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スローライフが攻めてきたぞーっ編
第29話 ウナギ!!!
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水の中をゴボゴボと進んでいくのである。
最初はシュノーケルを付けたからって呼吸はできんだろ……と高を括っていたのだが、本当に息ができるから驚いた。
ラムザーとポタルはそもそも水に親しんだことがあまり無いので、シュノーケルをつければ水中呼吸できるというのを、そんなもんなんだろうくらいに捉えている。
素直なのはいいことだな。
余計な知識があるとむしろ危ないなこれは!
つまり俺のスキューバーダイビングの知識はあまり使えないということではないか。
スローライフゲームのシステムだもんなあ。
「ほえー、海の中きれいー」
「海底って言ってもそんなに深くないもんな。日差しが差し込んできてキラキラして綺麗……待てよ。海の上は曇り空だっただろ……」
なんで陽の光が差し込んできてるんだ。
この光はなんなんだ。
「タマルー! 行くよー」
「おーう。ハハハ、ポタル、前を行くと危ないぞう! うーむ、眼福眼福」
『ウェットスーツを纏ったポタルを眺めては機嫌が良くなっていますな。いつもはもっと露出度が高いはずではないですかな?』
「水着とかプロポーションが分かるのとかな。そういうのがちょっと見えるのがいいんだよ。いやあ、本当に水中に来てよかったよかった」
俺は謎の陽の光について考えるのをやめたぞーっ!
だがしかし、水中では何があるか分からない。
残念だが、ポタルは横を進んでもらうとしよう。
「ポタル、これ預かっててくれ」
「あ、壺のおじさんのベルだね! 水の中でも鳴るのかなあ」
「多分鳴るだろ。そういうものだこれ」
『タマル様、我にも何かください』
「えーと……じゃあこの斧を」
『ははあ、これで水中の素材を獲得するのですな』
「おう。怪物が出てきたら対応は俺な。ここに釣り竿が……。いや待て。水中で釣り竿は無理だろ。これは何か、使える道具をDIYせねば……」
二人を連れて、神殿の中を泳ぎ回る。
魚などが横をすいすい泳いでおり、ポタルがこれをつついては笑っている。
ラムザーなど『美味そうですなあ』と魚の味ばかり気にしているではないか。
のんきだなあ。
スローライフは気を抜いていては敵わんぞ。
日々、スローな暮らしは危険と隣り合わせなのだ!
「魚が何かに引っかかってるよ! なんだろうこれー?」
「なんだなんだ」
『一瞬前まで真剣な顔してたのにすぐ緩みましたな』
「集中力が10秒以上持つわけ無いだろ!」
『おお、力強い断言! 何か情けない事を断言された気がしまましたなあ』
「気のせいだぞ」
ポタルがつついているのは、何かに引っかかった魚だった。
これは……破れた網だな。
『網を手に入れました!』
『新たなレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※タモ網
素材:虫取り網+網
ちょうどここに、ポタル用に作っておいた骨の虫取り網がある。
「よし、作るぞ! こいつは水中で狩りをするための最高の道具だ、多分」
DIY作業台を設置し、トンカントンカン作業を始める。
『うわーっ、何か来ますぞー! さっき潜水艇で轢いた大きい怪物では?』
「シーサーペントだと!? ちょっと待ってね」
完成、タモ網である!
こちらに向かって、頭だけでも俺の胴体くらいある巨大なウミヘビが突撃してくる!
ぬめぬめ、ぬるぬると体をくねらせながら猛スピードでこちらに……。
ウミヘビ……?
ウナギ……?
「ウナギだこれー!!」
『もがーっ!!』
シーサーペントと思いきや、ウナギであった。
そう言えば、ダイナンウミヘビとかも細長い魚なんだよな。
『もがーっ!!』
「おっと!」
ギリギリのところで巨大ウナギを回避する。
そしてハッとした。
ウナギ……蒲焼き……ひつまぶし……うな重……。
「うおおおおおおおおっ!! 絶対に!! 絶対に逃さんぞお貴様あああああ!! 地獄の底まで追い詰めて必ず捕まえてやるああああああああ!!」
「タ、タマルが吠えてるー!!」
『なんで突然スイッチが入ったか分かりませんがとにかく凄いやる気ですぞ!』
「いいか二人とも! ウナギはな!! 美味いんだ! 超絶美味い!!」
「えっ!?」
『そ、それはゲットせねばですぞ! 我は斧を叩きつけてみますぞ!!』
「壺のおじさん呼ぶね!!」
ターンして襲いかかってくる巨大ウナギ。
迎え撃つ俺たち三人の士気は最高だ!
『ぬおおおーっ!!』
ラムザーが吠えながら、斧ごと体を叩きつけていった。
『もがーっ!?』
ウナギはラムザーをふっ飛ばしたものの、鼻っ柱に強烈な一撃をもらって怯む。
その頭上に飛び上がるのは、壺のおっさんである!
壺のおっさんもシュノーケルをつけてるな。
呼び出しただけなのに装備が増えたりするの……?
『も、もがーっ!?』
ウナギの周囲を、縦横無尽にピッケルで飛び回る壺のおっさん。
何かをしているわけではないのだが、すごい速度でびゅんびゅん飛び回ってるのを見ると気になって仕方ないよな。
だから、タモ網を持ってこっそり忍び寄る俺に気付け無いのだ。
「……フィーッシュ!!」
間近に接近した俺はオオウナギにタモ網を叩きつけたのである。
ピョインッ!と音がして、オオウナギがアイコンに収まった。
どうだ……?
来るか、来るのか……?
『新しいレシピが生まれた!』
「来たああああああああああ」
▶DIYお料理レシピ
※ウナギの蒲焼
素材:シーサーペント(偽)
あいつ、シーサーペント(偽)って名前だったのか……。
『ウグワーッ! 水中での狩りを成功させました! 300ptゲット!』
▶UGWポイント
600pt(ツケ1040pt)
DIYお料理レシピ
ウナギの蒲焼
素材:シーサーペント(偽)
最初はシュノーケルを付けたからって呼吸はできんだろ……と高を括っていたのだが、本当に息ができるから驚いた。
ラムザーとポタルはそもそも水に親しんだことがあまり無いので、シュノーケルをつければ水中呼吸できるというのを、そんなもんなんだろうくらいに捉えている。
素直なのはいいことだな。
余計な知識があるとむしろ危ないなこれは!
つまり俺のスキューバーダイビングの知識はあまり使えないということではないか。
スローライフゲームのシステムだもんなあ。
「ほえー、海の中きれいー」
「海底って言ってもそんなに深くないもんな。日差しが差し込んできてキラキラして綺麗……待てよ。海の上は曇り空だっただろ……」
なんで陽の光が差し込んできてるんだ。
この光はなんなんだ。
「タマルー! 行くよー」
「おーう。ハハハ、ポタル、前を行くと危ないぞう! うーむ、眼福眼福」
『ウェットスーツを纏ったポタルを眺めては機嫌が良くなっていますな。いつもはもっと露出度が高いはずではないですかな?』
「水着とかプロポーションが分かるのとかな。そういうのがちょっと見えるのがいいんだよ。いやあ、本当に水中に来てよかったよかった」
俺は謎の陽の光について考えるのをやめたぞーっ!
だがしかし、水中では何があるか分からない。
残念だが、ポタルは横を進んでもらうとしよう。
「ポタル、これ預かっててくれ」
「あ、壺のおじさんのベルだね! 水の中でも鳴るのかなあ」
「多分鳴るだろ。そういうものだこれ」
『タマル様、我にも何かください』
「えーと……じゃあこの斧を」
『ははあ、これで水中の素材を獲得するのですな』
「おう。怪物が出てきたら対応は俺な。ここに釣り竿が……。いや待て。水中で釣り竿は無理だろ。これは何か、使える道具をDIYせねば……」
二人を連れて、神殿の中を泳ぎ回る。
魚などが横をすいすい泳いでおり、ポタルがこれをつついては笑っている。
ラムザーなど『美味そうですなあ』と魚の味ばかり気にしているではないか。
のんきだなあ。
スローライフは気を抜いていては敵わんぞ。
日々、スローな暮らしは危険と隣り合わせなのだ!
「魚が何かに引っかかってるよ! なんだろうこれー?」
「なんだなんだ」
『一瞬前まで真剣な顔してたのにすぐ緩みましたな』
「集中力が10秒以上持つわけ無いだろ!」
『おお、力強い断言! 何か情けない事を断言された気がしまましたなあ』
「気のせいだぞ」
ポタルがつついているのは、何かに引っかかった魚だった。
これは……破れた網だな。
『網を手に入れました!』
『新たなレシピが生まれた!』
▶DIYレシピ
※タモ網
素材:虫取り網+網
ちょうどここに、ポタル用に作っておいた骨の虫取り網がある。
「よし、作るぞ! こいつは水中で狩りをするための最高の道具だ、多分」
DIY作業台を設置し、トンカントンカン作業を始める。
『うわーっ、何か来ますぞー! さっき潜水艇で轢いた大きい怪物では?』
「シーサーペントだと!? ちょっと待ってね」
完成、タモ網である!
こちらに向かって、頭だけでも俺の胴体くらいある巨大なウミヘビが突撃してくる!
ぬめぬめ、ぬるぬると体をくねらせながら猛スピードでこちらに……。
ウミヘビ……?
ウナギ……?
「ウナギだこれー!!」
『もがーっ!!』
シーサーペントと思いきや、ウナギであった。
そう言えば、ダイナンウミヘビとかも細長い魚なんだよな。
『もがーっ!!』
「おっと!」
ギリギリのところで巨大ウナギを回避する。
そしてハッとした。
ウナギ……蒲焼き……ひつまぶし……うな重……。
「うおおおおおおおおっ!! 絶対に!! 絶対に逃さんぞお貴様あああああ!! 地獄の底まで追い詰めて必ず捕まえてやるああああああああ!!」
「タ、タマルが吠えてるー!!」
『なんで突然スイッチが入ったか分かりませんがとにかく凄いやる気ですぞ!』
「いいか二人とも! ウナギはな!! 美味いんだ! 超絶美味い!!」
「えっ!?」
『そ、それはゲットせねばですぞ! 我は斧を叩きつけてみますぞ!!』
「壺のおじさん呼ぶね!!」
ターンして襲いかかってくる巨大ウナギ。
迎え撃つ俺たち三人の士気は最高だ!
『ぬおおおーっ!!』
ラムザーが吠えながら、斧ごと体を叩きつけていった。
『もがーっ!?』
ウナギはラムザーをふっ飛ばしたものの、鼻っ柱に強烈な一撃をもらって怯む。
その頭上に飛び上がるのは、壺のおっさんである!
壺のおっさんもシュノーケルをつけてるな。
呼び出しただけなのに装備が増えたりするの……?
『も、もがーっ!?』
ウナギの周囲を、縦横無尽にピッケルで飛び回る壺のおっさん。
何かをしているわけではないのだが、すごい速度でびゅんびゅん飛び回ってるのを見ると気になって仕方ないよな。
だから、タモ網を持ってこっそり忍び寄る俺に気付け無いのだ。
「……フィーッシュ!!」
間近に接近した俺はオオウナギにタモ網を叩きつけたのである。
ピョインッ!と音がして、オオウナギがアイコンに収まった。
どうだ……?
来るか、来るのか……?
『新しいレシピが生まれた!』
「来たああああああああああ」
▶DIYお料理レシピ
※ウナギの蒲焼
素材:シーサーペント(偽)
あいつ、シーサーペント(偽)って名前だったのか……。
『ウグワーッ! 水中での狩りを成功させました! 300ptゲット!』
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