私の場合は過去を変えたくて過去に行ったわけじゃなかったんですよね。事故がつながって過去に行っちゃって、そしてクトゥルフさんが行動を起こした結果が現在です。なお、帰り道にティンダロスの猟犬に出逢いますのでその日の気分で過去を変えに行くと痛い目に会いますよ」
【草】
【痛い目にあったんだ】
【やっぱり角があるところを移動するの?】
「機関車の車両は角が多くて参りますよ」
【戦って、撃退したからここに居るんだよなぁ】
【なお過去に行っても過去が変わらなきゃ猟犬は出てこない模様。ソースは僕】
「おっと、この口調は探偵さんだね? どこで油売ってたんですか?」
【言い方www】
【君の娘さんと一緒に過去にハイキングしに行ったんだ】
「許可してませんよ?」
【私が許可したのよ。もう子供じゃないんだし父さんは黙っててくれる?】
親友と軽く駄弁ってたら娘からダメ出しが飛んでくる。
これくらいいいじゃないの。
でも彼女的には癪に触るのか、私は口を噤む。
せっかく仲良くなれたのにこれ以上嫌われたくないからね、仕方ないんだ。
「それで、過去には辿り着けたの?」
【なぜか門前払いされたわ。まだ建ててないイベントフラグがあったのかもしれないわ】
【過去改竄ってそんな簡単に出来ないのか】
【そりゃそうよ、あんな力ポンポン譲渡されたら世界がやばい】
【なんの話?】
シェリルが眉間に皺を寄せて私を問い詰める。
実際に顔は見えないが語気が彼女の動かない表情を想起させる。彼女顔は変わらないけど圧がすごいんだ。
目力があるわけでもないんだけど、不思議だよね。
「アーカイブ化されるのを楽しみにしていなさい。私はこれから古代獣を順に躾をして回るから」
【よくわからないけど分かったわ。私のペットにはくれぐれも遠慮して頂戴よ?】
【遠慮、できるかなぁ?】
【遠慮してアレの可能性】
【なんだか嫌な予感がするわ】
娘は早くも諦めモード。
私だって手加減はするつもりだよ?
でも視聴者は私のやらかしを期待してるようだ。
ご希望に添えるかはわからないけど、まあそこそこに頑張りましょうかね。
「ギョギョギョ! 助手のスズキだよ」
【おっ】
【お久しぶりー】
【おひさー】
【ギョギョギョ!】
【ギョッギョー】
【引退したかと思いました】
【おかえりなさーい】
【いよ、待ってました】
挨拶も相変わらず賑やかだ。
視聴者さんの中に何人か魚人に鞍替えした人も居るのかな?
スズキさんの挨拶に返事をする方も見受けられた。
「私がAWOを少し離れてる間に色々葛藤があったと思いますが、今回の配信はそこら辺を考慮して色々と見て回っていこうと思います」
「ドンドンぱふぱふー」
スズキさんが大道芸よろしくラッパや太鼓を叩いている。
どこから持ってきたのそれ?
そしてそれをエラの中にしまってる姿を目撃する。
そこ、物入るんだ……
いや、自分も胸ポケットからアイテム取り出すから分からなくもないんだけど彼女はNPCだからね。ついついプレイヤーと同じ感覚で見てしまいそうになる。
「さて、世界に海の気配が漂ってだいぶ経ちますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか? 私は久しぶりすぎて色々忘れてますが、配信を通して色々勉強しなおさせていただこうと思ってます」
【草】
【リアルで一週間だと数ヶ月規模で乗り遅れるもんな】
【しゃーない】
【アキカゼさんはシェリルさんの動向は把握してますか?】
「うん? うちの娘がどうかしたの?」
【過去改竄しに行ってるって話だね】
「ああ、好きにさせておけば良いんじゃないかな? そもそも人のプレイスタイルにあれこれ文句を言うのも違うしね。私は私がやりたい様にするし、あの子はあの子で考えて動いてるんでしょ? 親子だからってそこをどうこうは言わないよ」
【興味すら持たれてない?】
【過去改竄RTAをトップでクリアした人は言うことが違うな】
【情報まで出してくれたし】
【お陰でベルト持ちの意識がそっち向かったもんな】
【精巧超人帰ってきてー】
【シェリルが居ないだけで精巧超人は居るやろ】
【まぁトップ居ないと士気上がらんもわかるが】
「なんだい情けないね。攻略組が成果を出さないと君たちは攻略もできないのかい? 私だったら何回死んでもクリアするまで諦めないよ?」
【それは効率が悪すぎる……ってアキカゼさんに言うのも違うか】
「いや、君たちにも事情があるのだろう? 少し言い過ぎたよ。では言い過ぎたお詫びに一つ、私がお手本を見せようと思う」
【お手本?】
【またソロクリアRTAですか?】
【何を相手にするのか気になりますねぇ】
話題を投げかけるとすごい勢いで食いついてくる。
プレイヤーはこんなにも多いと言うのに、私の様に情報を与えてくれるプレイヤーはあまり居ないのか、食いつきがすごい。
「取り敢えず九尾君との絆を確認しに手合わせしに行くよ。他の子達は、そうだね。時間があれば様子を見に行こうか」
【初手九尾は草】
【勝負勘を取り戻す相手が極悪なんですがそれは……】
【レイドで挑んでも返り討ちにあう相手にソロかぁ】
【ブランクってなんだっけ?】
【多分俺たちの知ってるブランクと違う奴だよ】
【わかる】
わからないでくださいよ。
後スズキさんも同意しないでください。
私は手探りのつもりなんですから。
◇
そんな風に思っていた時期もありました。
結果だけ見れば圧勝で、物の数分で九尾君を倒してしまって私の方がポカンとしている。
[これを機に手加減を覚えたらどうだ? 昔と違い、余の影響力は世界に広まりつつある。つまりあのときの限定的な能力ではなく、今や世界の全てが余の掌の上よ]
心の中でクトゥルフさんの声が響く。
分かってはいた。
クトゥルフさんが支配した事でその能力が大きく向上したことは。
ただ理解が追いつかなかった。
あの日、娘相手にブラフを張った現象が、現実に引き起こせてしまった事実。
虚に実を混ぜて撤退に追い込んだ妄想が、現実に再現されてしまった。
『掌握領域・ルルイエ』
ただの技の一つだったそれは、今や世界中に浸透した海の気配を数百倍に強めて絡めとり、強制的に生物から酸素を奪い続ける極悪な技に変化した。
因みにこれ、発動しただけでこのデバフがつく。
効果はまた別に相手との距離を無視してクトゥルフの鷲掴みを任意発動、そして空間内にある全てのスキルや魔法効果を掌で再現する。
ここまでやって第一段階だ。
強くなりすぎじゃない?
いや、これこそが真の支配者の姿なのだろう。
九尾君の私を見る眼差しにどこか怯えが混じってきている。
参ったな。暫く変身は封印しておこうか。
「チョロかったですね」
「うーん、思ってたのと違うって言うか」
【これほどまで一方的にやられる九尾の姿を見たことがあるだろうか?】
【つまりアキカゼさん最強?】
「どうでしょう。クトゥルフさんがトップに居る限りの限定的な能力ですよ? シェリルの頑張り次第では失われてしまいますから、あまりアテにしないのが得策でしょう。逆に言えばこれだけの能力を得られると言う事です。ベルト持ちのプレイヤーさんはそれこそ死に物狂いで世界を変えようとしてくるでしょう。私ものんびりしてられませんよ」
【実際、過去ってそんな簡単に変えられんの?】
【それ気になってた】
「私もよくわかんないんですけどね、プレイヤーの気分じゃ神格は動いてくれないのは確かです。プレイヤーの行動次第で神格の性格が変わるのは確認してますが、私の場合は過去を変えたくて過去に行ったわけじゃなかったんですよね。事故がつながって過去に行っちゃって、そしてクトゥルフさんが行動を起こした結果が現在です。なお、帰り道にティンダロスの猟犬に出逢いますのでその日の気分で過去を変えに行くと痛い目に会いますよ」
【草】
【痛い目にあったんだ】
【やっぱり角があるところを移動するの?】
「機関車の車両は角が多くて参りますよ」
【戦って、撃退したからここに居るんだよなぁ】
【なお過去に行っても過去が変わらなきゃ猟犬は出てこない模様。ソースは僕】
「おっと、この口調は探偵さんだね? どこで油売ってたんですか?」
【言い方www】
【君の娘さんと一緒に過去にハイキングしに行ったんだ】
「許可してませんよ?」
【私が許可したのよ。もう子供じゃないんだし父さんは黙っててくれる?】
親友と軽く駄弁ってたら娘からダメ出しが飛んでくる。
これくらいいいじゃないの。
でも彼女的には癪に触るのか、私は口を噤む。
せっかく仲良くなれたのにこれ以上嫌われたくないからね、仕方ないんだ。
「それで、過去には辿り着けたの?」
【なぜか門前払いされたわ。まだ建ててないイベントフラグがあったのかもしれないわ】
【過去改竄ってそんな簡単に出来ないのか】
【そりゃそうよ、あんな力ポンポン譲渡されたら世界がやばい】
【なんの話?】
シェリルが眉間に皺を寄せて私を問い詰める。
実際に顔は見えないが語気が彼女の動かない表情を想起させる。彼女顔は変わらないけど圧がすごいんだ。
目力があるわけでもないんだけど、不思議だよね。
「アーカイブ化されるのを楽しみにしていなさい。私はこれから古代獣を順に躾をして回るから」
【よくわからないけど分かったわ。私のペットにはくれぐれも遠慮して頂戴よ?】
【遠慮、できるかなぁ?】
【遠慮してアレの可能性】
【なんだか嫌な予感がするわ】
娘は早くも諦めモード。
私だって手加減はするつもりだよ?
でも視聴者は私のやらかしを期待してるようだ。
ご希望に添えるかはわからないけど、まあそこそこに頑張りましょうかね。
0
お気に入りに追加
1,986
あなたにおすすめの小説
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
VRMMOで神様の使徒、始めました。
一 八重
SF
真崎宵が高校に進学して3ヶ月が経過した頃、彼は自分がクラスメイトから避けられている事に気がついた。その原因に全く心当たりのなかった彼は幼馴染である夏間藍香に恥を忍んで相談する。
「週末に発売される"Continued in Legend"を買うのはどうかしら」
これは幼馴染からクラスメイトとの共通の話題を作るために新作ゲームを勧められたことで、再びゲームの世界へと戻ることになった元動画配信者の青年のお話。
「人間にはクリア不可能になってるって話じゃなかった?」
「彼、クリアしちゃったんですよね……」
あるいは彼に振り回される運営やプレイヤーのお話。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
Select Life Online~最後にゲームをはじめた出遅れ組
瑞多美音
SF
福引の景品が発売分最後のパッケージであると運営が認め話題になっているVRMMOゲームをたまたま手に入れた少女は……
「はあ、農業って結構重労働なんだ……筋力が足りないからなかなか進まないよー」※ STRにポイントを振れば解決することを思いつきません、根性で頑張ります。
「なんか、はじまりの街なのに外のモンスター強すぎだよね?めっちゃ、死に戻るんだけど……わたし弱すぎ?」※ここははじまりの街ではありません。
「裁縫かぁ。布……あ、畑で綿を育てて布を作ろう!」※布を売っていることを知りません。布から用意するものと思い込んでいます。
リアルラックが高いのに自分はついてないと思っている高山由莉奈(たかやまゆりな)。ついていないなーと言いつつ、ゲームのことを知らないままのんびり楽しくマイペースに過ごしていきます。
そのうち、STRにポイントを振れば解決することや布のこと、自身がどの街にいるか知り大変驚きますが、それでもマイペースは変わらず……どこかで話題になるかも?しれないそんな少女の物語です。
出遅れ組と言っていますが主人公はまったく気にしていません。
○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○
※VRMMO物ですが、作者はゲーム物執筆初心者です。つたない文章ではありますが広いお心で読んで頂けたら幸いです。
※1話約2000〜3000字程度です。時々長かったり短い話もあるかもしれません。
Bless for Travel ~病弱ゲーマーはVRMMOで無双する~
NotWay
SF
20xx年、世に数多くのゲームが排出され数多くの名作が見つかる。しかしどれほどの名作が出ても未だに名作VRMMOは発表されていなかった。
「父さんな、ゲーム作ってみたんだ」
完全没入型VRMMOの発表に世界中は訝、それよりも大きく期待を寄せた。専用ハードの少数販売、そして抽選式のβテストの両方が叶った幸運なプレイヤーはゲームに入り……いずれもが夜明けまでプレイをやめることはなかった。
「第二の現実だ」とまで言わしめた世界。
Bless for Travel
そんな世界に降り立った開発者の息子は……病弱だった。
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
「クズスキルの偽者は必要無い!」と公爵家を追放されたので、かけがえのない仲間と共に最高の国を作ります
古河夜空
ファンタジー
「お前をルートベルク公爵家から追放する――」それはあまりにも突然の出来事だった。
一五歳の誕生日を明日に控えたレオンは、公爵家を追放されてしまう。魔を制する者“神託の御子”と期待されていた、ルートベルク公爵の息子レオンだったが、『継承』という役立たずのスキルしか得ることができず、神託の御子としての片鱗を示すことが出来なかったため追放されてしまう。
一人、逃げる様に王都を出て行くレオンだが、公爵家の汚点たる彼を亡き者にしようとする、ルートベルク公爵の魔の手が迫っていた。「絶対に生き延びてやる……ッ!」レオンは己の力を全て使い、知恵を絞り、公爵の魔の手から逃れんがために走る。生き延びるため、公爵達を見返すため、自分を信じてくれる者のため。
どれだけ窮地に立たされようとも、秘めた想いを曲げない少年の周りには、人、エルフ、ドワーフ、そして魔族、種族の垣根を越えたかけがえの無い仲間達が集い―― これは、追放された少年が最高の国を作りあげる物語。
※他サイト様でも掲載しております。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる