264 / 497
4章 お爺ちゃんと生配信
230.お爺ちゃん達とvsヨルムンガンド①
しおりを挟む
「ランダさん、少し出てくる」
「なんだい、手伝うと言ってきたり出かけると言い出したり忙しないね」
「やる事ができたんだ」
「そう、なら全力でぶつかっておいで」
バシンと背中を叩かれる。
気合の一発だ。
いつもならおっかなびっくりしていたジキンさんだが、今日の彼は普段と違う。物おじせずにその一撃を受け止め切った。
「じゃあ、行ってくる」
「あいよ」
ランダさんはようやく自慢の旦那が帰ってきたと言いたげにウキウキしている。
私も妻に挨拶したほうがよかっただろうか?
そう問いかけると今更でしょう? とバッサリ切られた。
一皮剥けた男は強い。
より油断のないカウンターを入れてきて苦笑する。
「で、どこいくんです?」
「やはり討伐戦に挑戦してみたいよね」
「仲間は?」
「私とジキンさんの二人だけです」
しばしの沈黙。
「正気ですか? 助っ人くらいは呼びましょうよ。例えば秋風君とか……」
呆れた。そうやって出番を奪われ続けた相手を引き合いに出すあたり、この人の保身主義は筋金入りだ。
もう誰にも頼らないんじゃなかったんですかね?
「ダメです。あの人はゴーカートの案内係やらヒーローショーの脚本にクランの企画に必要な人材だ。こんな趣味の戦闘に駆り出しては失礼だよ。そう思わない?」
「じゃあスズキさんとか」
「産休中です。もう人に頼らずジキンさんが表に出るしかないんです。諦めて一緒についてきてください」
「はぁ、わかりましたよ。メカは使っても良いんですよね?」
「そりゃもちろん。メカニックにメカを使うなとは言いませんよ。私はテイマーとして挑戦するつもりですから。取り敢えずテーマは古代獣はテイミングできるか? その検証を配信を通してやります」
「また無茶苦茶言い出しましたよ、この人。でも不思議とワクワクしてる自分がいます」
「それは結構。その冒険心は大事ですよ?」
◇
「はい、と言うわけで皆さんこんにちわ。アキカゼ・ハヤテです」
「いつもハヤテさんが迷惑かけてます。フレンドのジキンです」
【おっ、きたきた】
【枠おつー】
【わこつー】
【それよりアキカゼさん、古代獣討伐戦参加するってマジっすか?】
【タイトルがそれだから見にきた】
「マジだよ。私は普段風景写真を撮りにきているがね、一プレイヤーとして参加資格がある。だったら挑戦してみようかと思ったんだ」
「僕はその付き添いです」
【被害者乙】
【この人誰?】
【問題児クランのサブマスター】
【問題児言うな!】
【じゃあ同類か】
【ここ掘れワンワンのサブマス様だぞ?】
【ここ掘れワンワンは草】
「事実だから良いですよ」
【お、以外に懐が広い?】
【広いか? めっちゃ顰めっ面だぞ?】
【ハーフビーストにあるまじき感情の豊かさ】
【このゲーム人間臭い二足歩行の獣が多すぎなんだよな】
【あっ思い出した!金狼の親父さんか】
【脳筋の血筋】
「脳筋はともかく普段うちの倅が世話になってます。特に三男」
【三男?】
【金狼の弟?】
【ギンかな?】
「森のくま君だね」
【げぇーー、その血筋か!】
【あ、父ちゃんくま】
【コメント欄にPKが居るぞ、早く追い払って!】
「残念、身内だ。くま、正義なき暴力はダメだぞ?」
【大丈夫くま。レッドネームにしか制裁は加えてないくま】
「ならヨシ!」
【良くないんだよなぁ】
【とばっちりでキルされる人の身にもなれ!】
【この人愉快犯か?】
【子が子なら親も親だな】
【急にこの企画が先行き不安になってきた】
【サブマスも安定の問題児じゃねーか!】
【むしろ問題児の親分では?】
「そんな訳で私達はファストリアにやって来ました」
【おっ、流れぶった切ったぞ?】
【脱線してたから妥当】
【ナイス進行】
【脱線したのは俺らだけど】
「あら父さん? 古代獣に挑戦するって本当だったのね」
私の前に銀色のスーツを身に纏った一行がやってくる。
頭部が平べったくなってしまったが、声は変わらないようで安心したよ。その銀色のスーツはオリジナルかな?
レムリアの軍用スーツにしては色々装飾にこだわりが見えた。
「その声はシェリル? 動画見たよ。大活躍じゃないか」
【声だけで認識できるのはすごい】
【レムリアいくと面影0になるもんな】
【全員同じ格好に見える】
【そうか? ソードマスター、ガンスリンガー、テレポーターで細かく違うぞ?】
【良く見えるな、光学迷彩か知らんがぼやけて見にくい】
【目を鍛えろ、目を。厳密には地下ルートで地の精霊と契約しろ】
【それは草】
【精霊と契約するとステルス看破できるってマジ?】
【マジ。ただ精霊の出どころは割れておらず、シェリルも同じくらい鍛えてるから敵対はしないほうがいい】
【無駄な情報じゃねーか!】
コメント欄は相変わらず脱線気味だ。
でもそれで良い。
彼らは状況を楽しんでいるのだから。
私の配信でそれが引き出せたのなら願ってもない事だ。
「タイムは縮まったかい?」
「そうね、少し詰めてるところよ。父さんは何をしに?」
「私はちょっとテイミングできないか検証をしに」
「そう、できると良いわね」
「おや、無理だとは言わないんだね?」
「父さんは私がやるだけ無駄だと捨ててきたものを拾い上げて全て覆してきた人よ? だからその言葉は言うだけ無駄なの」
「つれないね」
【サブマスの家族は仲良しなのに、マスターの家族はギスギス?】
【ちゃうで。シェリルはこれでも丸くなった】
【そうそう、前までのシェリルはもっと冷徹だった。今は会話が成立してる。成長したんやなって】
【不器用すぐる】
【可愛げがあるじゃないか】
【不器用な子って可愛くない?】
【お義父さん、娘さんを僕にください!】
「残念ながら既婚者だよ。子供も二人いるし彼女は仕事中心の生活だ。娘が欲しいなら彼女に認められてから勝ち取りなさい」
【はい無理ゲー】
【知ってた】
【シェリルが既婚者なのは有名だろ】
【子供と一緒に遊ぼうとして、その完璧さが仇になって子供が違うゲームに逃げたって噂は本当だったのか!】
「くっ!」
あ、流れ弾。
思いっきり過去の自分の行動でダメージを負っている。
「父さん、余計なことを言わないで」
「私は何も言ってないじゃない。君はもう自分のやりたいようにやるって決めたんでしょ? なら向かってくるものはどうする?」
「斬って捨てるわ」
覚悟を決めた声で、腰のビームソードを引き抜いた。
セーフエリアだからダメージ判定はないが、今の動作は見えなかった。彼女も本気ということだろう。
「結構、それで良い」
【あーあ、告白ニキに死亡フラグが立った】
【アキカゼさんも煽んないで!】
【ぎゃーー死んだンゴーー(´;ω;`)】
【南無(人-ω-)】
【告白ニキ、無事死亡】
【シェリルに斬られる前に旦那さんがブチ切れるんだよなぁ】
【そりゃそうよ愛妻家だぞ?】
【別に怒ってないよ^ ^メ】
【血管浮いてて草】
【ガチギレじゃん】
【その後、告白ニキの姿を見たものはいなかった】
【やめろ!】
「と、言うことで勝負と行こうか」
【勝算は?】
「それはこれから考える」
【あ、これダメなやつだ】
【けどこの人ショートワープの使い手だぞ?】
【アキカゼさんはな、でもサブマスは?】
【あっ】
【あっ】
【あっ】
【南無(人-ω-)】
「勝手に殺さないでください。一応策はありますよ。ただ無謀極まりないだけです」
【草】
【ちょっと何言ってるかわかんないですね】
「まぁ見ていればわかるよ。行こうか、ジキンさん」
「はいはい」
<ここから先は古代獣:ヨルムンガンドの領域です。戦闘エリアに突入しますか?>
「お願いします」
【期待】
【期待】
【wktk】
【何秒持つか賭けようぜ!】
【あっさり倒しちゃったりして】
【それは流石に……無いよな?】
【わからんが、そういうのも多少は期待してるところはある】
【でもこの人たち戦闘ガチ勢じゃないんでしょ?】
【今まで何を見てきたんだ? ガチ勢じゃ無いからこそここまで注目されてるんだぞ?】
【南無(人-ω-)】
【勝手に殺すな!】
「なんだい、手伝うと言ってきたり出かけると言い出したり忙しないね」
「やる事ができたんだ」
「そう、なら全力でぶつかっておいで」
バシンと背中を叩かれる。
気合の一発だ。
いつもならおっかなびっくりしていたジキンさんだが、今日の彼は普段と違う。物おじせずにその一撃を受け止め切った。
「じゃあ、行ってくる」
「あいよ」
ランダさんはようやく自慢の旦那が帰ってきたと言いたげにウキウキしている。
私も妻に挨拶したほうがよかっただろうか?
そう問いかけると今更でしょう? とバッサリ切られた。
一皮剥けた男は強い。
より油断のないカウンターを入れてきて苦笑する。
「で、どこいくんです?」
「やはり討伐戦に挑戦してみたいよね」
「仲間は?」
「私とジキンさんの二人だけです」
しばしの沈黙。
「正気ですか? 助っ人くらいは呼びましょうよ。例えば秋風君とか……」
呆れた。そうやって出番を奪われ続けた相手を引き合いに出すあたり、この人の保身主義は筋金入りだ。
もう誰にも頼らないんじゃなかったんですかね?
「ダメです。あの人はゴーカートの案内係やらヒーローショーの脚本にクランの企画に必要な人材だ。こんな趣味の戦闘に駆り出しては失礼だよ。そう思わない?」
「じゃあスズキさんとか」
「産休中です。もう人に頼らずジキンさんが表に出るしかないんです。諦めて一緒についてきてください」
「はぁ、わかりましたよ。メカは使っても良いんですよね?」
「そりゃもちろん。メカニックにメカを使うなとは言いませんよ。私はテイマーとして挑戦するつもりですから。取り敢えずテーマは古代獣はテイミングできるか? その検証を配信を通してやります」
「また無茶苦茶言い出しましたよ、この人。でも不思議とワクワクしてる自分がいます」
「それは結構。その冒険心は大事ですよ?」
◇
「はい、と言うわけで皆さんこんにちわ。アキカゼ・ハヤテです」
「いつもハヤテさんが迷惑かけてます。フレンドのジキンです」
【おっ、きたきた】
【枠おつー】
【わこつー】
【それよりアキカゼさん、古代獣討伐戦参加するってマジっすか?】
【タイトルがそれだから見にきた】
「マジだよ。私は普段風景写真を撮りにきているがね、一プレイヤーとして参加資格がある。だったら挑戦してみようかと思ったんだ」
「僕はその付き添いです」
【被害者乙】
【この人誰?】
【問題児クランのサブマスター】
【問題児言うな!】
【じゃあ同類か】
【ここ掘れワンワンのサブマス様だぞ?】
【ここ掘れワンワンは草】
「事実だから良いですよ」
【お、以外に懐が広い?】
【広いか? めっちゃ顰めっ面だぞ?】
【ハーフビーストにあるまじき感情の豊かさ】
【このゲーム人間臭い二足歩行の獣が多すぎなんだよな】
【あっ思い出した!金狼の親父さんか】
【脳筋の血筋】
「脳筋はともかく普段うちの倅が世話になってます。特に三男」
【三男?】
【金狼の弟?】
【ギンかな?】
「森のくま君だね」
【げぇーー、その血筋か!】
【あ、父ちゃんくま】
【コメント欄にPKが居るぞ、早く追い払って!】
「残念、身内だ。くま、正義なき暴力はダメだぞ?」
【大丈夫くま。レッドネームにしか制裁は加えてないくま】
「ならヨシ!」
【良くないんだよなぁ】
【とばっちりでキルされる人の身にもなれ!】
【この人愉快犯か?】
【子が子なら親も親だな】
【急にこの企画が先行き不安になってきた】
【サブマスも安定の問題児じゃねーか!】
【むしろ問題児の親分では?】
「そんな訳で私達はファストリアにやって来ました」
【おっ、流れぶった切ったぞ?】
【脱線してたから妥当】
【ナイス進行】
【脱線したのは俺らだけど】
「あら父さん? 古代獣に挑戦するって本当だったのね」
私の前に銀色のスーツを身に纏った一行がやってくる。
頭部が平べったくなってしまったが、声は変わらないようで安心したよ。その銀色のスーツはオリジナルかな?
レムリアの軍用スーツにしては色々装飾にこだわりが見えた。
「その声はシェリル? 動画見たよ。大活躍じゃないか」
【声だけで認識できるのはすごい】
【レムリアいくと面影0になるもんな】
【全員同じ格好に見える】
【そうか? ソードマスター、ガンスリンガー、テレポーターで細かく違うぞ?】
【良く見えるな、光学迷彩か知らんがぼやけて見にくい】
【目を鍛えろ、目を。厳密には地下ルートで地の精霊と契約しろ】
【それは草】
【精霊と契約するとステルス看破できるってマジ?】
【マジ。ただ精霊の出どころは割れておらず、シェリルも同じくらい鍛えてるから敵対はしないほうがいい】
【無駄な情報じゃねーか!】
コメント欄は相変わらず脱線気味だ。
でもそれで良い。
彼らは状況を楽しんでいるのだから。
私の配信でそれが引き出せたのなら願ってもない事だ。
「タイムは縮まったかい?」
「そうね、少し詰めてるところよ。父さんは何をしに?」
「私はちょっとテイミングできないか検証をしに」
「そう、できると良いわね」
「おや、無理だとは言わないんだね?」
「父さんは私がやるだけ無駄だと捨ててきたものを拾い上げて全て覆してきた人よ? だからその言葉は言うだけ無駄なの」
「つれないね」
【サブマスの家族は仲良しなのに、マスターの家族はギスギス?】
【ちゃうで。シェリルはこれでも丸くなった】
【そうそう、前までのシェリルはもっと冷徹だった。今は会話が成立してる。成長したんやなって】
【不器用すぐる】
【可愛げがあるじゃないか】
【不器用な子って可愛くない?】
【お義父さん、娘さんを僕にください!】
「残念ながら既婚者だよ。子供も二人いるし彼女は仕事中心の生活だ。娘が欲しいなら彼女に認められてから勝ち取りなさい」
【はい無理ゲー】
【知ってた】
【シェリルが既婚者なのは有名だろ】
【子供と一緒に遊ぼうとして、その完璧さが仇になって子供が違うゲームに逃げたって噂は本当だったのか!】
「くっ!」
あ、流れ弾。
思いっきり過去の自分の行動でダメージを負っている。
「父さん、余計なことを言わないで」
「私は何も言ってないじゃない。君はもう自分のやりたいようにやるって決めたんでしょ? なら向かってくるものはどうする?」
「斬って捨てるわ」
覚悟を決めた声で、腰のビームソードを引き抜いた。
セーフエリアだからダメージ判定はないが、今の動作は見えなかった。彼女も本気ということだろう。
「結構、それで良い」
【あーあ、告白ニキに死亡フラグが立った】
【アキカゼさんも煽んないで!】
【ぎゃーー死んだンゴーー(´;ω;`)】
【南無(人-ω-)】
【告白ニキ、無事死亡】
【シェリルに斬られる前に旦那さんがブチ切れるんだよなぁ】
【そりゃそうよ愛妻家だぞ?】
【別に怒ってないよ^ ^メ】
【血管浮いてて草】
【ガチギレじゃん】
【その後、告白ニキの姿を見たものはいなかった】
【やめろ!】
「と、言うことで勝負と行こうか」
【勝算は?】
「それはこれから考える」
【あ、これダメなやつだ】
【けどこの人ショートワープの使い手だぞ?】
【アキカゼさんはな、でもサブマスは?】
【あっ】
【あっ】
【あっ】
【南無(人-ω-)】
「勝手に殺さないでください。一応策はありますよ。ただ無謀極まりないだけです」
【草】
【ちょっと何言ってるかわかんないですね】
「まぁ見ていればわかるよ。行こうか、ジキンさん」
「はいはい」
<ここから先は古代獣:ヨルムンガンドの領域です。戦闘エリアに突入しますか?>
「お願いします」
【期待】
【期待】
【wktk】
【何秒持つか賭けようぜ!】
【あっさり倒しちゃったりして】
【それは流石に……無いよな?】
【わからんが、そういうのも多少は期待してるところはある】
【でもこの人たち戦闘ガチ勢じゃないんでしょ?】
【今まで何を見てきたんだ? ガチ勢じゃ無いからこそここまで注目されてるんだぞ?】
【南無(人-ω-)】
【勝手に殺すな!】
1
お気に入りに追加
1,990
あなたにおすすめの小説

私のお父様とパパ様
棗
ファンタジー
非常に過保護で愛情深い二人の父親から愛される娘メアリー。
婚約者の皇太子と毎月あるお茶会で顔を合わせるも、彼の隣には幼馴染の女性がいて。
大好きなお父様とパパ様がいれば、皇太子との婚約は白紙になっても何も問題はない。
※箱入り娘な主人公と娘溺愛過保護な父親コンビのとある日のお話。
追記(2021/10/7)
お茶会の後を追加します。
更に追記(2022/3/9)
連載として再開します。

魅了が解けた貴男から私へ
砂礫レキ
ファンタジー
貴族学園に通う一人の男爵令嬢が第一王子ダレルに魅了の術をかけた。
彼女に操られたダレルは婚約者のコルネリアを憎み罵り続ける。
そして卒業パーティーでとうとう婚約破棄を宣言した。
しかし魅了の術はその場に運良く居た宮廷魔術師に見破られる。
男爵令嬢は処刑されダレルは正気に戻った。
元凶は裁かれコルネリアへの愛を取り戻したダレル。
しかしそんな彼に半年後、今度はコルネリアが婚約破棄を告げた。
三話完結です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ねえ、今どんな気持ち?
かぜかおる
ファンタジー
アンナという1人の少女によって、私は第三王子の婚約者という地位も聖女の称号も奪われた
彼女はこの世界がゲームの世界と知っていて、裏ルートの攻略のために第三王子とその側近達を落としたみたい。
でも、あなたは真実を知らないみたいね
ふんわり設定、口調迷子は許してください・・・


婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

冷遇妻に家を売り払われていた男の裁判
七辻ゆゆ
ファンタジー
婚姻後すぐに妻を放置した男が二年ぶりに帰ると、家はなくなっていた。
「では開廷いたします」
家には10億の価値があったと主張し、妻に離縁と損害賠償を求める男。妻の口からは二年の事実が語られていく。

【一話完結】断罪が予定されている卒業パーティーに欠席したら、みんな死んでしまいました
ツカノ
ファンタジー
とある国の王太子が、卒業パーティーの日に最愛のスワロー・アーチェリー男爵令嬢を虐げた婚約者のロビン・クック公爵令嬢を断罪し婚約破棄をしようとしたが、何故か公爵令嬢は現れない。これでは断罪どころか婚約破棄ができないと王太子が焦り始めた時、招かれざる客が現れる。そして、招かれざる客の登場により、彼らの運命は転がる石のように急転直下し、恐怖が始まったのだった。さて彼らの運命は、如何。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる