116 / 517
ドカ盛り! 私のアメリカ編
第116話 本場ハンバーガーへの道伝説
しおりを挟む
飛行機が空港に降り立つ……と思ったら、なんか空港がダンジョンハザードみたいになってるんですけど。
どんどんモンスターが溢れてくる。
なんだかみんな焦ってる誰かに押されて、無理やり飛び出してきたみたいな。
「いける! 今の俺たちならいけるよ!」
「ゴーゴーゴー! 俺たちには女神様がついてるんだ!」
操縦士の人たちが変なテンションになってる!
「あひー、お、穏便に……」
私がなだめると、もう怒涛のように流れ続けてるコメント欄がさらに加速する。
なんだこれ!
コメントを読めないくらい速いんだけど。
オーケーみんな、そう興奮するもんじゃない。
落ち着け落ち着け。
私がコメント欄と格闘している間に、飛行機は着陸態勢に入った。
興奮してても操作は冷静な操縦士の人たち。
ランディングギアを出し、モンスターの只中に降り立つ……。
そうしたら、なんか触れたモンスターがブワッと膨れ上がり……。
『ウグワーッ!?』×たくさん
飛行機周辺に波紋ができるように、モンスターが連鎖的に弾け飛んだ。
なんかもう粉々だ。
こっちのモンスターは光になって消えない系?
うわー、やだなあー。
スプラッタ映画みたいじゃん!
「アメリカに出現したモンスターは、倒した瞬間はスプラッタだが、その時点ですでに実体を失っている。このまま着陸して問題ないだろう」
兄がなんか解説してきた。
詳しい。
ずっと調べてたんだな。
ドスンと衝撃があって、飛行機が滑走路に到着。
そうしたら、さらにものすごく大きな、ピンク色の光の波紋が広がっていった。
それは空港を埋め尽くすほどだったモンスターを一瞬で総なめにすると、まとめて『ウグワーッ!?』と粉々にしたのだった。
遠くに見える、空港の管制室で沢山の人が立ち上がり、飛び上がって喜んでいるのが見える。
なんだなんだ。
お祭りか。
「すげえ! ダンジョンハザードを一発でやっつけやがった!」
「ブラボー! 俺たちの女神は最高だぜ!!」
軍人の人たちが大喜びだ!
「そ、そのう、女神とかなんとか、むずむずする呼び方はちょっと……」
「聞いたかこの奥ゆかしさ」
「本物のヤマトナデシコじゃねえか」
「推せる」
さらに盛り上がってしまった。
どうしたらいいんだー。
助けてえー。
そうしたら、助けの手は外からやって来た。
タラップのついた車がガーッと走ってきて、飛行機にガツーンとくっついてきた。
扉が開く。
「英雄の凱旋ですよ、さあどうぞ女神様!」
操縦士さんがなんかすっごくいい笑顔で告げる。
な、何が起こっているんだー!!
「は、はあ」
それでも私は基本的に押しに弱いので、曖昧な笑みで頷くと、タラップへとちょこちょこ歩きながら向かった。
そーっと外に顔を出すと、いつの間にか集まってきていた人たちが、うわあああああーっ!!と盛り上がる。
「あひー」
「隠れるな隠れるな。お前を歓迎してくれているんだ。それだけのことをしているし、これからやるんだ。堂々と胸を張って行け。なに、この人数は無理だと? じゃあこれから食べるアメリカの料理のことを考えていけ」
「なるほど」
兄のナイスアイデアで、私は正気になった。
さっきの飛行機大立ち回りで、軍人さんにサーブしてもらった機内食を食べたあとでもお腹がすいてきている。
これは本場のハンバーガーでも食べないと落ち着かない。
「ようこそ! よくぞ来てくれた、ミス・ハヅキ!」
ビシーっとスーツを着込んだ白い髪をオールバックにしたイケメンおじいちゃんみたいな人が、手を差し出してきた。
握手だ!
「へへへ、ど、どうも……」
私は手を握り返して、ペコペコする。
「オー」「あれだけの偉業をなしたのに」「謙虚だ」「ザッツヤマトナデシコ」「オー」
妙に感心されている。
なにかする度に、居心地の悪い全肯定が返ってくるぞ。
「凄まじい力だった。我が国を苦しめる悪魔を、真っ向から粉砕する姿。胸がすく思いだったよ! だがあれほどの力、代償は大きいのではないかね?」
「……? ええと、その、お腹が割りと減ります」
質問の意味がよく分からなかったので、いま感じている欠落感についてお話した。
そう。
頑張るとお腹が減るのである!
「なにっ、あれだけのことをしても、代償が一切ない……? まるで無敵のヒーローじゃないか!」
ここで兄が解説をしてくれる。
「純粋に、増加した同接数の力を使って相手を殴りつけただけですよ。冒険配信者の最も基本的な能力。それを極めるとここまでのことができるわけです」
「なるほど! 素晴らしい! さあミス・ハヅキ! 一緒に来てくれ! 君に会いたいという者はいくらでもいるんだ! 我が国最高のごちそうで君をもてなそう!」
「あひー」
ごちそうは嬉しいんですけど!
味が分からなくなるような環境に放り込まれるんじゃないかこれ!?
ここで再び、兄が割り込んだ。
「申し出は嬉しいのですが、まだ戦いは始まったばかり。色欲のマリリーヌを倒すまでは勝利の凱歌を上げるべきではない……と彼女は考えています。これからすぐに、我々はマリリーヌ対策のための会議に入ります。よろしいですか?」
「なんと……!! 素晴らしい! 日本の配信者は勤勉なのだな! 分かった。我々もできうる限りのサポートを行おう。何か必要なものがあったら言ってくれ!」
おっと、嬉しい言葉をもらってしまった。
ならば、と私は手を上げた。
「あのう……」
「早速! なんだね?」
「この辺で一番美味しいハンバーガーのお店を教えてください」
本場のハンバーガーが食べたくて仕方ない私なのだった。
どんどんモンスターが溢れてくる。
なんだかみんな焦ってる誰かに押されて、無理やり飛び出してきたみたいな。
「いける! 今の俺たちならいけるよ!」
「ゴーゴーゴー! 俺たちには女神様がついてるんだ!」
操縦士の人たちが変なテンションになってる!
「あひー、お、穏便に……」
私がなだめると、もう怒涛のように流れ続けてるコメント欄がさらに加速する。
なんだこれ!
コメントを読めないくらい速いんだけど。
オーケーみんな、そう興奮するもんじゃない。
落ち着け落ち着け。
私がコメント欄と格闘している間に、飛行機は着陸態勢に入った。
興奮してても操作は冷静な操縦士の人たち。
ランディングギアを出し、モンスターの只中に降り立つ……。
そうしたら、なんか触れたモンスターがブワッと膨れ上がり……。
『ウグワーッ!?』×たくさん
飛行機周辺に波紋ができるように、モンスターが連鎖的に弾け飛んだ。
なんかもう粉々だ。
こっちのモンスターは光になって消えない系?
うわー、やだなあー。
スプラッタ映画みたいじゃん!
「アメリカに出現したモンスターは、倒した瞬間はスプラッタだが、その時点ですでに実体を失っている。このまま着陸して問題ないだろう」
兄がなんか解説してきた。
詳しい。
ずっと調べてたんだな。
ドスンと衝撃があって、飛行機が滑走路に到着。
そうしたら、さらにものすごく大きな、ピンク色の光の波紋が広がっていった。
それは空港を埋め尽くすほどだったモンスターを一瞬で総なめにすると、まとめて『ウグワーッ!?』と粉々にしたのだった。
遠くに見える、空港の管制室で沢山の人が立ち上がり、飛び上がって喜んでいるのが見える。
なんだなんだ。
お祭りか。
「すげえ! ダンジョンハザードを一発でやっつけやがった!」
「ブラボー! 俺たちの女神は最高だぜ!!」
軍人の人たちが大喜びだ!
「そ、そのう、女神とかなんとか、むずむずする呼び方はちょっと……」
「聞いたかこの奥ゆかしさ」
「本物のヤマトナデシコじゃねえか」
「推せる」
さらに盛り上がってしまった。
どうしたらいいんだー。
助けてえー。
そうしたら、助けの手は外からやって来た。
タラップのついた車がガーッと走ってきて、飛行機にガツーンとくっついてきた。
扉が開く。
「英雄の凱旋ですよ、さあどうぞ女神様!」
操縦士さんがなんかすっごくいい笑顔で告げる。
な、何が起こっているんだー!!
「は、はあ」
それでも私は基本的に押しに弱いので、曖昧な笑みで頷くと、タラップへとちょこちょこ歩きながら向かった。
そーっと外に顔を出すと、いつの間にか集まってきていた人たちが、うわあああああーっ!!と盛り上がる。
「あひー」
「隠れるな隠れるな。お前を歓迎してくれているんだ。それだけのことをしているし、これからやるんだ。堂々と胸を張って行け。なに、この人数は無理だと? じゃあこれから食べるアメリカの料理のことを考えていけ」
「なるほど」
兄のナイスアイデアで、私は正気になった。
さっきの飛行機大立ち回りで、軍人さんにサーブしてもらった機内食を食べたあとでもお腹がすいてきている。
これは本場のハンバーガーでも食べないと落ち着かない。
「ようこそ! よくぞ来てくれた、ミス・ハヅキ!」
ビシーっとスーツを着込んだ白い髪をオールバックにしたイケメンおじいちゃんみたいな人が、手を差し出してきた。
握手だ!
「へへへ、ど、どうも……」
私は手を握り返して、ペコペコする。
「オー」「あれだけの偉業をなしたのに」「謙虚だ」「ザッツヤマトナデシコ」「オー」
妙に感心されている。
なにかする度に、居心地の悪い全肯定が返ってくるぞ。
「凄まじい力だった。我が国を苦しめる悪魔を、真っ向から粉砕する姿。胸がすく思いだったよ! だがあれほどの力、代償は大きいのではないかね?」
「……? ええと、その、お腹が割りと減ります」
質問の意味がよく分からなかったので、いま感じている欠落感についてお話した。
そう。
頑張るとお腹が減るのである!
「なにっ、あれだけのことをしても、代償が一切ない……? まるで無敵のヒーローじゃないか!」
ここで兄が解説をしてくれる。
「純粋に、増加した同接数の力を使って相手を殴りつけただけですよ。冒険配信者の最も基本的な能力。それを極めるとここまでのことができるわけです」
「なるほど! 素晴らしい! さあミス・ハヅキ! 一緒に来てくれ! 君に会いたいという者はいくらでもいるんだ! 我が国最高のごちそうで君をもてなそう!」
「あひー」
ごちそうは嬉しいんですけど!
味が分からなくなるような環境に放り込まれるんじゃないかこれ!?
ここで再び、兄が割り込んだ。
「申し出は嬉しいのですが、まだ戦いは始まったばかり。色欲のマリリーヌを倒すまでは勝利の凱歌を上げるべきではない……と彼女は考えています。これからすぐに、我々はマリリーヌ対策のための会議に入ります。よろしいですか?」
「なんと……!! 素晴らしい! 日本の配信者は勤勉なのだな! 分かった。我々もできうる限りのサポートを行おう。何か必要なものがあったら言ってくれ!」
おっと、嬉しい言葉をもらってしまった。
ならば、と私は手を上げた。
「あのう……」
「早速! なんだね?」
「この辺で一番美味しいハンバーガーのお店を教えてください」
本場のハンバーガーが食べたくて仕方ない私なのだった。
20
お気に入りに追加
245
あなたにおすすめの小説
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
お兄ちゃんはお兄ちゃんだけど、お兄ちゃんなのにお兄ちゃんじゃない!?
すずなり。
恋愛
幼いころ、母に施設に預けられた鈴(すず)。
お母さん「病気を治して迎えにくるから待ってて?」
その母は・・迎えにくることは無かった。
代わりに迎えに来た『父』と『兄』。
私の引き取り先は『本当の家』だった。
お父さん「鈴の家だよ?」
鈴「私・・一緒に暮らしていいんでしょうか・・。」
新しい家で始まる生活。
でも私は・・・お母さんの病気の遺伝子を受け継いでる・・・。
鈴「うぁ・・・・。」
兄「鈴!?」
倒れることが多くなっていく日々・・・。
そんな中でも『恋』は私の都合なんて考えてくれない。
『もう・・妹にみれない・・・。』
『お兄ちゃん・・・。』
「お前のこと、施設にいたころから好きだった・・・!」
「ーーーーっ!」
※本編には病名や治療法、薬などいろいろ出てきますが、全て想像の世界のお話です。現実世界とは一切関係ありません。
※コメントや感想などは受け付けることはできません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
※孤児、脱字などチェックはしてますが漏れもあります。ご容赦ください。
※表現不足なども重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけたら幸いです。(それはもう『へぇー・・』ぐらいに。)
俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
無能扱いされ会社を辞めさせられ、モフモフがさみしさで命の危機に陥るが懸命なナデナデ配信によりバズる~色々あって心と音速の壁を突破するまで~
ぐうのすけ
ファンタジー
大岩翔(オオイワ カケル・20才)は部長の悪知恵により会社を辞めて家に帰った。
玄関を開けるとモフモフ用座布団の上にペットが座って待っているのだが様子がおかしい。
「きゅう、痩せたか?それに元気もない」
ペットをさみしくさせていたと反省したカケルはペットを頭に乗せて大穴(ダンジョン)へと走った。
だが、大穴に向かう途中で小麦粉の大袋を担いだJKとぶつかりそうになる。
「パンを咥えて遅刻遅刻~ではなく原材料を担ぐJKだと!」
この奇妙な出会いによりカケルはヒロイン達と心を通わせ、心に抱えた闇を超え、心と音速の壁を突破する。
辻ダンジョン掃除が趣味の底辺社畜、迷惑配信者が汚したダンジョンを掃除していたらうっかり美少女アイドルの配信に映り込み神バズりしてしまう
なっくる
ファンタジー
ダンジョン攻略配信が定着した日本、迷惑配信者が世間を騒がせていた。主人公タクミはダンジョン配信視聴とダンジョン掃除が趣味の社畜。
だが美少女アイドルダンジョン配信者の生配信に映り込んだことで、彼の運命は大きく変わる。実はレアだったお掃除スキルと人間性をダンジョン庁に評価され、美少女アイドルと共にダンジョンのイメージキャラクターに抜擢される。自身を慕ってくれる美少女JKとの楽しい毎日。そして超進化したお掃除スキルで迷惑配信者を懲らしめたことで、彼女と共にダンジョン界屈指の人気者になっていく。
バラ色人生を送るタクミだが……迷惑配信者の背後に潜む陰謀がタクミたちに襲い掛かるのだった。
※他サイトでも掲載しています
俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない
亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。
不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。
そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。
帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。
そして邂逅する謎の組織。
萌の物語が始まる。
帰って来た勇者、現代の世界を引っ掻きまわす
黄昏人
ファンタジー
ハヤトは15歳、中学3年生の時に異世界に召喚され、7年の苦労の後、22歳にて魔族と魔王を滅ぼして日本に帰還した。帰還の際には、莫大な財宝を持たされ、さらに身につけた魔法を始めとする能力も保持できたが、マナの濃度の低い地球における能力は限定的なものであった。しかし、それでも圧倒的な体力と戦闘能力、限定的とは言え魔法能力は現代日本を、いや世界を大きく動かすのであった。
4年前に書いたものをリライトして載せてみます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる